オルファンすら眠る深更。  
 クインシィ・イッサーは新たなるパートナー、クインシィ・バロンズゥの前に佇んでいた。  
 気が昂ぶって眠れないのだ。  
 クインシィは銀河旅行を夢見る悩み多き乙女チックな十九歳。  
 家族のこと、オルファンのこと。抱える問題は山積みなのである。  
 困ったときはクインシィ・グランチャーとよく語り合ったもの。  
 だからクインシィ・バロンズゥとも同じように接するつもりなのだ。  
 運の良いことに格納庫に人はいない。他人に聞かれる心配はなくなった。  
 バロンズゥの手が動いて、クインシィの前に来た。乗れと言っているらしい。  
 クインシィはちょこんとバロンズゥの掌に身体を移した。  
 手乗りクインシィである。  
「なあバロンズゥ……私はどうすればいい……?」  
 クインシィの声に、バロンズゥはフィンを伸ばして彼女を優しく包んだ。  
 わずかに温かい。アンチボディはオーガニック・マシン。生きているのだ。  
「寂しいのかい? ――私のグランは雄々しかったんだよ。お前はそのビットだって取り込んだんだ。もう泣くな」  
 クインシィはバロンズゥに微笑んだ。バロンズゥも返すように低く鳴いた。  
「そうさ、悩むことなんてなかったな。ともにオルファンのアンチボディとして戦おう」  
 2人の間に新しい絆が結ばれた。  
 と思いきや、フィンがクインシィのフリュイドスーツに爪を立て、それを引き裂きはじめた。  
 ビリビリビリィッ!  
 破れる振動がクインシィの身体に激しく伝わる。  
「きゃああああ!? 何いぃぃっ!?」  
 バロンズゥの不可解な行動にクインシィは悲鳴を上げる。  
 それも虚しく、フリュイドスーツの一部を残して若い肉体をバロンズゥの前にさらした。  
 だが、バロンズゥの触手は休むことなくクインシィの身体をワサワサをまさぐりはじめた。  
 
「馬鹿馬鹿! バロンズゥの馬鹿っ!! いきなり何てことするんだいっ!?」  
 反射的に女の部分を隠して悪態を吐いても、バロンズゥの愛撫は止まることはない。  
 バロンズゥがまた鳴いた。  
「何? 自分のパートナーであるクインシィの具合を確かめてからアンチボディとして戦いたい? ――勝手なことを!」  
 クインシィの拒絶も聞かず、バロンズゥは彼女の性感帯をくすぐった。  
 永い間、供をしていたクインシィ・グランチャーの記憶を我のものにした賜物か、クインシィの身体のことなら何でも知っているといったような動きで彼女を責める。  
「あっ、こら、きゃっ、や、やん、ダメ……」  
 うぞぞぞぞ、と触手が胸にまわると両方の乳房を巻きついて、ぎゅううと絞り上げた。  
 寄せて絞られるとクインシィもなかなかの大きさだが、フィンはそれをねじり切るような勢いで絡みついてきている。  
「い、たい……。と……取れちゃう……」  
 そうは言うが、媚びるような響きが含まれているのはなぜだ。  
 触手はクインシィの脚や細い腰、太腿にも絡みついてきた。それは強くクインシィの身体を締め上げた。  
「うあっ……あはあぁん……」  
 呼吸もままならないような身体全体を圧迫する締めつけは、なぜか心地よい痛みを伴っている。  
 バロンズゥもそれを感じてか、触手の先が乳首をツンツンとつつく。  
「やぅん……やぅん……」  
 乳首をつつかれ、はさまれ、こねくりまわされ――こんな状況でも感じてしまうのは女の性か。  
 触手が植物の蔦のようにクインシィの足首から絡まってきた。そして最も美味しそうな部分を目指す。  
「だ、ダメ……っ」  
 暴走したバロンズゥがクインシィの命令など聞くはずもない。  
 ゆっくりとじらすように上がってきた触手の先が、クインシィの局部にニチュと刺さった。      
「あぁっ……」  
 クインシィはこのままバロンズゥの好き勝手にされてしまうのか。  
 ただ確かなのは、このまま放っておけばバロンズゥの触手にクインシィの中は散々こすり上げられて、バロンズゥが飽きるまで玩具にされるということだ。  
 
「行けよやあああああ!」  
 それを目撃していたこの俺――ジョナサン・グレーンは、純白のバロンズゥに命じた。  
 純白のバロンズゥからフィンが伸びてきて、真紅のバロンズゥのフィンを相殺した。  
「抑えろよお、バロンズゥ」  
 赤が白の攻撃に気を取られている隙に、俺はクインシィを救出してやった。  
 俺はそこらにかけてあったシートを持ち出して、クインシィに与えた。肌を隠せれば文句は言わないはずだ。  
「す、すまない。助かった」  
「なだめすかすことを覚えさせなけりゃな。バロンズゥってのは普通じゃないんだぜ」  
 バロンズゥの扱いに関しては俺に一日の長がある。  
「どうだ、バロンズゥ?」  
 人間にはわからない、アンチボディ同士のやりとりで、クインシィ・バロンズゥは正気に戻ったようだ。  
「お互い大声を出してしまった。すぐに人が来るぞ。――俺の部屋へ行こう。ここから近いしな」  
「――お前の部屋?」  
 クインシィは軽く反対するも、俺がチラリと下品な視線を送ると、それから身体を隠そうとシートを覆い直した。  
 人からこういう目で見られるということだ。悩んでる場合じゃないだろうに。  
「オルファンのスタッフは二十四時間眠らない。こんな姿を見られたらクインシィ・イッサーの名の沽券に関わるが?」  
「ぐ……、わ、わかった」  
 俺とクインシィは駆け足でその場から離れた。  
 俺の部屋に着くまで人に会わなかったのは、クインシィにとっては僥倖だったろう。  
 
