幸い、発症から3日でマレクは回復し、学校にも行けるようになった。その日の夜、アマンダはマレクの部屋を訪れた。療養中と変わらず、マレクは  
本を読んでいた。そのベッドにアマンダが腰掛ける。  
「マレクは本当に頑張り屋さんね、勉強も家事も」  
「うん、僕のほうが時間はあるから、そのほうが捗るでしょ」  
屈託の無い穏やかな笑みを浮かべるマレク、その表情がアマンダの心を和ませた。だがアマンダは少し憂いを含んだ表情で口を開く。  
「ねえ・・・・、マレクはどうしてこんなに頑張るの?」  
「どうしてって・・・・・?」  
突然の問にマレクは戸惑った。それを無視してアマンダは話を続ける。  
「私ね、マレクが家事をやってくれて、すごく助かってるの、感謝してる、でも・・・・私最近思うの、マレクが家事も勉強も一生懸命  
やってるのは、私に嫌われたくないからじゃないかって・・・・」  
「・・・・どうして・・・・?」  
「私、一度はマレクを守れなかったから・・・・だからマレクは私に嫌われるのが怖くて・・・私に気を使ってるんじゃないかって・・・・」  
涙目で語るアマンダ。しかしマレクには最初、意味が理解出来なかった。  
「マレクに無理をさせて・・・体まで壊して・・・・マレク・・・甘えたかったら甘えてもいいのよ・・・我が儘言ってもいいのよ・・・・  
私に出来ることなら何でもしてあげるから・・・・」  
「お姉ちゃん・・・・ごめん・・・・」  
「どうして謝るの・・・・?マレクは何も悪くないのに・・・・」  
「違うんだ、僕、お姉ちゃんが何言ってるのか、よく解らないんだ・・・・・」  
意外な答えにアマンダは狐に抓まれた顔をする。そしてマレクは続きを話した。  
「その・・・お姉ちゃんが今、どうして泣きそうなのかも、謝ってるのかも、僕は今解らないんだ、だから落ち着いて最初から話して・・・」  
どうやら涙ぐみながらの説明は、マレクには伝わらなかったようだ。アマンダは一度深呼吸してから再度説明する。  
「そのね、マレクは私に嫌われるのが怖いから、勉強も家事も頑張ってるんじゃないのかなって思って・・・・・」  
それを聞いたマレクは一瞬呆気に取られた顔をする。そしてその直後に、クスクスと噴出した。  
「・・・何が可笑しいの・・・・?」  
「ごめん、お姉ちゃんがここまで僕の事を心配してくれてるんだって思うと、少し嬉しくなっちゃって・・・・」  
「マレク・・・・・」  
「でも大丈夫だよ、僕はお姉ちゃんに嫌われるのが怖くて家事をやってるんじゃないんだ」  
穏やかな表情でマレクは言葉を返した。  
 
「・・・そうなの・・・・?」  
「うん、お姉ちゃんは本当は優しいのに、仕事で厳しくしなきゃいけないから、すごく疲れるんじゃないかって思うんだ、それなら僕はお姉ちゃんが  
帰ってきた時にゆっくり休めるようにするために、頑張って家事を出来るんだ・・・」  
「じゃあ・・・今までの私の心配は・・・・ただの勘違い?」  
「うん・・・そうだと思う」  
それを知った途端、アマンダは大きく頭を垂れた。今までの心配が全て勘違いだった為、一気に肩の力が抜けるのを感じた。  
「はは・・・・全部・・・・・思い込みだったんだ・・・私の・・・馬鹿みたい・・・・」  
少し狂ったような笑いを発するアマンダを見たマレクは、アマンダの懐からパジャマに覆われた大きな胸の膨らみに抱きついた。  
「・・・・マレク・・・・?」  
「お姉ちゃん、確かに僕はお姉ちゃんの為に知らない内に無理してたかも知れない、でもこれだけは言える、僕が頑張っていたのは、お姉ちゃんに嫌われ  
たくないからじゃなくて、本当にお姉ちゃんが大好きだからなんだ・・・だから安心していいよ・・・・」  
