「マレク、横になって、今度は私がしてあげるから。」
言われたとおりにマレクが横になると、アマンダはマレクのズボンに手をかけたが、マレクはアマンダの手を止めた。
「どうして・・・・?、してあげるのに・・・・・」
「いいよお姉ちゃん、ズボンくらい・・・自分で脱げるから・・・・」
恥ずかしそうにマレクは目を逸らしながら言う。
「だーめ、させて、してあげたいの・・・・」甘ったるい言葉にマレクは観念し、アマンダに下半身を任せる。するするとズボンをトランクスごと
脱がすと、立派に勃起した肉柱が現れた。だがマレクは目を瞑っていた。
少年院のシャワールームで見る限り、自分の物は小さいと思っていた。それをアマンダがそっと握る。
「あっ・・・・・」暖かで柔らかな手の感触に声が漏れる。
「マレク、どうして顔、そらすの・・・・・?」
「だって・・・・・ちいさいから・・・、僕の・・・・」
「え・・・・・?」自信なさげに言うマレクに、アマンダは目を丸くする。
「小さいんだ、僕の・・・・、少年院の奴らよりも・・・だから僕・・・お姉ちゃんを気持ちよくしてあげられないかも知れない、自信が無いんだ・・・、
女の人って、大きいほうが好きなんでしょ・・・・」
「・・・マレクは、そう思ってるの・・・・?」
「・・・・・同じ部屋の仲間が言ってたんだ・・・・」
それを聞いたアマンダは、まだまだ子供だなあ、と思った。そして、クスクスと静かに笑い出した。
「・・・・お姉ちゃん?」
「フフフッ、マレクったら、そんな事考えていたの?」
「そんな事って・・・・、お姉ちゃんはどう思うの・・・・?」
アマンダはいきり立った棒を、愛おしそうに見つめながら言った。
「私は・・・・そんな事、考えた事もなかったわ・・・、それに、マレクのは大きいわけでも小さいわけでもない、普通の大きさよ」
牛の乳を搾るようにアマンダは肉棒を握る、その度に「あっ、あっ」とマレクの切ない喘ぎ声が響く。
「お、お姉ちゃん・・・・、」
「なあに?」
「お姉ちゃんは・・・、この大きさでいいの?、本当に、満足なの・・・・?」
切ない瞳で問いかけてくるマレクに、優しくアマンダは答えた。
「関係ないわ、だって、マレクのおちんちんだから、大好きな人のだから、私はこれでいいと思ってるの」
そういった矢先、アマンダは張り詰めた亀頭を、ぺろり、と舐めた。
「んんあっ・・・・」初めての感覚に、マレクは頭の中が真っ白になりかけた。
「気持ちいいでしょ、舐められるの」
難とか正気を取り戻したマレクだったが、今のアマンダの行動が信じられなかった。アマンダが舐めたのだ、ペニスを。俗に言う『フェラチオ』だ。
少年院の中で見た雑誌にその写真が掲載されていたが、あまりにもエグく感じたため、その直後に吐いてしまったのを思い出す。そう思うと、胸の
奥がムカムカしてきた。
「や、やめてよ・・・・」
「え・・・?どうして・・・・?」
「お姉ちゃん、今自分が何したかわかってるの・・・?、舐めたんだよ、おちんちん・・・・」
「そうよ・・・それがどうかしたの?」
「やめてよ、舐めるものじゃないよ、おちんちんなんて・・・、汚いよ・・・・」
どうやらマレクにとって、フェラチオがこんなにもショックを与えるとは、アマンダも思っていなかった。怯えが見えるマレクの瞳を見つめながら、アマンダ
はショックに震えるマレクを宥める。
「汚くなんかないわ、だって、ちゃんと洗ってたでしょ、全然、臭いもしないわ。」
アマンダの励ましにより、強張っていたマレクの表情もようやく落ち着きを取り戻す。そして、マレクからは迷いは消えていた。
「お姉ちゃん・・・・僕の・・・おちん・・ちん・・・舐め・・て・・」
蚊の鳴くような声でマレクは要求する。アマンダは何も言わずに、要求を呑んだ。そして、アマンダは立派に硬直した棍棒を口に含む。