「ふう……」  
 安堵の息をついて緊張を解くクインシィだが、ここは俺の部屋。そして裸体のクインシィ。  
 のこのこついてきたつもりだろうが、クインシィの奴だって察しているはずだ。  
「すまないが替えの服を……あんっ!?」  
 フリュイドスーツの残骸を脱いでいるクインシィを、俺は後ろからきつく抱きしめた。相変わらず肉づきの悪い身体だ。  
「ちょ! ジョナサン!?」  
「ご無沙汰だよなあ、クインシィ」  
「そういう状況じゃ……ぁん……」  
 耳に甘噛みしてやる。俺だってこの女の性感帯くらいは熟知している。  
「いいだろ? 着替えは朝、用意してやるからさ」  
「あ、ああ……、別に構わない……」  
 すぐにOKしてくれるクインシィは案外安い女だ。ま、俺にだけだろうがね。  
 耳をそのまま舐めながら、クインシィの乳首をグローブ越しにつまみ上げてやる。  
「立ってるな。クインシィ・バロンズゥはテクニシャンだったのかい?」  
「ば、馬鹿を言うな」  
「どうかなあ。クインシィの中に入る直前だったよなあ。本当は止めてほしくなかったんじゃないか?」  
 俺はクインシィの下腹部に手を当てた。  
 この皮膚の下にあるクインシィの膣は、すでに俺に何度もズボズボ犯られている。  
 昼のヒス女状態と違って夜は結構好き者で、クインシィのほうからねだってくることだってザラじゃあない。  
 そういうときはガンガン突きまくってヒイヒイ言わせてやるのさ。  
 そのたびにメロメロになって、「ジョナサン、ジョナサン……」と俺にはまっていくんだよなあ。  
「私はこうやって普通にしてくれたほうが……」  
「そうかい」  
 耳への愛撫をしている間にシートを床に落とす。真っ裸になっても肌を隠す素振りは見せない。   
 完全に俺を信じきっているんだなあ、可愛い奴だよなあ!  
 だから、そこらにあったスカーフでクインシィの手首をギュッと緊縛してやる。  
「あっ、何、ジョナサン!?」  
 必死でほどこうとしているがもう遅い。第一、こんな細腕じゃあな。  
「ほどけ、ほどくんだよ! どういうつもりなんだ!」  
「クインシィ・イッサーにはプレイの一環と理解して頂きたい」  
 
「趣味がおかしいぞ!」  
「なあに、痛くはしないさ。痛くはねえ」  
 ドクター翠が毎晩やかましくてしょうがねえんだ。  
 娘のあんたでうっぷん晴らしをさせてもらうっ!!  
 俺は縛ったスカーフを力強く引っ張って歩いた。  
「イタっ、痛い!」  
 おっとすまない、強引すぎたか。でもさあ、初めてのときはもっと痛がっただろうに。  
 いや! やめて! 痛ぁい! ダメ、奥まで入れないで! 壊れるぅ! ってさあ。  
 部屋付きの小型冷蔵庫の前まで連れてきて、2本の白いアイスキャンディを取り出す。  
 幼稚な手だが、幼いクインシィちゃんならきっと満足してくれるさ。  
「そんなもので何をする気だ!」  
「なあに、俺はただあんたを満足させつつ美味しく頂きたいだけさ」  
 俺はクインシィを後ろから抱きすくめて、よく冷えたアイスを胸に押しつけてやる。  
「冷た……っ!」  
「冷たいかクインシィ。本当なら俺の熱いモノを這わせてやるんだがなあ」  
「いい加減に……ジョナサンっ!」  
 口汚く罵るものの、決して動こうとはしない。  
 手を縛られちゃあ、自分で服を着て逃げ出すこともできないさ。  
 それともある意味、恋人同士の戯れだって役作りしてくれてるんだろうかねえ!?  
 アイスでクインシィの張りのある若い下胸を押し上げる。  
 こいつの胸は小さいがないわけじゃあない。「私だって女なんだよ!」と辛うじて自尊心を保てる程度の大きさはある。  
 そこにある乳首をあえて避けて、柔らかい周囲だけにアイスを滑らす。  
「うっ……うぅ……」  
 クインシィの胸にブツブツと鳥肌が立ってきた。  
 円を描きながら、ゆっくりと先端に近づけていく。  
 すると、みるみるうちにピンクの乳首がまた隆起していく。というか冷えて縮み固まる。  
 アイスで柔らかい胸を押すと、尖った乳首が上を向いたり下を向いたりする。可愛いものだよなあ!  
 
