──私は女神像に近寄り見てみると、台座の所に一角獣のメダルがあります。
このメダルは取り外す事が出来ました。そこで婦警の方の話していた
プレートという言葉を思い出します。きっとここにそのプレートを嵌め込むと
何かが起きるに違いありません。プレートを探せばいいのね・・・・・・!
私はメダルを手に、署内を探索し始めました。署員の方達は外に応援に行く際に
しっかりと戸締りをして行ったようで、ドアには鍵が掛かっています。
私は、こちら側から開けられないドアで行き止まってしまいました。そこで
ふと思い付き、試しにケビンの鍵を使ってみました。え? ・・・・・開いたわ!
その不思議な鍵のお陰でほとんどのドアは開ける事ができるので、私は
入りたく無い部屋までも片っ端から開けて回りました。勝手にごめんなさい・・。
きっとこの鍵は親鍵なのね。でもどうしてケビン、こんな悪い物持ってるの??
出来るだけプレートを集めて台座に嵌め込んだ所で、遂にガスが暴走し始めました。
これではもうホールから出るのは危険です。私は疲れ果てて女神像の下に座ります。
ジ「何だよここ! アウシュヴィッツ系かよッ!? こここ殺されるゥッ!!」
2階の方でドアが開く音がし、裏返った叫びが聞こえました。おそらくジムです。
ジ「やってらんね!」
聞こえて来る音で判断すると、どうやらジムは2階の隅でふて寝を始めたようです。
私は外に出て武器になる物を入り口に配置し終わると、ホールの女神像の下で
まどろむ事にしました。この先何が起こるかわからない・・・・・・・今のうちに
少しでも体力を温存しておかないと・・みんな・・・・早く帰って来て・・・・。
シ「ヨーコ、ヨーコ起きて」
浅い眠りを遮る声、シンディの声で私は夢であって欲しい現実の世界に戻りました。
ヨ「みんな・・・・!」
ア「さあ地下に潜るわよ、電車に乗って逃げるの!」