あの島から脱出してすでに半年。
大統領の娘アーシェーリーも無事に帰し、俺はひと時の休暇をもらっていた。
俺はレオン。あのラクーンシティを脱出して政府の犬となった。
それもすべてはあのようなことを起こさないためだ。
しかし俺は当初、アンブレラは政府とともに人体実験をしていると思っていた。
何せ、そんな三流映画はたくさんあるし、政府だって死なない兵隊には興味が
あるだろう。俺は政府の中を実際に捜査するつもりで犬となった経緯もある。
そんな俺はある山小屋に来ていた。そう、エイダに呼ばれたのだ。
小屋の中は綺麗になっていて人の気配がある。
しかも電気と、水も通っていて最近まで人が住んでいたようだ。
ふとレオンはベッドに座る。枕のところに本があるので取ってみた。
ーーーーーーーーーーーーヴィーバーの日記ーーーーーーーーーーーーーー
10月28日 変な連中にこの山小屋を売るように言われた。
まぁ、値段がよかったから売ってやった。
この山にはもう飽きていたのだ
違う山で暮らそう
11月2日 荷物は親切にも運んでくれた。合鍵も全部渡してやった。
この日記も記念においていく
この小屋には隠し扉があるぞ
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隠し扉か、暇なので探してみるか
部屋の端にある本棚が怪しい。
俺の直感がそう思った。俺はいろいろなところをまさに冒険して
きただけに隠し部屋なんか探すのは完璧だった。
しかしいつも思っていたがあんなややこしい部屋を作ったり隠し部屋を
造ったり、わざわざ彫刻や宝石はめこんで開く扉作るなんてあきらかに
暇人だと思う。いつも思うんだが自動で開くタイプのドアは何が動力に
なっているんだろう?
そんな疑惑が俺の頭をいつもかすめていた。本棚の近くにいくと空気の流れを
感じた。どうせ、こんなものさ。さて、どうしたら開くのかな?
一時間たってわかった。これは手動だった。
レオンはまず本棚から本を抜いて棚を軽くしてから移動させた。
そりゃそうだ。いつもの変な研究所なら自動ドアだろうがどこぞの
オッサンの隠居所じゃ手動に決まっている。深読みしすぎた。
そして本棚をずらしてみると小さなスペースがあった。しかしその
スペースにはハシゴが下りていて地下へと続いていた。
どうやら下に降りれるらしい。俺はまずハンドガンの弾数をもう一度確認して
ハシゴを下った。
カコーン
カコーン
カコーン
どさっ
地下に降りると簡単な洞窟になっていた。
ひんやりとした空気がレオンの頬を撫でる。
別にしゃがみながら進む必要はなかった。そう大きくはないが
問題のない大きさだった。
俺はライトをつけ前へと前進する。
すると綺麗な扉があった。別に汚れていない。
まるで新しい扉だ。俺はドアノブに手を回した。
ドアを開けるとそこはまるで見間違えたかと思うほどの別光景だった。
あの孤島でエイダと初めてあった城の中の豪華な部屋を思いださせた。
ふと足が吸い込まれるように前に進む。
すると次の瞬間だった。
背中に銃が突きつけられた。
「ハイ、レオン」
「エイダ・・・」
エイダはもう片方の手でドアの鍵を閉める。
「久しぶり・・・レオン。元気にしていた?」
「銃は降ろしてほしいな。それともそこまで信用ないかい?」
エイダは銃を降ろすとレオンの腰に手を添える。
次の瞬間にはナイフが取り上げられ、壁に向かって投げられた。
「フフっ」
エイダは相変わらずのチャイニーズドレスだった。
レオンは失笑したがエイダはそのまま向かい側にあったベッドに座った。
「こうして周りを気にせずゆっくり話せるのは久しぶりかしら?」
「いや、初めてだと思うけどね」
「あら?トラブルが日常だと思ってたけど?」
「それは・・・泣けるね」
エイダはフフと笑った。下から見上げてくる。ペルシャ系の猫をイメージした。
「やはりあいつの組織にはいったのか?」
「野暮ね。私はもともと別の組織のエージェントよ」
「・・・・・・・」