「おい、乳首がギンギンに硬いじゃねえか」  
 その乳首をアイスの先でクリクリしてやる。  
「あっ、ダ……! つぅ……」  
 敏感なところにこんな刺激の強いモノを押しつけられちゃあ、気持ちいいわきゃないよなあ。  
 だが男に嬲られて声を出していることには変わりはないんだぜ。  
「ひどい女だな、こんなに立ったことなんてないじゃあないか」  
「そんな……こと、言われても……」  
「クインシィってのは『上等な女』って意味なんだから、いやらしく感じて立たなきゃさあ」  
「そういう意味じゃ、ないはず……だろ」  
 身体の強張りが解けた。はふぅと息を吐いて、興奮してきているのがわかった。  
 この行為を受け入れたと思っていいよなあ!  
 ピンクの小さい乳首をクリクリクリクリしてやる。  
「う、ヤ……んっ……うふぅ……」  
「可愛いぜ、可愛い乳首だぜ、クインシィ」  
「か、可愛いと思うなら、もっとまともに――」  
「イヤだね」  
 何度も身体を合わせている俺にはわかるのさ。お前の本質ってやつがな。  
 クインシィの体温でアイスがほんのり溶け出してきた。  
 こいつの体温は見た目に反して案外あったかい。無論、中も。キレやすいからだろか?  
 ミルクの匂いがクインシィの胸から香ってくる。ガキのクインシィにはお似合いの乳臭い匂いだ。  
 とんがった乳首に溶けたアイスの滴が集まる。  
 乳白色の液体をまとった乳首はなぜか安心感を与えてくれるよなあ。  
「クインシィ、妊娠してないのにミルクが出てきたぜ。それとも実はしてるのかい?」  
「してない……したくない」  
「嘘つけ。したいくせに」  
「冗談を……うぅ」  
「暴れるなよ」  
 身体をひねって逃げようとするクインシィを押さえ、俺は素早くこいつの脚のつけ根に手を運んだ。  
「ひゃんっ!」  
 無論、俺の手にはアイスが握られている。これでお前がどうなってしまうか、見ものだなあ。  
 
「ジョナサン! そこは……そこはダメだ……!」  
 クインシィは脚を必死で閉じるも、溶けかけのアイスはその特性を生かしてニュルンと滑り込んだ。  
「あ! ああぁぁぁあ!」  
 身体をくの字に折って激しい身悶えをはじめる。  
「ダメ、ダメ……ダメぇッ……!」  
「おいおいおい」  
 倒れ込みそうなクインシィの身体を支えてやる。そして身体を抱えたまま容赦なくアイスでこすってやる。  
「いやぁあああああ!」  
 俺にも悲鳴なのか喘ぎ声なのが判断がつかない。だが気持ちよさそうに声を上げているのだけはわかる。  
 いい加減放してやって、クインシィを嬲ったアイスを見る。熱い部分に触れたところがえぐられたように弧を描いて溶けている。  
「見ろよクインシィ。お前のやらしい熱で溶けちまってるぜ」  
 クインシィは返事の代わりに振り返った。うっすらと涙を浮かべている。  
「もういい……ほどけ!」  
 今度は俺がカチンときた。あんなに声を出してた女が何をのたまってんだかなあ。  
 俺は縛ったスカーフを引っ張って無理矢理立たせる。  
「立てよ、こっちを向いて立て」  
 俺の真正面に向けさせる。  
 アソコで溶かしたほうのアイスを目の前に差し出してやった。  
「ほら、しゃぶれよ。俺のだと思ってしゃぶるんだよ」  
「わ、私にこんな真似をして、ただで済むと思っているのか!」  
 俺はうるさいクインシィの口へアイスを押し込んだ。  
「んぐ……んぐぅ……」  
 クインシィのフェラチオも結構上手くなってきたからなあ。  
 それこそ、このアイスキャンディをしゃぶるように美味しく食べてくれたもんだ。  
「落とすなよ。落としたら人を呼ぶぜ」  
 恐喝すると、クインシィの奴は借りてきた猫のように大人しくなった。  
 抗体化が進んでも、人並みの羞恥心はあるんだなあ。  
 目の光りがまだ生きているのが気に入らないがね。  
「いい格好だあクインシィ」  
 