マレクの暖かい慰めの言葉で、アマンダは穏やかな気持ちになった。そしてマレクの体を優しく抱きしめる。まるで壊れやすい物を抱くように。  
「お姉ちゃん・・・・僕の我が儘・・・聞いてくれるかな・・・?」  
「いいよ、今夜はマレクにとことん付き合うわ」  
頬をほんのり紅く染めながらマレクは甘える。その表情がアマンダは大好きだった。  
「その・・・お姉ちゃんの・・・おっぱい・・・・触りたいな・・・・」  
「いいよ・・・このおっぱいは・・・マレクの物でもあるんだからね・・・・・」  
マレクはそっとその大きな柔乳に触れ、ゆっくりと指を動かすと、それに顔を押し付けた。その銀色の頭を優しくアマンダは撫でた。  
「あん・・・・」ゆったりとした快感を感じる中、アマンダの脳裏にまたもやマレクとの思い出が蘇った。  
 
「お姉ちゃんのおっぱいって、中に優しさが入ってるんだよね」  
2人が激しく愛し合った後、突然マレクが言葉を発する。アマンダは最初理解出来なかった。自身の胸に抱かれている弟は赤子の様に甘えている。  
「どうして・・・そう思うのかな?」  
「だってさ・・・・こうやっておっぱいに触っているとね、何だか優しい気持ちになれるんだ・・・・・」  
「そう・・・・」  
「僕思うんだ、お姉ちゃんのおっぱいが大きいのは、大好きな人を優しさで包んであげる為にあるんじゃないかなって、違うかな?」  
16とは思えないほど幼稚な例えだが、かなり的を射た言葉だった。私は今、大好きなマレクを優しさで包んでいるのだから。  
「私ね、昔はこのおっぱい嫌いだったの・・・・」  
「どうして・・・・?」  
「だって重いし、肩凝るし、合う服が少ないし、ライダースーツだってきついし、男の人からはいやらしい目で見られるし・・・・でもマレクが教えて  
くれたから、私自身持てそう・・・」  
「自身って・・・?」  
「このおっぱいは、マレクを愛するためにあるんだって思えた事よ」  
穏やかな微笑でアマンダが話す、とても嬉しそうな顔だった。  
「良かった、お姉ちゃんに喜んでもらえて・・・・」  
マレクの屈託の無い笑顔が印象的だった。彼には母親に甘えられなかった分、私には思い切り甘えて欲しかった。  
 
段々と息が荒くなり、アマンダの頬は自身の髪と同じ色に染まって来た。アマンダは思った。何故マレクは、こんなにも乳房を揉むのが上手なのかと。  
いや、上手と言うより、その手には確かに『愛』が篭っていた。その愛は、体温と言う形で胸に伝わってきた。  
「お姉ちゃん・・・・パジャマ、脱がせてもいい・・・かな・・・?」  
どうやらマレクは、直接胸を触りたくなったようだ。  
「マレクがそうしたいなら、いいよ・・・・」  
うっとりとした表情でアマンダが答えると、マレクはボタンを一つずつ、ゆっくりと外して行く。そして薄紫のブラと白い柔肌が見えた。その  
暖かな谷間にマレクはそっと顔を埋めた。  
「お姉ちゃん・・・・・」  
甘えるその表情が、とても愛しい。何だかマレクの母親になった気分になった。そうしながらもマレクはブラジャーに手を掛け、それをずらした。  
その行動に、アマンダは少し驚いた。マレクにしては大胆な行動であったからだ。マレクは露出した乳首を口に含むと、少々強めに吸い出した。  
「あっ・・・・はあん・・・・」  
ぬるっとした唾液に塗れた舌の温もりが、乳首を刺激した。ちゅうちゅうと音を立てて吸うその唇からは、唾液が少し漏れていた。それが時折、アマンダ  
には白く濁って見える時があった。おっぱいなんか出ないのに・・・・それでもマレクが乳首を吸うその姿は、とても愛しくてたまらなかった。  
