「どうなされたのですか?  
 何かお加減でも?  
 先ほどからいくほどなくお声をおかけしておりましたのに。」  
 
女官の1人である五月が少し心配そうな瞳で滝島を見つめていた。  
 
「いや、なんでも無い。  
 少し庭の植木を見て考え事にふけっておったのじゃ。すまぬ、で?何用じゃ。」  
 
滝島ははっとした瞬間からいつもの凛とした空気を  
はり五月の方を見返した。  
もう滝島は夜の顔では無い昼の何事にも  
侵す事の出来ない気品に満ちた女人になった。  
 
「はい、先ほど老中家老より  
 家々様の御正室に京の公家の有梨本宮様の  
 第一皇女の姫様に決められたと御伝言がございました。  
 
「家々様に御正室?!!」  
 
滝島は一瞬目の前から光を失ったような顔になったが  
すかさず顔色を戻し五月に問うた。  
 
「で、ご婚礼の日時は?」  
 
「はいこれより1ヶ月後にて。」  
 
「その京の有梨本宮様の姫君のお名前は?」  
 
「百合姫様ともうされるそうでございます。  
 その名の通り、百合の華のごとく清楚可憐な  
 姫様と噂をお聞きしております。」  
 
「百合姫様のお年はいくつになられるのじゃ?」  
 
「御年17歳になられるそうです。」  
 
「そうか上様も今までの御正室様や側室はすべて  
 流行病などで早世してしまわれてしばし御正室もいない状態が  
 続いたので今度こそはご立派な世継ぎを設けなくてはならぬ。  
 
 さらに徳川安泰の為にも公家との縁組みは何よりの吉報!  
 それでは今宵から残り1ヶ月まで上様の為にも徳川の為にも  
 全身全霊にて支度に取りかかねばな。」  
 
滝島はすくっと立ち上がり華麗に鮮やかな打ち掛けを翻しては  
五月に指示を下した。  
まさにほれぼれとする美しさであった。  
 
「はい!滝島様。五月はこれから命にかけて御勤めさせていただきます。」  
 
「婚礼家具や衣装や部屋の装備や備品に関わるすべての事に  
 金子を惜しんではならぬ、贅の限りを尽くし江戸はもとより  
 京に限らず金沢、九州にとありとあらゆる職人の匠の細工を施した  
 道具や着物をこしらえせせるのじゃ。」  
 
「はい!」  
五月は深々と頭を下げた。  
 
 
(上様がご婚礼をあげる。。。)  
 
滝島は広い大奥の中を縦横無尽に歩きながあそれぞれの  
管轄である部屋の女官や侍女に渡るまでさまざまな指示をしながら  
足早に歩く。  
 
後ろにはそれぞれに女官をしたがえながらのその  
移動は大奥の大輪の華の移動のような艶やかさであった。  
 
(京の公家の姫君は御年17歳か。。。)  
 
滝島は今自分の心のあらゆる動揺を動く事  
皆に指示を与える事でごまかすように  
また落ちつけるように必死で取り繕っていた。  
 
(確かに上様はまだ25歳であり8つ下の御正室ならばつり合いも悪くは無い。  
 またお世継ぎもおらぬゆえここは是非  
 御正室を迎えられお世継ぎを作ってもらわねば。。)  
 
滝島の仕事は実に早かった。  
わずか半日にて大奥中の侍女や女人達に婚礼までの  
約1ヶ月間の役回りを申し付け  
台所の支度まで準備万端用意の指示を出していた。  
 
(しかし。。。)  
 
滝島にとって将軍家々のご婚礼の準備を取りかかるのはこれが  
初めてでは無い。また側室と言われる家々御手つきの姫の  
お世話をした事も何度かあった。  
 
現在家々には決まった正室も側室も正式には大奥には存在していない。  
皆、病気などで嫁いで間もなく亡くなってしまったのと  
無類の女好きの家々なので手当たり次第身分に関係無く  
女人に手を出してしまう為、正式に大奥に席を設けるより  
金銀の金子を宛てがう方が事は簡単であった。  
 