 俺は残ったもう1本のアイスキャンディを巧みに操って、クインシィの身体を冷やしていく。  
 髪も耳も瞼もアイスでベトベトにしてやる。  
 アイスで身体をなぞってやると、その反応が面白い。性感帯に触れるとクインシィの身体がピクッと揺れる。  
「なるほど、ここがお前のいじられたい場所か」  
「……っ!」  
 頭を鷲掴みしてベトベトになったクインシィを睥睨する。  
 クインシィはわずかに頬を赤く染めて、恨めしい目で俺を睨みつけている。  
 いや、ククク、恥ずかしがってやがるんだ。自分のポイントが発見されちまうことに。  
「安心しろ、お前の性感帯は全部見つけてやる」  
「あ……ぐ……」  
 顔を上に向けて何か唸ってやがる。  
 どうやら溶けた分だけなんとか嚥下したいと努力しているらしい。  
 まるでいやらしく喘いでいるようだなあ! 手伝ってやるさ!  
 顎先に溜まったアイスの雫をひと舐めしてやる。クインシィの唾液が混ざった甘いミルク味だ。  
 そのままクインシィの細い首を丁寧に舐めてやる。  
「……うぅ」  
「落とすなよクインシィ。落としたらお前の未成熟な肉体がリクレイマーの男どもに見られるぜえ」  
 下へ下へとゆっくり移動しながらやんわりと脅す。  
 白い液体まみれのクインシィ。  
 ピンクの乳首が白く濡れ光っている。この上なく甘そうだ。  
 俺は勢いよく吸いついた。  
 くうう! 甘い! クインシィの貧相な胸はこんなに甘かったんだなあ!  
 ちゅうぅぅ!  
 胸を吸われている音をよく聞かせてやる。  
「ンぅん!」  
 敏感だ、クインシィは。こいつはおっぱいを吸われるのが好きな女なんだよ。  
 しかし硬くて冷たい乳首だ。温めてやるよ。  
 冷えて突出した乳首を、舌先で思いきり転がす。これでもかというくらいに口の中で嬲ってやる。  
「んっ! んぐっ、んンんんんん!」  
 あひゃひゃ! そうさ、我慢しながら感じるんだよ!  
 
 俺はよく冷えたもう片方の胸に移った。  
 小さいが均整の取れた乳房を、下からのぞきこむ。  
 クインシィの下乳を流れる白いすじに唇を運ぶ。甘い味と柔らかい感触。極上のデザートだよなあ!  
 そのまま周りから責めていって、徐々に突起に近づく。  
 まず舌に触ったのは乳輪だ。乳首だけかと思ったらここも硬い。  
 鳥肌が立つのに似た、乳輪のボツボツが俺の舌を刺激する。  
 舌先で乳首をチロリと舐めてやる。  
「ふう……ふぅ……」  
 クインシィが昂ぶりはじめてきた。  
 この乳首、硬く尖ったかと思えば、俺の舌の熱に溶かされてほどよい硬さになる。  
「面白いなあ、クインシィの乳首は」  
「うぅ……くぅ……」  
 母親のドクター翠と違って、本当に幼い乳首だ。今は男に吸わすためだけについている無用の長物なんだよな。  
 そうさ、ガキのくせに生意気だよなあ!  
「ん……ンッ……んー!」  
 ひゃはは! 気持ちよさそうだなあ!  
「なあ、声を上げて鳴きたくなったんだろ? そうさせてやるよ」  
 ベッドや布団でヤるのはノーマルな人間のすること。  
 だがクインシィはまともじゃあない。  
 性的にねじ伏せられるのを悦んでる節がある。  
 だからベッドへは運ばない。  
 俺はクインシィをソファへ乱暴に突き飛ばした。  
「んっ!」  
 どたたっとソファにもたれかかる。  
 次はいったい何をやらされるんだろう、といった怯えの表情がたまらないなあ。  
 咥えこんでるアイスをはずしてやると、開口一番、  
「遊ぶな! 遊びたければあの雌と遊んでろ!」  
「ふん、そういうことか。ずっと焼き餅妬いてたんだなあ」  
「なっ!? 違う! 私とあの女を一緒くたに自分のものにできると考えているのが気に入らないんだ!」  
 
「俺を独占したいというわけか。ほーらクインシィ、たっぷり可愛がってやるからさあ」  
 俺は2本のアイスをクインシィの傍らに置き、手にはめているグローブを取って、素手でクインシの顎を捉えた。  
 改めてクインシィの身体を見た。まるで全身に精液をぶっかけられたような状態だ。  
「なあ、精液まみれに見えるぜ」  
 そう言ってやると、キッと睨みつけてくる。  
「ヒャハッ! お前、俺の精液を美味しそうに呑んでくれたじゃないか」  
「それは……! 勢いで――」  
 クインシィは目を泳がせ、過去に自分のとった行動に羞恥心を覚えているようだ。  
 恥ずかしい過去は消せないぜ。俺の遺伝子を栄養に変えやがって。  
「お、お前のような汚らわしい男、見たことがない……!」  
「そうかい、俺もお前のような乱れまくる女は見たことないぜ」  
「私は乱れてなんかっ……?」  
 俺は唇をクインシィの柔らかい唇に押しつけた。  
「ンっ! よ……せ……んンっ!?」  
 抵抗するクインシィの頭をガッチリ固定してねぶりまくってやる。  
 最初は頑なに唇を閉じていたが、それがゆっくりと柔らかみが増し、こっちの動きに合わせるようになった。  
 よし、舌を入れてやろう。俺はクインシィの唇を割って侵入した。  
 噛みつかれると思ったが、クインシィの奴も伸ばしてきていやがった。ったく、この女はさあ!  
 俺たちの舌はお互いの口の中で気持ちよさそうに絡み合いまくった。  
 愛されたことのない女は、身体だけでも愛されるのが嬉しいのかねえ?  
 唇を離すと、気恥ずかしそうに、  
「お前はいじわるだ……」  
「いじわるで結構」  
 さて、お前に残っているアイスを綺麗に舐め取ってやるか。  
 クインシィの細っこい身体に顔を寄せ、白い腹についたアイスを舐めた。  
「あっ? ちょっと……!」  
「いいじゃないか」  
 さして抵抗もせずに身体中を舐められまくるクインシィは本当にどうかしている。  
 こいつの身体は散々舐めまくったが、今回はどういう反応をみせてくれるかなあ。  
 