「私はあいつを利用してるし、そしてあいつも私を利用している」
「あの寄生虫は・・・」
「本物は別のところに送ったわ。言ったでしょ。別の組織って」
「エイダ・・また多くの人が――」
エイダが続きを邪魔したのだった。エイダは人差し指で俺の唇を上からそっと
抑えたのだった。
「エイダ………」
「レオン」
エイダはいつもの挑発的な目でレオンを見つめていた。
だがレオンはその目がいつもより潤っていたのを見逃さなかった。
「エイダ……、何故、俺を呼んだ」
「フフッ」
エイダはレオンにすらりと擦り寄る。
「野暮なこと聞かないで」
そういって腕で胸をさする。エイダの甘い香水がレオンを包んだ。
「エ、エイダ――」
エイダは動きをやめない。エイダのやわらかい腕はレオンの胸、腹、首、くびれを
撫で、尻、股間にも這った。
「初めてだったかしら?」
エイダが挑発的な目でレオンを見つめる。
「君みたいのは初めてだね」
「あら、軽口叩けるのも今のうちよ」
そういうとエイダがレオンの口に口付けする。そのまま下唇を甘噛みし、舐め、吸う。
レオンもエイダの唇を舐める。するとエイダの下がレオンの唇に侵入してくる。
「あふっ、チュパ、チュ、ん」
レオンの口の中で互いの舌が抱き合い、突き合い、舐めあう。エイダの唾液は甘く、
レオンの頭をとろけさせた。その舌触りは今までに味わったことのないぐらい官能的だった。
「レオン……ン、チュ」
「…エイダ……ン」
レオンはエイダの口の中へと舌を突き入れる。エイダは自分の口の中へ導くように招く。
エイダの口の中を嘗め回し、唾液を送り込む。エイダはそれを受けながらレオンの体を愛撫する。
レオンもエイダの体を優しく撫でていた。
「アッ…、レオン、もっと」
エイダの胸を触る。服の上からだが、エイダの声に艶がかかる。
エイダはレオンの服を脱がしはじめる。互いにキスをしながら衣服を脱ぎ捨てる。
「エイダ……」
エイダもレオンも生まれたままの姿となった。エイダはレオンをベットへと導き、
上に跨った。すぐ目の前にはエイダの綺麗な胸が広がっていた。
「あら、おっぱいが恋しい年だったかしら?」
「人形遊びって柄か?」
「フフ」
エイダはレオンの全身をなめはじめた。エイダの唇は柔らかく、また唾液に
包まれたそれはレオンの感覚を研ぎ澄まさせる。
エイダが時々、見てくる目は猫を連想させた。
エイダは右手でペニスを撫ではじめる。すでにだいぶ膨張していた。
「あら、しつけがなってないわね」
エイダがにやっと笑う。エイダに自分のペニスを見られていると自覚すると
さらに興奮が高まる。
「あら?マゾだったけ?」
そういうとさらにエイダはペニスをしごきはじめる。
「少ししつけてくれよ」
「いいわ」
エイダはにっこりと笑うとレオンのペニスをキスをし始めた。
「ッチュ、チュ、気持ちいい?レオン、ピチャ」
エイダは次にカリ首を舐め、舌で竿を上下に舐め始める。あのエイダが
フェラチオしている図など思いもよらない光景だが今、目の前にあった。
エイダの動きが加速する。上下に竿を舐める姿はまさに奉仕している姿だった。
エイダはレオンの表情を時々、盗み見してその反応を楽しむかのように微笑んでいた。
だからレオンが感じるところを万遍なく探し、刺激していた。
エイダは亀頭を口に含み、上下に動き始めた。淫猥な音が周囲に響いた。
「チュバ…チュバ、あふッ、ン、プチュ、トュ、ジュボッ」
エイダはバキュームフェラをしながらレオンの袋の方を刺激しはじめる。
そしてときどき、その細い指はレオンのアナル周辺を上からなぞるのだった。
「う…あッ…」
下半身にまとわりつく淫魔のようだった。ペニスは熱く、その周囲も刺激され、
レオンは自らこみ上げてくるものを感じた。
「エイダ、アッ、出る」
「ン、チュ、アアッ、チュバ、あふぅ、ん、、んんん」
エイダは口からペニスをはずした瞬間だった。白濁液が飛び散り、エイダの頬を汚した。
「ハァ…ハァ・・・、…思ったより早かったね」
顔射されてもなお軽口を叩くエイダにレオンは余計に興奮するのだった。