また女達もむしろ気楽な身分のまま上様に抱かれる方が  
気が楽でありその後、良家の縁談で嫁ぐ方が満足とされていた。  
 
(上様が御正室を迎えれば世継ぎを作るためにその姫を夜ごと抱かねばならぬ。)  
 
当たり前の事である事が滝島の心の中をかき乱していた。  
 
(その間は私は上様に抱かれる事は無い。。)  
 
これが今までの滝島には無い感情でもあり、どうすればこの  
気持ちが静まり納める事が出来ようかと考えていた。  
 
(あの日以来、あの日初めて上様に抱かれた夜さえなければ。。  
 私はあれからただの女子になってしもうた。。。)  
 
滝島の中では初めて将軍家々に抱かれたあの夜の事が  
走馬灯のように頭と身体を駆け巡っていた。  
 
それは今から3ヶ月程前の春の花見の宴の夜。。。  
 
 
「ささっ上様もう夜は遅うございまする。  
 いくら夜桜が見事でもお体が冷えてお風邪をひかれます。」  
 
3月の花見の席にてここ大奥では  
滝島を初め将軍家々を囲みながら女官や侍女達が  
庭で桜を眺め、お琴や踊りなど様々な余興をもようしていた。  
 
「そうじゃあのう。酒も回ってきたのでそろそろ  
 わしは横になるとするか。。滝島あないせよ」  
 
「はい。上様」にっこりと滝島はうなずいた。  
 
 滝島と家々はそう立ち上がると席を立ち、  
 家々を見送る為に数人の侍女をしたがえて宴の席を後にした。  
 
「上様、今宵は皆の者もみな楽しませていただけました。  
 上様がおられると言うだけで皆、歌や踊りにも力が入り  
 あんなに生き生きと楽しげな時を過ごせました。」  
 
「うん、それはよかった。余も中々楽しかったわ。  
 それと滝島。そなた◯◯◯物語の書を持っておったな。」  
 
「はい、◯◯◯物語の書物でしたら南蛮渡来より取り寄せまして  
 私が只今、拝読しておりますが。。」  
 
「どれ、余にもその書物見せてみよ」  
 
「上様がですか?」一瞬滝島が不思議な顔で戸惑った。  
 
「なんじゃあ滝島、余が書物を読んではならぬのか?」家々は不機嫌そうに言う。  
 
「いっいえ、今まで上様は一度も書物についてお話になった事が  
 無かった故に、、、少々驚きまして」  
 
 「よいでは無いか。別に。これよりわしは滝島の所によってから城に戻るゆえ  
  後の者はここまでで良いぞ。下がれ」  
 
家々はそういうと後ろに控えついて来た侍女を返し滝島と二人で、滝島の部屋に入った。  
 
「ささっ上様もう夜は遅うございまする。  
 いくら夜桜が見事でもお体が冷えてお風邪をひかれます。」  
 
3月の花見の席にてここ大奥では  
滝島を初め将軍家々を囲みながら女官や侍女達が  
庭で桜を眺め、お琴や踊りなど様々な余興をもようしていた。  
 
「そうじゃあのう。酒も回ってきたのでそろそろ  
 わしは横になるとするか。。滝島あないせよ」  
 
「はい。上様」にっこりと滝島はうなずいた。  
 
 滝島と家々はそう立ち上がると席を立ち、  
 家々を見送る為に数人の侍女をしたがえて宴の席を後にした。  
 
「上様、今宵は皆の者もみな楽しませていただけました。  
 上様がおられると言うだけで皆、歌や踊りにも力が入り  
 あんなに生き生きと楽しげな時を過ごせました。」  
 
