ブラックキャット  

「密会」  

作戦会議室、既に会議は終了しており幹部達は出払っている。いるのは  
トレインとセフィリアだけだ。セフィリアはテーブルの端に寄りかかると  
「トレインは私が欲しいのですか?」と甘い声で挑発した。気品を備えた  
理知的な美しい顔に微笑みを浮かべながら、セフィリアはかつての部下の  
顔を見据えた。その切れ長の瞳は既に妖しい光を帯びている。肩にかかった  
豊富な髪は明かりの下で濡れたような艶やかな輝きを放っている。トレイン  
はかつての上司の問いかけには答えず、濃紺な制服からもわかるスタイル  
抜群の肢体を持つ彼女の前に無言で近寄り、その身体を抱き締めた。  
トレインがキスを求めると かつての上司は視線を伏せてわずかに恥じらい  
の表情を見せたがトレインが顔を上向かせようとすると、自ら目を閉じて  
それに応じた。広い会議室の中、二人は抱擁し唇を重ねていた。かつての  
美しい上司とキスしていると思うとトレインは頭が痺れ、舌を入れてより  
彼女を味わおうとする。すると彼女も敏感に察し積極的に舌を絡め濃厚な  
ディープキスとなった。静まりかえった部屋に二人の吐息だけが反響する。  

セフィリアはトレインのキスに応じながら右手でトレインの硬くなった  
ズボンの前をまさぐり始めた。その大胆な行為にトレインはキス止め、  
「隊長さんにそんな事されちゃ我慢できなくなっちまうよ・・・」と声を  
上ずらせた「お行儀悪いですよ もうこんなにして・・」ズボンの布越し  
にセフィリアの優雅な手指が既に硬くそびえ立っているトレインのモノを  
擦りたてた「ううっ、隊長さん・・・」その痺れる感覚にトレインは余裕  
をなくしセフィリアの服に手をかけようとした「ダメですよ、ここでは」  
伸びてきた手を抑え、落ち着き払って言った。「俺はもう我慢できねえ、  
ここでさせてくれよ」と焦りの声を上げる。一方セフィリアは落ち着いた  
もので「ふふっ、さっきまでの余裕はどうしたのですか?」と、彼女に  
しては珍しくからかう「このままじゃ仕事に行けねえよ」とトレインの  
荒い息遣いは収まりそうもない「意外とせっかちなのですね、トレイン」  
とセフィリアはおかしそうにクスクスと笑っていたが、ふと何かを思い  
ついたように目が妖しく光った「わかりました、では任務に行ける様に  
私がすっきりさせてあげましょう」と言いい、唐突にトレインの前へと  
来るとその曲線に富んだ肢体をゆっくりと下し男の腰の前に屈み込んだ  

かつての美しい上司セフィリアが何をしてくれるかがわかり、トレイン  
は焦るようにズボンのファスナーを引き下し、既に限界まで硬直したモノ  
をズボンの中から露出させ外気に晒した。かつての部下の腰の前に屈み  
込んだセフィリアは、白いきれいな右手の指を露出した男のモノの付け根  
に添えしごき立てつつ、その先端部のふくらみを艶やかな口に含んだ。  
セフィリアの大胆な振る舞いにトレインは呆気に取られたが全身が痺れる  
ような興奮に見舞われ、彼女の肩を掴みながら息を弾ませた。セフィリア  
の上品な口元が男の硬直したモノをたぐり込み、深く吸い込む「ハァ・・  
ハァ・・・隊長さん・・・ヤバイ・・このままだと・・」トレインは低い  
うめきにも似た声を出して眼下のセフィリアに向かって根を上げていた。  
セフィリアは男のモノから口を離すとそんなトレインが、かわいく見えた  
のか、わずかに微笑むとかすれた声で「いいのですよ・・トレイン・・・  
我慢しなくても・・」とやさしく言った。トレインは少し息を整えながら  
「いや、このまま終わるよりも、隊長さんの中で・・」と本音を吐露する  
しかしセフィリアは静かに「今はまだダメです、次の任務が無事に完了  
すれば考えましょう」と諭すように言う。  