「本当に甘いよなあ、クインシィの身体は」  
「ア、アイスが甘いんだ。私の身体が甘いわけじゃない!」  
 すぐに怒鳴り散らしてきてうるさいことこの上ない。そのくせ身体はピクピクと反応する。  
 クインシィの身体は俺に従順なのに、何でこうも魂は逆らうのかねえ?  
 こういう場合は上の口より下の口に伺うのに限る。  
 脚を固く閉じてやがるが、この状態で俺に逆らえるわきゃあない。  
 脚のつけ根に俺の指が到達すると、そこはすでにビショビショだった。  
「あーん? どうしたクインシィ。こっちは俺とよろしくヤりたいって言っているが?」  
 クインシィは答えず、顔を真っ赤にしてそむけている。  
「返事をしろよ。お前の言葉如何で気持ちよくしてやるんだぜ」  
 クチュ、クチュ……、と下の口は返事をした。すでに指は子宮口を弄っている。  
「す、好きにすればいいじゃないか!」  
 投げ遣りな返答だ。まあいい、こういう女をその気にさせるのも面白い。  
「了解だ。一番甘そうなところ、舐めていいだろ」  
「ど、どこのことだ?」  
「ここに決まってんだろ」  
 クインシィの左脚を俺の手で持ち上げて、その細っこい右の太腿は俺の左肩に乗せる。  
 そしてソファの縁ギリギリまでクインシィの腰を持ってくる。  
「ちょ、ちょっと」  
 照れるクインシィを尻目に、俺の目の前にゃあクインシィの綺麗な割れ目がどアップだ。  
 クインシィの狭くてきついここは俺のお気に入りなのさ。  
 この舌で何度美味しく頂いたことか。クインシィの中の熱で舌の感覚が麻痺しちまうくらいだぜ。  
 ピンク色で舌が溶けるように甘い伊佐未依衣子ちゃんよお。  
「丸見えだぜ。いいのかい、こんなにパックリ開いて見られちまって」  
「いちいち一言多いんだよ……!」  
 強がりを言ってくれちゃってさあ。  
 俺は久方ぶりのクインシィをまじまじと観察する。形の整ったピンク色。綺麗なものだ。  
 
 ここでまたアイスの登場だ。さっそく押し当てる。  
「きゃうっ!」  
「冷たいのはイヤか?」  
「敏感なんだよ、そこ!」  
「敏感だから虐め甲斐があるんだろうによ」  
 みるみるうちにクインシィのアソコが白濁していく。  
 溶けたアイスと溢れ出た愛液が混ざり合った液体を、舌でクインシィのビラビラごと持っていくように頂く。  
「ひあっ!?」  
 クインシィから流れ出た体液を口の中でよおく味わってから呑み下した。――ふむ?  
「おかしいなあ? ミルクとは別の味になっているが?」  
「う、うるさい、うるさいっ!」  
 そんな悪態しか吐けないのか。大体、味わってほしいからたくさん愛液出してんだろ?  
 だったらたっぷり堪能させてもらうさ。クインシィのいやらしい味ってやつをさあ!  
 ぴちゃぴちゃと自分のアソコの状態がわかるように、わざと音をたてて舐めてやる。  
「あっ、……くぅ! ふうぅぅぅ……」  
 ほれ、うるさいと我鳴ってた割に、もう女の声を出してやがる。  
「クインシィ……可愛いぜ……お前のここは可愛て美味しいぜ……」  
「み、見え透いた嘘なんか……」  
「本当だぜ、クインシィのここの味は最高なんだぜ。なあ、もっともっと味わってもいいだろう?」  
「え……う、うん……」  
 女ってやつは我儘言う割には、誉められるとすぐに猫撫で声を出して男に甘えようとする。  
 小生意気なクインシィだって例外じゃない。  
 俺がぶちこんでやりゃあ、あんあん言いだしてよがり狂う。そこらの女と一緒さ。  
 まあ俺の人間的魅力がそうさせてるんだろうがね。  
「たくさん愛液を出すんだぜ。そうすりゃいっぱい気持ちよくしてやるからな」  
「うっ、うん……」  
 俺は請われるまま、そのまま十分間くらいクインシィを味わいつづけた。  
 この女、溜まってたんじゃないか。俺が舌をすべらすと、ピンクの裂け目からとろりと愛液がどんどん湧き出てくる。  
 女王の蜜ってやつだ。俺が作った女王だがな。  
 舐めつづけている間、クインシィは甘い声をずっと俺に聞かせつづけてくれた。可愛い声だ。  
 
