追跡者との壮絶な死闘はジルの勝利に終わった。
しかし、その代償はウィルスに感染すると言う最悪の事態だった・・・
「お目覚めかね?S.T.A,R.S.のお嬢さん?」
ぼんやりとする頭をむりやり覚醒させるジル
目の前に立っていたのは、冷たい笑顔を浮かべた銀髪の男、ニコライだった。
「くっ・・・まだ生きているとは思わなかったわ。」
ニヤニヤと笑いながら空の注射器を指先でクルクルと回すニコライ。
「先程・・・病院で興味深い物を見つけたんだ。」
「へぇ?ゾンビに喰いちぎられた貴方のお粗末な代物?」
蔑む様な視線をニコライに浴びせるジル。
こんな下衆に弱みなんか見せたくないと言う勝気な気持ちが自然と態度に出たのだった。
「口の減らん女だ。答えは非常に興味深いウィルスだよ。人類をコントロールする手法開発の過程で生まれた物だ。」
特定の遺伝子情報を定期的に吸収しなければ短時間で醜い化物へと変化してしまうウィルスだと言った。
「元々は社会管理の為のウィルスだったんだよ、ジル。感染した人間は飲み薬としてDNAの供給を受ける。
反抗的な人間には薬を供給せず、化物になってもらう訳だ。丁度、君が味わっている恐怖だな。」
注射器をクルクルと回しながらジルの周りを歩くニコライ。
その歩き方は傲慢で、支配する側の喜びに満ち溢れていた。
この美しく、豊かだが誇り高いヘラジカのように引き締まった体を持った女を如何にして楽しむか。
獲物をしとめた狩人のように自分のトロフイーを遠慮なく見つめる目そのもの。
反撃しようとするジルだが、銃は手の届く範囲には無く、観戦の影響なのか走り出そうにも下半身が痺れて動かなかった。
「ただ・・・充分な量のDNAを生産するだけの施設を作る為のコストを考えると天文学的な金額が必要になので計画は潰れてしまった。
支配するだけの技術はあっても支配するだけのコストが無かったんだ。だが、個人相手に使うなら充分だと思わないか?
で、私は自分のDNAを組み込んだウィルスを作ってみたんだ。幸い、私にはDNAを作り出すだけの施設を自前で持っているからね。」
ようやくこの男の言わんとする事が解った。
「くっ・・・絶対、殺しててやる・・・」
「どうやって?我々は一心同体だ。君に飽きるまでは生かしてやる。
口を開ければワクチンが手に入るんだ。」
・・・ジルに残された選択肢は一つだけだった。
腰を突き出したニコライのジッパーを口で下げる始めるジル。
全ては生きる為、そう自分に言い聞かせ、その行為に付きまとう羞恥心を誤魔化そうとする。
「・・・あッ」
ジルが小さく悲鳴を上げた。
最後まで下げ終わると同時に、ばちんっと怒張しきったニコライのペニスが顔を打ったのだ。
むっとした匂いに頭がクラクラする。
いや、それよりも・・・
自分が受けた辱めの方が辛かった。怒張しきったペニスで顔を叩かれ、そのペニスに奉仕する。
考えただけで悔しさと羞恥の感情に身が震える。
せめてもの抵抗として、舌の先だけを出してチロチロとニコライの亀頭を攻めようとする。
しかし、ジルが舌を伸ばすたびにニコライが腰を引く。
少しずつ舌を伸ばしていったジルだが、最後の頃には舌を根元まで下品に突き出し、口の周りを唾液で
べとべとにしながらニコライのペニスを追い続ける。
顔を上げると必死に唇と舌を押し当てようとするジルを笑うニコライと目が合った。
(ちくしょう・・・何であたしが・・・新聞に載った事だって・・・ハイスクール時代からずっと学校一番の男としか付き合ったことが無いのし・・・)
何だが涙がポロポロと零れてきた。
あまりの惨めさに、自分の尊厳が否定されたような気がした。