一度は全ての人間に、世界に対して心を閉ざしたが、私にだけは心を開いてくれる。そのペースで、ゆっくりとだが、マレクの心の傷は  
癒され、成長している。だが人という生き物は、完全には大人になれない。大なれ小なれ、子供の部分を、弱さを背負って生きる動物なのだ。  
マレクはそれに耐えられるであろう芯の強さを持ってはいる。だがやはり甘えたい時もあるだろう。アマンダはマレクがそう思った時、甘えて来て  
欲しいと思っている。彼を今癒せるのは、私だけなのだから。  
「あん、あっ・・・いいよ・・・気持ちいいよ・・・」  
乳首を吸い続けるマレクの銀色の髪に顔を埋めると、シャンプーの甘い香りがした。少しカールの掛かった頭髪は、とても柔らかく、積もった雪の  
様に光が反射してきらきらと輝いていた。  
やがてマレクは唇を乳首から離すと、顔を上げてアマンダの唇にキスをした。  
最初は軽く触れる程度だが、生暖かい舌が唇を割り、進入してきた。体同様、2人の舌も絡み合った。僅かな隙間からは、混じった2人の  
唾液が垂れていた。  
2人が唇を離すと、銀色に光る糸が間に現れた。マレクはアマンダの唇の横から垂れた唾液を綺麗に舐め取る。するとアマンダも同じ事を  
マレクにもしてあげた。マレクはその後にアマンダに軽くキスすると、再び胸の谷間に顔を埋めた。  
「もう、かちかちだよ・・・・」  
 
アマンダはマレクの股間に手を宛がった。もうマレクの物は硬直し、気持ちよくなりたいと自己主張している。  
「あっ・・・」  
「どうして欲しい?お姉ちゃん気持ちよくしてあげるから」  
右手で股間を、左手で頭を撫でながらアマンダは誘惑した。マレクは顔を紅くしながらも答えた。  
「・・・舐めて・・・・欲しいな・・・・」  
「いいよ、いっぱい気持ちよくしたげるから」  
アマンダはマレクの唇に軽くキスすると、パジャマのズボンをゆっくりとトランクスごと脱がす。そして現れた肉棒の先端を、少し舐めた。  
少し上目遣いでマレクの顔を見ると、少し眉間に皺を寄せていた。最初はゆっくり、じっくりと肉棒をアマンダは舐めていた。徐々にマレクの  
息が荒くなり、快感に浸っているのか、時折「んっ・・・」と小さく喘ぐようになった。そのマレクの手は、アマンダの桃色の長めの髪を指に絡めて  
遊んでいた。  
「お姉ちゃんの髪って、猫みたいだね・・・・」  
「そう?柔らかいの?」  
「うん、ずっと撫でてたいな・・・」  
不思議な感覚だった。今まではマレクの頭を撫でてたアマンダであったが、今はそのマレクに頭を撫でられている。何時までも子供でいて欲しいと  
思っていたが、やはりマレクは一歩ずつ、確実に大人へと近づいてるようだ。  
アマンダは舐めていた肉棒を口に含むと、更に物が膨張するのを感じた。たっぷりと分泌させた唾液を舌で塗りたくり、それを口内で暖かく包む。  
血管の音が下を伝わった。マレクがアマンダの乳首を吸うように、アマンダもマレクの肉棒を吸う。快感にマレクがよがり始めた。  
「んっ、ああ・・・お姉ちゃん・・・・すごい・・・・気持ちいい・・・・」  
そういうマレクの顔は、微妙に大人の色気を漂わせていた。幼さと大人っぽさのコントラストが、マレクの魅力であった。  
「もうそろそろ、イきたい?」  
「うん、出ちゃいそうだよ・・・・」  
「いいのよ、いっぱい出して」  
「ん・・・ああ・・・イく・・・・・っ・・・・」  
次の瞬間マレクの体が小さく痙攣し、先から白く濁ったどろどろの液体が勢い良く放たれた。アマンダはその直前に先端を口に含もうとするが  
間に合わず、白濁液が顔と胸にべっとりと付着した。  
「ん・・・・いっぱい出たね・・・・」  
