ジョセフは正気を取り戻したみたいだけどスノウをフルボッコにしたことを気に病んでるみたい
……そういう事を一々気にしてもしょうがないと思うんだけど
私がヘルマンを引っ叩いた回数なんて両手の指じゃ足りないし
「あ、アマンダ……」
噂をすればなんとやら、スノウが現れた
紙袋の中からリンゴの山を覗かせている
丁度良いから、ジョセフが悩んでいる事を教えておこう
「そうなの?ジョセフが……」
スノウは複雑な表情
痣も傷も全く残ってないブラスレイター様々の治癒力だから、気にしなくてもいいのにね
「あ、リンゴ……」
情報量代わりにリンゴを一個貰ったら、リンゴの山が崩れた
「ああ!!」
「あ、ゴメ…」
ガチャン!ガチャガチャ!ゴロン……
「………」
「///」
リンゴの次に紙袋から零れたのは、首輪に鎖に鞭に蝋燭に伸身自在でございなバイブ……
「ッ!!」
スノウは「どうみてもSMプレイの道具です、本当にありがとうございました」な品々を集めると、耳まで真っ赤にして走り去っていった
……大丈夫よ、ジョセフ。どうやら彼女、ハマったみたいだから
私の手にはスノウが回収しわすれた梨型バイブ
折角だからマレクに使ってみよう、目を覚ますかも知れないし