「ちくしょっ〜てんだベラボーめぇ!」
とある町のアジトに、掃除屋三人組は滞在していた。
「あのはげ親父、調子乗ってんじゃねーつーの、きゃはははは!」
しかし、三人の中でこんな汚い言葉を使う人間はいない・・・。
「あたしは超、超超超超超超ちょ〜う一流の泥棒、リンスレット・ウォーカーだってんのよ〜!・・うっぷ。」
彼女がやけ酒をしにわざわざ彼らのアジトに出向いていたのであった。
ただいま午後6時。スヴェンは昔の友人に会いにお出かけ中。トレインはハーディス用の銃弾を
朝から遠出して買いに行っていた。
そのため残されたイヴがリンスのお相手をしていた。
「リンス、飲みすぎだよ。」
「うぅ〜ん・・イヴちゃん。私は悪くないのよぉ・・。」
「うん、もう何回も聞いたよ。たくさんお金をくれてた雇い主がリンスの体を触ってきたんで、ローリングソバットくらわしたら即刻クビになったんでしょ。リンスは悪くないよ。」
「ん〜、イヴちゃんは優しいわね〜、もう私と結婚しちゃおうよ〜。うう〜ん・・。」
艶かしくイヴを抱きしめるリンス。イヴはやれやれという表情をする。そしてテーブルの上転がっている3本のボトルの空き瓶に目をやる。
「・・リンス、あんまり飲むと体に悪いよ。」
「もう〜、お節介なんだからイヴちゃんはぁ。だったらあたしの変わりに飲んじゃいなよ、うりゃ〜。」
リンスはウイスキーがロックで注がれたコップをイヴに押し付けようとする。歯止めのきかないリンスの相手にイヴはそろそろ疲れていた。
「ふう・・リンス・もういい加減にして・・。」
「ん〜、・・・怒ってるイヴちゃんもかわいいわね〜。ん〜〜〜、ちゅっ!」
「・・・・はあ・・。」
収拾がつかない状態であった。
「ねえイヴちゃん・・。」
いきなりしんみりモードになるリンス。
「・・・・なに?」
「男ってなんであんなにスケベばかりなのかしら・・グスッ・・・。」
「・・男が皆、そういうわけじゃないと思うよ。ほら、トレインやスヴェンは絶対にそういうことしないし。」
「わからないわよ〜、あの二人ったら、もしかしたら夜な夜なイヴちゃんの裸を想像してマスターベーションしてたりしてね〜、きゃははは!」
ふとした瞬間にハイテンションモードへと戻る。そのモード切替を繰り返すのがリンスの酔い方らしい。
「マ、マスターベー・・・ション・・・。」
「イヴちゃんももう立派な女なのよ。そういう対象にされても全然おかしくないのよ〜。」
子供相手にものすごいことを言い出す女R。
「も、もう変なこと言わないでよ。」
「だってほら〜、もう胸だってこんなに大きくなっちゃって〜。」
そう言いながらリンスは、おもむろにイヴの胸を鷲掴みにする。
「きゃ、きゃあ!」
「うふふ。すっごく柔らか〜。」
「も、もう!本当に怒るよ!」
「いや〜ん、ぶたれるのはいや〜。」
この酒癖の悪さを見たら、いくら美女とはいえ、リンスと深い仲になることを拒否する男子は多いであろう。
「ところでもう女の喜びは体験したのかな?イヴちゃんは。」
今回は悪いことにこの女を止める誰かはいない・・。
「お、女の喜び・・?」
「って、きっとまだよね〜。スヴェンも伊達に自ら紳士だなんて名のっているわけじゃないだろうし・・。」
「お、女の喜びって何なの?お洗濯とかご飯作ったりとかすること?」
「うふ、何、可愛いこと言ってるの。もっと気持ちいい〜〜ことよ。」
「き、気持ちいいこと?」
「そお。・・・ん〜・・ムニャムニャ・・。」
酒がまわって眠たくなってくるのは、この人も同じらしい・・。
「あっ、リンスもう寝る?だったらベッドルームに案内するから・・。」
一刻も早く寝てしまってほしいイヴ。
「うに?まだよ、まだまだ大丈夫よ。ん〜〜、ゴクゴクゴクゴクッ・・・」
さらに酒をあおるリンス。
「うわ・・・。」
「ぷは〜〜〜、キクわねえ、アルコール度の45度のストレートは・・・、ほらほら〜、イヴちゃんも飲みなさいって!」
「だから私は子供だし、飲めないって・・・。」
「何言ってんの〜。子供が酒飲んじゃいけないなんて決まり事はないのよ。」
「あるよ・・。」
「それにしてもイヴちゃんはぁ、見れば見るほど可愛いわね〜。」
このセリフはもう指で数え切れないほど言っている。
「もう、いいから休みなよリンス。」
