任務が終わって部屋に戻る途中、訓練場の前を通ったところで「すぅ〜すぅ〜」という声に気づいた。  
訓練場を覗いてみると隅のほうで女の子が体育座りで居眠りをしていた。  
その娘のことは良く知っている。一年後輩の騎士、ミリア=レイナスだ。  
「ミリア起きろ、風邪ひくぞ」  
声をかけ体を揺するがまだ眠っている。しょうがない……  
「よっと、ちと重いか」  
彼女をおぶって部屋まで運ぶことにした。  
 
「やっぱり……無理があったか……!」  
重い。なにせ鎧一式に剣を身に着けているのだ。いかに女の子でもこれは結構な重量だ。  
ガチャガチャと鎧の金具が鳴る。その音のに混じって「んん……っ」と背中から声がした。  
「ミリア、目が覚めたかい?」  
「えっ……ここどこ。ボク訓練場にいたのに」  
「君が訓練場で居眠りしてから部屋に運んでるところだよ」  
「せ……先輩!?先輩がボクをおぶってる……!?はぁ〜〜……夢みたい」  
「おいおい、また眠るなよ」  
それからしばらく二人とも無言でいたがやがてミリアが口を開いた。  
「あの……先輩、重いでしょ?降ろしてくれてもいいですよ」  
「なぁに、好きな女の子一人支えなれなくて何の男か!!」  
ちょっと格好をつけて言ってみた。きざっぽかったか?と思ったが、  
「嬉しいな、先輩がボクの事を好きなんて。ボクも先輩のこと……」  
そうか、ミリアの気持ちはよく解る。でも、この格好……キス出来ないのが悔やまれる……。だから言葉で答えた、  
「僕もミリアのことが大好きだよ。いつも慕ってくれる後輩……でも、それ以上の仲になりたいといつも思ってた!!」  
「!……先輩、ボクすごく幸せです!!」  
 
ようやくミリアの部屋に到着した。彼女をベッドに降ろし部屋から出ようとするとミリアが、  
「あの……先輩!! 今夜は、ボクと一緒の時間を……その、過ごして欲しいんです!!」  
顔を真っ赤にし体を震わせながらそう言う、僕はきびすを返しミリアに近づき抱きしめる。  
「あぁ、ずっと一緒さ」  
「先輩……」  
ミリアも僕の背に腕を回した。そのまましばらく二人は抱き合っていた。  
その心地よさも捨てがたいが、いつまでもとどまってはいられない。  
「シャワー浴びなよ。訓練で汗かいてるだろ?」  
「それじゃ、お先に失礼します」  
ミリアが浴室に入りシャワーを浴び始めた。手持ち無沙汰な僕は彼女の裸体を思い浮かべて一人己の物をしごき始めた  
「はぁ〜っ!!ミリアぁ…」  
シュシュシュ――次第に手を動かす速度が速まる。  
「くぅう――ッ!!もう……出るッ!!」  
僕は部屋を見回した。ミリアの鉢巻が目に付く。咄嗟にそれを僕の物の先端にかぶせる。次の瞬間……  
びゅ!!びゅびゅっ!!びゅびゅびゅ〜〜っ!!  
「ふあぁあ――っ!!」  
性のほとばしりをミリアの真っ白な鉢巻にぶちまけた……。  
 
精液まみれになった鉢巻をおそらく洗濯物を貯めているであろう籠に放り込み、僕は浴場に向かった。  
扉の開く音がするが構うことはない。  
「えっ!?先輩……っ!!」  
ミリアは腕で胸とあそこを隠す。蒼い髪とは対照的に顔が真っ赤だがそれは湯気の熱さだけが原因ではない。  
「一緒に風呂に入ろうと思って。僕も郊外の見回りで埃だらけなんだ。」  
「そ、そうなんですか? そ、それなら……」  
どうやらOKしてくれたようだ。だから僕は、こうも言った、  
「洗いっこしようよ」  
 
まず、ミリアが僕を洗うことになった。背中を流し腕、足と続き、今は正面に移っている。自然と彼女の目には僕の逸物が映る。  
「あ……あの、これって。先輩のおち○ちん? こんなに大きいの!?」  
「あぁ、これがミリアのここに入るのさ」  
そういってミリアの秘所に手をやる。まだ僕が洗う番ではないがまあいいだろう。  
「ああぁ……ッ!! そうなんですか……本当に入るのかな?」  
どうやらミリアは性知識がからっきしというわけではないようだ。  
シュシュ――泡まみれのタオルが僕の胸をはう。やがてそれは下腹部に移動し逸物にいたる。  
女の子に洗われている――その事実が僕の物を普段より敏感にさせた。  
タオルを持つミリアの手が触れるたびビクン、ビクンと逸物が脈打つ。  
「あぁ…動いてる、先輩のおち○ちん。」  
恥ずかしそうにミリアが呟く。その様子を見ていると僕も興奮を抑えられない。  
そうしているうちに僕がミリアを洗う順が回ってきた。  
ザバァー。まずは豪快に桶にためた湯を頭の上からかける。  
お次は石鹸を手に持ち泡立てる。ごしごししゅわしゅわ――  
十分泡立ったところでおもむろにミリアの乳房を揉みほぐすように洗い始めた。  
ミリアのおっぱいは小さいながらも日頃の鍛錬で良く絞まり張りがいい。モミモミ―― う〜ん、いい気分だ。  
 