「んああっ・・・」さっきとは違い、物全体がぬるぬるとした感触と温もりに包まれる。生き物のような舌が柱に絡みつき、頬が吸い上げる。
未知の快感に、マレクはただただ喘ぐことしか出来なかった。
「あっ、あ・・・あうぅ・・・んああ・・・はぁ・・・・」
逞しくなった体型にも関わらず、少女のような声を上げるマレク、強すぎる快感に、声を言葉にすることすら難しくなってきた。
「んんああっ、お・・・お姉・・・ちゃん・・・・すご・・い・・・気持ち・・・良すぎ・・・・」
やっと搾り出した言葉だが、あまりにも強い快感の為か、息も絶え絶えになってしまった。マレクと目を合わせるアマンダの目が優しそうに
細まる。感じてくれたことに悦びを感じているみたいだ。
「あっ、だめ、お姉ちゃん、もう、もう僕・・・イっちゃうよ・・・・・」
快感が頂点に近づき始め、マレクはイきそうだと主張する。アマンダはそれを聞いて棍棒から口を離した。
「いいけど、ちょっと待ってて、もっと気持ちよくしてあげるから」
そう言うとアマンダはマレクの肉棒を、その自らの豊満な乳房の間に挟み、ゆっくりと揉みしだき始めた。自らのモノが豊乳に挟まれ、揉まれる
という、またもや未知の快感にマレクは興奮した。
「気持ち・・・いいでしょ・・・・、パイズリって・・・いうのよ・・・・」
モノを挟まれる快感と、柔肌と柔肉の感触と、その温もりにマレクは溺れそうになる、ふとアマンダの顔を見ると、アマンダも息が荒くなり、頬
を紅潮させていた。
「気持ちいいの・・・・・?、お姉ちゃん・・・・」
「うん、そうよ・・・・、パイズリって、される方も気持ちいいけど、するほうも気持ちいいの、特に相手の気持ちいい顔を見ながらだと、より
一層気持ちよくなるのよ・・・・」
うっとりとした表情で話すアマンダの甘い声が、快感を促進させる。それはすでにピークに達していた。
「あっああっ、あっ、うあっ、お、お姉ちゃん、もう、だめ、イく・・・イっちゃう・・・」
「いいよ、そのまま出して・・・・」
マレクの絶頂の声と共に、アマンダは即座に亀頭を口に含む。そして、アマンダの暖かな口内に、熱く白く濁ったどろどろの液体が流れ出した。それ
をアマンダは一滴残らず飲み干す。ごくり、と喉を鳴らしながら。その光景に、マレクは驚きを隠せなかった。アマンダはモノを口から
話すと、口の周りに漏れた唾液を指で拭いながら、色っぽく言った。
「ん・・・・濃い・・・・・」
「お・・・お・・お・・・・・お姉ちゃん・・・・?!」
「ん?どうしたの?」
「の・・・のののの飲んじゃったの・・・・・・?!・・・・精液・・・・」
「そうよ、いけないかしら?」
「い・・・・いけないっていうか・・・その・・・・」
確かに精液を飲むのは、『悪』ではないとは思っていた、というより、それが『悪』なのかさえ、マレクはどうか解らなかった。当の本人は満足げな
顔で好悦に浸ってる。その表情からは、羞恥心すら感じられなかった。
「そ・・・・それで・・・・、美味しいの?」
「ええ、とっても、美味しかったわ・・・・」
それを聞いたマレクは、僅かに先端に残った精液を指先に着けた。自分のモノの先に着いていた物だった為、少し尻込みした。が、マレクは勇気を
振り絞って指を口の中に入れた。するととたんに口の中に雑草を噛んだような青臭い苦味が、ぬめりと共に広がった。
「お姉ちゃん、全然美味しくないよ、やっぱり飲むものじゃないよ、これ」
アマンダの言葉を真に受けたマレクをみて、アマンダはクスクスと微笑んだ。
「そうよね、確かに飲むものじゃないわ、でもマレクのだから、私は大丈夫よ」
そういうアマンダの表情には、嫌がっている様子など微塵も無かった。どうやら本当に自ら望んで飲み干したのであろう。そして今度は
