チャカにボコられた後、ロックは宿泊先のホテルに戻りベッドで寝ていた。  
久しぶりの母国、久しぶりの柔らかい高級なベッド、馴れない仕事での疲れがロックを深い眠りへと導いていた。  
 
だが、隣りに気配を感じる。しかも体が重い…。  
ロックはその気配の元を確かめるべく、重いまぶたのまま確認すると…。  
「あれ?布団の中に誰かがいる…」  
ロックは枕元のライトをONにして恐る恐る布団をめくると。「うわぁぁぁあああああっ!」  
きっと人生の中で最速の目覚め方をしたに違いない。  
布団の中にいたのは下着姿のレヴィがロックに絡まるように寝ていたからだ。  
「ん…何だようるさいなぁ…人が気持ち良く寝てんのにぃ…」  
レヴィが眠たそうな声でロックに文句を言う。  
「いや、何で?何で俺のベッドで寝てるんだよ?自分のベッドならあるだろ?しかも下着姿って…何で?」  
まだ状況が飲み込めていない様子のロックに  
「ずっとロナアプラに居たからな、日本の寒さに耐えられないんだ」  
布団の中からロックを見上げるようにレヴィが口を開く。  
だからといって、まさかレヴィがこんな行動を取るとは誰が予想できようか?いや、絶対に誰もが予想できない、だが今まさにロックと同じ布団で寝ていたのはレヴィなのだ。  
「寒いのはわかった。でも、下着だけってのは刺激が強すぎるよ!」  
視線を壁に向けて言っているロックの顔は、既に真っ赤になっていた。  
レヴィが赤面と化したロックに気付くと、  
「別にいいじゃねぇかよ、あたしがどんな格好で寝ようと勝手だろ。それとも興奮してるのか?」  
そう言いながらレヴィの右手がロックの胸元へ伸びていく。「レヴィ…そんなつもりじゃ…」  
「ロックとならしてもいい…」  
ロックは思わず耳を疑った。  
確かにレヴィはいい女だ、できる事なら一度くらいは抱いてみたいと思った事だってある。でもそれを口にしたらレヴィに罵声を浴びせられ、鉛弾で逆にファックされていただろう。  
仄かな灯りの中でロックがレヴィを見つめる。  
「レヴィ…俺みたいなホワイトカラーで本当にいいのか?」  
はっきり言って有り得ないと思っているんだから、「嘘」と言われても残念とは思わなかった。  
だが…  
「何度も言わせんなよ…ロック、あたしはお前に抱いて欲しいんだ…」  
今度はレヴィの顔が真っ赤に染まっていた。  
 
顔を赤らめたレヴィを見てロックは、  
(レヴィも俺を求めてる…)  
次第に緊張していた体が本能のままにレヴィを抱きしめていた。  
「ちょ…ロック、少し苦しいょ…」  
あぁ、そうか、彼女は女性なんだ。普段は強気で男勝りは当たり前だと思っていたが…  
「あぁ、すまない。その…なんて言うか…」  
せっかくの良い雰囲気が壊れる。ロックはレヴィの唇にキスをした。レヴィもそれに答えるように舌を絡めてくる。  
息をするのを忘れたかのように、お互いの唾液が、舌がクチュクチュと音をたてながら絡み合っていく。  
ロックはキスをしながらレヴィの下着の中へ手を伸ばして秘部を指で弄り始めると、  
「んん〜!」  
ピクッとレヴィが反応する。  
愛液がどんどん溢れだし、ロックの指が奥へと深く入っていく。  
秘部のザラザラの部分を指でなぞると、レヴィの甘い声が大きくなった。  
「気持ちいい…やっ、強くしたらダメェェェッ!」  
「ここが気持ちいいの?指が千切れそうなくらい締め付けてくるよ」  
レヴィの身体が快楽で小刻みに震えている。ロックは指をもう一本秘部へと差し込んでいく。  
「あっ…あ…あ…」  
レヴィがロックにギュッとしがみつく。指で秘部を弄りながら  
「指でイクかい?」  
だんだん激しく指がレヴィを掻き回していく。  
「待って…んふ…指じゃ…い…やぁ」  
 
言葉を発するのもままならない。  
「そうか…じゃあ、レヴィはどうしたい?」  
ロックが含み笑いをしながらレヴィに聞く。  
「ロックの…ロックのでイキたい…」  
そう言うと、今度はレヴィの手がロックの下腹部へと伸びていき、硬く反っているモノを握ぎり、しごき始めた。  
ロックも少し息が荒くなってるのがわかると、レヴィは布団の中へ潜り込みロックのモノを口に含んだ。  
 
攻守交代と言ってよいのだろう。先ほどのお返しとばかりにレヴィはロックのチンコを口内で弄り始めた。  
舌先で尿道の先をチロチロと刺激したり、裏スジを唇でキスしながら玉までスライドしたり、唾液をロックのチンコに垂らしてグチュグチュと口内で音を鳴らして視覚・聴覚・感覚でロックを気持ち良くさせていく。  
「レヴィ…凄すぎ…俺、ヤバいかも…」  
 
「さっきのお返しだよロック。でも先にイクのダメだ………一緒にイキたいからな…」  
 
そう言うとレヴィはフェラチオを止め、ロックに覆い被さってきた。  
そして恥ずかしいのだろうか、小声でロックの耳元で呟いた。  
「初めての男になってくれるかロック?別に処女とかじゃあねぇよ、その…初めて本気で好きになったんだ……あたしはお前の事を…」  
 
レヴィがその先の台詞を言おうとした瞬間、ロックがレヴィを抱きしめ  
「俺もお前のことが好きだよ…正直…惹かれてた。だから、俺から先に言わせて欲しい…レヴィ、愛してる…」  
レヴィの身体が震えているのが伝わってくる。  
「レヴィ?」  
心配そうにロックが覆い被さっていたレヴィの顔を見ると、涙を浮かべて今にも泣き出さんばかりの表情だった。  
「泣くなよ…」  
ロックがレヴィの頭を撫でながら微笑みかける。  
うんうんと頷きながら  
「だって…」  
 
レヴィにとって、ロックが初恋の相手であり、その想いが実った瞬間であった。ロックの目の前にいるのは、血と硝煙で満ちた世界で生きていた女ではなく、まるで恋愛映画のようなヒロインだった。  
ロックはそんな彼女に愛おしさを感じ、もう一度レヴィにキスをした。  
そして今度はロックが上になってレヴィの秘部に自分のチンコをあてがった。  
「来て…」  
潤目のレヴィがロックを求める…。  
 
 
 

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