「うん、それはよかった。余も中々楽しかったわ。  
 それと滝島。そなた◯◯◯物語の書を持っておったな。」  
 
「はい、◯◯◯物語の書物でしたら南蛮渡来より取り寄せまして  
 私が只今、拝読しておりますが。。」  
 
「どれ、余にもその書物見せてみよ」  
 
「上様がですか?」一瞬滝島が不思議な顔で戸惑った。  
 
「なんじゃあ滝島、余が書物を読んではならぬのか?」家々は不機嫌そうに言う。  
 
「いっいえ、今まで上様は一度も書物についてお話になった事が  
 無かった故に、、、少々驚きまして」  
 
 「よいでは無いか。別に。これよりわしは滝島の所によってから城に戻るゆえ  
  後の者はここまでで良いぞ。下がれ」  
 
家々はそういうと後ろに控えついて来た侍女を返し滝島と二人で、滝島の部屋に入った。  
 
「ふう〜今宵はちと飲み過ぎたかのう。しかし滝島そなたの部屋は  
 そっけない限りじゃのう。」部屋に入るなりあぐらをかいて座る  
家々は滝島の部屋を見渡していた。  
 
「ほほ、上様。そんな大奥総取締役が派手な着物や化粧道具ばかり並べてはどういたしますか?  
 私のお役目はこの大奥を取り仕切り、上様にお使えする事。  
 ◯◯◯物語でございますね。。えっとそれはこちらに。。」  
 
滝島は薄あかりの行灯をつけた部屋で家々に背を向けた時。  
 
「滝島。」  
「え…?うっ上様」  
 
家々は後ろから滝島を抱きすくめて半場強引滝島の唇を重ねていた。  
 
「おっおやめくださいまし!何を何をなされますか!?」  
滝島は必死になって家々の腕から離れようともがきだしていたがその腕からは  
逃れる事は出来ずにそのまま押し倒された。  
 
「滝島何をもうすか。ふん!…生意気な口を聞くでない。そなた余に逆らうのか?!」  
「上様!私は大奥の取締役、このような事。。。!」  
 滝島は必死になりながら身体をよじっていた。  
 
「こっちを向くのだ滝島。余は何度もこの日を思うておった。今宵の花見の席でも  
 そなたに釈を進められるたびにそなたの口を吸う事を願っておったわ!」  
 家々はそう耳元でささやくと無理矢理滝島の顔を引き寄せ、更に強引に唇を押しつけた。  
「うっ…!」  
 家々の激しい舌先は滝島の歯茎や歯を執拗に舐め回し手首を押さえつけ  
 それを滝島は必死になって抵抗を塞ぐかのようにぎゅっと目をつぶっていた。  
 
「滝島覚悟せよ。。。」  
 
更に家々は滝島の乱れた着物の胸元に手をのばしその豊に実った  
やわらかな膨らみを揉みしだいていた。  
「ああ!上様、お辞め下さいませ、人を人をよびまする!」  
滝島の泣きそうな声にも家々は容赦なかった。  
 
「ほう、人を呼びたければ呼べば良い。  
 この将軍家々恥をかかすのか?それともこの乱れた大奥総取締役の滝島の  
 姿を侍女達にさらすのか?気位の高いそなたにそれが出来るのか?」  
答えはどれも滝島には出来ない事だった。  
家々は更に滝島の着物の帯に手をかけてほどきながら抱きしめ胸を愛撫していた。  
「滝島、ああ、なんとやわらかな。。。」  
滝島の身体もふっと我を忘れるかのように気が遠くなりそうになっていた。  
 
「あっ上様、んっ…んんっ!はあっ…!」自分でも信じられないような声が出た。  
その一瞬の気のゆるみを家々は見逃さなかった。  
 
「滝島、そなた何だ。このように嫌嫌と言いながらも乳首が立っておるぞ」  
「え?そのような、、、」  
滝島には、始めその意味が分からなかった。  
「これはのう、早く余に抱いてもらいたくて感じている証拠じゃあ、うれしいか滝島。  
そう言うと家々は白い桃のような胸にうっすらぴんく色の乳首に唇をはわせた。  
 