頬についた精液を指で拭い取り、アマンダはそれを色っぽく舐めて見せた。しかしマレクは少し引いてた。  
「どうして・・・そんな顔するの?」  
「だって・・・こういう所、雑誌で見たときに気分悪くなったんだ・・・・」  
「そう・・・・ごめんね」  
 
少し切なげに謝るアマンダだったが、マレクは首を横に振った。  
「いいんだ、お姉ちゃんがするんだったら・・・」  
そんなマレクに、いい子を演じている様子はなかった。それがアマンダにとっては嬉しい事だった。アマンダは精液をハンカチで拭い取ると、マレク  
がまた胸の谷間に顔を埋めてきた。  
「今度は僕が、お姉ちゃんを気持ちよくさせてあげるね」  
左の乳房を枕のようにして頭を乗せ、マレクは左手をアマンダのズボンの中に直接進入させた。  
「あっ・・・・あん、マレク、触りたかったら脱ぐから・・・・はあんっ・・・」  
「だめなの?僕はこれでもいいけど」  
マレクの左手は潤った所をくちゅくちゅと掻き回している。衣服の中から直接触られる快感に、アマンダの表情はうっとりとしてきた。  
「だめじゃないけど・・・・まさかマレクがここまで大胆に来るなんて・・・・思ってなかったから・・・・」  
恥ずかしそうに顔を背けるアマンダの顔を見たマレクは、その林檎の様に紅く染まった柔らかい頬に『ちゅっ』とキスした。唇から感じた  
温度は、とても高かった。そして恥部の表面だけを撫でていたマレクの人差し指が、ついに中へと進入してきた。  
「ひゃあぁぁあっ・・・・んん・・・・」  
その進入してきた指に金切り声を出すアマンダ。そのままマレクは指を動かし続けると、アマンダはいやいやと首を左右に振った。その可愛らしさが  
マレクの悪戯心に火をつけた。マレクは恥部への愛撫を続けながら枕にしていた左の柔乳の乳首を口に含み、先端を舌で舐めた。  
「やああぁっ、ああっ、やだ・・・マレク・・・イっちゃうよお・・・・」  
「いいよ、イっちゃっても」  
「やだやだ・・・マレクと一緒にイきたいよお・・・・・」  
20代後半に差し掛かったとは思えない程に、アマンダは少女の様な声を上げた。マレクはそれを見て、ますます姉をイかせたくなった。  
「イきたくなったらいいんだよ、イっても」  
「でも・・・・」  
「僕見たいんだ、僕の手でお姉ちゃんがイく所を」  
「マレクは・・・それでいいの?気持ちよくならなくていいの?」  
「大丈夫だよ、後でちゃんと僕も気持ちよくなるから、ね」  
アマンダはこくり、と頷くと、体の力を抜いた。そしてその身をマレクに預けた。力を抜いた分快感は倍増し、アマンダの息と体温は次第に  
上がっていった。  
「あっ、あっ、んあっ・・・はあ・・・・あん・・・いい・・・いいのぉ・・・マレク・・・・もっとお姉ちゃんの体好きにしてえ・・・・もっと  
感じさせてぇ・・・・・」  
快感によがるアマンダへの愛撫をマレクは続ける。マレクは思った。アマンダは、僕の前だけでは少女の様になると。  
マレクは常日頃から思っていた。アマンダは綺麗な大人のお姉さんだけど、実は何処か抜けていて、それが少女の様でたまらなく可愛い  
と思っていた。無理してお姉さんぶってるよりはそっちのほうがとても可愛いと思っていた。  
「あんっ、あああっ・・・・イっちゃう・・・マレク・・・イっちゃうよ・・・・」  
アマンダはそう告げた後、体を痙攣させた。そのアマンダの充血した唇に、マレクはキスした。アマンダも弟の銀色の頭を抱き寄せ、激しく  
舌を絡めあった。  
 
「あふっ・・・あん・・・マレクったら・・・激しすぎるんだから・・・・・」  
紅潮した困ったような顔でアマンダは言う。それを見たマレクは微笑みながら返した。  
