※全部悪魔サイドの続編になってます。
前置き後書きがみんな長いんでかったるかったら飛ばし読みしてください。
生粋なロコマリ好きの方、純粋なアリババが好きな方、
ロココと会うまでマリアは処女だと思う方、すみません。
全てがマリアメインでデビルの登場率がハンパなく高いです。
漆黒の闇に包まれ、聳え立つ幾多の悪魔達が犇くデビル城。
城内の一室の主である少女は薄明かりの中で腰まで届く菫色の髪をタオルで拭き、
長い脚を組んで窓辺の椅子に腰掛けている。稲妻が磁器のような青白い肌を照らし出した。
「あともう少しだったのに・・・。近いうちに必ず奴らの息の根を止めてやる」
整った顔を怒りで歪めて慣れた仕草で煙草を指に挟み、煙を吸う。
その時、ドアをノックする音が聞こえた。
「誰だ、こんな夜更けに」
少女はイライラしながら灰皿に煙草を強く押し付けた。
「サタンマリア。話がある」
(ちっ、やっぱりスーパーデビルか・・・)
「何か御用でしょうか、スーパーデビル様」
マリアは内心とは裏腹に笑顔を作って一礼をした。
「お茶でもお入れいたしましょうか?」
「このままでよい。そんなにかしこまるな」
スーパーデビルはガウン越しに見える、乳房の僅かな膨らみを好色そうに盗み見た。
「隣に座ってもよいか?」
「・・・ええ。どうぞ」
マリアはその視線に気づき、肌蹴た胸元を押さえて座り直す。
「話とは一体なんでしょうか?天使どもをしとめる作戦は上手く行きつつありますが」
少女は射るような切れ長の瞳で真っ直ぐにデビルを見据えて精一杯の嘘をつく。
親子ほど年は離れているが、大人びた雰囲気とあどけなさが同居する気品に満ちた小さな顔、
小柄だが均整の取れた華奢な肢体は欲望をくすぐるのに充分過ぎる。
日を追うごとに単なる忠実で有能な部下という見方はなくなっていた。
天聖界を乗っ取る陰謀の次に心の中を占める気持ちは、「この娘と同衾してみたい」というどうしようも無いようで切実な願望だった。
一方、マリアはどうにかしてデビルの隣から離れる口実ばかりを考えていた。
「子供の癖に煙草なんか吸っているのね・・・悪い子ちゃん」
デビルは顔をしかめ、テーブルの上にある灰皿に目を移す。
「申し訳ございません、今すぐ換気をいたしますので・・・」
ここぞとばかりに席を外しそうとするが、 デビルが細い腕をガシっと掴んで椅子に引き戻した。
マリアは咄嗟に拒絶反応を示す。
「・・・ふむ・・この様子だと、まだ男は知らないようだな」
「何をなさるんですか!」マリアはデビルの手を振り払う。
(年端の行かない娘が好きなのは噂に聞いていたが、部下である私に手をつけようとするとは・・・)
「そんなに私が怖いのか?」デビルは不気味な薄笑いを浮かべ、ジリジリとにじり寄る。
「お言葉ですが、スーパーデビル様。私はこのような事をするために 天魔界に来たのではありません」
「おまえの勝気で誇り高い所は評価に値する。 だが、サタンマリアよ。いずれは私の嫁になり天魔界を供に治める気はないか?」
デビルは顔を近づけ、鋭い爪先で細い顎を押し上げるとマリアは必死で顔を背けた。
(見え透いた嘘を付きやがって・・・!誰がお前のものになんか・・・)
「これ以上私に手出しをすると、他の者を呼びますよ」
マリアは虚勢を張り重魔剣を突き立てた。 稲妻と共にデビルの乾いた高笑いが部屋に響く。
「そんなに身構えるな。色事に武器を持ち出すのは無粋だと思わないかね?我々悪魔には貞操観念というものは存在しない。
現状を見た奴らは、最高の獲物にあり付けたとばかりにお前を犯しにかかるであろう」
マリアは絶望と恐怖心で、目の前が真っ暗になる。 同時に女である己の性とふがいなさを心の底から呪った。
それでもデビルは容赦なく、追い討ちをかける言葉を言い放つ。
「女に飢えた多くのケダモノを相手にするか、 私一人に可愛がられるのがいいか・・・。ちょっとは考えなさいよ」
マリアは暫く震える拳を見つめ、やがて意を決したようにスッと立ち上がり、 羽織っていたガウンをハラリと脱ぎ捨てた。
