シャルに頼まれ図書室の整理を手伝った。  
無造作にちらばった本を正しい場所に納める作業は、地味に辛い。  
終わったときには立つのもいやになったほどだ。  
「お疲れ様。これで今日整理する分はおしまいよ」  
「そっか。ふう、やれやれ……」  
シャルの本業は魔術師(の弟子)なのだがお師匠から図書室の司書の仕事も与えられて  
いる。女の子一人で大量の本を運ぶのは難儀なので、僕はその手伝いに駆りだされてい  
る、というわけだ。  
「暇でしょ。少し寄っていきなさいよ」  
廊下に出て実験室の前でシャルが言う。ここが彼女の本来の仕事場だ。  
「うん、それじゃお邪魔するよ」  
「別に邪魔なんて……」  
「え、なんか言った?」  
「何も! それじゃごちゃごちゃした所だけど入って」  
言われた通りに室内は乱雑としている。机の上には使いかけの実験器具。床にはゴミだ  
か貴重品だか分からないような物がごろごろとしている。  
そんなわけで自然と立ちっ放しとなる。  
僕はシャルを見る。魔術師特有のローブを着ているので身体の線は分かりにくい。  
でも胸は程よく膨らんでいるし、悪くないと思う。  
シャルも僕の方を見ている。時々視線が合っては、慌てて明後日の方を向く。  
同じように僕を観察しているのだろうか?  
 
実験室の中には僕とシャルの二人だけ。窓は締め切られ空気が重い。  
そんな中、歩を進めると埃が舞い、咳き込みたくなる。  
僕が近づくとシャルは身を引いた。  
ガチャン――。  
シャルの背が机にぶつかり机上の実験器具が落下して壊れた。  
「あ、片付けなきゃ……」  
「今は……いいさ」  
慌てて逃げようとするシャルを引きとめ唇を奪う。  
「うう……んんぅ……」  
目を閉じてキス。お互いに舌を絡めて唾液を貪った。  
「ん……ん、ちゅる……はぁー。なんだか顔が熱いわ……こんな感じ初めてよ」  
顔を真っ赤にしながらシャルが言う。二人の唇を伝う唾液が弧を描き、それが彼女を魅  
力的に見せた。  
僕は正直に気持ちを話す。  
「かわいいなぁ……シャル、かわいい」  
「え…私が? 嘘でしょ、また冗談を言って……」  
でもシャルは否定して、自分は地味で女の子らしくないし、などと言う。  
この性格にも困ったもんだ。僕は魅力を自覚してもらいたくて彼女に抱きつき、二つに  
別れたお下げ髪の匂いを嗅ぎながら言った。  
「そういう謙虚なところも好きだよ……でも、自身を持てよ。本当、いいこだよお前」  
「そう……なの? でも……私、いつも部屋に篭って本を読んだり実験したり……」  
「だから、そう卑下するなって」  
シャルの自虐の言葉を封じるためにもう一度キスをした。彼女の閉じられた目の端から  
涙が零れる。  
「嬉し泣き?」  
「聞かなくたって分かるでしょ。ふん!」  
僕の問いにシャルは嬉しそうに怒った。その様に僕も嬉しくなった。  
 
シャルがゆるゆるローブを脱いでいく。貫頭衣ってこういうとき便利だよな。  
僕も脱ぐのだが、鎧に皮服、長ズボンとかなり面倒くさい。  
「騎士は大変ね」  
「まあ、これで命を守ってるからね。しょうがない」  
愚痴りながらも全てを外し終えた。  
「ねえ、初めてなんでしょ……?」  
「……うん、まぁそうだけど」  
今度はシャルが問うので答える。どうも、こういう質問されるのは恥ずかしいな。  
「じゃあさぁ、まず私にやらせて」  
うん?シャルだって初めてだろうに、と思ったがそのときには既に彼女の行為は始まっ  
ていた。  
シャルは地面に膝をつき、僕の物にしゃぶりついて来たのだ。  
「はぁん、むちゅ、ちゅる、んん……」  
「おぉ……くはぁ、シャル!」  
巧くはない。ただ、咥えて前後に動いているだけだ。  
「……ん? 気持ちよくないの? 本にはこうすればいいって、書いてあったのに」  
口を放したシャルが僕を見上げ心配げに言う。  
「本で知識を得ることも大事だけど、実践が伴わないとな」  
「そ、それじゃ、教えて。私、頑張るわ」  
必死に訴えるシャルを見て、僕は胸が熱くなる。  
二人で机の上にあがりお互いの物を舐めることが出来る体勢を取る。僕が下でシャルが  
上だ。目の前には彼女の茂みがかぐわしい香りを漂わせている  
「それじゃ、しゃぶって」  
「ええ……はぅん……!」  
「うん……いいよ。そう、たくさん唾を垂らして満遍なく塗るように……」  
シャルの舌技は拙いながらも上達していった。その間、僕の目の前で揺れる彼女の秘所  
からは、愛液がじわじわと漏れ出していた。  
僕は堪らずに液を舌ですくった。  
ぺちゃり――。  
「ひゃううん〜っ! んん、んちゅぅ……ひゃん!」  
シャルは悲鳴を上げながらそれでもフェラを続ける。その頑張りに、僕の物はどんどん  
高まり、その気持ちはシャルの秘所の攻めに反映される。  
 
