ある満月の夜、総司はお梅に呼び出されていた。
芹沢が酒を酌み交わそうと言っているのだと。
少々遅れるとの事で、お梅は先に飲んでても構わないと、お酌をしはじめた。
二人で酌み交わすうちに夜も更け、芹沢の帰宅の様子はない。
「今夜は芹沢先生も戻られないようですし、私は部屋に戻ります。」
そう言い立ち上がろうとした総司の太ももに、お梅の白い手が伸びた。
「もう少しいてくれはってもいいやないの。」
「し、しかし芹沢先生は・・・」
「嘘や。」
「え?」
「うちといるのが嫌やから帰ろうとしはるやろ?」
上目づかいで総司を見つめるお梅の目は、月に怪しく光る。
「そ、そんなことあるわけないじゃないですか。」
「なら、もっといてくれはったらいいやないの?」
お梅は総司へとしなだれかかる。
そうして、太ももをさすり始めた。
「お、お梅さん・・・・。」
総司は目を白黒させながらお梅から身を離そうとした。
「あ・・・」
バランスを崩した2人は畳に倒れこんだ。
「かわいいひと。」
お梅は微笑むと総司の唇を奪った。
お梅の口はそのまま耳、首筋へと移動してゆく。
手は総司の着物を緩やかに脱がしている。
「あっ」
くすぐったさに似ている快感に総司は声を上げた。
「こんなことして、芹沢先生が帰ってきたら・・・」
「怖いん?」
お梅は総司の硬くなっているものに優しく触れ、微笑みを浮かべたまま言った。
数秒の間のあと総司はお梅に覆いかぶさった。
総司からキスをしお梅の帯を手荒く解く。
お梅の白い乳房が姿を現すと、すぐに吸い付いた。
「あっ・・・そんなに乱暴にしたら、んぅ!もっと優しく」
総司はお梅の指示通り優しく刺激し始める。