「だって、感じてるお姉ちゃんってすごく可愛いから・・・・もっと気持ちよくしてあげたくなるんだ・・・・」  
「それは私の台詞よ・・・・・」  
アマンダは驚いた。何せマレクも自分と同じ事を思っていたからだ。見透かされたような気持ちに、アマンダはなった。  
「もしかして・・・・一番甘えたいのはお姉ちゃんの方じゃないのかな・・・・?」  
その言葉は、アマンダの本心を付いた。何時もマレクには『好きなだけ甘えて欲しい』と言ってはいたが、結果的にそれは、アマンダの  
甘えたい心の裏返しだった。暫くアマンダの表情が固まる。流石にマレクも、姉が怒ったのかと思い、怒鳴られるのを覚悟していた。だがアマンダは  
決して怒鳴らなかった。とても優しい瞳で、マレクに語りかけた。  
「・・・・マレク・・・・大人になっていくんだね・・・・」  
そういうアマンダの瞳は、涙で潤んでいた。その瞳に、マレクは少し戸惑う。  
「まだまだ子供だと思っていたけど・・・・出会った時の気持ちのままでいたけど・・・・やっぱり成長していくんだね・・・・・」  
「そうだよ・・・僕だって何時までも子供じゃいられないんだ・・・・お姉ちゃんを守れるような、強い大人になるんだから・・・・」  
アマンダは嬉しかった。最初は弱弱しく、守ってあげないと壊れてしまいそうだった弟が、ここまで成長したことが。  
「そうよね・・・・でもこれだけは聞いて・・・・マレクは私とこうして2人きりの時は、子供に戻ってもいいのよ・・・・」  
「お姉ちゃん・・・・」  
「辛いことがあっても外じゃ我慢しなきゃいけないけど・・・・私と2人でいる時は・・・思い切り甘えてもいいのよ・・・・・甘えられる  
人がいるって・・・・・とても幸せなことなのよ・・・・・」  
涙目でアマンダは訴える。そしてアマンダは、マレクの頭を抱きしめながら泣き出した。あまりに突然だったため、マレクは動揺した。  
「・・・お姉ちゃん・・・どうして泣くの・・・・僕、何か傷つくこと言った?」  
「違うの・・・嬉しいの・・・・マレクが成長してくれて・・・・・でも寂しいの・・・・」  
「・・・どうして・・・・?」  
「マレクが・・・・何処か遠いところに行っちゃうような感じで・・・怖いの・・・・」  
泣きじゃくるアマンダが、マレクにはとても可哀想に思えた。そんなアマンダにマレクは、その唇にそっとキスした。  
「・・・・・・・・?」  
ほんの数秒間の事だった。唇を離すと、マレクは穏やかな表情でアマンダを慰めた。  
「大丈夫だよ、僕はずっとお姉ちゃんと一緒だよ・・・・だから、何にも心配しなくてもいいんだよ・・・」  
「・・・マレク・・・・」  
「だって・・・僕はお姉ちゃんが大好きだから・・・・ずっと一緒に居たいんだ・・・・」  
にこやかな表情で語りかけるマレクの頭を、アマンダはその胸に抱いた。しかし甘えていたのは、アマンダの方であった。  
「マレク・・・何処にも行かないでね・・・・お姉ちゃんから離れないで・・・・」  
「離れないよ・・・・僕は何処にも行かないよ、だから安心して」  
マレクの優しさに、アマンダは癒された。そうか、マレクが私に甘えてくるのは、結果的に私がマレクに甘える事になるのかと、アマンダは理解した。  
そっか・・・・私も子供に戻ってもいいんだ・・・・・。  
 
「お姉ちゃん・・・・そろそろ僕・・・いいかな?」  
「いいよ・・・今日はお姉ちゃんがしてあげる、だから横になって・・・・」  
「うん、わかったよ」  
マレクは承諾すると、上着も脱ぎ、全裸で横たわる。アマンダもズボンをパンツごと脱いだ。股から粘液が溢れて、太腿を伝わってるのが解る。余程  