「んんぁあぁぁ…っ!! せ、先輩、さっきから胸ばっかり…。他の所も洗って下さいっ!!」  
…怒られてしまった。しょうがないので胴体から離れたところから順に外堀を埋めていくことにした。  
「あぁ〜気持ちいいなぁ〜。」  
そのセリフはベッドの上で聞きたい。でもミリアは油断しているようだ。不意撃ちをかけるなら今のうち……  
さっと、手をミリアの秘所にやり愛撫する。  
「ふあぁぁん、や、止めて先輩そんなとこ……っ!!」  
だが抵抗はない。体に力を込め耐えているようだ。空いている手で再び胸を揉む。  
「あぁ……あぁぁ……ッ!! せ、先輩ぃ〜。なんだか変、先輩のいじってる所が熱くなって、すごく気持ちよくて……」  
秘所に当てた手にぬるりと液体が絡みつく……。ミリアの愛液だ。すべりがよくなったので責めを激しくしよう。  
「ひゃっん!! あぁん…ハァハァ、だめボクもうなんだか体中が熱くて、お腹の下のほうがジンジンして……あぁっ!!」  
ミリアが倒れこむ。僕はすぐに腕を伸ばし彼女を受け止める。ぐったりと僕の腕の中で荒い息をついていた。  
 
その後、僕はミリアを抱っこして寝室へ向かった。落とさないよう細心の注意を払いやさしくベッドに寝かせる。  
明るい照明の下で見る彼女の裸体は一層に美しかった。  
「綺麗だ……」  
「えっ? 本当ですか? ボク、ずっと前から先輩に綺麗って言われたかったんです。……今日は嬉しいことだらけでとても幸せです……」  
ミリアは腕を胸の前であわせて身をよじる。その仕草を見るに彼女の嬉しさが良く伝わる。  
「ミリア、その幸せを僕にも分けてよ……」  
言いつつ唇を近づけ――ちゅっ―― キスをした。  
「ん……ぅんん…ちゅぷっ……ぷはぁ……」  
「それじゃあ、行くよ。足を広げて……」  
ミリアの一番大事な部分が僕の目に映る。恥ずかしそうな表情をしながらもミリアは懸命に足を広げた格好を保持している。  
浴室で一度絶頂を迎えているその秘所は、よく濡れている。これなら初めてでも苦痛は少ないだろう…――多分。  
僕の方はというと、ミリアを手でイかせたりしているうちに怒張がむくむく大きくなりその先端には先走りが光る。  
「せ…先輩のそれが、ボクの中に……?」  
「あぁ、そうすれば二人でもっともっと幸せな気持ちになれるさ」  
いい終えて逸物で秘所をなぞる。  
(うぅ…これだけでも……すごくいい)  
「はぁぁんっ!!……先輩……早く、来てください……っ」  
ジュブッ――先端をいれると、  
「ひぃっ……くぅっ!」ミリアが呻く。  
その声に、さらなる進入がためらわれたがミリアが目尻にうっすらを涙を溜めながらだが  
「もっと来て下さい……思ってたほど痛くないですから…」  
「本当か?」  
「練習用の剣が体にぶつかるのと比べたら、へっちゃらです!!」  
ならばと、ズンッ―― 一気に腰を進める。  
「くっ……痛い、痛いよぅ」  
流石に最奥への到達には耐えらなかったようで、体にぎゅっと力を込め苦痛を堪えている。  
「ゆっくり力を抜いて…僕の動きに合わせてミリアも動くんだ……」  
「はい……」  
 
緊張をほぐすため、乳房を撫でたり乳首を甘噛みしたしする。その度ミリアの口から  
「きゃうっ!!」とか「ひぃやぁ」とか可愛らしい声で喘いでくれる。  
「先輩、もう平気です……続けてください」  
その声にはっとする。しばらく先の喘ぎに聞き入ってしまっていたようだ。  
腰の律動再開する。  
「はぁ……ん……」  
「ミリア、どうだ? つらくないか?」  
「あぁ…もう…平気…です……あぁんっ!!」  
どうやらもう、躊躇いはいらないか。  
ズン!ズン!ズン!!  
「ああ……っ!あん……っ!あぁぁあんっ!!」  
ミリアの乱れた姿、喘ぎ声、その他もろもろがない交ぜとなって僕の気持ちを昂ぶらせる。  
「ふぅはぁ……くぅう……もう、出でる……っ!!」  
「は、はいっ!! 先輩、どうぞ……ボクの中に……来てぇぇぇっ!!!」  
次の瞬間――ぶしゅん!ぶしゅん!びゅるびゅるびゅるびゅる!!びゅるん!!!  
僕の真っ白い精液がミリアの中に関を切ったように注ぎ込まれた。  
「な…何かが流れ込んできてる、ボクのお腹に……これが先輩の精液なの? ……あぁ、もう一杯に……っ!! 溢れちゃうよ……」  
その言葉どおり、ボクの精液はミリアの中では収まりきらず外に溢れベッドのシーツに大きなシミを作った。  
「ははっ、まるでミリアがお漏らししたみたいだね」  
「うぅ……先輩の……ばかっ……」  
 
事が済んだ後で二人はまた浴室へ移動した。今度はゆっくり湯船に使って情事の後始末をすることにしたのだ。  
「これでもう二人も男女の仲ですね。でも、そうすると名前で呼び合うべきかも……う〜ん」  
そう言って湯につかりながら考えだすミリア。その仕草が可笑しくも思いまたとても愛しく感じられた。  
僕は「考え事はまたいずれ」とミリアを振り向かせた。見詰め合ううちに自然とどちらからとも無く唇が近づき……。  
 
完  
 
 
 

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