ヤマト王子たちが元の時代に帰った後のある日の午後のこと。  
僕とゲンキ君の家に氷ミコがやってきた。  
 「ヤッホー!ジェロー!」  
 「やあ、氷ミコ、いらっしゃい!」  
 連絡なしの訪問はよくあることだった。  
読んでいた本を閉じ、友人を家の中に招き入れる。  
 
 
 「せっかく来てくれたのに残念ですけど、今日はゲンキ君、ウルフライさんと一緒に  
 お出かけしてるんです」  
 「いいのいいの!今日はねえ、あたい、ジェロに教えてもらいたいことがあって!  
 ま、一種のお勉強ってやつ?」  
 「お勉強?」  
 彼女の口からそんな言葉が出るとは思わなかったので、少し驚いた。  
 「一体、何を勉強するんですか?僕に教えてあげられることならいいんですけど」  
 「あのね、えっちのお勉強!」  
 言うなり、氷ミコは僕に飛びつき、押し倒してしまった。  
 「うわああっ!?ひ、氷ミコ、何するんですかあ!!」  
 「えへへへー。だからぁ、えっちのお勉強だよ。ジェロ、練習相手になってよ」  
 服の上から、僕の胸や腹の辺りをもそもそと撫で回しながら、氷ミコは微笑む。  
う、なんだかくすぐったい……。  
 「え、えっち……って、そ、そういうのは練習とか関係なく、好きな人とするものでしょ?」  
 「……ジェロは、あたいのこと好きじゃないの?」  
 氷ミコが手の動きを止め、その大きな瞳をうるっとさせるので、慌てて弁解する。  
 「す、好きですよ勿論!でも、それって友達としてであって……」  
 「えへっ、あたいもジェロのこと好きだよ!だから教えてよ、男の子ってどういう風に  
 すれば感じるのか、あたい、知りたいんだ!」  
 「そ、そんなのゲンキ君に聞けばいいじゃないですか!将来、本番で!  
 僕はそうする予定ですよ!!」  
 勢いとはいえ、相当に無茶苦茶なことを言っていると我ながら思った。  
 けれど氷ミコは、勝ち誇ったように笑った。  
 「だからだよ、ジェロ」  
 「はい?」  
 「相手はあのゲンキだよ?大人になったときに、えっちまでいけるかどうかすらあやしいし、  
 仮にうまくえっちに持ち込めたとしても、ちゃんとリードしてくれるとは思えないじゃん?」  
 「う……っ、それは……」  
 確かにゲンキ君なら、その可能性がないとは言えない。いやもしかしたら恋愛とか、  
えっちとかの存在も知らないで大人になる可能性すらある。  
 「だ・か・らvあたいとジェロが将来ゲンキとそういう関係になったとき、困らないように  
 男の子の気持ちいいポイントをきちんと知っておかなきゃいけないって思わない?」  
 「そ、そう……かも……しれない……?」  
 「あと、将来ジェロが女の子になったときに戸惑わなくてすむように、女の子の  
 気持ちいいポイントを、あたいの体で予習していいから、ね?お願い、ジェロv」  
 「ゲンキ君のための……予習?」  
 「そう、そういうこと!」  
 なんだかうまく言いくるめられているような気もしたけれど、将来なんにも知らない  
ゲンキ君を前に、どうやってリードしたものか悩んでいる自分の姿が容易に想像  
できてしまった。  
 それは、まったくムードもへったくれもない様子だった。困る。そんなことになったら  
本当に困る。  
 「わ、わかりました!そういうことなら僕も覚悟を決めます!やりましょう!」  
 
 「わーい!ジェロ大好きー!!それじゃあ早速、始めよっ」  
 唐突に、氷ミコは僕の服の裾をがばっと、胸の辺りまで大きくめくった。  
 「わぁっっ!?」  
 下着の上から僕の股間に手を乗せる。  
 「将来女の子になっちゃうなら、今の内にコレ使わないともったいないもんね!」  
 乗せていた手を離したかと思うと、今度は人差し指を立てて軽く触れながら、上から下へ、  
下から上へと撫で回し始めた。  
 「ん……っ……」  
 その、さわるかさわらないか、スレスレの感触のせいで、背中がゾクゾクとしてきた。  
 「あはっ!ちょっと硬くなってきたよ!気持ちいいの?ねえ、気持ちいい、ジェロ?」  
 「よ、よく……わかりません……」  
 「そう〜?」  
 少しだけむっとした表情で、氷ミコは下着の中に手を入れてきた。  
 「わ、ちょっ……!!」  
 中をまさぐり、微かに震えている僕のそれを、取り出してみせた。  
 「ほら、少しだけど、熱くなって、硬いじゃん。これって、感じてるってことなんでしょ?」  
 「み、見ないでくださぁい……」  
 「うふふ、もう少し強めにやった方がいいかな?」  
 ニコニコと笑いながら両手で包み込むようにして持ち、その手を上下に動かして刺激する。  
 「わぁ、あ、あぁ……っ」  
 「ふわぁ、ほらほら、すごーい!もっと硬くなって、ビクビクし始めたよぉ〜」  
 「そ、そんなに詳しく言わないで下さい……。さっきから僕、恥ずかしくて、死にそうです……」  
 思わず声まで震えてしまう。気付くと僕の目には、うっすらと涙まで浮かんでいた。  
 「そっかぁ。ごめんねジェロ。あたいも脱がなきゃ、フェアじゃなかったよね」  
 氷ミコが実に見当はずれなことを言い出した。呆気にとられた僕からいったん離れ、  
自分も服を脱ぎ出す。  
 「へ、あの、氷ミコ……僕が言いたいのは……」  
 そして一糸纏わぬ姿になると、再び僕の上に乗っかってきた。けれど今度は、僕の顔の上を  
またぎ、氷ミコの顔が僕の股間の前に来るような向きで、だった。  
 「ほら、ジェロ、これで平等だよね。あたいはジェロのをいじるから、ジェロもあたいのを、  
 いじっていいよ」  
 そう言って氷ミコは、愛撫を再開する。動きはたどたどしいが、その柔らかい指から  
受ける感触は、僕を例えようもない快感へと誘っていく。少しでも油断すると、大声を  
あげてしまいそうな程だった。  
 「はぁ、あ、あ……っ、氷ミコ……っ」  
 「ふふ、ジェロ、かわいいv」  
 ちゅっ。  
 先端に、指よりも柔らかい何かが触れた。  
 それが氷ミコの唇なのだと分かった途端、僕の頭の中で、何かが弾けた。  
 