「あっあん!上様!はっはあん、、いや!」  
 
滝島はすでに着物の前がはだけた状態になっていた、片方の乳首を家々の口で吸われ  
片方の胸は指で乳首を摘まれていた。  
 
「さて、滝島のこちらの方はどのようになっておるのか?…」  
家々のその手はさらに滝島の密所である下肢に伸びていった。  
家々のあつい吐息とねっとりとした視線が滝島の白いむっちりとした太ももに注がれる。  
その手はさらに太ももを押し上げ、脚をM字に大きく広げていった。  
「あっ!上様おやっ…め!」  
滝島は必死になって上半身をおこしてその密所を手で隠そうとしていた。  
「滝島。。うん?濡れてるな。すでにしっぽりと濡れておるぞ」  
「え。。。?」  
滝島は、幼き頃より使えて来た家々に自分がそんな事言われている事が現実の事とは思えなかった。  
「なんと淫乱な。女子よのう。ふ…こんなに強引されてもこのように濡れるとは。」  
嬉しそうな声でしげしげと家々は滝島の密所を見つめては目を輝かしていた。  
 
「違いまするっ…あっ!」  
今まで誰にも見せたことのない、女の花芯である部分があらわになり  
成熟した丘と薄く生えた茂みが割れ目と供にぬらぬらと白く光っていた。  
 
じゅる、、じゅん。  
家々はその滝島の密所に指を押し当てた。  
ぬるぬるしていたがその上、次から次へと汁はあふれでて来ていた。  
「んっ…ああ…上様〜」  
滝島は身をよじらせ、突然の侵入した指と慣れない感覚に意識を失いそうだった。  
「どうじゃあ?滝島。余の指先の動きは。。。」  
そう言うと、家々の指は探るように指を動かし、人差し指1本からそれは中指の2本になり  
目的の場所を見つけると指を沈めた。 「ここだな」  
「はっはあんんっ…!」  
滝島の表情はすっかり女の顔になっているのを見て、家々はニヤリと微笑んだ。  
家々の指先はわざと淫美な音を立て、ゆっくりと宴を楽しむように  
滝島の肉壁を時には狂ったように擦った。  
 
「ああ…、上様!そ、そこは!あっ、あふっ、んんっ」  
 
滝島は必死に理性を守るべく歯を食いしばるように声を押し殺した。  
ほどなくすると家々の指先がぴたりととまった。  
 
「滝島。自分で動いてみよ。余の指は今そなたの中にある。自ら腰をつかって動かしてみるのだ。」  
「え?上様、、そんな」  
「余のいいつけに背くのか?」すでに滝島は家々の言葉が呪文のように耳に入り抵抗が  
出来ないでいた。滝島は自分からゆっくりと腰を動かした。  
「そうじゃあそうじゃあゆっくりでよい。自ら腰を動かして余に伝えよ。  
 どうしてほしいのか訴えるのじゃ。  
 
「んっ…」  
(ゆ…指が入って…)  
今まで感じたことのない、窒に異物を差し込まれる感覚に滝島は驚き戸惑う。  
(うぅ…なんと、なんという音がやらしい…の、ああ、、恥ずかしいっ)  
 
ぐちゃっ…にちゅっ…くちゅくちゅ…  
家々の手が上下するのに合わせ、滝島からの女の中心の蜜は次から次へとあふれ出てくる。  
「凄い濡れようではないか。そんなにこの指が気持ちいいのか?」  
「んはぁっ…そ、そんな…ことっ」  
「なんだ?余の指よりもっと太いものがいいのか?そなたなんとはしたなき  
 いやらしい奴よのう。。。」 家々の目は好奇の目でうるんでいた。  
 幼き頃より何かと自分の世話を焼き指示をしていた滝島が今  
 あられの無い姿で自分の指1本で思いのまま乱れていては  
 面白くない訳は無く、男の独占欲が増していた。  
「んん…んーっ!」  
滝島はなんどもそれは違いますると言わんばかりに何度も首を左右に振った。  
目をぎゅっとつむり、歯を食いしばって耐えてい るが今宵  
あまりに強すぎる刺激に、目の端に時折涙がにじむかのようであった。  
「滝島ほれ声だすのじゃ。楽になるぞ」  
家々はそんな滝島の様子をにやにやしながら観察していた。  
 