アマンダがベッドに仰向けに寝そべった。
「マレク・・・・私のパンツ、脱がせて・・・・・」
年下の男に言わないような、甘えた口調でアマンダが要求する。マレクはそっとパジャマのズボンに手を掛け、ゆっくりと脱がせて行くと、黒いパンツ
が姿を現した。それもそっと脱がすと、あることに気付いた。パンツの又に当る部分から、銀色に光る糸が伸びていた。
「お姉ちゃん?!、何、これ・・・・・」
「んふっ、そうよ、マレクとするの、楽しみにしてたから、濡れてきちゃった・・・・」
妖艶な笑みを浮かべながら、アマンダは自ら自身の扉を開いた。そこには、粘液で満たされた肉襞が見えた。
目を見張るマレク。女性の恥部も少年院内に持ち込まれた雑誌でみたが、その時も吐き気を感じていた。だが今回は違う。雑誌の写真と余り変わりは
無いのに、アマンダのだというだけで吐き気はおろか、嫌悪感も感じない、むしろ、それがとても神秘的に見えた。
「そっと・・・・さわって・・・みて・・・・」アマンダの誘いに乗り、マレクの指が蜜壷に触れる。ひんやりとした感触もつかの間、直ぐに指が吸い込まれるように
洞穴の中に入っていった。
「んっ・・・はあ・・・・」進入してきた指に、アマンダが溜息を漏らす。アマンダの胎内は、ぬめぬめしていて、とても暖かい。そっと指の腹で壁を撫でてみた。
「ひゃううんっ!!!!!!!!!」突然アマンダの悲鳴が聞こえた。
「ど・・・どうしたの?!、お姉ちゃん」
「い・・・・今の、一番いいところに・・・・きちゃったかも・・・・」どうやらGスポットに当ったようだ。
「もっと・・・触ってえ・・・・」猫のような甘えた声で更に要求する。マレクは何度も、その同じ所を指で摩り続けた。その度にアマンダの甘美な
喘ぎ声が脳内にこだまする。
「ひゃっ、あっ、あんっ、やん、あっ、いい、いいのぉ、もっと、もっといじってぇ・・・」
アマンダは触られる度に身体をくねらせる。快楽に顔を歪ませ、淫らな声を響かせる。だがマレクはそんなアマンダを見ても『卑しい』とは思えなかった。むしろ、自分の
愛撫で感じてくれるのが凄く嬉しかった。そのうちマレクの胸中には、知らない内に押さえ難い感情がこみ上げて来た。ごくり、とマレクは生唾を飲み込む。そして、アマンダ
の蜜壷に入っていた指を、アマンダがイく前に抜いてしまった。
「・・・・・マレク・・・・・?」アマンダの問いかけにもマレクは黙り込んでいる。するとマレクは、アマンダの恥部に顔を押し付け、そこを舌で舐め始めた。
「やっ、あん、ちょっと・・・マレクったら・・・あん・・・」突然の行動にアマンダは困惑した。それをさらに快感が掻き消す。ピチャピチャと舐める音すら
耳に届かない。恥部を舐められるのは嫌ではないが、いきなりされるとは思わなかったため、完全に快感の海に溺れていた。そんな中、アマンダの脳裏に言葉が走った。
(私・・・・犯されてる・・・・・)
虚ろな目でそんな事を思い始めた。でも仕方ない、私は一度、弟を守れなかったダメな姉、犯されて当然だ、とも思っていた。心のどこかで、マレクに無理やり、身体を
弄ばれたいとも思っていた時もあった。それで己の罪が償われるのなら、それを望んでいた。
「あっ・・・・あん・・・・んん・・・・あはあっ・・・・」喘ぎ声がゆっくりになる。体から力が抜け、だらしなく四肢が広がる。マレクは未だに蜜壷を無心に舐め
続けていた。すると、蚊の鳴くような声で、アマンダが喋りだす。
「・・・・マレクぅ・・・犯して・・・・私を・・・犯して・・・・・」アマンダの異常に気付いたマレクは、直ぐに股から顔を離し、アマンダの顔を見た。すると、マレク
