BOF3 リュウ×ニーナの幼年期編
「どうしたら言いと思う?」
そう言いながら、ニーナは横で眠る一匹の幼いドラゴンに呼びかける。
だが、リュウと呼ばれたドラゴンは耳をピクピクと動かしたものの、何事もないかの
ように寝息を立てている。
「って聞いてもダメよね」
ニーナはため息をついて、スカートに顔をうずめる。
馬面の悪人二人組(似ているのではなく本当に馬である)から自分を助けてくれたのが、
今はドラゴンの姿で自分の横で寝ているリュウという少年なのだ。
悪人達に追い詰められたリュウとニーナがとっさに崖から飛び降りた時、ニーナは自分
を抱いて庇ってくれた少年の姿がドラゴンへと変わっていくのを見た。
そしてニーナが崖の下で目を覚ましたとき、横には傷だらけになった一匹のドラゴンが
眠っていたのだった。
そのまま崖の下でリュウが目を覚ますのを待っているうちに日は沈み、今は満月の淡い
光があたりを照らしている。
「ねぇ、どうやったら戻るの?」
その時、リュウがノロノロと目を覚ます。
「リュウっ」
「きゅぅぅぅ」
「……」
ニーナはリュウの鳴き声に全身の力が抜けるのを感じた。
「ううぅぅぅぅ。分かってたけど……分かってたけど……どうしたらイイのー」
泣き出すニーナを心配そうに見ていたリュウが突然舌を伸ばしてニーナの頬を流れる
涙を舐め取る。
「きゃっ」
驚くニーナを無視して、リュウは長い舌でニーナのぶよぶよした柔らかい頬をさらに舐
め上げる。
「ちょ、ちょっとぉ、やめてぇ」
しかしリュウはその制止に聞く耳を持たず、舌でニーナの顔を舐めながらニーナに乗り
かかり、その身体を地面に押さえつける。
「もぉ、リュウ、くすぐったいって」
涎でべとべとになった顔でニーナが止めても、それは逆効果だった。リュウはニーナの
そんな態度を見て、さらに激しく舌を這わせ始める。
何度も何度もしつこく顔を舐め回されるうちに、ニーナの頬は熱を持ったかのように熱
く火照りだす。
その熱は直ぐに全身に広がり、ニーナの身体に未知の感覚を刻み込んでいく。
「うぅぅぅ、なんか……ムズムズする……」
ニーナはリュウの身体に手を回してきつく抱きしめ無意識のうちに胸や腰をリュウの身
体に擦りつける。
しかしその熱は収まるどころかますます強くなって全身に広がり、ニーナの頭の中にうっ
すらともやを掛けていく。
「んんん……あぁぁっ」
自分ではどうしようもない感覚に悶えるニーナの身体から汗が玉のように噴き出し、幼
さの残る甘いミルクのような体臭がリュウの鼻先をくすぐる。
しかしリュウの敏感な鼻は、それとは別の体液の匂いを感じとっていた。
「リュウ?」
リュウは首を上げてニーナの体から離れる。
ニーナがホッとしたのもつかの間、リュウは身体を低く構えると、ニーナのスカートの
中に潜り込む。
「なっ、何してるのっ」
突然のことに、ニーナは顔を真っ赤にしてスカートの中のリュウの頭を押さえつける。
だが、ニーナの細腕ではとてもリュウの進入を押さえることは出来ない。
リュウはぐいぐいと頭を奥へと進め、その最奥の白いショーツに薄っすらと透ける一本
のすじを舐め上げる。
「ひゃっ」
自分でも触ることのない敏感な個所を突然舐め上げられたニーナは、素っ頓狂な声を上
げる。
思わず脚に力が入った瞬間、ピッタリと閉じていた割れ目からクチュと卑猥な音が鳴り、
ショーツに大きなしみを作る。
リュウは舌を伸ばしてショーツに染みた体液をペロペロと舐め取る。
「んあ、あぁあぁあぁ」
幼い身体には強すぎる刺激がニーナの身体を駆け巡る。本来羞恥心ゆえに押さえる嬌声
も、ニーナは感じたままを素直に上げる。
リュウの唾液と、割れ目から溢れ出すニーナの体液で余計にグショグショになったショー
ツは透け、それまでぴったりと閉じていた割れ目がヒクヒクと痙攣しながら微かにほころ
んでいく様をあらわにする。
リュウは口を大きく開くと、濡れたショーツに歯を立てる。
元々薄いショーツはビリビリと音を立ててただの布切れに変わり、ニーナの秘所を露わ
にする。
リュウは何も隔てるもののなくなったニーナの秘所に躊躇なく舌を挿入する。
「ひっ」
今までの激しくとも間接的なものとは違う直接的な行為に、ニーナは悲鳴を上げる。
リュウの太く長い舌が、ニーナの幼い蕾をこじ開ける。
徐々にほころんでいたとはいえ、その未成熟な性器には大きすぎる異物の進入に、ニー
ナは息も出来ずにただ口をパクパクとさせる。
「ア……カハァッ……あぁ……」
リュウはその舌でニーナの膣口の締まり具合を楽しむかのようにゆっくりと、そして何
度も何度も挿入を繰り返す。
生暖かい舌が自分の中を侵す感触に、ニーナの身体が微かに震える。だが、ニーナの膣
口は本人の意識とは別に、リュウの舌が進入してくる度にその初々しいピンク色の粘膜で
きつく締め上げる。
はじめはリュウの行為に恐怖さえ感じていたニーナだったが、徐々にその身体を心地よ
い快楽が包むのにあわせて、怖ず怖ずと腰を動かし始める。
リュウの荒い息、ニーナの喘ぎ声、溢れる体液の立てる音が静かな森の中に淫靡に響く。
やがてリュウは入り口でうねっていた舌がさらに奥に向けて挿入する。
「ひぃぃぃぃ」
ニーナが叫び声を上げると同時に、膣口から溢れる体液に混じり鮮血が滴る。
「あ……う……ん……うううん」
痛みは一瞬で消え、腰の奥に疼くような微かなしびれのみが残る。そして、今のニーナ
にはその痺れさえも快楽の一つになっていた。
ニーナは身体の奥までリュウの舌にしゃぶり尽くされるような感覚に酔ったかのように
激しく腰を動かし、全てをリュウにさらけ出す。
やがて、リュウの舌がニーナの再奥の子宮口の入り口をとらえて舌先を大きく一回転さ
せる、同時にニーナの脊髄に雷が落ちたかの様な衝撃が走り、ニーナの頭の中を白濁色に
染め上げた。
「……?」
意識を取り戻したニーナは、リュウが自分の顔をのぞき込んでいるのに気が付く。
思わず頬を染め、顔を背けるニーナの顎をリュウは鼻先で捕まえると、無理矢理自分の
方を向かせる。
チュッ
「え?」
突然のことに驚くニーナに、リュウはもう一度キスをする。
ニーナが恐る恐る手を伸ばすと、リュウは嬉しそうにニーナの手の平に頬ずりをする。
そんな姿を見ているうちに、ニーナは胸がキュンと締め付けられるのを感じる。
ニーナはリュウの首に腕を回して抱きしめると、ただ一個だけ呟いた。
「リュウ……」
二人は抱き合ったまま、そばを流れる小川の音を子守歌に静かに眠りに落ちていった。
END