クレアは危機に瀕していた、最後の火炎弾は化け物の猛攻を止めるには及ばず、
引き金を引いても無駄なことはわかっていてもその指を止めることは出来ない。
しかし彼女もここまでの道のりを生き抜いて来たのだ、すぐに冷静さを取り戻す。
ランチャーを捨て、化け物の爪を必死にかわす。そのぎりぎりの回避ごとに化け物の爪が
彼女の服を切り裂いていく、ついに彼女は壁際に追い詰められてしまった。
化け物は大振り気味に爪を振るった、しかしその振りに隙を見出したクレアは
身を壁に転がし回避を試みた。だがなんと切り裂かれた彼女の服が
壁の突起物に引っかかり、Tシャツが破れ胸が露わになってしまったのだ。
(クレアってノーブラ?)(ブラつけてたらブラごと引っかかったことにね。)
クレアにとって予期せぬことに彼女はバランスを崩し、仰向けに転んでしまった。
そのとき頭を打ったのだ、彼女は軽い脳震盪を起こし行動不能に陥ってしまった。
化け物は獲物の動きが止まったことに違和感を覚えたのだろうか、
動きを止めクレアをじっと見張るように、その巨大な目を動かす。
その目が捉えたものは、激しい動きに汗を滴らせた豊満なクレアの乳房だった。
クレアは徐々に戻っていく意識の中で、もはやこれまでかと覚悟を決めたのだった。
化け物がゆっくりと体をクレアに近づけて行く、クレアの足からの距離は50cmといったところだろうか、その巨体をクレアは見上げるような形になっている。
化け物はクレアに覆い被さるような体勢になり、大きな爪のある腕と、もう一つの腕でクレアの腕で押さえ込んだ。
そこで化け物の体に異変が起こった。顔とおぼしき部分から舌のような触手が一本だけ生えてきたのだ。
それがクレアの乳房の上に垂れ下がるようにして乗せられた。
乳房の上をヘビが這いずり回るかのような感触にクレアは混乱した。
これはいったい何なのだろう、いままで私のことを引き裂き殺そうとしていた化け物が
いったいどうしたのだろう?頭の中で整理がつかないまま、
今はただ化け物の行為に黙って身をゆだねることしか出来なかった。
化け物の舌は丹念にクレアの乳房を舐めまわした。
舌から分泌されている体液が乳房全体に行き渡り、クレアの胸は体液で怪しく光っている。
その不可解な行為の中、クレアはあることを思い出し始めていた。
つづく