それでも大きく口を開け、舌だけは動かし続けた。ダラダラと口の端から涎をたらしながら、
セックスするよりはマシだと自分に言い聞かせながら。
そしてようやく舌の先にペニスを感触を捕らえ「んっ?!んっんぶっっ!」と必死に喰らい着く。
ふぅう、ふうっ・・・と咥え込んだまま荒く息をするジル。
「休んでいる暇は無いぞ?」
ニコライが薄く笑い再びペニスを引き抜こうとする。
ようやく捕らえたペニスを離さないよう音を立てながら思いっきりバキュームする。
ずずっ・・・ずずずっという音が神父の説教がよく聞こえるように設計された祭壇室中に響く。
頭がおかしくなりそうだった。
神聖な教会の一室で、必死になってペニスを吸い続ける自分が立てる音に、子供たちが歌う賛美歌がフラッシュバックする。
丁度、ジルが白い下着に覆われた丸いヒップを突き出している方向で子供たちが賛美歌を歌っていた事を思い出す。
「んっ、これは中々・・・それにしても、必死に吸い付くな。」
逃げないからもっと楽しませろ、とニコライの目が言っていた。
丹念にたっぷりと唾液を使いながらカリ首を嘗め回し、舌の先で裏筋を軽く突っつき、嘗め回す。
猫のようにザラりとしたジルの舌に掛かれば、男などちょろいものだった。
が、ニコライは10分以上耐え続けた。
快感こそ感じるものの、射精には至らないらしい。
涙を零しながら首を必死に動かすジル。そしてようやく、ある決心をした。
ニコライのジッパーの隙間から玉袋を優しく引っ張り出す。
これから自分が行なう行為に涙を流し、口を開けたままはぁっと溜息を吐く。
諦めきったような表情でそのままゆっくりと玉袋を口に含んだ。
ジルの舌がそっとニコライの玉袋を撫でる。
羽毛で撫でられたような感触にニコライが声を漏らした。
「うおっと・・・やはり、アメリカは病んでるな。警官が売春婦にも劣る事を平気でするんだからな。」
ニコライの言葉に頭の心が熱くなった。
こんな事をさせているのは誰なのか。噛み千切ってやりたい衝動を堪え、必死に口を動かした。
口の中にジョリジョリとした剛毛の感触とより強い汗の匂いが広がる。
何度も戻しそうになりながらも堪え、それでも丹念に皺の間を舐め、優しく左右の玉を口の中で転がすジル。
「竿の方を忘れているぞ?本当に助かりたいのか?」
「・・・ふいふひょお・・・ふぉろひへやふぅ・・・(畜生・・・殺してやる・・・)」
べっとりと唾液に濡れてテラテラと光るニコライのペニスに顔を擦りつける。
可愛らしいジルの額は唾液と先走り汁に汚され、つんと尖った可愛らしい小鼻がぐにぐにと変形し、
時には押しつぶされ、時には醜く上に押し上げられる。
自分の涎とニコライの先走り汁に汚された美しい顔を涙が流れ続けた。
「んっ・・・いい表情だ・・・くっ、そろそろ出すぞ。」
「ひょっ?!ま、まっれ!(ちょ?!ま、待って!)」
しかしニコライは欲望の赴くままに射精した。
「そぅら、俺の濃いのをたっぷり味わって飲めよ・・・。」
含んでいた玉袋を吐き出し、顔を押し付けたまま亀頭まで口を持っていくジルだが口元には間に合わなかった。
餌を求める小鳥のように口を大きく開けて必死に受け止めようとするジル。
しかし、勢い良く吐き出された精液はジルの可愛らしい額に飛び散り、鼻の穴に飛び込んでくる。
舌で受け止める事が出来たのはほんの僅かだった。
口の周りの嘗め回し、飛び散った精液を必死で飲み込むジル。
「うぶぁ、あああぁ・・・クッ・・・絶対に殺してやる・・・。」
べっとりと額に付着した精液がジルの額を流れ落ち、眉に引っかかる。
鼻に飛び込んだ精液も垂れ下がり、まるで鼻水を垂らしているような間抜けな姿で呻き声をもらした・・・