フォレン王の次女たるリィーナ=アーフォルグ様は、まだ遊びたい盛りのご年齢。  
その姫様が、僕のところへやってきてこういったのだ。  
「お兄ちゃん、リィーを大人にしてっ!!」  
突然の発言に、僕は吹いた。この姫様は、意味をわかっているのか。  
まず、それを問いただした。  
「うん! お兄ちゃんの張り詰めたおち○ちんをリィーの中に入れて、せっくすして、せいえきってのを出すんでしょ?」  
覚えたての知識を喋って回りたい、子供特有の好奇心をむんむんとさせて言う。  
「まだ、早いですよ。リィーナ様には」  
ささ、お帰り、と手で促すが姫様は、  
「またリィーを子供扱いするぅ。今日は絶対大人になるんだもん!!」  
と、言って僕をぼこぼこ殴る。  
扱いに困って、ついに僕は姫様を自室に迎え入れてしまった。  
 
「むさ苦しいところですが」  
僕は、主家の娘に対しての礼を取るが  
「本当、狭いし……すごく汚い」  
姫様は、そんなこと気にもせず思ったことを口にする。  
「それはさておき……」  
僕は姫様を見る。この娘を抱くのはなかなかに酷だな、と思った。  
「ねぇ……お兄ちゃん……せっくすしようよ」  
「それじゃ、まず準備段階から行きますから。ベッドに腰掛けてください」  
姫様は言われたとおりにする。僕は彼女の肩に手をやり目を見つめる。  
そのまま、ふわっ――と、唇を重ねるだけのキスをする。  
姫様はしばらく目をぱちぱちされていたが、なんと彼女の方から僕の口内に舌をねじ込んできた。  
「んん!? ……ちゅぅ……ちゅるり……んんっ〜!?」  
僕は驚いて一方的に攻められた。  
「あむぅっ……じゅる……じゅじゅっ……はむぅっ〜」  
姫様のキスは僕の興奮を煽るのに十分だった。  
 
だんだんと、僕の物が張り詰めてくる。  
スボンを降ろして、物を取り出す。  
(ふぅ〜涼しい)  
姫様が驚いた声を上げる。  
「な なに……お兄ちゃんのおち○んちん……こんなに大きいなんて……」  
「これが、姫様の中に入るんです。でも、このままじゃ難しいですから……」  
ずい――と、僕は物を姫様の鼻先に突き出す。  
「これを、しゃぶって下さい」  
「えっ……、これを口で!?」  
姫様は鼻を押さえ顔をしかめる。臭うのだろうな。  
「でも、それじゃあ大人になれませんよ」  
と、僕が言うと、姫様は舌を伸ばし恐る恐る僕の物を舐め始めた。  
ちゅるーりぃ、ちゅるーりぃ。  
「竿の部分を舐めるだけじゃなくて、さきっぽの割れてるところや、くびれてるところを舐めてください」  
「んん〜っ? むちゅぽっ……れろれろっ……うんんっ……じゅるっ!! こ、こう?」  
姫様は僕の指導に対してすぐに実践して答えてくれた。なんだか胸が温かい気分になって姫様の頭を撫でた。  
「あっ……」  
と、一瞬姫様が呟くがすぐにフェラチオを再開した。なんだかさっきよりもまた巧くなってる。  
「はぅっ! ……姫様……お上手ですよ……僕は、もう我慢が……っ!!」  
「ひぇ? にゃ にゃにがっ……」  
咥えたまま暇様が喋ると、その口の動きが丁度、僕の物を絞るように作用した。  
びゅるるる〜〜っ!!  
制御を失った僕の物は、姫様の口から離れて白濁液を噴出した。  
「な、なにこれ! お兄ちゃんのおち○ちんから白いのが、ぴゅーっ! ぴゅーっ! て跳んでるよぉ…?  
射精が止まってから僕は、  
「それが精液ですよ」  
と、言った。  
「それじゃあ、これを飲めば大人になれるんだ……っ!」  
そう言って僕の物に吸い付く姫様。  
(くぅ……っ、まだ内側に残っていた分が……吸われるっ!)  
姫様の勘違いを訂正する気にはならず、僕はそのままじっとして、吸引が終わるのを待った。  
 
「うぅ…不味いよぉ」  
口の周りに跳ねた液をつけたままで、姫様がそう言った。  
目尻に薄っすらと涙が浮かんでいる。  
僕はそれを拭って、  
「よく出来ました」  
と、褒めた。  
 
「これで、リィーもお・と・な になったんだー! うわーい」  
姫様は元気よく言い部屋を出て行く。足音が遠ざかっていく。  
正直、本番をしないですんだことにほっとした。  
足音が聞こえなくなったころ、僕は妄想を働かせ姫様の成人した姿を想った。  
そして、自らの物を握り、しごく。  
しゅっしゅっ! しゅる〜しゅる〜。しゅっしゅっ! しゅる〜しゅる〜。  
「はぁあ……リィーナぁ……」  
妄想の中では呼び捨てだ。そしてリィーナも僕を「カーライル」と名前で呼んだ。  
二人はお互いを対等に扱い愛し合った。  
心地よかった。  
だがそれも終わりが近い。  
しゅしゅしゅしゅっ! しゅるっ!!  
「くっ……くぅはぁ!!」  
自分の手の中で射精した。その瞬間、妄想は掻き消え、虚しさだけが残った。  
疲れているのにその夜は、寝苦しかった。  
 
完  
 

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