今回の手術も、とっても難しいみたい…。先生ってば夜もほとんど寝ないで患者ちゃんの病気を調べるため書斎に籠もりっきり。そんな日がもう五日も続いてる。
一度ピノコがトイレに目が覚めて帰りにソッとドアの隙間から覗いた時、デスクスタンドの下で顔を突っ伏して眠り込んでる先生の姿が見えた。
風邪ひかないように精一杯背伸びして肩からタオルケットをかけてあげる。蛍光灯に照らされた先生の顔、目の下にうっすらクマが滲んでて疲労が蓄積していることを物語っていた。
あんまりかまってもらえなくて寂しい…っていうのが本音だけど今はそれより少しでも先生の力になりたい。
仕事に関してはかえって足手まといになるだけだし…。そうだ、美味しいデザートを作ってあげよう。糖分は疲れた脳や心をダイレクトに癒やしてくれる甘〜い処方薬だもんね。
「よち…っと。こえで準備おっけーなのよさ」
開いたお菓子のレシピの本、そこに書かれてある材料を一通り揃えるとピノコは張りきってエプロンを結んだ。
包丁をトントンやっているところに空のマグカップを右手に持ったブラックジャックが現れる。
「ピノコ、何やってるんだ?」
振り向いたピノコの顔には満開の笑みが咲いている。
「えへへっ。おちゅかえ様のちぇんちぇえのためにピノコデザート作ってるんらぁ〜」
「デザートにショウガなんか使うのか??」
まな板の上でスライスされた黄土色のそれにブラックジャックは突っ込む。
「そうらよ、ほらぁっ」
とピノコはレシピの本をブラックジャックの眼前に持ってきて、
「ちょこの“キウイとしやたま(白玉)のジンジャーチロップ(シロップ)”ってヤツ。キウイはビタミンCがいっぱい含まえてるち、チョウガは疲えを燃やちて元気にちてくえゆんらって」
「へえ…」
もちろんその程度の知識など医者である彼が知らないはずがなかったが少女の誠意を尊重しあえて生徒役に徹する。
「そえにほら、こえっ」
ピノコがかざした掌の中には何かのビンが握られていた。
「はちみちゅはねっ、ビタミン・ミネラルたぁーっぷりで体にしゅっごくいいのよさっ。こえとレモンのお汁混ぜてチロップにすんの」
にこにこと無邪気に説明するピノコ。
ブラックジャックはしばし視線をうろつかせある考えに行き着くと、口元を一瞬妖しく歪ませた。
ピノコは気づくこともなく、
「…ちぇんちぇえ、おちごとの方はどぉ?」
「ん?ああ、やっと出口が見えてきたって感じだな。何とか患者を救えそうだよ」
「ほんとぉーっ!?わーい、よかったぁ〜!」
ブラックジャックは椅子を一つ引っ張ってきた。はしゃいでいたピノコも男の不可解な行動にきょとんと目を丸くする。
「ちぇんちぇえ、ちょの椅子なにすんの?」
「ここに座りなさい、ピノコ」
「ふえっ?なんでぇ??」
「いいからわたしの言うことを聞くんだ。ああ、そのビン持っといてやる」
蜂蜜のビンを手渡すとピノコは何が何だかわからないままよじ登って椅子に腰かけた。
「ちぇんちぇえ、こえで…あっ…!?」
首筋にいきなり舌を這わせられ、ピノコの喉から狼狽の音色が伝う。
ブラックジャックの指が少女のブラウスのボタンを外していく。
「や…やぁ…ちぇ、ちぇんちぇ…ピノコデザート作やなきゃっ…」
「もっと美味しい食べ方でいただこうと思ってね」
すっかりはだけた白い胸を飾る可愛らしい果実を指の腹で擦るように撫でてやる。
「んんっ…」
慣れぬ快楽の痺れに早速ピノコは声を漏らしてしまう。
先端を弄くったり二指で強めに挟んだりする内に堅く桃色の塔が立ち上がった。ブラックジャックはビンのフタを開けてその敏感な突起にたらりと蜂蜜を垂らした。
「やあんっ…!ちゅめたっ…」
初めて味わう刺激にぴくんと跳ねるピノコの上半身。こぼれ落ちる前にブラックジャックは素早く蜜をまぶした淫芽に吸いついた。
薄い乳輪にも丁寧に舌を滑らせ音をたてて甘味を貪る。
「ふあぁっ…!やっ…ちぇんちぇえ、強いっ…」
「ふふ…ウマいな…蜂蜜の甘さとピノコの乳首の味が溶け合って…いくらでもおかわりしたくなる」
言葉の通りブラックジャックは片方の果実も触って大きくすると、先ほどと同じようにしてねっとりと黄金蜜を絡め取っていく。
「んあっ!やうぅっ…ピノコっ、変な気分になってくゆぅっ…」
少女は火照った頬をうっすら染めて無意識なのか股間をすり合わせるように足が動いている。
