リュウたちは大鳥ミイナの力によって、大教会のあるエブライの町へ忍び込むことに成功した。  
いざ、ランドの母デイジイを救い出すために大教会に乗り込もうとするが、  
恐ろしく厳重な警備のために、一度町の外に出て態勢を整えようとしたところ  
不思議な力によって町の中に閉じ込められてしまった。  
先程までエブライの町を普通に歩いていた一般のエバ教徒たちは幽鬼のように  
やつれ果てた様子になり、町全体が瘴気に包まれたようになっていた。  
そんな中、一人の女性―エバ教に反目するレジスタンスのクラリスと名乗った―が  
リュウたちを町から逃がすために抜け道を教えていたときのことである。  
 
ドン!ドンドン!  
全身をすっぽりと重厚な鎧に身を包んだ僧兵が荒々しく扉を叩く。  
「クラリス殿。見慣れない者たちがこの館に入ったと言う情報が入りました。  
 エバの神に隠し立てするようなことはないとは思いますが、念のため  
 全ての部屋を調べさせていただくこととなりました。残るはその部屋のみです。  
 疾く出てこられよ!これはハバルク様直々のご命令です!」  
「は、入ってます!少々お待ちくださいっ!」  
(ハバルク直々!?まさか私の素性が…?)  
クラリスの顔に焦りと絶望の色が浮かぶ。  
(でも、この人たちが捕まってしまってはいけないっ!)  
なんとしてでも時間を稼がなければいけない。  
そう直感したクラリスは、想い人―レジスタンスのリーダーのティガ―に  
もう二度と会えないだろうという悲しみをこらえ、そして覚悟を決めた。  
 
「このトイレから外に出られるわ…」  
コットの砦の位置を口早に伝え、なかば押しこむようにしてリュウたちを送り出す。  
 
次の瞬間、トイレの扉が僧兵のフレイルによって木端微塵に砕かれ、  
3人の僧兵が突入してきた。  
「貴様、やはり間者だったか……」  
3人の中でも一際大きな僧兵が低くうなった。  
クラリスは黙ってにらみ返す。戦闘能力を持たない彼女に出来ることはそれだけなのだ。  
「GURUUUUUU……!!!」 「GOAAAAAAAAAA……!」  
人には出せない唸り声を2人の僧兵―ダーククルセイダ―があげた。  
彼らは人語を話すことが出来る僧兵とは違い、知能が著しく低い。  
そして、獣欲に対して従順である。  
 
「…ひっ!?」  
「くくく…既にハバルク様にお許しはいただいている。  
 連れて行く前に存分に壊してよい、となあ!!」  
クラリスが魔物を前に恐怖に凍ったのと同時に、魔物たちが本性を表した。  
とてつもなく重いであろう全身鎧を装備しているとはとても思えないような動きで  
ダーククルセイダの1人がクラリスの背後に回り、両腕を後ろに回し縄で縛り上げる。  
 
「いやァっ!ひっんぐううううっ!?」  
「GUOOOOOooooUUuuuu!!!!」  
もう1人のダーククルセイダが既に猛りきっていた肉棒をクラリスの口に突きこむ。  
人間のそれと比べて格段に太く、そして醜悪な臭いを放つものを無理やり口にいれられ、  
喉の奥まで蹂躙されるという苦痛と屈辱にクラリスは泣き叫ぶ。  
その間にリーダーと思われる僧兵はクラリスが身にまとっていた服を破り捨ててしまった。  
そしてクラリスの耳に絶望的な言葉を囁く。  
 
「貴様はこれから百人の我ら司教に犯される。そして、千人の雑兵に喰らわれる…  
 もし仲間の助けが来たとしても、そのときにはもうコワレているだろうなあ…」  
「イヤァアアアアアアアアっ!!!」  
「それだ!その苦しみ!その悲しみ!その絶望こそが我らが神の力となる!  
 だがまだ足りないのだ!もっと叫べ!もっと嘆け!もっと苦しめえぇ!!」  
「…っ!!んぐっかはっぁ…!!!」  
 
ダーククルセイダのそれよりもさらに凶悪な肉棒が、まだ濡れてもいないクラリスの秘所に強引に突きささる。  
男の腕ぐらいの太さを持つ肉の凶器に文字通り身体を貫かれても、クラリスは悲鳴をあげることすら叶わない。  
口腔を荒々しく犯していた肉棒が大量の濁液を放出した。  
窒息してしまうほどの量を喉に注ぎ込まれ、吐き出すこともできないために必死に汚濁を飲み込んでいく。  
「うぁ…もう…ころし…て……」  
絶え間なく続く激痛にクラリスは気を失いかけたが、それすらも魔物たちは許さなかった。  
 
「GOAAAAAAAAAAaaaaaaaa!!!!」  
「う゛あああぁぁ―――!?」  
縄をうち拘束していたダーククルセイダが、クラリスのアナルを何の潤滑液もなしに刺し貫いたのだ。  
僧兵に処女を奪われたとき以上の衝撃がクラリスを襲った。  
(もう駄目…コワレる…てぃが……)  
地獄の苦しみにクラリスは壊れる一歩手前まできていた。  
「GUHUuu…貴様におもしろいことを教えてやろう」  
そして…膣を猛烈な勢いで犯していた僧兵がとどめの言葉を厳かに発した…  
「雑兵級魔物では貴様ら人間に種は植えられぬ。しかし」  
 
「我のような司教級魔物は種を植えることができる…魔物の種をなあ!  
 喜べ!おまえはこやつら雑兵の『母』となるのだ!」  
 
ドビュッドビュッドブッドブッドブッドブッ…  
「あああああぁぁぁぁぁぁぁっっっ…!」  
 
諦め・怒り・嘆き・恐怖・絶望―邪神の糧―がクラリスを覆い尽くしそして壊していく。  
暗黒の種が自分の身体を陵辱していくことに少女はもはや耐え切れなかった  
ゆえに、見ることができなかった。  
金色の髪を持つ青年が我を忘れて少女を犯していた3体の魔物を、一瞬で消しさったのを。  
そして聞くことも出来なかった。  
「私が今救うことは貴女にさらなる苦痛を与えることになるでしょう。  
 しかし…私はどんなことをしてでも―――」  
 
          クラリス陵辱 Fin  
 

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