は我が目を疑った。アマンダの美しい、緑色の瞳からは光が消え、うわ言のように「犯して・・・」と呟いていた。
「・・・・・・マレク・・・犯して・・・・ダメなお姉ちゃんを・・・・・犯して・・・・」
「お姉ちゃん・・・やめてよ・・・・・そんな事・・・・言わないでよ・・・・」
「・・・私はダメなお姉ちゃんだから・・・・犯されても仕方ないの・・・・だから・・・犯して・・・」
虚ろな目で「犯して・・・」と繰り返すアマンダに、マレクは底知れぬ恐怖を感じた。このままじゃ、アマンダがアマンダでなくなるような気がしたからだ。マレク
はアマンダの目を覚まそうと必死になった。
「やめてよ・・・こんなのやだよ・・・・こんなの、僕の好きになったお姉ちゃんじゃないよ・・・・だから・・・もうやめてよ・・・・」
マレクの説得が届いてないのか、アマンダは死人の目でマレクを見つめながら微笑む。どうにでもして、と言わんばかりに。それがマレクの恐怖心を倍増させた。マレクは
アマンダの肩を掴み、力いっぱい揺さぶった。それと同時に、優しさの象徴である二つの果実も揺れる。
「お姉ちゃん、いい加減目を覚まして、いつもの強くて、優しいお姉ちゃんは何処にいったの?、ねえ、どうして?どうしてこうなっちゃったの?嫌だ、こんなの嫌だ、間違ってるよ、
だから目を覚ましてよ、僕を一人ぼっちにしないでよーーーーーーー!!!!!!!!!!!」
マレクが必死の叫びを上げ、アマンダに抱きつく。するとアマンダは一瞬、はっとした顔になり、目に光が宿った。自身の胸で半べそをかくマレクを、優しく抱きしめた。
「・・・・・お姉・・・・・ちゃん・・・・?」マレクが胸の谷間に埋めていた顔を上げる。そして見えたのは、あの優しい目をした、マレクが最も大好きな眼差しだった。
「さっきはごめん・・・・・お姉ちゃん・・・・、間違ってたわ」
「お姉ちゃん・・・・僕・・・・自分だけが気持ちいいのは嫌なんだ、お姉ちゃんも気持ちよくないと、僕も気持ちよくなれないんだ・・・・だから、『犯して』だ
なんて言わないでよ・・・・」
「・・・そうよね、私、自分の事ばかり考えてた、本当に、ごめんね・・・・」
「それに・・・お姉ちゃんはダメなんかじゃないよ、お姉ちゃんは僕を、いや、みんなを助けるために、一生懸命戦ったんだから・・・・・」
「でも・・・・・失ったものは多かったわ・・・・」
アマンダの顔がまた曇る。見かねたマレクは、アマンダの耳元に口を近づけて離す。
「それ、もしヘルマンが聞いてたら、笑われちゃうよ」
その言葉に、アマンダははっと目を見開いた。
「ヘルマンだけじゃないよ、XATのみんなも、ジョセフも、みんなお姉ちゃんに未来を託して死んでいったんだ。だから、お姉ちゃんがそんなんだったら、みんなが可哀想だよ。
それとも・・・・僕だけじゃ嫌なの?」
そうだった。アル、ブラット、ヘルマン、メイフォン、シドウ、サーシャ、そしてジョセフ・・・・、皆、私に未来を託して死んでいった。その思いを、生き残った私は決して無駄に
してはならない、新しい平和な未来を作るために、必死で努力して、新生XATを立ち上げた。マレクとまた一緒に暮らせる日を夢見ながら。その夢も、この日に叶った。
そのマレクに、まだ幼さの残る顔の弟に、大人顔負けの説教をされてしまった。私ってつくづくダメなお姉ちゃんだ、と思ったが、マレクが悲しむため、口にはしなかった。自身の
未熟さを、アマンダは心の中で笑った。
「お姉ちゃん・・・・また、自分がダメなお姉ちゃんだって、思ったでしょ?」
考えを読まれたため、アマンダの背筋が一瞬凍った。
「ど・・・どうしてわかったの?」
「顔に書いてた」真顔でマレクが言う。
マレクは二年という空白の中で、こんなにも成長していた。姉としては嬉しかったが、同時に寂しくもあった。独り立ちを控えた親の気持ちが何となく
