はぁ・・・もう朝かぁ・・・  
 
目覚ましが鳴る前に、目が覚め、憂鬱な気分になった。  
隣で、まだグゥグゥ鼾をかいてるダンナを置いて、私はベッドを降りた。  
ネグリジェを脱ぎ、白のノースリーブと薄いブルーのスカートを身に着けると、  
洗面所へ行き、顔を洗った。  
・・・・・・鏡を見ると、気のせいか、目尻のシワが増えたような気がする。  
このところ、気苦労が絶えないせいに違いない。  
気を取り直して、もつれた金髪にブラシを通し、薄く化粧をする。  
顔の左側を覆う火傷の跡は、消しようがないので、気にしないことにしている。  
それにしても、化粧台くらい買ってくれても良さそうなものなのに。あの甲斐性ナシ。  
 
朝食の用意をしていると、尻をボリボリ掻きながら、ダンナが起きてきた。  
「おはよぅ・・・」  
「ハイハイ。早く顔洗ってきてね」  
ここまでは、いつもどおりの朝だった。  
 
ドカーン!  
 
いきなり朝の静寂を破る爆発音。  
子供部屋だ!  
私は慌てて、子供部屋へ行った。  
 
「おかしいわね、兄様」  
「そうだね、姉様。なんで爆発したんだろう?」  
「ちょっとアンタたち・・・」  
「「おはよう。母様」」  
 
見事なユニゾンで、可愛らしい朝の挨拶をする、双子の天使が、そこに居た。  
ちょっと毒気を抜かれかけたけど、今日という今日は・・・。  
 
「ナニやってるの、アンタ達は」  
「別に、おかしなことはしてないよね?兄様」  
「そうそう。ちょっと対人地雷を自作してただけだよね。姉様」  
「あ・・・アンタ達、朝っぱらからなんて物を・・・」  
「大丈夫よ、母様。まだベアリング入れてなかったから」  
「ベアリングがないから、ネジ釘にするつもりだけどね」  
 
物騒な事を、ニコニコと天使のような微笑で言う、この子たちは、  
とある事情で引き取った、可哀想な孤児・・・のはずだったのだけど。  
 
「お〜〜〜ぃ。朝メシはまだか〜?遅刻するぞ〜」  
 
ダイニングから、暢気なダンナの声が・・・。  
ハァ・・・私、これからどうなっちゃうんでしょう?  
 
 
xx年7月7日(X曜日)  
また、学校に呼び出された。  
 
「まったく、お宅は、子供にどんな教育をされてるんですかっ!?」  
 
目の前で、黒人の校長が、わめき散らしている。  
もう何度目だろう?そろそろ慣れてきたような気がする。  
名前は、たしか・・・ダッチ校長だ。  
ハゲ頭で丸サングラスをかけてるゴツい黒人の校長。  
なんで、こんな怪しげな外人が校長をやってるんでしょう?  
まぁ、私も人のことは言えないんですけど。  
ギャンギャンわめき散らす校長の声を聞き流しながら、  
(ダッチ校長の奥さん・・・ダッチワイフ?空気嫁?)  
などと意味のないことを考えていると、話が終わっていた。  
 
内容を要約すると、以下のとおり。  
今日は、七夕ということで、教室の笹を飾っていたところ、  
我が家の可愛い双子の毒天使が、なにやら飾り付けたらしい。  
「はやにえーw」  
「きもだめしーw」  
などと言いながら、豚の内臓やら、猿の脳味噌をぶら下げたとか。  
 
「なんで、そんなものをぶら下げたりしたの?アンタ達は」  
「だって、真っ赤でキレイなんですもの。ねぇ、兄様」  
「猿の脳味噌は、ピンクで可愛かったね、姉様」  
「アンタ達ね、七夕って言ったら、願い事を書いた短冊でしょう?」  
「「え〜〜っ!そんなのツマンナイ!」」  
 