 俺はふと何かを思い立ち、クインシィの両脚を持ち上げて前に折った。まんぐり返しというやつだ。  
「こ、こらっ」  
「いやあ、他の奴にも見せてやりたいぜ。気高いクインシィ・イッサーが男の前でこんなポーズを披露するなんてなあ」  
「おい!」  
「奥までよく見えるんだぜ。俺が破いた処女膜もさあ」  
「い、いちいち説明するな……!」  
「わかったよ。口より手を動かせばいいんだな」  
「え……」  
 俺はアイスを再び手に取って、クインシィのアソコにあてがった。  
「ちょ! 何するつもり!?」  
「暴れんなよ……」  
 アイスをクインシィのビラビラのあたりでまわしていくと、溶けかけのアイスはさらに溶けていく。  
 その溶けたアイスは、自然にクインシィの恥ずかしい穴にトロトロと流れ込んでいく。  
「あっひゃっは……。すごいぞクインシィ、お前のここはどうやら白い液体がことのほか大好物らしい」  
「あ、あたしのそこはおもちゃじゃないんだぞ……!」  
「いいじゃないか、おもちゃで。俺はお前のここを虐めるのが大好きなんだよな」  
「ばっ、馬鹿じゃないか……? 変態っ!」  
「本音を言えよ。俺に嬲られるの好きだろ?」  
「それはその……。き、気持ちよくしてくれるから、そ、その、好きだけど……」  
 自分から白状しやがった。素直すぎるなあ。  
 俺はアソコから中の液体を吸い上げた。やはりただのミルク味ではなくなっている。  
 この穴、どこまでやれるのか?  
「よし、ご褒美をくれてやるぞ」  
「な、何をさ……?」  
 アイスの先をアソコに入れた。おお、美味しそうに食べていやがる。  
「つっ……だめ……!」  
「大丈夫さ、俺のより細いからさあ。よおく見てろよ、これがお前の中に入っていくところを」  
 
 クインシィのアソコはにゅぐりとアイスを呑み込んだ。ほとんど一気呑みだ。  
「うあっ! ……あぁダメ、ひゃこいっ! やぁヤだ、イヤッ! 抜いて、溶けちゃう!」  
 そりゃあまあアイスは溶けるわな。  
 俺は奥まで挿し込んだのを感触で確認すると、それから手を離し、代わりにクインシィの暴れる脚を押さえ込んだ。  
 アイスキャンディを突っ込まれたクインシィ・イッサー。極上の眺めです。  
「いいか、アイス1本、まるごとお前の中で溶かしちまうんだよ」  
「無理、無理だよ、おかしくなっちゃう!」  
「おかしくなっちまえ! おかしくなっちまうんだよ!」  
 俺は器用にクインシイの身体を固定しつつ、アイスを激しくピストンさせる。  
「いやあああああああ!」  
「いけよやあああ」  
 ぴたり。部屋に充満していた喧騒が熄んだ。  
「やだあ、やだあ、やだあ」  
 あ、とうとう泣きが入っちまった。さすがにここまでくると、この後の行為に支障を来すなあ。  
「ったく、うるさい女だなあ。――ん?」  
 引き抜いたアイスを見て、俺は驚いた。  
「はあ、はあ、……ぐすん。――な、何よ?」  
「アイスの先がない」  
 確かにない。中の熱でひと回り、いや、二回りは小さくなったそのアイスの先がない。親指ほどの部分が消失している。  
 白汁まみれで甘い香りを漂わせるこの穴の奥に残っているのか?  
「お前が暴れるからだ」  
「やだあ、取ってよぉ、早く」  
「取ってほしいか?」  
「うん……」  
「ダメだ、このくらい自分で溶かせ」  
 俺はクインシィの『口』を塞いだ。  
「閉じないでよ……」  
「大丈夫だ、クインシィの中は熱いからすぐに溶かしきれるさ」  
「無理だよ……凍っちゃう……」  
 この子供は……駄々っ子か!  
 
「よしクインシィ、自分で出せ」  
 締まりをさらによくする訓練になるかもしれん。  
 まんぐり返しを取りやめ普通に座らせると、中に溜まっていた乳愛液がつーと糸を引いて滴り落ちていく。  
 幸運ながらアイスは落ちてこない。  
 俺はクインシィに脚を開かせ、両手でアソコを思いきりパックリさせてやる。ちったあ羞恥心を感じてほしいんだが。  
「クインシィ、力んでみせろ」  
「ん……んー!」  
 クインシィは目も口も閉じて必死で力む。妊娠していないクインシィがアイスを産もうってんだぜ。面白いよなあ。  
 クインシィのアソコがヒクヒクと動く。だが出てくるのは白濁した液体ばかりで、肝心のアイスは出てこない。  
「おい、しっかりやれよ」  
「うーん……」  
 しかし何度力んでもアソコがヒクつくだけで、状況は好転しない。  
「奥に入っているみたいで出てこないんだよ……」  
「もっと踏ん張ってみせろよ」  
「もう無理だよ……。ジョナサン早く取って……」  
「しょうがねえな。脚を押さえてろよ」  
「うん……」  
 クインシィは自ら脚を広げて恥ずかしい部分を俺にさらした。依衣子ちゃあ的にはこういう行動はいいのかねえ?  
 俺は硬い指をずぶずぶと差し入れた。  
「あん」  
 感じてる場合か。  
 中はすっかり冷えている。その奥でアイスの破片を発見した。  
「おい、中に残ってるの、わかるか?」  
「わかるよ、冷たいのがまだあたしの中にある……」  
「お前の中、冷えちまってるぜ」  
「じゃあ、こすってあっためて……」  
 妙に優しい目で俺を見ている。自分のアソコに夢中になっている俺を可愛く思ってるのかねえ?  
 