解ったような気がした。
「・・・・お姉ちゃん?、どうしたの、ボーッとしちゃって・・・・」
目の前でマレクが手をひらひらさせるのを見て、アマンダは我に帰る。
「あっ、そ・・・、そう、マレク、成長したなって・・・・お姉ちゃん嬉しい・・・・」
そう言うとアマンダはマレクの小さい顔を両手で包み、また口を開く。
「でも・・・・・、今夜は子供でいて・・・・・」
マレクは小さく頷いた後、アマンダの唇にキスしようとする、が、アマンダは人差し指でマレクの唇を押さえた。
「いいの?、私舐めたのよ、マレクのおちんちん・・・・」
「いいんだ、僕は構わないよ」
「でも・・・・」アマンダが迷いを見せる。すると一瞬の隙を突いて、マレクは少し強引ぎみにキスした。驚いたアマンダが目を見開く。しかもマレク
は自身の舌を口内に侵入させ、掻き回す。それに連れて、アマンダの表情もうっとりとしてきた。
「あふっ・・・うん・・・・・」ゆったりとした快楽に甘い声を漏らす、銀色の糸を引きながら、マレクは口を離した。
「大丈夫だった?、苦くなかった?」母親のように心配するアマンダに、マレクは平気そうな顔で答える。
「大丈夫、何ともなかったよ」その答えは、アマンダを安心させた。アマンダはマレクに、自身の体から離れるように言った。言われたとおりにマレクが身体を
離すと、アマンダは自らの恥部を開開いた。
「マレク・・・お姉ちゃんに・・・ちょうだい・・・・」
その麗しく、淫らで、甘美な姿にマレクは生唾を飲んだ。そして、固く熱くなった肉棒を、桃色の穴へと宛がった。するとその肉棒が、まるで吸い込まれるように
するすると入っていった。
「あっ・・んああっ・・・・」モノが締め付けられる感覚に襲われ、マレクが悲鳴にも似た声を上げる。アマンダの胎内は、熱くて、ぬるぬるして、二度と
離さないと言わんばかりに絡みついてくるものがあった。少しでも動いたら、今にも射精してしまいそうだ。それに必死に耐えようと歯を食いしばり、腕が硬直する。その腕を
アマンダが優しく撫でて言った。
「力を抜いてもいいのよ・・・・・それから動いて・・・・」
「でも・・・そんなことしたら・・・・イっちゃうよ・・・・・」
「いいの、私はマレクが気持ちよければそれでいいの・・・・・」
だが、それを聞いたマレクの表情が急に曇った。そして首を大きく横に振った。
「嫌だよ、僕だけ気持ちいいなんて・・・無理だよ・・・僕はお姉ちゃんにも気持ちよくなってくれないと、僕も気持ちよくなれないんだ・・・・」
マレクの話を黙って聞いていたアマンダだったが、何も言わずにそっとマレクの首に腕を廻し、勢い良く胸に抱き寄せた。びっくりしてマレクが
目を丸くする。
「・・・・お姉ちゃん・・・・・?」
「これなら私も気持ちいいから、動いて、いっぱい、気持ちよくなって・・・・・」
マレクはアマンダの胴にしがみ付き、胸の谷間に顔を押し付ける。そして、ゆっくりと腰をくねらせ始めた。それと同時にアマンダの甘い吐息と喘ぎ声が漏れる。
「あっ・・・・あん・・・んあっ・・・・はあ・・・・あっ、いい、いいの・・・すごい・・・ああっ・・・」
アマンダはマレクの熱い棒と心を感じながら、自身の豊かな谷間に埋もれるマレクの銀色の頭を撫でる。少女が、大事にしている縫い包みを撫でるように。
「・・・お姉ちゃん・・・・お姉ちゃん・・・・」マレクも感じながら、姉の名を繰り返す。抱きつくその手は、二度と離れたくない、と
言わんばかりに。それはまるで、母親から離れるのを嫌う子供のようだった。暖かな胸の温もりは、凍りついたマレクの心を、ゆっくりとだが、確実に
溶かしていった。ドクン、ドクンという心臓の音も、マレクにとって心地よかった。生きてる証だからだ。アマンダの腕は、その膣の内壁同様、マレクの身体を強く、