滝島の白い頬は上気し、紅く染まり意識が遠のくようにもなっていた。  
悩ましげに眉をひそめ、大きな瞳に涙をためている滝島は豊満な身体とは  
対照的に可愛らしくもいとうしい姿にも見えた。  
だが、そんなおぼこな表情とは裏腹に、滝島のその身体は実にいやらしかった。  
たわわに実る乳房は攻めたてる手の動きに合わせて揺れ動き、  
その先端も薄く桃色ではあるが固く卑猥に尖っている。  
はだけた帯紐から見える腰のラインは丸みを帯びてなだらかで、  
欲情をかきたてる白くむっちりとした太もも、蜜を滴らせた秘部も  
何もかもが家々を興奮させた。  
 
このように熟れている身体でまだ男知らずとは。。。!  
 
「あぁっ!そこは…上様ーー!!」  
家々の指が偶然滝島の豆のクリトリスに当たったらしい。  
「うん何?ここか?」  
家々は手の向きを変え、わざと手のひらが滝島の秘部をこするように  
容赦なく秘所を攻めたてた。  
 
「んっ…んんんーっ!ああーー!」  
滝島の腰ががくがくとし、身体全体がビクン、と背中が黒髪と共に後にそる。  
くちゅくちゅくちゅくちゅ…  
もはや、家々がわざと音を立てなくても自然に淫美な音が  
薄明かりのついた部屋の中で響いていた。  
「あっ…イヤ!嫌っ!あぁぁぁんっ!ダメっ!ああんっ!」  
滝島は、もはや理性の押さえがきかなくなり、何も考えられなくなっていた。  
 
「あっ、あっ、んっ、上様ーー!もう私は!」  
滝島は、ビクビクと身体を震わせながら身をよじる。  
「はぅっ、ひっ…ああ…あぁぁぁん!!」  
更にビクン、と、滝島の脚が大きくはずみ身体が崩れるかのように果てた。  
 
「滝島、、逝ったか?」  
達したことにより、ぐったりとした滝島の密壷から、家々は指を引き抜いた。  
だらり、と透明な液体が指先から畳の床にこぼれ落ちた。  
「余の指…この指が気持ち良かったんだな、滝島」  
 
「はあっ…はあっ…」  
滝島の窒からは、なおもとろとろと透明な液体が溢れ出ていた。  
 
(なんと言う姿を私は殿の前でさらしてしまったのであろうか。)  
はげしい後悔と疲労が滝島に降り掛かってきたが  
その間もあけずに  
 
「滝島。。」  
滝島は、ぼうっとした頭で声の方を見やった。  
今己の部屋の中で家々は生まれたままの姿で立ちはだかり  
滝島を見下ろしていた。  
その目の前の光景に、ある一点の部分で一気に目が覚めた。  
「う…上様、お辞め下さいまし!、や、やめて」  
 
それは家々の腰にそそり立つ赤黒い肉棒を見て、滝島は  
恐れおののきショックをうけたのだった。  
今まで何度か絵巻物として目にし数々の姫達に男との交わりも  
指南してきたが現物を初めて見るのはこの時初めてだった。  
 
「滝島やっとこの日がきたのよ。  
 今まで何度余はそなたを女子にしてやりたいと思うた事か。。」  
「う…嘘。そのようなお戯れを!」  
「嘘ではない。幼き頃より余に使えしそなたのような美しい女子に余が何とも思わないとでも?  
 数々の姫君を宛てがわれても大奥一の美女を何故,余が抱けぬ!」  
 
