おっぱいが大きくなった夢を見た。
「うわーやわらかーい」
「ちょっと、あなた、ビュティ!」
片手で揉んでみる。包みきれない大きさ。揉めば返ってくる弾力、持ち上げれば感じる確かな重み。どれもが味わったことがない、新鮮な感覚だった。
「ビュティ起きて!頬擦りはやめっ…ん、」
「気持ちいいー……あっ?」
突然胸に刺激が走った。強くはないが、しびれるような甘い刺激。柔らかい何かが乳房に触れ、撫で上げた感覚。それが通ったところから、微弱な電流が内側へ向かって走る。
揉んでいるはずの手の動きとは異なる感覚だった。
「な……に……?」
初めての刺激に戸惑い、なぜか恐怖が沸き起こる。にもかかわらず、ビュティは手の動きを止めなかった。むしろ電流をもたらした何かの動きをマネ、手の中の乳房を撫で始める。
「なんだか、変な……ひゃっ」
「やめてビュティ、あぁ!」
最初はゆっくりと裾野を撫でるだけだった愛撫が、今は少々乱暴におっぱいを撫で回すようになっている。ビュティの手はそれを忠実に模倣し、その内にあるものを揉むように撫でる。
「はぁ、ん……」
「ふぁ、あぁ」
ビュティの意識はもはやすっかり目覚めていた。それでいながら刺激を受け止めようと目を閉じるので、自身は眠っているものと思って呼吸をする。
それはビュティの額にかかる、性的興奮を覚えた女性の呼吸と一致していた。
「あぁ……ふぅ……あぁっ、……ふぅ……」
「んん、…ちょっと、起きて……んん……」
ビュティの胸をまさぐる何かが、その頂を摘んだ。
「ひゃっ、」
悲鳴のような声をあげながらも手は同じ動きをする。
「あぁ!!」
ビュティのすぐ側で嬌声が上がった。悲鳴のような声の大きさに、ビュティもさすがに目を開いた。
「あ…れ……」
そして顔をあげて気づいた。そこに上気したレムの顔があり、自分の手の中には彼女のふくよかなおっぱいがあることに。
「ご、ごめんなさいっ」
「あっ……」
顔を真っ赤にして手をどけた。
やだ、私、寝ぼけてレムさんのおっぱい揉んじゃったんだ。でも変だな。揉んだ感覚だけじゃなくって、揉まれた感覚もあったんだけど。
ビュティはレムの胸から離れた自分の手を逆の手で掴んだ。大きく、柔らかく、暖かかったレムのおっぱい。今となっては恥ずかしいが、とても気持ち良いと感じた。
その感じを手の平に思い起こした瞬間、背後から別の手が伸びてビュティの手を掴み、再びレムの胸へと触れさせた。同時に背中に手の平にあるものと同じ感触が生じた。
「起きたのね、ビュティ。でも勝手にやめちゃダメよ」
すぐ後ろから声がかかった。息が頬にかかるほどすぐ近く。聞き覚えのある声だ。
「ブーブブさん!?」
ビュティはようやく現状を理解した。
ブーブブが両手を広げ、片手でビュティを、もう片手でレム―手首を後ろで縛られている―を抱きかかえている。
そしてその手の先は、相手の服の下の潜り込んで乳房をゆっくり撫でている。
その指が2人の乳首を捻り上げた。
「んぁっ」
「あっ……なにするんですか、ブーブブさんっ」
「ちょっと実験をね。第一回保健の教室、議題『バストサイズと感度について』」
「あぁっ!!っあ、あぁ!」
レムが大きな声をあげた。ブーブブが脇毛を操り、彼女の乳房を縛り上げたのだ。
「レムさん……」
ビュティが見つめられながら、レムは嬌声を上げ続ける。体が熱で紅く染まり、ブーブブの腕から転げ落ちそうになるほど激しく体を揺すっている。
服の上からでも乳首が立っているのがわかる。ブーブブによってレムの片胸に押し付けられているビュティの手の平に、彼女の熱と動きが伝わる。
一緒に快楽まで伝わってくる。
いつのまにかビュティは、またレムと同じタイミングで呼吸し始めていた。
「先にイかせてあげてね。大丈夫、後であなたもこんな風にしてあげるから」
ブーブブがビュティの耳に息がかかる距離でささやく。
「同時に同じように刺激を与えようと思ったんだけど、ビュティったら彼女のおっぱいを揉み始めるんだもん。びっくりしちゃったわ」
ブーブブはビュティの羞恥を煽る言い方をする。ビュティは黙って顔を紅く染めた。
「ビュティもまた揉んでみたい?」
ブーブブは掴んだビュティの手を使ってレムの胸を撫で始める。レムのおっぱいはその刺激でまたぷるんと震える。
ビュティは何も言わず、逆らわず、ブーブブの手にしたがっている。今手を放しても、自分で揉み始めるかもしれない。
「予定は変わっちゃったけど、保健の教室の授業開始ねっ」
レムの甘い悲鳴が響いた。