ここは、暗いわね、兄様。  
暗くて空気が重くて。  
でも、暗い方が好き。  
 
明るくなると、おじさんたちがやって来るから。いろいろな機械をたくさん持って、道具も持って。  
私たちにいろいろさせて、うるさくて嫌い。  
兄様。  
私たち、いつからここにいるのかしら。ずうっとだったかしら。  
なんだか、頭がぼんやりするの。いっぱい叩かれたせいかしら。  
 
ずうっと暗いままの方がいいのに、扉が開く。  
おじさんたちがやってきた。  
真昼みたいに明るくなって、…今はお昼だったかしらそれとも夜…?  
 
「お相手を連れて来てやったぜ」  
にやにやと下卑た笑いを品のない顔に貼り付けて、ひとりが言う。  
このおじさんたちの顔は、ひどく歪んで、ひどく醜いと思うのだけれど、ねえ兄様。なぜかしら。  
 
お仲間・って呼ばれた子が私たちの前に放り出される。  
私たちと歳は変わらないくらい。涙と鼻水で顔がぐしゃぐしゃになっているけど、白い肌と金髪がきれいな女の子。  
その白い肌は一糸もまとわずに晒されて、黒いロープだけが絡み付いている。  
かわいらしいふくらみのおっぱいがたわめられて歪んで、つるんとした股間の割れ目にも、ロープが食い込んでいて。  
そこから、白い液がほっそりとした太腿をどろどろに伝ってる。おじさんたちに、いっぱい、入れられたのね。  
体中がくがく震えて、もう声も出ないみたい。眼の焦点が合っていないのは、壊れかけているからかしら。  
「やんな。いつもどおりだ」  
わかったわ。兄様、上と下、どちらにする?上?じゃあ、今日は私が下ね。  
 
震えて声も出せない女の子を床の上に寝かせて、兄様がやさしくキスをする。  
私は、その子の足を開かせてその間に入って。ロープが邪魔だからすこし引っ張ると、すこし赤く腫れたみたいな  
ちいさな肉弁が全部、見えた。ふつうの状態で見たら、きっともっとかわいくて美味しそうだと思うのに、  
おじさんたちの精液があっちこっちに粘り着いて、ちょっとイヤな感じ。  
でも、いつもどおりにやらないと私たちが酷くぶたれるから、しかたないわね。  
兄様が彼女にキスをして、おっぱいを揉んであげている。  
私はそれを見ながら、彼女のふっくらした割れ目を指でやさしく広げて、もっと剥き出しになった肉弁をつまんで。  
「…っひ、…っく、…ひ…」  
大丈夫、ちゃあんと気持ちよくしてあげる。私たち、上手よ。いっぱい、してきたから。  
赤い肉厚の花びらみたいなやわらかなそれは、指で包んで揉むと、くにゃくにゃと頼りなく形を変える。  
「ひ、ぐ、うぅぅぅっ、うー…」  
きゅっと付け根に指を入れるみたいにして、包皮にくるまれたちっちゃな粒を剥き出して。  
かわいい。ピンクでちょっと尖って、震えてるクリトリス。  
おじさんたちは、酷くいじったのでしょう…?痛くしか、してくれなかったでしょう。かわいそうに。  
あちこちに白くこびりついて固まりかけた精液を、舌で拭ってあげる。  
ゆっくり、ていねいに。いっぱいに広げて、周りのおじさんたちによく見えるように。  
兄様は、彼女のおっぱいを吸ってあげている。おっぱいは兄様の手で覆ってしまえるくらいのふくらみで、  
薄いピンク色の乳首はとても小さくて。  
 
「こいつを、使え」  
おじさんが投げてよこしたのは、黒いゴム製の、おちんちんが両端についてるみたいな道具。  
昨日挿れられたおじさんのよりすこし太いけど、だいじょうぶ。  
彼女のソコはまだ精液がたっぷりつまって、ぐちゃぐちゃだし、私のだってもう、たっぷり濡れているから。  
お尻を高く上げて、おじさんたちによく見えるように。ライトがあたって、すこし熱い。  
カメラの回る機械音と、なにか口々に言う声が聞こえる。笑っているのよねおじさんたちは。  
楽しそうに。  
私たちも笑いながら、するの。黒いゴムの道具を自分の膣にあてがって。  
ずぷ、って濡れた音がして、ゆっくり、私のおまんこは作り物のおちんちんを呑み込んでいく。  
「あン」  
先端が奥に届いて、声といっしょにじわん・と液が沁み出した。  
そうして、私のおまんこから生えたおちんちんを、彼女のおまんこに分けてあげる。  
「ひぎっ、ひ、いやあああっ…ぐ…」  
慣れていない彼女は歯を食いしばって泣くから、兄様は上の口におちんちんをくわえさせられない。  
兄様、ここを舐めて。  
後ろに手をついて体を傾けたから、つながったところがとてもよく見えるでしょう…?  
やさしく笑って、兄様の舌が、私のと彼女のと、クリトリスを舐めてくれる。  
ああ。  
気持ち、いい。  
私の、なか、の、おちんちんが、彼女のなかに。  
おちんちん、が、…気持ちいい。  
ああ。  
姉様。  
中がとっても狭くて熱くて、姉様。  
気持ちいいよ、姉様。とても。  
開かれたばかりの女の子の膣に、いっぱい溜まった精液にまみれて、僕のおちんちんが入っている。  
痛い?  
そのうち、慣れるけど。姉様も最初は痛いだけだと言っていたけど。  
慣れるまでは生きていられないのかな、この子。僕たちは生きて、もうセックスに慣れてきたけど。  
おじさんたちのおちんちんを、何度もアナルに挿れられて、それも今では気持ちいいよ。  
ねえ、姉様。  
なんだって、いっぱいすれば慣れて、気持ちよくなるし面白くなるよね。  
セックスも。  
殺すことも。  
これでやれ・っておじさんが渡してくれたバットを、姉様が振り上げて。  
彼女の膣が断末魔の収縮をして、僕の体に血が飛んだ。  
そうして、今日の「仕事」が終わる。  
 
おじさんたちが出て行って、また闇のなかで姉様とふたりきり。  
さっきと違っているのは、濃密な血の匂いがあたりに満ちていること、だけ。  
 
ここは、暗いね、姉様。  
暗くて空気が重くて。  
でも、暗い方がいいよね。  
 
 

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