感じていたみたいだ。アマンダはその濡れた扉を開き、ゆっくりとそこにマレクのモノを導いた。  
「あっ・・・・」  
肉棒の硬さと熱さにアマンダが甘い声を漏らす。一旦アマンダが両腕をマレクの胸板に置き、潤んだ緑色の瞳でマレクを見つめる。  
「今日のマレク・・・・熱い・・・・ね・・・・」  
「お姉ちゃんの中も・・・・すごく熱いよ・・・・」  
数秒見つめあった後、アマンダは上体を起こすと、マレクの両手を取る。そして2人はお互いの指を絡め合い、アマンダはゆっくりと腰を前後に  
動かし始めた。  
「あんっ・・・はあっ・・・あっ・・ああっ・・・くうぅ・・・はぁ・・・・」  
アマンダが腰を動かす度に、マレクの肉棒も締め付けられる。少しでも力を抜いてしまったら、射精してしまいそうとも思えた。マレクは下から、揺れる  
二つのアマンダの乳房を見ていた。踊るように揺れるその水風船は、見ているだけでも情欲を増幅させていった。その上から見えるアマンダの感じる  
表情は、とても嬉しそうだった。  
「ああっ、マレクいいのぉ・・・んあっ、あっ・・・はあんっ、気持ちいいのぉ・・・・」  
自ら腰を動かす度に、アマンダは快感に喘いだ。マレクは思った。今日のアマンダは、何時もより、今までよりエッチだと。今までアマンダとは  
何度も肉体関係を結んだが、その時のアマンダは、『大人の女』を演出していたような節があった。しかし今のアマンダは違う、とてもあどけなく  
感じるのだ。もともと実年齢より若く見られることの多いアマンダであり、マレクもそれを解ってはいたが、今日はさらに若く見え、自信と  
同い年にも見えた。その時マレクは感づいた。アマンダは子供に戻りたかったのだ、と。マレクは強く握っていた手をアマンダの手から離す。  
「お姉ちゃん・・・お尻、触ってもいい?」  
「いいよ・・・んっ・・・はぁ・・・・触ってぇ・・・・」  
マレクはアマンダの尻に手を伸ばし、ゆっくりと揉みしだき始めた。尻の肉の感触は乳房とは違い、適度に固さがあった。鍛え上げられた大臀筋  
もすぐに感じた。  
 
「んあっ・・・あっ・・・いい・・・お尻・・・いいのぉ・・・・ああんっ・・・」  
アマンダは悶えながら前かがみになる。それと同時に二つの水風船がマレクの目の前でゆさっと揺れた。マレクは少し無理があると思いながら  
も、桃色の乳首を口に含んだ。  
「あっ・・・あんっ、マレク・・・おっぱい吸いたいの・・・・?」  
「ダメなの・・・・?」  
「いいけど・・・・これだと吸いづらいでしょ・・・・体起こして」  
言われたとおりに体を起こすと、自然とアマンダの乳房が顔の位置に来た。アマンダはマレクの太腿に乗っかる形になっていた為、こうなったのであろう。  
「マレク・・・上から突き上げて・・・・」  
色っぽく誘惑され、マレクはアマンダの胸の谷間に顔を埋めながら腰を突き上げた。それと同時に、揺れる水風船が顔を磨れ、体温とすべすべの  
肌の質感が心地よかった。  
「んんっ・・・あっ、ああんっ、いいの、これいいのぉ・・・感じちゃうのぉ・・・・」  
この体型でするのは初めてだった為か、アマンダは今までに無いくらい気持ち良さそうな声を上げた。もっと気持ちよくさせたい、マレクはそう  
思い、アマンダの尻を両手で掴み、右の乳首を吸い始めた。3方向から攻められたアマンダは、案の定更に気持ち良さそうな声を上げた。  
「あああっっ・・・・ああっ・・・やんっ・・・だめぇ・・・イっちゃう・・・・イっちゃうよぉ・・・」  
「嫌なの?気持ちいいんでしょ」  
「だけどぉ・・・・あっ・・・もっと感じてたいのぉ・・・・まだイきたくないのぉ・・・・」  