「・・・だったら、どんなのがいいの?」  
「ホカホカしてるほうが、いいのよ。母様」  
「そう。新鮮なのが一番なんだよ。母様」  
 
・・・・・・まぁ、今回は、怪我人もいなかったことだし、良いとしましょう。  
ああ、私もだいぶ毒されてきたのかしら・・・。  
 
 
XX年○月△日(凸曜日)  
今日は、子供たちは修学旅行に行っている。  
なにも問題を起こさないといいのだけれど。  
 
 
我が家の愛らしい双子の黒天使は、今夜はいない。  
ひさしぶりに、心休まる夜。  
 
ダンナも、今夜は早く帰ってきていて、ゆったりしている。  
ひさしぶりの二人きりの夜・・・。  
気分を出すために、ちょっとだけ高いワインを開けてみた。  
私も、ちょっとだけ高いシルクの下着を着てみた。  
胸元のレースが素敵で、肌が透けるような、ベビードール。  
さっきから、ダンナの鼻息も荒くなってきた事だし・・・。  
そろそろね♪  
 
「なぁ・・・今夜・・・どうだ?」  
「フフフ・・・」  
 
私の肩に手を掛けながら、ダンナが口付けしてくる。  
あぁん。久しぶりだわ・・・  
最初は軽く唇を合わせる程度だったけれど、すぐに深く舌を差し込んできた。  
ぬちゅぬちゅ、と舌を絡ませる。  
ダンナの舌が、私の口の中を暴君のように蹂躙する。  
私の歯を磨き上げ、口蓋をこすり、舌を絡ませてしごきあげる・・・。  
ぁぁ・・・これで落とされたのよねぇ・・・。  
普段は、ヘタレな甲斐性ナシのクセして、キスだけは上手いんだから。  
 
長い長いディープキスを交わしながら、ダンナは私を抱えあげ、ベッドルームへ。  
この人、ベッドじゃないとできない人なのよ・・・ヘンなとこで繊細なのよね・・・。  
 
ダンナも私も、燃え上がってたから、ベッドの上で、すぐに全裸になった。  
この辺は、慣れた夫婦の息の合ったところ。  
ロマンティックなのは、前菜まで。  
二人とも、はやくメインディッシュが食べたくて仕方ないんだもの。  
 
もう既に、硬く立ち上がっている乳首を、しごくように吸い付いてくる。  
わざとチュパチュパとイヤらしい音を立てたりして・・・。  
ダンナはオッパイ星人だから、私のEカップの胸がお気に入り。  
夢中になって吸い付いてくる。  
その間にも、私の全身を両手で撫でまわしているの。  
私の体には、昔いろいろあって、沢山の傷跡がある。  
ダンナは、嫌がりもせず、むしろ愛しむように、その傷を、  
一つ一つなぞり、撫でてくれる。  
性的な昂ぶりよりも、愛を感じる触り方で、私の子宮がきゅんとなる。  
まだ、肝心の場所には触れていないのに、もう私のあそこは洪水状態。  
ホントを言うと、キスのときから濡れていたのだけれど。  
 
ダンナは、私をじらすように、肝心なところには触れてくれない。  
脇腹、お腹、臍、お尻・・・それから、太腿へと手をずらす。  
私が、我慢できなくなって、おねだりするのを待っているの。  
普段から、これくらい強気でいてくれると、頼れるのにな。  
 
「ねぇ・・・あなた・・・もぅ・・・」  
「ほら、ちゃんとおねだりしないと駄目だろう?」  
 
ホント、こんなときだけ強気なんだから!  
私は、両足をMの字にして、両手の中指でラビアを広げた。  
私の中から、ぬるりとした液体が流れ出て、アヌスを伝って、シーツに染みを作る。  
ダンナは、私のあそこを食い入るように見つめ、鼻息を荒くしている。  
わざと、誘うように、腰をくねらせてみる。  
 
「ねぇ・・・私のココに、あなたのを入れて・・・」  
「俺のなにを入れて欲しいんだ?」  
「あなたの、カチコチになったペニスを、私のラビアに入れて欲しいの・・・」  
「よく言えたな・・・ご褒美をあげよう・・・」  
 