「な〜に?私を早いところ眠らせて、隙だらけの私にナニをしようっていうのよ〜、もうイヴちゃんったら〜。」
「・・スヴェン達、早く帰ってきて・・・・。」
今日という日に限って遅くなる男二人。
「そうか、イヴちゃんは私といいことしたいっていうわけね・・。」
「・・・・。」
無視をするイヴ。
「それならそうと早く言えばよかったのに・・。」
「・・・・。」
無視をするイヴ。
「私はイヴちゃんにだったら全てを捧げてもいいわよ〜。」
一人で暴走する女泥棒・・。
「・・・・。」
「・・・・・(うふふふふっ・・)」
何か思いついたような顔をする赤い顔のリンス。ふいに、右の手をイヴのほうに突き出した。
「・・・なに?この手・・。」
「私やっぱ寝るからさ、ベッドのある部屋まで連れてってイヴちゃん。」
「えっ?寝るの?うん、じゃあいこう、すぐいこう!」
満面の笑みを浮かべてイヴはリンスの手を持つ。
「な〜んてね!」
リンスはイヴが掴んできた手をもって引っ張りこみ、テーブルの隣に置いてあるソファへと押し倒した。
「きゃあ、もう!何するのよリンス!」
「もう、イヴちゃんなんて・・・。」
ガバッ、リンスはイヴに馬乗りになった。
「ちょっとリンス!」
「お姉さんがかわいがってあげるんだから〜。」
リンスはイヴの口唇にキスをして、右手をイヴの黒のワンピースのスカートの中に入れてまさぐり始めた。
「あん!もう・・やめてったら!」
「大人しくしてなさ〜い。うふふふ〜。ほらぁ、女の子が感じちゃう場所は・・ここよ〜」
「ひあ!や、やめて・・!」
「ふふふ、何か興奮してきちゃったわ。」
「リンス、お願いだから・・・・めて・・、ね?」
「えっ?なに?よく聞き取れなかったけど・・「いじめて」って言ったのかしら。うふふ、もちろんそのつもりよ〜。」
「ち、ちがう・・」
「一度、イヴちゃんの胸、思う存分揉んでみたかったのよね〜。」
そういうとリンスは、服の上からイヴの胸を両手で激しく揉み始めた
「あっ・あっ・・いや、ああ・・ああ。」
「ん〜、いい感触〜、それに感じてるイヴちゃんを見てるとムラムラしちゃうわ〜、きゃ〜。」
「んっくぅ・・ん・・、も、もう!リンスの変態!」
「はいはい、私は変態でございますよ〜、きゃははは。」
やってることはメチャクチャだが、美女二人が折り重なっているその姿はこの世の楽園すら思いぎらせる。
「女の子はね、こういうところも感じじゃうのよ・・。」
いきなり大人の顔になったリンスは、イヴの首筋にキスをし、うなじの方へ舌を這よわせた。
「ひゃう!く、くすぐったい・・・、・・・も、もう、いい加減にして!!」
「何言ってるの、これからが気持ちいいんだから・・。」
「リンス・・、こ、これ以上何かやったらひどいからね・・。」
「きゃ、そんな凛々しいイヴちゃんもいいわあ〜。けどやめる気はこれっぽちもないわよ〜。」
そういってリンスはイヴのワンピースをめくって脱がせようとした。
「やっ!・・もう!怒った!!」
イヴの周りにまばゆい光が発生する。そしてトランス能力によって髪の毛を手の形にした。続けてそれを1
本、また1本と創りだし、計6本の髪の毛の手を創り出した。
「あら、イヴちゃん・・、それは何のまねかしら・・。」
「ちょっとこらしめてあげるよ。」
「えっ・・・?」
イヴの髪の毛で作られた黄金の6本の手が一斉にリンスにむかい、体をくすぐりはじめた。
「きゃ、きゃあ〜〜、なに〜〜?。」
リンスの体を6本の金色の手がはいずりまわる。
「くすぐったい〜〜〜、死ぬ〜〜〜、いやぁ〜〜、ゆ、許して〜、イヴちゃん〜〜。」
イヴはソファから降りて、仁王立ちになってソファの上で悶えるリンスを見下ろす。
「・・・・・・。」
「イ、イヴちゃん〜〜、もうダメ〜〜、あははははは!変になっちゃう〜〜〜。」
「もう、大人しくする?」
「する!するから!ああ、ははははくすぐったい〜〜〜、あ、けどちょっと気持ちいいかも〜。」
「・・・・・・。」
「あっ、嘘よ嘘!と、止めて〜〜!お願いイヴちゃ〜〜ん、きゃはははは!!」
「しょうがない・・・はい。」
イヴはトランスを解除し、六本の手はみるみる内に元の髪の毛に戻った。
「ふ〜、死ぬかと思ったわ・・。」