「ぺちゃ、ちゅぱちゅぱ、ちゅる……シャル、僕、もう限界が……来てる。イくから」  
「えっ? そう、んちゅる……なの? ……私も、ちゅぱっ……んくぅ〜っ!」  
シャルが絶叫した瞬間、僕の物は彼女の口から離れ激しく揺れる。  
びゅる! びゅるるー!!  
放たれた精液は大きく長い弧となりやがて、べた、べた、と床を打ちつけた。  
 
一度出して敏感になっている僕の物にシャルが触れる。  
「今度は、これが私の中に来るんでしょ? だったら、先にいい物あげるわ」  
「いい物? 何だ?」  
シャルは裸のままで机を下りて室内を歩く。  
薬品棚の戸を開けてそこから液体の入った丸底フラスコを取り出し戻ってきた。  
「これよ、飲んで。前に作ってた薬の回良品」  
「あの3日間一睡もせずに働けるようになる、だけど副作用でその後3日動けなくなる  
 というあれか!」  
「だから回良品って言ってるでしょ。すごく元気になるから、飲んで!!」  
「う……うん。まぁ、いいか」  
フラスコを口に近づける。別に異臭はしない。精力剤とでも思って飲むか。  
でもすぐに効くもんかねぇ?  
「ぐびぐび、ごっくん」  
「どう?」  
「別になんとも……ん!? おおおっ!!」  
びーん! と音がしそうなほどの勢いで僕の物がそそり立つ。なんで、急に?  
「シャル、何なんだ、この薬の効能はっ!?」  
「男の物が3日間立ちっぱなしになるだけよ。命に別状はないから」  
「な、なんだってーっ!!」  
僕の叫びに併せるように物が揺れる。それすらも刺激となり、更に大きくなる。  
「ほら、早くしないと。苦しいでしょ……」  
シャルが机に腰掛けて誘うように言う。その仕草の僕の中で何かが切れた。  
前戯も無しに一気に入れた。  
「くぁああ……はぁぁん……はっはぁ!!」  
シャルが苦しそうに呻くが、それを省みず僕は動いた。  
 
僕の方は声の出すのも煩わしく、一瞬でも早く精液を吐き出し楽になりたかった。  
ずんずんずん。  
「くうっ……いつぅっ…ああぁんっ!!」  
びゅるるるるるる〜〜〜〜っ! びゅくん……びゅくん。  
射精した。抜くこともせずシャルの中に漏らさず出した。  
「あ……熱い……貴方の熱いので……お腹が一杯に……」  
ふと視線を下にやると、シャルの中から零れてきた二色の液体が目に移った。  
一つは白、そしてもう一つは赤。その赤色を見るうち僕は冷静になる。  
「ごめん、自分勝手に酷いことした……」  
「かまわないわ……薬を薦めたのは私だもの……でも痛かったのは確かね」  
それでも僕は、もう一度「ごめん」と呟いてシャルを優しく撫でた。  
 
シャルを抱いてから数日間は、僕のものが元気いっぱいに立ち続け非常に気まずい日々  
となった。彼女は、僕がこういう目にあうことを考えた上で、激しい攻めを受け入れた  
のかもしれない。でも自然と腹は立たなかった。  
 
完  
 

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