ズン!  
いきなり奥までキタ!  
ちょっとだけイッてしまった。  
ダンナのペニスが、私の子宮を突き刺すような勢いで突っ込まれたんだもの。  
白状すると、私は子宮が弱点。  
コツンと突かれるだけでもイキそうになる。  
ダンナは、バネのように腰を使って、激しく突いてくる。  
でも、私だって負けてはいない、昔鍛えた身体で反撃する。  
ダンナの腰の動きに合わせて、アヌスをキュっと締めるようにする。  
すると、私の中がキュルキュルをうねるように締まるはず。  
 
「おふっ」  
 
ダンナがヘンな声を上げてうめいた。  
私の中の肉が、ダンナのペニスにぴっちりを張り付き、しごくように蠢く。  
しだいに、ダンナの腰の動きは痙攣するような、細かい動きに変わった。  
フフフ。私に勝とうなんて、百年早いのよ。  
ダンナの動きが小さくなるのに反比例して、私の腰のグラインドが大きくなる。  
∽の字を描くように、激しく腰をくねらせ、ダンナのペニスを責めたてる。  
私が激しく動くのにあわせて、結合部から白く濁った液体があふれ出て、  
私たちの体と、シーツの上に飛び散り、汚していく。  
 
ダンナは、さっきまでの強気はどこへやら、すっかり私の成すが侭。  
でも、さすがにこのままだと、ダンナだけイッて、私がイケない。  
私は、ちょっとだけ動きをゆっくりにして、ダンナに目で合図する。  
ダンナは、我が意を得たり、とばかりに、私の身体に再侵攻をしかけてきた。  
 
ダンナは、腰全体をぶつけるような、激しいグラインドを開始した。  
パシンパシンと、玉袋が私の尻に当って、間の抜けたマーチを響かせる。  
ペニスが、私の子宮を貫かんばかりに勢いで、責めたてる。  
ゴツゴツと子宮をノックされて、私は天国の扉を開ける、心の準備をする。  
ブチュブチュと、さきほどにも増して、白濁した愛液が飛び散る。  
 
「イクぞ、出るぞ、出すぞ」  
「来て、キテ、中にキテ、キテ」  
「おぉぉぉぉぉおおおおお!」  
「アァ----------------------イっイッイクイクイグゥ-----」  
 
ダンナも私も、けだもののような声を上げ、激しくイッた。  
私の膣内に、どくどくと熱いスペルマが流れ込んでくる。  
きっと、子宮の中で、私の卵と、ダンナの分身が出会っていることだろう。  
ああ、幸せ・・・。  
 
 
ダンナも限界らしく、私の横にグッタリと倒れこんでいる。  
さすがの私も、息が上がってしまって、ちょっと限界かも。  
 
「なぁ、今日は膣内出しOKの日だったのか?」  
「勿論、大丈夫な日よ」  
「そうか、ゴムつけなくてよかったのかと思ってな」  
「つけなくて良いのよ。今日は、きっちり危険日だから♪」  
「な・・・。子供は作らないんじゃなかったのか!?」  
「あの子達も、弟か妹でもできれば、少しはちゃんとなるんじゃないかしか?」  
「でもなぁ・・・高齢出産はきついぞ?」  
「・・・・・・なんですって?」  
「ぁ・・・・・・・・・・・・・・・ぃぇ・・・・・・・・・・・・」  
 
そのあと、明け方まで、徹底的にダンナを絞り上げました。(イロイロとねw)  
 
 
 
 
数日後、子供部屋で、モニターを見ながら。  
 
「意外と濃厚だったね。姉様」  
「カメラの位置が悪かったわね。兄様」  
「隠せるところが他になかったから、仕方ないよ」  
「そうね。これでも、好事家たちが買ってくれそうだわ」  
 
双子の手には、一本のビデオテープ。  
勉強机の上には、手作りのラベルが。  
 
「実録!白人美人妻の暑い夜」  
 

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