駄々をこねるようにアマンダは首を振った。マレクはここまでアマンダを『可愛い』と思ったのは初めてだった。その時マレクは悟った。XATの  
鬼教官、アマンダ・ウェルナーは、僕の前だけでは素直になれる事を。だから僕に『甘えて』と言ってるのだ。  
「大丈夫だよお姉ちゃん、僕もそろそろイきそうだから、イってもいいよ」  
「本当に・・・・一緒にイけるの?」  
「うん・・・・んあっ・・もう・・・イきそう・・・・・」  
「出してえっ!、お姉ちゃんの中にいっぱい出してえっ!、あっあっ・・・・ああ・・・・・っ・・・・」  
強烈なマレクの攻めに耐え切れず、とうとうアマンダはイってしまった。それと同時に、マレクの熱い精液がアマンダの胎内に流れて行った。谷間に  
埋もれる銀色の頭を、アマンダはそっと撫でた。  
「ん・・・・はぁ・・・・いっぱい出たね・・・・」  
「・・・お姉ちゃんがエッチだから・・・いっぱい出ちゃったんだと思うんだ・・・・」  
「もう・・・人のせいにする気?」  
「ち・・・違うよ、エッチなお姉ちゃんを見てたら、僕も気持ちよくなったんだ・・・・」  
「そう・・・・でもこんなに中出ししたら、妊娠しちゃうかもね」  
その時マレクの脳裏に『ギクッ』という擬音が響いた。そういえば普段は避妊しているが、今回は忘れていた。マレクの顔がみるみる青ざめるのを  
見て、アマンダはその頬をそっと撫でた。  
「大丈夫よ、今日は安全な日だし、それに・・・・私生みたいな・・・・マレクの赤ちゃん・・・・」  
その言葉にマレクは驚きを隠せなかった。そしてマレクは背切なげな目を向けて話す。  
「でも・・・・それじゃあ赤ちゃんが可哀想だよ・・・・」  
「どうして・・・?」  
 
「だって・・・・血は繋がってなくても姉弟の間の子供だし・・・・融合体として生まれて来るんだし・・・・昔の僕みたいに・・みんなに  
虐められるかも知れないんだよ・・・・それくらいなら・・・・」  
「生まれない方が幸せだって言うの?」  
自らが言おうとしていたことをアマンダに先取りされ、マレクは息を呑んだ。そのマレクの銀色の髪を指に絡めながらアマンダは聞いた。  
「マレク・・・・私がXATをどうして復活させたのか・・・解る?」  
「融合体を・・・・保護する為でしょ・・・・」  
「そうよ・・・たとえ融合体でも、その人にはちゃんと『人として生きる権利』があると思ってるから、だから私はそういう人たちを差別から  
守るために頑張ってるのよ・・・それだけじゃないの、たとえ生まれてくる子供が姉弟の間でも、融合体でも、ちゃんと生きる権利がその子には  
あるわ、重い、絶対降ろせない荷物を背負うことになるけど・・・・でも助けることは出来るわ、生きてはいけない命なんて、この世には  
存在しないんだから・・・・・」  
優しくも哀しい目で言ったアマンダの言葉を聴いたマレクの脳裏に、ジョセフの言葉が蘇った。  
『お前が奪っていい命は、一つも無いんだ!』  
復讐の後にジョセフと戦った時に言われた言葉だった。あの時のマレクは、人を殺めた罪悪感を、『正義の復讐』だと言い聞かせ、そこから逃げようと  
していた。だが結局逃げ切れなかった。そしてマレクは知った。罪を償うと言う事は、『逃げる』事でも『消す』事でもなく、『背負う』事だと・・・。  
姉の広い心と体の温もりに、マレクは涙を流した。そして、すすり泣きながらアマンダに謝った。  
「・・・お姉ちゃん・・・・ごめん・・・・」  
「いいのよ・・・解ってくれたら・・・・」  
「でも僕・・・・お姉ちゃんの気持ち・・・踏み躙って・・・・」  