 クインシィの中で、愛液とアイスをよおくクチュクチュと混ぜてやる。  
 それらの行動を抵抗することなく、クインシィは喘ぎながら熱っぽい目で俺を見ている。  
 自分のアソコが弄ばれるのがそんなに嬉しいのかい? それとも単に気持ちいいのか。  
 ドクター翠と違って未出産ってのがいい。本来の機能をないがしろにして、ただ男の玩具になるための身体の穴め。  
 しかし幼児退行なのか? もう手をほどけとは言わない。どういう形にしろ構ってもらえるのが嬉しいらしい。  
「はあっ、はあっ、あぁ、すごい……」  
 アイスはもういいのか? そんなに感じられると、こちらもどうしようもなくなるんだが。  
 クインシィ自身、イキたそうな顔をしはじめた。  
「おい、イキたいんだろ? いいんだぜ、お前のイッた顔なんて何度も見てるんだからさあ」  
「いいの……?」  
「おっと、言っておくがイッたふりってのは無しだぜ。そんな真似をしたら――」  
「イクから……ちゃんとイクよ。……気持ちいいんだもん、ジョナサンの指……」  
 細い腰から白濁した液がどんどん溢れてくる。  
 いい子だ。なら満足させてやらなきゃなあ!  
 舌でクリトリスを、指で内側のポイントを弄んでやる。  
「あぅん……あうぅぅ……ン」  
 可愛い声だぜ。こいつの喘ぎ声ってやつは誰よりも可愛くってよお。  
 と、指先にあった冷却感が消え失せた。  
 中はゆっくりと生温かくなっていった。俺の指がヌルヌルして気持ちいい。  
「アイスが溶けきったな。もうやめよう」  
「ヤだ、ヤだ……。イかせてくれるんだろ、ジョナサン……」  
「そんなにイキたいのか」  
「イキたい……早くぅ……」  
 そら、ねだってきた。俺は指の動きを速めてやった。  
「熱い……熱ういぃ……!」  
 感度のいい女。そのまま指をこいつのぐじゅぐじゅな中で思いきり走らせる。  
 クインシィの胸が荒い呼吸で小刻みに上下する。  
「ヤだあ……、い、イク……イクぅっ……!」  
 クインシィの背すじが伸びたかと思うと、急にくたっと力なく崩折れた。  
 クインシィは俺の指をぎゅうと締めつけた。ちゃんとイッてくれたようだ。  
 
「はぁはぁ……」  
「よかったか、クインシィ」  
「あ……ン……」  
 気持ちよすぎて返事もできないってか? 表面的には完全なSだが、深層部分ではやっぱりMだったなあ。  
 とろとろになったクインシィの中の液体を一気に吸い出してやる。もはや甘いだけの謎の液体になってしまっていた。  
 しかし自分だけイッてしまってひどい奴だ。  
 俺は股間のジッパーを下げて、ガチンガチンに硬化している俺の分身を取り出した。  
 それを果てて呼吸を整えているクインシィのアソコにズッポリと突き入れた。休憩なんて与えるわけねえだろ。  
「あ……あぅ……うぅん」  
「いーい濡れ具合だぜぇ……最高だあ……」  
 日本の女の締まり具合といったら世界一だよなあ!  
 何度もぶち込まれても所詮は未発達の上に未成熟。クインシィもこの穴もまだガキなんだよ。  
 そもそもクインシィのアソコは、俺のしか知らない可愛いアソコだものなあ。  
 クインシィはまだ自分がどうなったのかわからない表情をしている。  
 お前がヒクヒク痙攣しているうちに、こっそり頂いてしまったんだぜ。  
「おい、わかるかクインシィ。入ってるんだぜ」  
「えっ、あ? う、う……」  
 クインシィの中はまだぬるい。最高潮のときはもっと溶けるように熱くなるんだよなあ。  
「今度はこっちであっためてやるからな」  
「う、うん……」  
 こいつ、本当に状況わかってんのか? まあいい、それはそれでおいしい。  
 こんな細い身体でもちゃんとセックスができるのだから、女ってやつはわからない。  
 まだガキくせえ面してんのに、突っ込まれると女の顔をしやがって。  
 俺は動いた。クインシィは締まりはいい。しかし、やっぱり全部入らず奥に当たるなあ。  
「おい、全部入れさせろよ」  
「仕……方ない……じゃない。そういう身体なんだもの……」  
「怠惰じゃないのか? 俺の女なら全部受け入れろよ」  
「そんなこと言ったって……。あたし、ジョナサンとしか……」  
「俺としか?」  
「したこと、ないから……。ジョナサンがどうにかしてくれないと、どうしようもないよ……」  
 
