昼間はあれほどの喧噪に浸かっていた学舎も、今はオレンジが深く差し込む、ただの冷たい箱に過ぎない。  
生徒は皆、疾うに下校した。ある一角を除いては、だが。  
「こんなところで? おいたをするにも程があるわ、ベイヴ」  
首筋のケロイドに押し当てられた感触に、バラライカは眉を顰める。  
まだうっすらと白墨の粉が残る黒板に追いつめられた格好で。  
「そのあだ名で呼ぶなって言ったろ」  
赤黒いケロイドと相反するように白い肌。それは唇の艶めいた赤を一層引き立てる。  
氷のような言葉ばかりを紡ぐ女の唇を塞ぎ、張はバラライカのスーツに手を押し当てた。  
 
<中略>  
 
「んッ、あぁ!」  
差し込むオレンジは長く長く、教室のドアまでを照らし出す。  
突き上げられるバラライカのブロンドが激しく舞い狂い、  
彼女の豊かな双乳が黒板に押し当てられ、乳首が捏ねられるたび、胎の奥から鈍い音がした。  
光沢のあるストッキングは既に膝まで濡れ、下着は横にずらされて、脇から張が出入りしている。  
 

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