「マレクの言うことは解らなくもないわ・・・むしろ、みんなそう答えると思うの、でも私はそれでいいの、大好きなマレクの子供だから・・・」  
静かに泣くマレクの頭を抱きしめながらアマンダは慰めた。泣きながらマレクは思った。貴方の子を生みたい、それはアマンダのマレクに対する  
愛情がどれだけ深いかを表していた。だが血縁は無くとも姉弟、結婚など出来るはずも無かった。アマンダから『結婚』という幸せを奪って  
しまった、それがマレクにとっては苦痛だった。そんな事とは知る由も無く、アマンダはマレクの頭を撫で続けていた。  
「・・・・お姉ちゃん・・・・キスして・・・」  
 
マレクは慰めを求めてキスをせがんだ。珍しくマレクがキスのおねだりをしてきたため、アマンダは嬉しく思い、快く承諾した。  
柔らかい唇同士が触れ合うと、マレクは喰らい付くように舌を進入させてきた。くちゅくちゅと粘液質の音が密かに響く。そんなマレクが、アマンダ  
には寂しそうに見えた。私は離れないから、安心して欲しい。そう思いながらアマンダはマレクと舌を絡め合いながら後頭部と背中を撫でた。そして  
2人の唇が離れると、アマンダはマレクの口元から漏れた唾液を綺麗に舐め取った。  
「ん・・・マレク・・・・もう一回・・・・したい?」  
「でも・・・お姉ちゃんは・・・いいの・・・・?」  
「大丈夫よ、元XAT隊員だから体力はあるわ、だからマレクがしたいんだったら、私は何度でもさせてあげる」  
優しい眼差しで答えるアマンダに、マレクはこくりと頷く。そしてアマンダはマレクを抱いたまま仰向けに寝そべった。マレクは抱かれたまま  
腰をくねらす様にゆっくりと動いた。  
「はうんっ・・・うん・・・・」  
小さくアマンダが喘いぐ。この時マレクは、不思議な感覚に見舞われていた。激しさは無いにしろ、性感以外の優しい快感を感じていた。病み上がりで  
体力が余り無い為、マレクは腰を弱めに動かしていたのだが、それがまた別の快感へと繋がっていた。  
「んっ・・・・マレク・・・・ゆっくりされるの・・・気持ちいい・・・」  
「激しいのと・・・どっちが好き・・・・?」  
「どっちもだけど・・・マレクの好きにしていいのよ・・・・」  
「良かった・・・・病み上がりだから、体力が余り無いんだけど・・・・」  
「そう・・・・でも気持ちいい・・・・」  
ゆったりとした性感は、アマンダも気に入った様だ。マレクは体を密着させながら腰を動かし、アマンダの乳首に吸い付いた。吸われる快感と、吸う  
マレクの可愛らしい表情が、快感を倍増させた。  
「んんっ・・・・はあん・・・もっと・・・・吸ってぇ・・・・」  
快楽に喘ぎながら、アマンダはマレクの銀色の頭を撫でた。腰の動きこそゆっくりだが、マレクの精力は衰えてはいなかった。むしろ一気に  
イかせられるのではなく、じわじわと感じさせられるのが好きだった。自分が感じるのもそうだが、マレクをありったけの愛で包み込むのも心地  
良かった。  
「もっと甘えて・・・・お姉ちゃんが可愛い可愛いしてあげる・・・・」  
子供をあやす様に声を掛けるアマンダ。その表情は、完全に『母』だった。きっとマレクは、アマンダに『母』を重ねているのであろう。だがアマンダは  
それでも良かった。むしろそうであって欲しかった。一番甘えたい時期に母親を亡くしたマレクには、その分も含めてマレクには甘えて欲しかった。  
私はマレクの親代わりでもあるのだから・・・・。  
 

PC用眼鏡【管理人も使ってますがマジで疲れません】 解約手数料0円【あしたでんき】 Yahoo 楽天 NTT-X Store

無料ホームページ 無料のクレジットカード 海外格安航空券 ふるさと納税 海外旅行保険が無料! 海外ホテル