家々は、そう言い終わると滝島の脚を持ち上げ、真ん中に割って入るや滝島の上に被さると、  
固くなった自身をぐっ、と押し当てた。  
そのまだ指しか入れられていない未開発な密所は、家々を初めは押し返し  
抵抗をしてみたが、容赦無く家々は無理矢理腰を押しこんだ。  
 
「あああっ…上様!」  
さんざん先ほどまで濡れそぼった場所は、にゅるり、と先端が入った。  
「滝島、、入ったぞ」 家々はわざと滝島の耳元でつぶやいた。  
「嫌〜!上様!お許しを!もうそこまでにて、抜いて下さりませ!」  
 
だが、その滝島の懇願する声を無視して、家々は欲望のままに  
ゆっくりと自身を押し進めていく。  
「く…滝島よ。そなたこんなに濡れてるのに、かなりきついな」  
 
家々は、激しく輸送運動を滝島の到達地点まで開始した。  
 
「ああっ!なっなりませぬ!痛い…!おやめ下さいまし!上様!」  
めりめりと何かが崩れそうな滝島の身体は叫んだ。  
しかし家々は、さらに乱暴に腰を打ち付けた。  
普段は静かな滝島の部屋ではパンパン、という卑猥な音が響いていた。  
 
滝島の熟れた身体とは対照的に肉壁がきつく、侵入する異物を  
ぐいぐいと締め付けてくる。  
少し痛かったが、狭い胎内は、この上もなく気持ち良かった。  
「滝島、そなたなんと言う名器じゃあ。これは余が今までためした中で  
 一番の物かもしれぬ。さすがは滝島じゃあ」  
家々は嬉々として腰を降り続けた。  
「痛っ…上様!いや!やめっ…もうおやめ下さいまし!」  
 
「今更やめられるか!滝島!!」家々はさらに強く腰を押し込んだ。  
 
「はぁっ…はぁ」  
家々の動きが一旦止まった。ようやく滝島の奥まで入ったようだ。  
「どうだ?滝島、完全に奥まで繋がったぞ!どうじゃあ余の太刀の具合は?」  
 
そう言いながら、ぐいぐいと家々は腰を動かした。  
 
痛っ…上様!もうそのように激しく動かさないでくださいまし!  
 お願いです。滝島は、私はもう。。。」  
 
「滝島悪いがそれは無理だ。そなたの中は気持ちが良いっ…!  
 もう余も止まらぬわ!」  
 
「ああぅ…上様。。。」  
滝島は天井をぼんやりと見つめていた。  
いつもの見慣れた天井のはずがそこには上様である家々がおり  
今の自分はその上様に激しく上の乗られて突かれていた。  
しかもその身体は、次第に痛みになれてもきていたのだった。  
それどころか、段々と家々のモノを受け入れはじめていた。  
「んぁっ…!上様の…熱い!…はあんっ…」  
「滝島、余の交わりがそんなに気持ちいいのか?やっぱりそなたは淫乱だな」  
「違いまするっ!私は、そのような…あんっ!」  
違うといいつつも、吸い付いてくるようなその窒の動きに、  
家々は思わずニヤリとする。どうやら滝島の身体は正直というやつらしい。  
 
そして家々も、自らの限界が近いのを感じはじめていた。  
 
「少し名残惜しいが余も久しぶりだからのう。滝島そろそろ中に出すぞ」  
いくら性知識があまりない滝島でもそれが危険であり何を意味することは分かる。  
「い、嫌!なりませぬ!それだけは!」  
「余は将軍じゃあ指図は受けぬぞ!はっはっ!滝島存分に受け取るが良い!」  
家々は、そう答えて更に腰に加速をかけた。  
 
