ココは人里離れた田舎町。
基本的にこの町には老人と子供しか暮らしていない。
しかしいるのだ。若く美しい女性が。
たった一人、ただ独りこの町の片隅で暮らしている。
かつて俺は彼女と一番親しかった,無口な彼女。
しかしどこか気品があって、ミステリアスな雰囲気を絶えず周囲に作り出していた。
あの日から一時も彼女のことを忘れたことはない。
あの日から一度も会ってはいないけど、、、、。
どうしているだろうか。元気にしているだろうか。
想像すればするほど、彼女と過ごした日々を思い出し、同時にフラれたときの痛みがよみがえる。
いかん、、、、、なんか心臓が高鳴ってきた。
着いた。
意外と綺麗な一戸建てのペンションだ。この田舎町には少し似つかわしくないかな。
煙突から煙が上がっている。
まだ研究の仕事を続けているのか、それとも料理中か?
、、、、、とりあえず、インターホンを、、、、、、、、、、、ない。
参ったな。え、と。
こんこんこん
しばらくしてーーーー
ガチャ。
「、、、、、、、、君は」
「久しぶり、、、ティアーユ」
驚いたと同時にすぐに普段の冷静な、無口な表情に戻ったのが相変わらずだ。
ドアが開くと、昔とさほど変わらない金髪のロングヘアーを後ろで結んだティアーユがいた。
中身の判別不可能な物体をのせたフライパンを持った。
(、、、、くせえ)
しかしそんな臭いもすぐに忘れた。
彼女との実に三ヶ月ぶりの再会に、俺の胸は躍った。
目の前に彼女がいる。シンプルな黒いハイネックセーターに白いエプロン姿のティアーユが。相変わらず何でも似合うな。
「どうして、、、、来たのかしら?」
「君の消息がようやくわかったからだよ。ずっと姿を眩ませてただろ?」
「、、、、、昔の後輩と色々あったのよ。もうしばらくは大丈夫だろうけど、、、。」
「、、、、、、、ふーん。」
なんか腹が立った。
せめて引越し場所ぐらい連絡くれてもよかったじゃないのか?
いや、それだけじゃない。後輩と色々?
なんだ。なにをしてたってんだ?
気になって仕方がなくなってきた。
「、、、、、それにしても本当に久しぶりね。」
「え?」
「君に会うのがよ。ずいぶん大人の表情になったじゃない?気のせいかしら?」
「、、、、貴女と初めて経験してから、、、随分色々あったって事ですよ、、、、俺も」
「『俺も』?くすっ、、ヤダ、、、、なんか誤解しているようね。」
「、、、なんです?」
「私、、、あれから君以外とはセックスしてないわよ?」
「、、、、嘘だ。そんなことあるわけ無いじゃないですか。こんな綺麗な人、、、、その後輩が何もしないわけ無いじゃないですか、、、、。」
「、、、後輩はね、ちょっと頭おかしい人なのよ。だからナノマシンの今後について論議はしても性交を交わすなんてことはなかったわ」
(セックス、、、。性交、、、、。)
いつも無口で、一見おとなしそうな彼女の口から、そういった淫らな言葉が放たれるたびに、昔の記憶がよみがえってくる、、、。
あの狂おしく熱くも一瞬で終わった彼女とのセックスの記憶が。
流れ乱れる金色の輝く長い髪。
いつもは無表情なのに、まだどこかあどけない彼女の泣きそうな表情。
そんなベイビィフェイスにはおよそ不釣合いな大きな乳房。
透き通るような肢体。
濡れた唇。暖かい舌。
滴り落ちる汗。
両股の中心に出来た泉からいくらでもあふれ出てくる愛液。
彼女の全てを掴み取ろうと、夢中で彼女を抱きしめた。
感じた彼女の喘ぎ声に、俺の肉棒はいつまでも反応していた。
間違いなく名器であろう彼女の膣は、惜しげもなく俺の猛った肉棒を締め付けた。俺はそんなに早漏じゃなかったはずだけど、彼女と共にイクことは最後まで無かったな、、、。
「、、、でも今は違う、、、、。変わったんだ。」
「え?何が変わったの?」
「、、、、は、、、いや。なんでもないです。」
「、、、、、長旅お疲れ様。中に入りましょう。」
「、、、、、、っ!」
「今ね、覚えたてのお料理を作って、、、」
がしっ
カラァァァンン、、、、!
「、、、、、どうしたの?」
彼女が笑顔で後ろを振り向いた時、俺は自分の中に眠っていた彼女への愛欲の激情を、
衝動的に解き放っていた。
彼女めがけて駆け寄り、その細身をやや強く抱きしめた。
その衝撃で彼女の右手からフライパンが離れてしまった。
耳障りな金属音が何故か小気味よく玄関内に鳴り響いた。
「、、、、、長かった、、、、。貴女をこの手でもう一度思い切り抱きしめたかった。」
「、、、、、もう忘れたの?一度君は私に振られているのよ?」
「、、、、本気じゃない。」
「、、、どうかしら?」
「、、、貴女は、、、ティアーユという女性はいつも気まぐれですから。」
「、、、、、ここでしたいの?」
「どこだっていいです。早く貴女を抱きたい。めちゃくちゃにしたいんだ。」
「、、、シャワー、、、、朝、浴びてから一度も浴びてないわ。」
「そんなのどうだっていい。貴女の香りがしている今、そんなのどうだって。」
「、、、エプロンを、、、脱がなきゃ、、、、、、あんっ、、、!」
黒いセーターの上から、白いエプロンの中へ片手を滑り込ませ豊満な巨乳を揉みしだく。柔らかい。セーターの上からも胸が形を変えているのがわかる。
「、、、、い、痛いわ、、、、あ、、、あぁ、、、ん、、、」
「エプロンなんて俺が脱がせるよ、、、、ん、、、」
彼女の金髪をなでまわし、首筋を舐める。
彼女の白く、小さな耳たぶがだんだん赤くなっていった、、、、。