よいしょと田楽マンがビュティの体を登る。
「ビュティ、ビュティは何才になったのら?」
ビュティは登りやすいよう手を添えてやりながら笑顔で答える。
「15才だよ。田ちゃんは?」
「僕は1才半なのら!人間にすると20才なのら!思春期なのら!ビュティを抜いたのら!!」
「20才で思春期はどうかな」
「いいのら!思春期で青春期なのら!青春期の発情期なのら!!だからビュティ、相手をするのら」
「えっ!?」
田楽マンはビュティの腕から腹へと飛び移る。ビュティの凹みにイチモツを突き当てる。
「キャッー!田ちゃんのが、田ちゃんの熱いのが、私の穴に、子宮につながる穴に突き刺さって!アッー!」
「首領パッチ君、うるさいっ!」
臍にペニスをこすり付ける田楽マンを引き離そうとしながら、ビュティは首領パッチに怒鳴る。
「お前が実況しないから代わりにしてやったんだろ。嫌なら自分でやれよ」
「やらないよ!」
「ガ王作のエロゲーじゃやってたじゃねーか!!」
「何の話!?」
ツッコミを入れながら田楽マンを引き離す腕に力を入れる。田楽マンは四肢を張ってより強くしがみ付き、懸命に腰を振る。ビュティが痛みに顔をしかめても知らん顔だ。
「やめて!田ちゃん離して!!」
「イヤなのら、気持ちイィのら、発情期だから仕方ないのら!」
突如青い粘液が腹に這い、田楽マンを引き離そうとするビュティの指を包んだ。背後から天の助の声がかかる。
「ビュティ、ちゃんと世話できないんなら、犬を飼う資格なんかないぞ」
「田ちゃんはペットじゃないでしょ!仲間でしょ!」
「今だけペットなのら。ビュティの犬なのら、アハンッ」
田楽マンが興奮した声を放つ。ビュティの腹に押し付けられる肉隗は汗と先走りの液でぬめっていた。亀頭はヘソの穴を目指して突き立てられるが、大概は外れてその回りを汚す。
「やめて、田ちゃん、やめてよ…」
ビュティは涙目で訴える。腹をへこませるがそれで逃れられるはずもなく、苦しくなって力を抜けば、田楽マンが突くタイミングと重なり、彼を楽しませる結果となった。
「んっ」
苦痛で声をあげた。くすぐったさはあっても快楽は無い。嫌悪感と不快感があるだけだ。しかし田楽マンを誤解させるには充分な吐息だった。
「ビュティも気持ちイイのら?僕もイイのら。あ、イきそ…うっ」
「早くね!?」
首領パッチがつっこんだのと同時に白い液体がビュティの腹に飛び散った。
「あぁ…」
「は〜すっきりしたのら」
田楽マンは満足した表情で地面に飛び降りると、ポシェットからジュースを取り出して飲み始めた。
ビュティはその場に膝をついた。
白濁液はヘソから溢れ、重力に従って下へ、下腹部へと流れる。
くぅっ、と息を飲み、慌てて片手をその間に入れて遮れば、液は指と腹の間に溜り、横に伸びて広がり、そして僅かな隙間から、結局下へと零れ始めた。小さな絶望感が胸を締め付けた。「
それでいながら、白濁液が触れた部分がいやに熱く感じた。本能に導かれるようにビュティは空いた手の指先に白濁液を取った。その指先を目前まで持ち上げる。
独特の匂いがする。体の奥が熱くなるのを感じた。そこから生じる欲望に逆らえず、ゆっくりと舌を伸ばし」
「勝手なナレーションいれるな!!」
腹の液をハンカチで拭き取りつつ、ビュティは容赦ないツッコミを首領パッチに入れた。
「うるせいな!お前の淡々とした処理じゃつまんねーから俺がフォローを…」
そこまで言って首領パッチは口を閉ざした。ビュティは泣いていた。
処女を破られたわけでも、唇を奪われたわけでもない。それでも、確かに、汚された、と思った。
その肩を天の助が優しく叩いた。
「泣くなよビュティ。泣くようなことじゃないだろ、こんなの。お前は単に飼い主としての役目を果たしただけだろ」
「天の助君、」
「お前の元カレに田楽マンを入れる必要だったないんだ。さぁ気を取り直して。皆が戻ってくるまでテレビでも見てようぜ。」
ビュティが顔をあげたのを確認し、天の助は張りぼてのテレビのスイッチを入れる。テレビの中では、首領パッチが田楽マンにマイクを向けていた
「田楽マンさん、彼女はあなたをペットだと言っていますが、実際のところどうなんですか!?」
ポッと頬を染める田楽マン。
「ビュティにとってどうかはわからないけど、僕のハジメテはビュティだったのら」
「関係した男をペット呼ばわりとはひでー女だな。ビュティはこんな女にはなるなよ」
ニヤリと笑った天の助を見て、ビュティは肩を震わせ、黙って涙を流し始めた。
ボーボボとソフトンと、バビロン神とバビロン神の拳が飛んできたのはこの直後だった