 「ひゃあっ!?」  
 次の瞬間、叫んだのは、氷ミコだった。突然、自分の秘部に僕が触れたからである。  
ただ触れたのではない。僕は両手の指で氷ミコの暖かくて柔らかい肉壁を掻き分け、  
中に舌を這わせていたのだった。  
 「や、あ……っ、ジェロ、急に、そんな……っ」  
 「ここで、いいんですよね?女の子は、ここで……」  
 言いながら、夢中で奥へと舌を入れる。時には吸い付くようにしてみると、その度に穴が  
きゅっきゅっと締まるのが、ちょっと面白かった。  
 「あ、ぅ……、ジェロぉ……」  
 「ふふっ、氷ミコも、かわいいですよ」  
 舌の代わりに、今度は指を二本、挿し入れる。舌では届かなかった最奥部を、刺激するために。  
 「や、そこ、やぁん……っ!」  
 指を一番奥にきゅっと押し付けると、氷ミコの腰がびくん、と大きく震えた。  
 「ほら、すごく、トロトロしてる……気持ち、いいんですよね?これが」  
 空いている方の手の指で入口の辺りを撫で回し、半透明に光る愛液を、外に掻き出してやる。  
 「ジェロ……いじわ…る……。そんな、いっぺんに色んなとこ、いじったら、あたい、あたい……!」  
 「意地悪なのは氷ミコの方ですよ。さっきから僕の、全然いじってくれてないじゃないですか」  
 「だって……だってぇ……」  
 僕が愛撫を始めてから、氷ミコからの愛撫は中断いた。一応、両手は僕のものを掴んでは  
いたけれど、どうしても神経が自分の下半身へと集中してしまい、動かすところまではいかない  
みたいだった。  
 「お願いです、もっと、さっきみたいにして……一人でイくなんて、ズルイです。二人で、一緒に……」  
 「う……ん、が、がんばって……みる……」  
 手の震えを何とか押さえ、もう一度氷ミコは愛撫を始める。  
 けれどもその動きは、先程とは全然比べ物にならない。  
 「もっと、もっとです……さっきみたいに、口で……っ」  
 ぐりぐりと、二本の指を氷ミコの奥に何度も押し付けながら、僕は“お願い”した。  
 「ひ、ぃ……っ!やる、からぁ……そんな、強くしないでぇ……っ」  
 唇をわなわなと震わせながら、氷ミコは僕のものを咥えた。  
 「ふぁ……っ!」  
 その震えが、妙に心地よかった。少し湿った、けれどふわふわした感触。  
僕は自分のものがより硬く、熱くなっていくのを感じていた。  
 「すご……じぇろの……、んっ……びくびくって、してきたよぉ……。ん、ちゅ……っ」  
 今までの遅れを取り戻すかのように、氷ミコは必死に唇と舌とで愛撫した。  
 「ああ……いい、です、すごく……!」  
 僕も負けじと手を動かした。時々、指の脇から舌も入れて、ちゅっちゅっと吸う。  
 「氷ミコのも、ああ、もう、洪水みたいですよぉ……」  
 「くうぅ……!ジェロ、あたい、もう、もう……!!」  
 「ぼ、僕も……、で、出ますうぅ……っ!!」  
 「あ、あ、あああぁぁぁ…………っ!!!」  
 
 びくびくんっ!  
 二人の体が大きく跳ねた。  
 
 「う〜〜、まだべとべとするよぉ」  
 氷ミコはもう一度、頭から湯をかぶる。  
 「す、すみません……」  
 申し訳なさそうに湯船の中でうつむくと、満たされた湯に赤面した自分が写っていた。  
氷ミコはそんな僕の様子を見て、カラカラと笑った。  
 「別に怒ってるわけじゃないよー。おあいこじゃん」  
 絶頂を迎えた時。体勢のせいで仕方なくではあるが、僕は氷ミコの顔に向かって思い切り  
放出してしまったのだった。とりあえず紙で拭き取ってみたものの、何となくすっきりしない。  
また僕自身も、氷ミコから溢れ出た白濁液が顔中についていた。  
 そういうわけで風呂を沸かし、今、二人で一緒に入浴中なのであった。  
 「ねぇ、ジェロ?あたいたち、ちょっとは勉強できたよね?」  
 「うーん、自信はないですが、やらないよりはマシ、って感じだと思いますよ」  
 「そっかぁ。そうだね、他にも感じるところはいっぱいあるわけだし、いいムードをつくるには  
 どうしたらいいかとかも考えなきゃだし!だから、これからもっと、一緒にお勉強していこうね♪」  
 「そうですね!一緒にがんばりましょう!」  
 僕たちはニコッと笑いあって、決意を新たにしたのだった。  
 
 
おしまい。  
 
 

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