「・・もう寝なさいリンス。」
するどい眼光をきかせて、ソファに座っているリンスに言う。
「はい・・ごめんなさい。もうしません。ベッドルームまで連れていってください・・。」
こんな言葉をしゃべるリンスも酔った時以外は見ることがない・・。
「・・じゃあほら手をかして。」
「・・・はい。(ふふ。)」
「・・・・。」
イヴはリンスの手を引っ張る。
「・・・・・・・・・・・ふふふ、お姉さんをなめてたらいけないわよ〜!」
「えっ?きゃっ!!」
リンスはまたもや力を入れてイヴを引き寄せて、ソファに押し倒した。
「このまま大人しく終わる私じゃないのよ!イヴちゃん!」
「もう、リンス!今度はもっとひどいお仕置きをするからね!」
イヴは再び、トランスを発動させようと集中力を高める。
「甘〜〜〜い!」
そう叫びながら、リンスは右手でイヴの秘部を大胆に撫で回し始めた。
「やっ、ああん、んく・・。」
途中まで精製された髪の毛の手が解除される。
「ほらほら〜、こんな気持ちいいことされちゃ、トランスなんてできないでしょ〜、うふふふ。」
「で、できるもん・・!!」
イヴはどうにかこうにかイメージをひねり出して、トランスを進めようとした。
「やるわね〜イヴちゃん!けどこれは耐えられるかしら!」
リンスはイヴのパンツの中に手を入れ、人差し指をおもむろに柔らかいその中に差し込んだ。
「ひゃあ!やっ、うぁ・・」
一瞬にしてトランスは無効にされた。
「ふふ、やぶれたりイヴちゃん〜!」
「ぬ、抜・・いて・・・、んくっ・・。」
「わかったわ。」
リンスはその差し込んだ指を一度引き出す。そして再び奥にまで入れる。
「んんっ!も、ちょ、ちょっとぉ・・。」
「さ〜、いくわよ〜〜。」
リンスは何度も人差し指をそこから出したり入れたりし始めた。濡れるような音が繰り返される。
「ひあ!あっ、やっ!あっ、あぐ、あっ、んんっ!」
「ふう、ゾクゾクするわ・・。たまらない・・イヴちゃんのあえぎ声・・・。」
「あっ!あん・・あっ・・や、やめて・・リンス・・。」
「うふふ、やめるわけないでしょ。じゃあ・・・次は2本に挑戦しよう〜」
リンスは人指し指と中指をくっつけて、再びイヴの秘裂に入れ始めた。
「ああ〜〜ああ、ああ!だ、だめ・・、だめえ!」
「ほら、もっと気持ちよくなったでしょ〜。」
「だめぇ、あん、ああ、んっ・・んっ!」
「スヴェンのあれはこんなのとは非にならない程太いのよ〜、見たことないけどね。」
にやつきながら、指の前後運動を繰り返すリンス・・。イヴはもはやその快感に耐えるしかなかった。
「あん、あん、んっ・・・んっ・・はあ・・んっ・・。」
「・・・・はあ、はあ・・イヴちゃん・・すごい感じてる・・。」
「んはあっ、あっ、あっ。」
「同姓だけど・・本当に、なんか、たまらなくなってきたわ・・」
「もう、抜い・・んふっ、あっ、はあ!あ、あ・・。」
イヴの悶えている姿を見ながら、リンスは空いている左手を自分の局部に持っていき、刺激し始めた。
「んっ・・・あっ・・・。」
「んっ、あっ、リ、リンス・・もう、なんか・・ああ!」
「んっ・・く・・はあ、気持ち・・いい・・・。」
色っぽい二人の喘ぎ声といやらしい音が部屋の中に響いていた。
「あん・・あっ・・あっ・・。」
「んくっ、イヴちゃんのここも・・もうすごい、いやらくなってるわ・・んく・・。はあはあ、もっと・・もっと・・」
リンスはイヴに折り重なるようになり、イヴの着ている全ての衣服を脱がし始めた。そして、自分の衣服も
一枚一枚脱いでいく。裸の女二人は重なり合い、上に乗っている年上の女が盛んに手を動かしてその秘行を
進行させる。下に寝ている天使に快感を与え悶え喜ぶのを見ながら、自分を性的感化させる・・。レズなど
に興味のかけらもなかったリンスであったが、この時は確実に、下に寝ている美しい少女に性的欲求を感じていた・・。
「リ、リンス・・んくっ・・、何か、もう・・」
「あん・・あぐ・・う・・ん、んん、わかったわ・・イヴちゃん・・。」
二人とも息を飲むような綺麗な体をしていた。美しく白く光り、絹のように優しく柔らかい肌・・・この世のものとは思えない美しい光景がそこにはあった。
「んんっ、んっ、はあ・・あ・・。」
「イヴちゃん・・、二人一緒にいこうね。」
