お腹がすいた。外回りのときは決まっていく店がある。酒場銀鷹亭。だから今日もそこにした。
「いらっしゃい」
と、声をかけて僕に近づいてくるのはローラ=モートン。この店の、まぁ看板娘というやつだ。
テーブルにつくとローラが、
「何にします?」
と、聞いてくる。
「じゃあ、かくかくしかじかで」
僕はためしにそういってみる。これで通じれば傑作だ。
「はーい! 解りましたぁ、オーダー入りまぁ〜す」
と、言ってローラは厨房へ向かった。そこでは彼女の父が料理の腕を振るっている。
父と娘。その二人でこの店は動いている。
しばらく待つ。店内は空いている。どうやら繁忙期は過ぎているようだ。
そこにローラがやってきて、
「はーい、パンサーセットハムレット&加奈ドリンクの青い涙仕立てでございまぁ〜す」
と、元気よく言って皿をテーブルに並べていく。
適当に注文したのにな……。それにしても食い合わせ悪るそうだな……。でも、食べちゃお。
ふと気づくと、そばでローラが僕を見ている。腰を曲げ上半身を僕の方に傾けている。
顔は満面の笑み。営業スマイルだろうけど、かわいい。そして重力に逆ってまるで形を変えない立派なおっぱい。
ああ、あのおっぱいで僕のをしごいもらって、その後で思いっきり顔射したい……っ!!
そんなことを考えると胸が高鳴る……。
「ねえ……、食べないの?」
「えぇっ!? あ、うん…食べるよ。頂きますっ!」
「どうぞ、召し上がれ。」
ローラは僕の向かいの椅子にすわりじっとこっちを見ている。
僕が声をかけてもはぐらかす。結局、食べ終わるまで見られっぱなしだった。
「……ねえ、気分はどう?」
食べ終わってから、彼女のほうが話しかけてきた。
「どうって別に何とも」
「疲れてると、頭が重いとか」
「うん? そ、そういえば……急に眠気が……ふぅあああ〜っ!!」
「あら、大きなあくび」
「う〜んっ」
ばたんっ!
世界が45度回った。かすれた視界にローラが錠剤の入った瓶を持って、いたづらっぽい顔をしているのが映った。
そして僕は意識を失った。
ここはどこだろう。柔らかなベッドに寝かされているようだ。
「んん…ん、ふん……うんぅっ!!」
なんだか足の方から声がする。いやもうちょっと上……そう丁度、僕の大事な部分から……えぇっ!?
身を起こしてそこを見る。すると、ローラが胸をはだけて、その豊満なおっぱいで僕の物をせっせとしごいているではないか。
「あっ、起きちゃった? 危険でも、もっと薬入れればよかったかしら」
「な、なんだよ薬って。それになんでこんなこと」
「眠り薬よ。さっきの料理に仕込んだの! で、嫌なのこういうこと?」
何故、僕が質問されなきゃらないんだと思いつつも、
「嫌いなわけないよ、その……気持ちいいしさ……」
と、答えた。
「それなら、続けましょう」
その言葉でローラのパイズリが再開された。
ずっ、ずっ、ずっ。ずっ、ずっ、ずっ。
ローラの丹念な攻めが続く。始めは疑いが勝っていた僕もじょじょに、そんなことはどうでも良くなってきた。
(はぁ…、なんていい眺めなんだぁ…。)
でも、攻められっぱなしじゃどうにも僕の気が治まらない。そこで僕は攻めに転じることにした。
体に力を込めて起き上がり、逆にローラの体を組み敷く。そして、ぷるんと揺れるおっぱいを両手で固定し、そこに僕の物を挟む。
「あっ、ちょっとカーライルっ!?」
その声に答えず、猛烈な勢いで腰を打ち出す。
「……っ! ……んぁっ……そ、そんなに……激しくされたら……わたしの胸、千切れるぅっ!!」
ずりゅっ!ずりゅっ!ずりゅっ!
「くぅっ……はぅ……出すよ、ローラ。顔にかけるよぉっ!!」
びくんっ! と、僕の物が脈打ちぴゅるるっと、精液がローラの顔に降りかかる。
「あぁ……熱い……ホワイトソース……ね」
と、ローラは呟いて精液を顔中に塗り広げた……。その仕草に何とも言えぬ劣情を感じて僕は絶句した。
その後、僕は濡れタオルでローラの顔を丹念に吹いてあげた。
「ねぇ、全部取れた?」
「ああ……綺麗さっぱりだよ」
「それじゃ……今度はこっちにかけてね……ホワイトソース」
そういって、秘所を指し示す。僕は頷きローラのスカートを捲り上げる。
そこは、名水の源流の如く愛液が溢れ出て来る。
「ローラ……入れるよ」
「……」
ローラは黙ってこくんと頷く。
じゅぷ――。
「き、きゅぁっ……くぅっ……あぁっ……んはぁっ!!」
ローラは自らの胸を揉み、必死に進行に耐えている。
「くぁっ……可愛いよ、ローラ……ふぅんっ! くっ……」
「お、お願い。もっと……動いて……それで、全部……全部だしてぇぇぇっ!!」
その言葉に、僕は何か引っかかる物を感じて自分の物を抜き出して外にだした。
びゅる〜〜っ!びちゃっ!べちゃっ!!べっちゃりぃぃっ……!
「あぁっ!!……あんん?……えっ? 外に出てるの……っ!?」
ローラの悲しいような、それでいて快楽に震えるような声が聞こえる。
僕は、なんでそんなに中にこだわるんだと思いつつも、今は心地よい射精後の感覚に酔っていた。
事が済んで……添い寝しながら問い詰めた。
「何で薬なんて使ったの?」
「それは、カーライルと……その、えっちがしたかったの」
「だからなんで!?」
「……え〜……あの、子供が欲しかったからっ」
恥ずかしさを隠すように顔を手で覆うローラ。
「だから中出しして欲しかったんだな? で、その理由は?」
ローラは、話すのは嫌そうな顔をしたが、僕が強く問うたのでついに答えた。
「だって……家は父さんと二人だけで……いつも忙しいから……誰か男手が欲しかったの」
それで既成事実はないだろうと思ったが、そんなつまらない策を講じるローラを可愛らしくも思った。
だから、
「また、しようか?」
と言ってあげた。
ローラは嬉しそうに僕に抱きつく。あぁ……胸が押し付けれていい気持ちだ。
「でも、赤ん坊はもっと後でね」
と、最後に付け加えておいた。
完