「お前のお母ちゃんはもっと入れさせてくれたんだがなあ」  
「ほ、他の女のことは言うな……! あたしの身体を見て勃ってるくせに……!」  
「そうだな、クインシィのほうが可愛い顔してよがってくれるしなあ」  
「……そうなのかい?」  
「ああ、お前はちゃんと一人前の女になったんだからなあ」  
 ここで少し速度を上げてやる。  
「あぁあぁあぁあぁっ!」  
「ほら、立派だぜ。そんな声を出せるほど成長したんだからさあ」  
「ば、馬鹿あ……」  
 ん、締めつけてきやがる。クインシィのここは相変わらず反抗的だよなあ!  
 俺は容赦なく、間断なくピストン運動を開始した。  
 ソファの背もたれと俺に挟まれた狭い空間の中で、クインシィはひたすら突かれまくっている。  
 居場所を限定されたクインシィは逃げることもできずに、俺のモノをガンガン出し入れされつづけているのだ。  
「ジョナサぁン、奥に、奥にたくさん当たるよお」  
「気持ちいいだろ」  
「うん、すごくいい、すごくいい」  
 これならば、と手首を縛ったスカーフを解いてやる。  
 解放された両腕は俺を突き放すこともなく、むしろ俺を首にまわって俺を強く引き寄せた。いじらしい奴め……!  
「気持ちいいぜ、クインシィ」  
「あたしもすごくいいよお」  
「クインシィ、もっとよくしてやるからな」  
「うん、もっともっとよくして」  
 俺はありとあらゆる方法でクインシィの穴を責める。  
 そのたびにクインシィは声を出して悶える。  
 
「う、ううんっ、あぁん……やあん……ジョナサンすごおいよお」  
 美形のクインシィがここまで乱れるのは、実は滅多にない。  
 いつもはクインシィの殻に閉じこもって、本気でよがってくれないものだ。  
 が、今はなりふり構わず、素の伊佐未依衣子が俺のブツを咥え込んで顔をとろかせている。  
 美人だぜ、クインシィ。そんな可愛い顔で乱れてくれるとこっちまで嬉しくなっちまう。  
 そんな満足顔をじっくりのぞいていると、はたと目が合ってしまった。  
「……ジョナサン、あ、あたしのこと、好き……?」  
「ああ」  
「よかったあ」  
 ああ、大好きさ。素直に俺の言うことを聞いてくれるからさあ!  
 わかるか、ぐちゅぐちゅといやらしい音も聞こえるし、お前が感じて出す声も耳に届く。  
 普段の計算高そうな顔はどこへ行ったんだ? なりふり構ってられないほど気持ちいいのかよ?  
 このクソ生意気な女の変わり様!  
 他の奴には頭ごなしに怒鳴り散らすくせに、俺のコレにはどうしてこんなに忠実なんだ。  
 そんな女が犯られる姿はそそられるよなあ!  
 気持ちよさそうによがり狂いやがって!  
 可愛い……可愛いぜクインシィ!  
 そう思っていたら、そら、あっさりと射精感に支配されちまったじゃねえかよ!  
「なあ、もうイッていいだろ」  
「あ、あたしももうイッちゃうっ!」  
 身体の相性抜群だよなあ!  
 いいぜ、イカせてやる! イカせてやるよ!  
「うっ、あっ、ふあぁ、あっ! あはぁっ! やあぁあぁぁあっ!」  
 クインシィが悲鳴に似た甲高い声を上げやがる!  
 あひゃあ! 可愛いぜえクインシィ! おまえのイク直前の顔は!  
「あー! あーっ!」  
「イクぞ……イクぞ! クインシィっ!」  
「ジョナサンっ! あたっ、ぁたしもっ! い、く、うっ!」  
「くはぁああっ!」  
 
 抜くと同時に飛び散った。それはクインシィの柔らかい胸に付着してネバーッと垂れた。  
 俺はそれを指ですくってクインシィに舐めさせた。素直に舐めてくれる。  
「美味しいだろう、クインシィ」  
「……うん」  
 与えた分を呑み下すと、今度は自分から指ですくって舐めはじめた。  
「うふ……。ジョナサンの……ミルク味なんだ……」  
「? ……よかったなあ」  
「うん」  
 とペロペロと精液を舐める。またムラムラきちまった。  
 俺はクインシィを抱き上げてシャワールームへ向かうことにした。  
 そうと決めたらアイスのベタベタを落とさなきゃなあ。  
「今夜はすすり泣くまで抱いてやるからな」  
「うん」  
 シャワールームでソープ嬢の真似をさせて一発。  
 ベッドでクインシィがすすり泣くまでは――三回くらいか?  
 それで泣いた後に一番激しいやつをとどめにくれてやる。  
 俺に抱きかかえられて甘えてるこのガキが、「もうやめて、もうやめて」と泣きじゃくるのか。最高だなあ。  
 俺がそんなことを考えてるとも知らずに、クインシィはキスを求めてくる。  
 俺はそれに応えながら、心の中で思わず笑ってしまった。  
 

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