風邪をひき寝込んでしまったユリ。38度5分の高熱で白い頬が朱色に溶けている。
妹大好きキリコはかいがいしく泊まり込みで世話を焼いていた。
「兄さん…お水…飲みたい…」
「よし任せろ」
そう言って口移しで水を飲ませしかも舌を使うたび、ユリの激烈膝蹴りがキリコを天井までぶっ飛ばす。
「兄さん…汗…気持ち悪い…」
「よし任せろ」
パジャマの前ボタンを外すとユリの剥き出しの乳房が外気に揺れる。
キリコは上にまたがりタオルで拭いてやりながら、なぜか堅くなった股間を執拗にユリの右太ももにこすりつける。
しまいには乳首ばかりを集中的に弄くる有り様で、ユリに綺麗にアッパーを決められて失神してもいたしかたないことだった。
ユリの熱はますます上がり苦しそうである。
「卵がゆでも作ってやろう、病人にはたんぱく質が必要だ」
などどブツブツ言ってると、ユリが小さく呻いて身をよじった。
さらさらの長い髪がベッド脇に流れ、白い首筋に浮かんだ汗の玉と妖しく歪んだ表情がたまらなく官能的だ。
キリコは湧き上がるもやもやを堪えきれず、はあはあとユリに負けない息の荒げようで激しく自分の息子をシェイクする。
うっと呻くとユリの美しい顔や長髪に5ヶ月分の精液を迸らせた。
嫌な臭気で目を覚ましたユリは反射的に自分の頬に手を這わせた。
生ぬるい、卵の白身を濃くしたような粘液がべちゃあと指先にくっついてきた。違和感のある髪にも手を伸ばすと、同じおまけに当たった。ぼけーっと立ち尽くし、脱力した息子をさらしたまんまのキリコは呪い殺しそうなユリの眼力に気づくと、
「いや、病人にはたんぱく質が必要だからな…」
どがしゃーんと凄まじい破壊音が響き、次いでわけのわからない生き物のとにかく情けない悲鳴が長々と夜の町を引き裂いた。