優しく抱きしめていた。そしてマレクは顔を浮かすと、アマンダの柔らかい右の乳首を口に含み、左の乳房を揉み始めた。
「あんっ、やん、あっ、・・・はあっ・・・いいよ・・・・もっと乳首・・・・吸ってえ・・・・・・」
舌でころころ転がしたり、ちゅうちゅうと吸ったりする度に、アマンダは色っぽい声を上げる。どうやら乳首が感じやすいようだ。そう思ったマレク
は、左の乳首を抓んでみた。
「ひゃあん!!!、やあ・・・・だめ・・・イっちゃう・・・」アマンダは金切り声に近い声を上げた。マレクの読みは当った。乳首を
集中的に攻めながら腰を動かす。いやいや、と言わんばかりにアマンダは左右に首を動かす。マレクは意地悪しうに聞く。
「お姉ちゃん、気持ちよすぎるんでしょ」
「そう・・・そうなの・・・・、おっぱい、弱いの・・・・」
「もっとしてほしい?」
「やだぁ・・・・イっちゃうよぉ・・・・」
10歳も年上とは思えない程、甘えた口調で言うアマンダ。その表情は、涙目の少女みたいだった。
「どうして?、イきたくないの?」
「だってぇ・・・マレクと一緒にイきたいのぉ・・・・私だけイくなんて・・・嫌だぁ・・・・」
アマンダの言葉を理解したマレクは、乳首への愛撫を止め、再度谷間に顔を埋める。そして、残された力を全て腰に移し、ありったけのピストンをアマンダ
に叩き込んだ。
「あんっ!!!!!!、ああっ!!!」1回一回が重い刺激に、アマンダの快感は絶頂に達しかけていた。その度に、愛の詰まった風船がゆっさゆっさと
揺れ、マレクの顔を包み込む。高まる2人の体温も、より快感を増大させていった。
「やっ、ああんっ、あっ、あん、ああああっ、いいのぉ!、お姉ちゃん、溶けちゃうよぉ・・・」余りにも強い快感に、アマンダの意識は混濁しはじめていた。
「お姉ちゃん・・・僕・・・もう・・・・・」
「うん、いいよ・・・マレクの命・・・・お姉ちゃんの中に・・・いっぱいちょうだい・・・」
渾身の力でアマンダにピストンを叩き込む。次の瞬間、マレクの快感は一線を超え、白くにごった熱い液体が、アマンダの胎内に流れ出した。はあ・・・
、とアマンダは溜息を漏らす。その肉棒と、精液の熱さは、正しく『命の熱さ』だった。そのマレクも、アマンダの豊満で
暖かい肢体にの上にもたれていた。
「はあ・・・は・・・、マレク・・・・、気持ち・・・・よかった・・・・・?」
「うん・・・・、お姉ちゃん・・・暖かい・・・・」
子犬のように、マレクが頬ずりしてくる。その仕草が、可愛くて可愛くて仕方なかった。アマンダもそんなマレクの後頭部を優しく撫でる。そしてアマンダはマレクの
耳元で囁く
「マレク・・・、私の話、聞いて欲しいから、私の目を見て・・・・」マレクが顔をあげ、緑色の瞳に目を合わす。その瞳は、何だか
悲しげな瞳だった。
「マレク、貴方はこの国の人間じゃないから、もしかしたら、また虐めにあうかもしれないの。でも、仕返しだけは絶対にやっちゃだめ、そこからは
何も生まれない、生まれるのは憎しみだけだから・・・マレクにはもう、誰も傷つけて欲しくないから・・・・・・」
実際そうだった。復讐の後に残ったのは、抱えきれないほどの後味の悪さだけだった。
「でも・・・、そうなったら・・・僕はどうすればいいの・・・・・?」
困った顔をしたマレクを見て、アマンダは微笑みながら返す。
「そういうときは・・・・私のところに来て・・・、お姉ちゃん、今まで何も出来なかった分、頑張るから、マレクが辛い目に会ったら、私が
助けてあげる。だってマレクは、たった一人の、私の家族なんだから・・・・・」
その笑顔は、マレクの過去の記憶を呼び起こした。あの時と同じ笑顔だったからだ・・・・。