「いやあー!上様!お願い!中には…嫌!やめてーっ!!」  
 
情け容赦無く滝島の中でビクン、と、家々の体が震えた。  
「うっ…ああ」  
既に達した家々であったが、滝島の子宮に子種を確実に届けようとでもするかのように  
グッ、グッと何度も体を震わせ、自身を奥へと突き立てていた。  
そして、なごり惜しそうに、家々はようやく滝島から離れた。  
その瞬間つい先程まで男に触れられる事もなかった身体からどろり、と白い液体がこぼれ落ちた。  
 
事がすんだ滝島はまるで今宵の満開の桜の華が  
散り行くようにはかなげに美しく横たわっていた。  
 
滝島は家々に背中を向けて乱れた着物をつかんでいたが、しかしどこかでほっとしていた。  
これで、終わったのだ。  
 
(上様の欲望は達しされた。。。。  
これも上様にお使えする身とあらばお役に立てたと言う事。)  
 
滝島はこれも上様に使える大奥の総取締役としてのおつとめの一つとして  
考えようと心に決めていた。それが滝島の女としてまた大奥の華と言われた自分自身の  
プライドであった。  
 
上様の前で淫らな姿が出来まいとして滝島は急いで身支度を整えようとした。  
と、その時、家々は後ろから言い放った。  
「滝島、まだだ」  
見ると、先程出したばかりだというのに、家々のものはもう固くそびえ立っている。  
「えっ?」  
 
家々は後ろから滝島の腰に手を回し、そのまま男根を貫き先ほど出したばかりの  
お情けをさらに押し込めるようにぎゅっと抱き締めながら滝島を激しく突き上げた。  
 
「やんっ!やぁっ!う、上様お願いいたします、もうお許しを…」  
 
熱い家々の体温と息遣いを背中に強く感じ  
気が遠くなりながら、滝島は懇願した。  
だが、腰使いはますます激しくなるばかりだ。  
「あっ、んぁ、ああぁん!」  
滝島は、激しく体をくねらせ、畳に手をつきながら絶頂に達した。  
 
滝島がすでに自らの肉棒で絶頂に達したという事実は、  
家々を大いに満足させた。  
しかし、この日の家々の攻めはまだ終わらない。  
「滝島、まだ余は果ててはおらぬぞ!」  
再び滝島の腰をつかんでは滝島を無理矢理起こし、  
更に激しい輸送を繰り返していた。  
 
「はぁっ…もう、もうやめて…下さいませ上様、これ以上なされるとややが。。」  
 
「だめだ。滝島、もう一回は中で出さないと余はおさまらん」  
 
「私がもし上様のお子を授かったら。。。」  
 
滝島にとってそれは今の自分の地位と身分をすべて失うと言う  
事になりそれだけは避けたかった。  
(身分の卑しい私が。。大奥の取締ともあろう私がこのような  
事になれば。。。仮に上様のお子ではないと言っても  
男子禁制の大奥で身ごもったとなれば。。。)  
 
さすがは滝島だった快楽に溺れながらでも頭の中では冷静に  
今後の事を受け止めていた。  
 
その答えには、家々は腰を振りながらあっさりと答えた。  
「滝島、子を産みたくなければそなた大奥の総取締役として  
 奥女中用にも子殺しの薬を持っておろう。  
 また生みたければどこぞの寺にでも養子に出して後日  
 わしが召し抱えてやるでは無いか。案ずるがよい。」  
 
「た、確かに…」  
 
家々の言う事はもっともだった。  
どちらにしても自分や上様の立場が悪くなる事はなかった。  
 
「滝島。もっと淫らになれ。淫らになって余を楽しませてくれい。  
 そなたも難しい事を考えるな。今のこの快楽の事だけ考えれば良いのだ」  
家々は後ろから滝島の胸を揉みしだきながらつぶやいていた。  
 
そしてそのまま再び問答無用で、家々は滝島の中に白い情け吐き出した。  
 
その晩、家々はこの日夜が明けるまで5回ほど滝島の中に出したのだった。  
飽きる事なく家々と滝島の夜の花見の宴は続いていたのだった。  
 
 
 

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