この拒絶の言葉にトレインは何か言おうとしたが急に真剣な眼差しに戻った  
セフィリアを見ると、反論の為の言葉が出てこなくなってしまった。気落ち  
した顔をするトレインに彼女は「そんな、顔しないで・・・私が貴方の事を  
愛しているのに偽りはないのだから・・・」とやさしく声をかけた。そう  
言ったセフィリアは涼しげな目元をやや赤らめて下からトレインを見つめる  
と改めて、男の硬直したモノに自らの柔らかな口をかぶせた。口で含み込んだ  
ものを舌でからめてねぶり、吸いたてる、彼女の右手は硬直したモノをしごき  
一方の左手は微妙に揺れる袋をさわさわと包んだ「ううっ・・ハァ・・ハァ  
・・」やや気落ちしかけたトレインだったが、再度容赦のないセフィリアの  
口の奉仕にさらされ、すぐに快楽の渦に引き戻された。やがて彼のモノの  
先端からは先走りの液が漏れ始め、肉根はビクビクと引くつきを繰り返す  
ようになっていく、股の間から快楽が駆け昇り、痺れはもはや全身に染み  
渡るほどであった・・・・  

「イキそうですか?・・トレイン・・・」セフィリアは男のモノの様子から  
敏感に射精間近な感覚を感じ取った。そして「いいのです、このまま私の口  
に出しなさい・・・遠慮などいりません・・・」とやさしく言う。トレイン  
は「ハァ・・そんな・・ハァ・・悪りィよ・・・隊長さん・・」と自制する  
ように言ったが言葉とは裏腹に身体はいう事を聞かない。もはや止める事の  
できなくなった自らの放射の欲求はその排口を求めて爆発寸前まで来ている。  
彼女の柔らかな口にその劣情をぶちまけるという誘惑に勝てる術は、この時  
もうなかった。「ん・・むっ・・んん・・!」トレインの自制の言葉を無視  
するかのようにセフィリアは彼のモノを深く咥え直し、舌を巻きつけて強く  
吸いたてた。硬直をしごく右手もより早くなってゆく「ううっ!・・おおっ  
・・セフィリア・・!」目の前が真っ白になるような快感が全身を突き抜け  
トレインは思わず彼女を呼び捨てにし、頭を髪ごとつかんで背筋を反らせて  
いた・・・・  

ビクン!ビュル!ドクン!ドピュ!ドプッ!「うおおっ・・!セフィリア!  
・・ううっ・・・!」抑えようにも抑えきれぬ放射の痺れにトレインは全身  
が痙攣したように震え、唸り声を上げていた。彼はセフィリアの柔らかな口  
にその全てを射ち放っていた「!・・・んん・・っ!・・んぐ・・!・・・  
むふっ・・」セフィリアは一瞬、身体が硬直したように固まったが、進んで  
トレインの放った粘液を口で受け止め飲み下していた。トレインは半ば放心  
しながら自分の下にうずくまったセフィリアがコク、コクン、と白い喉元を  
鳴らす様子を見守っていた。彼女は男の引くつきが止むまで、モノを咥えて  
いた。そしてようやくトレインのモノが満足にげに少しうなだれ始めると、  
ゆっくりと口を離してゆく。そして上気した顔もそのままに、セフィリアは  
しっかりと立ち上がった・・・・  

そして少し髪や制服を整えると軽く深呼吸をする。その頃には彼女、  
セフィリアはナンバーTの顔に戻っていた。そして「私はこのまま  
別の地区へ向かいます、貴方も任務の遂行を」と司令官としての言葉  
をトレインにかけた。一方のトレインは「あっ・・ああ、分かったよ  
隊長さん・・」と生返事を返すのが精一杯であった。セフィリアは  
トレインの横を通りすぎ、静かに部屋を出て行こうとする。トレイン  
は「あっ、あのさ・・」と慌てて声をかけようとした。その時彼女は  
クルリと振り向き言った「トレイン、今度の時は貴方の番ですからね、  
その為にも絶対に生きて帰って下さい」と。物静かな女性であったが  
この時ばかりはトレインも彼女の熱い思いを感じざるをえなかった。  

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