赤穂四十七士の討ち入りは忠義の鑑と讃えられ、芝居や小説となって人々の喝采を受けてきたが、  
その真相が淫靡なホモ事件とは気付かぬ脚色なのが残念だ。  
 浅野の家中は戦国の気風を残し男色が盛んで、男は一人残らずホモ関係で結ばれ、  
その筆頭が殿様の浅野内匠頭と家老の大石内蔵助の恋愛だった。  
幼い頃から念友の二人は人も羨むカップルで寸暇を惜しんでホモ行為に耽り、  
殿様の江戸出仕の日が来ると特に激しいプレイで別れの名残とした。  
 恋男と相思相愛でも性欲が多情なのがホモの特徴だ。  
江戸に着いた浅野はさっそくホモ遊びの浮気を始めるが、その頃江戸は軟弱文化がはびこり優男タイプがもてたから、  
美男でも田舎出で芋臭い浅野は相手が少なく、無骨なプレイが陰間茶屋でも嫌われて欲求不満が溜まる一方だった。  
 他方、幕府の重役の吉良上野介はホモ通人として名を馳せていたもののマンネリを感じていたところに浅野に目を着けた。  
女形タイプに飽きた吉良には毛深いガッチリ型の浅野が新鮮な魅力だ。浅野が仕事の相談に来たのを幸い、  
誘惑すると吉良のダンディーさに浅野もOKしてたちまち関係が結ばれた。  
 ホモの世界は情報が速い。吉良と浅野のホモ関係の噂はすぐに赤穂に伝わり留守番の大石は嫉妬の涙だった。  
 浅野は吉良の性的魅力に夢中になったが、吉良は一時の遊びの積りだったから、しつこい浅野が鬱陶しく、邪険に扱うようになった。  
冷たくされるとますます燃え上がるのが田舎者のホモだ。  
浅野は性欲が頂点に達し、ある日、御殿で勃起を振り立てて背後から吉良に迫った。  
強引な誘惑に吉良もその気になりかけたところ、その場面を他の大名が発見し浅野は取り押さえられて、  
殿中のSEXは御法度ゆえ切腹申し渡された。  
 SMマニアの浅野には切腹は苦にならぬが、二度と大石と寝られなくなる浮気心を悔いつつ腹に刀を突き立て絶頂を味わった。  
 浅野家は取り潰され、恋男を奪われた大石は悲嘆の涙に暮れ、大石程でなくても家来の多くが殿様のお手付きだったから、  
このままでは魔羅の虫が納まらぬ。  
大石を頭に四十七人が徒党を組み、殿様が最後に果たせなかった吉良を代りに犯ることで意見が一致し、互いを慰めつつ機会を狙った。  
 浅野の件で自重していた吉良は美少年を集めて憂さを晴らしていたところ、赤穂浪士が強姦に来るとの噂に狂喜し勃起し乍ら待ち焦がれた。  
やがて浪士達は吉良邸に乱入し屋敷の美少年を片端から犯すが肝心の吉良が見当たらぬ。  
吉良はすぐに見つかっては詰らぬと秘密のプレイ室で待っていた訳で、そこに踏み込んだ大石達は吉良をさんざんにSM責めし、  
被虐の快感で全身が痺れる歓喜の涙の吉良は、興奮で血気の余り昇天してしまった。  
 浪士達は切腹処分を受けたが、強烈な暴力SEXを堪能したから思い残すことなく切腹の味に酔った。  
 

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