それに気づいたブラックジャックが意地悪く耳元で囁く。
「どうした、ピノコ?そんなに足をもじもじさせて…次はそっちを食べてくれって訴えてるのか?」
「やぁっ…ち、違っ…」
「そうだな…上は充分堪能したし今度は下をご馳走になろう」
「やっ…らめぇっ…」
ピノコの儚い抵抗などあっさり受け流し、スカートを捲り上げ下着を脱がすと大きく開かせた足をそれぞれ肘掛けに乗せて固定する。
小さな尻をずらしてやれば大事な秘所がほとんど拝める状態となった。
ブラックジャックは蜂蜜を浸した指で押し広げた隠唇の一番頂上にある肉の尖りを掘り起こす。
「うやぁあぁっ!!」
胸の飾りとは比べものにならない貫く激しさ。ブラックジャックは多少優しく、けれど執拗に裏も前も愛撫してやる。
蜜の膜で輝く陰豆は包皮からすっかり充血した姿をさらしていた。
ちゅっと唇をすぼめて吸ってみる。
「あんっ…!!」
粘っこい甘さが舌に落ち、ひくひくと震えているのが響いてきた。
ブラックジャックは身を起こすと流しに置いてあるボウルを手に取った。
中にはピノコが切ったキウイが適当に放り込まれてある。
「たまには味付けを変えなきゃな」
そう言って、キウイを一枚、幼い秘裂に差し込んだ。
「ふ…やあっ…!」
もう二枚、横に添えて。肌色と紅の中心に植えられた黄緑の鮮明さが瑞々しい淫靡を放っている。
ブラックジャックは口を寄せて舌を深く潜らせた。そのまま膣壁をなぞり上げながらキウイを捕らえ、咀嚼し飲み込む。残りの二枚も同様に掘り出した。ゆっくりゆっくり、わざと留まって“女"の芯を揺さぶりながら。
「ふうぅんっ…!あっ…はぁっ…ん…」
すでにピノコのそこからは果肉の汁とは違う甘酸っぱい滴りが溢れてきている。とろんとした涙目は完全に恍惚に飼い慣らされた証拠である。
ブラックジャックはジッパーを下ろし、充分張りつめた肉棒を少女の蜜園にあてがった。
「よし、ピノコ…クリームをたっぷり注いでやるよ。…お前の大好きなクリームをな」
淫猥に漂う欲情の笑声。
愛液を塗りつけるみたいにして男根で突っつく。徐々に先端がヒダを割っていき、わずかな制止の後、一気に奥まで打ち込んだ。
「ふあぁうっ…!!」
ぎりぎりまで腰を引き下げ、再び根元まで喰わえさす。
押し流される津波のような衝撃が一突きごとにピノコを宙へと舞い上げる。
抽挿の間隔を狭めていき一定のリズムで膣奥を擦る。
ピノコの口からは絶えず切ない鳴き声が転がり出てきた。
くちゅりと淫液が飛び散りズボンを汚していくがブラックジャックはかまわず少女を犯し続ける。
「…ピノコ、クリーム欲しいか?」
「んんっ…!ほ…ちいっ…」
「どこにだ?どこに欲しいんだ?“中"とか曖昧な表現じゃなく、ちゃんと言わなきゃ止めちまうぞ」
「ふぁっ…!んっ…ちぇんちぇ…の意地悪っ…」
「止めてほしくないんだろ?…ほら、さっさと言いなさい…」
秘窟を摩擦するスピードを倍に上げる。急速に昇りつめていくピノコの意識に最早、恥辱や理性など欠片も働かず、ただただ今以上の快感を乞うのみであった。
「あんっ…!!はぁっ…ピノコのっ…ピノコのおまんこにっ、ちぇんちぇえの熱いクイーム欲ちいのぉっ!!」
「…淫乱め」
ブラックジャックは満足げに吐き捨てると、少女の望みどおりに肉茎を抜かず大量の精液を迸らせた。
ピノコは全身が吹き飛んでいく錯覚の中、か細い手足を硬直させ真っ白な景色を脳裏に描いた。
じっとりと肌を汗で湿らせ、力の入らぬ体を背もたれに預けるピノコ。
ブラックジャックは処理を終えしっかり平常に戻っている。「ごちそう様」
ピノコの唇に感謝のキスを施す。
「美味しかったよ」
「…ちぇんちぇえ…」
虚ろな瞳で口を開く少女。
「なんだ?」
「あんね…“キウイとしやたまのジンジャーチロップ"と…ピノコ…どっちのがおいちいと思う…?」
「わざわざ言わなきゃわからんか?」
ブラックジャックは優しくピノコを抱き寄せる。
「お前が一番に決まってるだろう」
胸に温もりが広がっていくのをピノコは感じた。
「…けろ、ちぇんちぇえにまだ作ってあげてないのよさ…」
「そうだったな。…落ち着いたら作ってくれるか?」
「うんっ…!」
さっきまであれほどよがっていた少女とは全く別人のように、それはどこまでも純粋で澄みきった笑顔であった。
おしまい.