風呂上りの石鹸の香りが微かにする。蝋燭の炎に照らし出された未成熟ながら美しい曲線を描く少女の肢体に デビルは思わず生唾を飲み込んだ。
柳のようにしなやかで幅が狭い背中、絹の下着に包まれた競り上がった小さな尻、全てが予想以上だった。
「おお、いい子だね・・・。こっちに来なさい、サタンマリア」
デビルは上ずった声で、手招きをした。
マリアは幼い頃から城の中の大きな書斎に忍び込んでは性に関する文献や小説を読み漁って、
知識はそれなりにあり、大人たちの営みに好奇心がなかったわけではない。
だが、いざとなって初めての経験がこの中年男だと思うとどこか腑に落ちないものがある。
「大丈夫よ。悪いようにはしないから。」 デビルはそれを察したかのように笑い、背後から腕を回す。
「スーパーデビル様、一つだけお願いがあります」 マリアは男の屈強な腕の中ですがるような眼差しで見つめた。
「キスだけは・・・その・・・」
「マリアちゃん、好きな男でも出来ちゃったの?」 デビルは急にいつものひょうきんな調子でマリアをからかう。
「ま、まさか・・違いますって」
「べつに誰と何人体の関係を持とうが自由よ。た・だ・し、種族さえ超えなければね」
デビルの口調は相変わらずおどけているが、目の奥は笑っていない。
「・・・・それは、百も承知です」 マリアは間をおき、長い睫毛を伏せて自分に言い聞かせるようにつぶやく。
確かに言う事は間違っていない。これが悪魔に生まれた運命(さだめ)。愛を求める事は許されない。
この男と同じように欲望、野望を糧に生きていくしか道はないのだ。
「心の準備はよいか?」
デビルは答えを待たず首筋に口付けをして、無骨な両手がマリアの膨らみかけの乳房を強く揉みしだいた。
マリアは生まれて初めての愛撫に耐え切れず、その場に力なく座り込んだ。
「どうしたサタンマリア、まだまだこれからだぞ・・・」 デビルはマリアを軽々と抱きかかえて荒々しくのしかかった。
そして小さな乳首を吸い、舌で転がす。羞恥と快感が入り混じり、マリアは微かな吐息を漏らす。
デビルはこの様子を満足げに見てからおもむろに寝巻きを脱いだ。
至近距離にいる男は総ての悪魔を司る最高のヘッドに相応しい、実に威厳のある端正な面立ちをしていた。
今まではこういう対象としては一切見たことがなかった相手だが、密室で見る逞しい裸体は性の匂いがする。
さりげなく下を向くと、いきなり大きくそそり立つものが視界に入った。
このようなものを受け入れるなんて、考えただけでも恐ろしくて目を背けた。
デビルは初々しい反応に気を良くして下着を脱がしにかかる。
マリアは必死に脚を閉じようとするが、デビルは力任せに押し開く。
まだ生え揃っていない茂みと青い果実を思わせる瑞々しい秘部が露になった。
マリアは手で隠そうとするが、大きな頭が押し入ってそれを許さない。
デビルは可憐な突起にむしゃぶりつき、小さな花弁を指で押し広げ舌を進入させる。
マリアは刺激に身を委ねまいと声を押し殺していた。次第に意識に霞がかかっていく。
「そろそろいい頃だな・・・」
デビルは顔を上げ、口の周りに付いた蜜を拭った。
「はあっ・・・はぁっ・・・・・私・・もう・・」
マリアの鼓動は早鐘を打ち、前髪は汗で張り付いている。
デビルは上体を起こし、太く硬直した自身を押し当てた。そして覆いかぶさり狭い入り口を一気に貫く。
マリアは焼付く様な痛みに悲鳴を上げ、デビルから逃れようとした。
だが、デビルは頭を振り涙を浮かべるマリアの肩を押さえ腰を強く打ちつけた。
「もうじき全部入るから、我慢しろ」
少女の痛々しい苦痛に満ちた表情が余計に嗜虐心を煽った。
マリアはデビルが果てるのを待ち、ひたすら痛みに耐えている。
デビルは呻き声を上げて自身を引き抜き、肉付きの薄い腹に濃厚な白濁を吐き出した。
目覚めた時は全てが夢だと思いたかった。
しかし、シーツに付いた赤い斑点が現実である事を残酷なまでに物語っている。
少女は折れそうな心を奮い立たせ、誰よりも強くなってやると固く決心をした。