「んっ・はぁ・・あん・・・い、「いく」ってどこに?」
「ふふ、もうすぐわかるわ・・。」
そういうとリンスはイヴの秘裂に入れている指を人指し指、中指、薬指の三本に増やした。そして自分の局部を刺激している左手も一層激しく動かし始めた。
「あっ!あああ!・・ああっ、ダメ・・リンス、おかしくなっちゃうよ・あっあっあっ。」
「んっ、あっあっ、んっ、ああっ」
「ひあ、あっ・・んあ・・んん・ん〜〜〜んんんん〜〜〜〜〜」
「あっ・・イク〜〜、ああああ〜〜〜ああ〜〜!」
「んっ・・・。」
「・・・・・。」
二人は抱きしめあい、静かな吐息をたてながら眠るように動かなくなった。
そのころ、スヴェンはもうアジトのすぐ近くまで来ていた。タバコに火をつけて歩いていると、相棒が
前の曲がり角から歩いてきたのを見つける。
「よおトレイン!お前も今帰りか?」
「んっ?おおスヴェン、まあな。かなり弾丸を買ったからしばらくは困らねえよ。」
手に持っている大きな袋を持ちながら言う。そしてスヴェンも紙袋を見せながら・・。
「今日は飯を作る時間がないからな。適当に出店で買ってきたぜ。」
「・・かつおぶしじゃねーだろうな?」
「・・・何の話だ?」
「まあそれはいいとして、昔の友人とはどうだったんだ?」
「まあ、こんな仕事をしているから、とりあえず色々と聞いてきたな・・・・。」
「普通じゃないからな掃除屋って仕事は。」
「ああ、前やった仕事について話してたら、聞いてたそいつ途中で青い顔して黙りこんじまってな・・。」
気の知れた人間同士、適当な言葉を交わしながらお互いの心で話をする。イヴが来てからこの二人の仲も
一層信頼関係で結ばれていた。自分の心をさらけ出して接することができる相棒の元に帰ることがお互いに
とって心の休息でもあった。
そして、イヴの存在もまた彼らを心のささくれを治してくれる癒しであった。家路に戻って、ふと
あの美しい姿を見るだけでも、二人の心はほっと和むのであった。
そうこうしているうちに、アジトの外へと行き着いた。
「姫っち元気かな〜。」
「こんな夜遅くまで留守番することも今までなかったから寂しがってるかもしれんな・・。」
二人はアジトの玄関のドアを開いた。
「姫っちただいま〜〜!一人で留守番えらかった・・・なぁ・・。・・・・・。」
「どうしたトレイン?・・・・・・!!」
二人の目には、ソファの上で裸の美少女二人が折り重なっている姿が映っていた。
「ん〜・・・、ん!?きゃあ〜〜〜!!!!見るな〜〜〜!!!出てけ〜〜〜!!!」
裸のまま、酔いも忘れて酒の空き瓶を容赦なく投げつけるリンス。
ガシャン!ガシャン!ガシャン!
「うわ〜〜!!!」「ぬおっ!!!」
玄関の外へと逃げる男二人・・。
アジトのすぐ近くにて・・・。
「・・・・。」
「・・・・・。」
「姫っちとリンスのオールヌード・・、すごかったな・・。」
トレインが口を開いた。
「あ、ああ・・・。」
「−で、あいつら何してたんだ?丸裸で・・。」
「・・・・さ・さあ・・な。」
「あんな状態でやることといえば・さ・・。」
「そ、そんな・・イヴが・・もう大人の女になってしまったということなのか・・?」
「ん〜、けどまあ女同士だしそこらへんはどうなのか・・。」
「・・・・。」
「やべっ・・俺一度見たものは頭の中に鮮明に焼きついちまうんだよ。下半身が元気になってきた・・。」
「お、お前、リンスはどうでもいいが、お前の中でイヴを・・イヴを汚すなよ!」
「けど、こんないいおかず、他にないぜ?」
「ダ、ダメだ。断じて許さん!」
「・・・けど、あれだな・・・。姫っちももう十分大人の体だな。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ああ。」
「・・・もうそろそろいんじゃねえのか?」
「な、何がだ?」
「・・・まあ、そこらへんはアンタにまかせるが。」
「・・・・。」
「・・・・。」
「・・・。・・・と、とりあえずリンスにはおしおきが必要だな・・。」
「・・ああ。」
「・・・・。」
「・・・・。」
「・・・・けどまあ、なんにしてもさ。」
「んっ?」
「いいもの見れてよかったな。」
「・・・・・・ああ。」
(FINISH!!)