バクテ裏闇「どもども〜〜」
ヤマト「むむむ!? 何者だぁっ!?」
男ジャック「ん! 悪魔か!?」
バクテ裏闇「いえいえ。今日は戦いにきたのではありません。私は悪魔の郵便屋さんやっているのです。
で、今日はヘッドロココ様にお手紙をお届けに来たです。」
ロココ「私に?」
バクテ裏闇「はい。確かにお渡ししました。ではバイナラ〜〜!!」
アリババ「ってああ、もう行っちゃったよ…なんだったんだ?」
ロココ「私宛に誰が? …いや。これは違うようです」
ピーター「違う?」
ロココ「ええ、これはノアフォームからワンダーマリアに宛てて書かれた手紙のようです。誤送ですね」
フッド「ふむ、誤送か」
牛若「ではどうしましょう、この手紙」
ダンジャック「悪魔の手紙かあ…なにが書いているんだろな…開けてみようぜ?」
ロココ「なりません!」
ダンジャック「うえ!?」
ロココ「たとえ悪魔といえども親子の間の手紙です。他の人がみるのは失礼ですよ!」
一本釣「いやでもロココ様」
ロココ「なりません!」
一本釣「は、はいぃっ!」
ロココ「手紙は大切に預かっておいて、今度助伝が来たときにでも再配送してもらえるようにお願いしましょう(スタスタスタ…)」
エンジェル「さっすがロココ様ですの〜♪」
男ジャック「とは言ってもなあ…」
一本釣「ああ、なにが書かれているのか気になるよなあ」
牛若「でもロココ様が」
フッド「もしかしたら我々にとって重要な情報が書かれているのかも知れん」
ヤマト「おお、そうだよ神帝フッド! その通りだよ!」
牛若「いやでもロココ様が」
ヤマト「牛若神帝! 僕達はどんな手段を使ってでもヘッドロココ様を守り通さなければぁならないんだぁぁ!」
牛若「い、いやでも…」
男ジャック「固いこと言うなよ♪ 牛若神帝」
一本釣「そうだぜ俺たちは良いことをしようとしているんだぞ?」
アリババ「開けるときたら俺に任せてくれ! 開封したことがわからないように開いてみせる! とぉーっ!」
フッド「まだゴーストアリババの頃の悪心が抜けていないようだな…」
一本釣「いや、あいつは昔からあんな感じだろ」
ピリピリピリ
男ジャック「えー、どれどれ…」
一本釣「なになに…」
『ワンダーマリアへ…元気にやっていますか? まだロココさんに愛を告白できないようですね。
もう自分の指で慰めるのも限界でしょう? でも母はお前が脱ぐとすごいことを知っています。
ああ、ロココさんの方からアプローチしてくれたらこんな苦労はないのに…』」
追伸:等身大ヘッドロココ人形と特大バイブ『ロココ様のマグナム?』を送ります。
今度は激しく使って壊したりしないようにね。 ノアフォームより』」
一本釣「…っ!」
ダンジャック「…な! な! なぁっ!」
牛若「どうした二人とも…なにが書かれてて!? ぬなっ!?」
アリババ「…ぬあ!?」
フッド「…む」
ピーター「あ」
エンジェル「きゃーの! きゃーの!! ワンダーマリアさんったらいけない子ちゃんですのー!!」
ヤマト「うーん、ワンダーマリアがヘッドロココが好き? 本当なのかなあ…?」
男ジャック「へ?」
ヤマト「どうしたの皆…? 真っ赤になって」
男ジャック「いや、そこじゃなくて。描写が問題…」
牛若「そうだろうとは思ってましたが…こっ、ここまで鈍いとは…」
ヤマト「でも所々わかんないんだよなあ…指で慰めるとか脱ぐとすごいとか激しく使って壊すとか…」
一本釣「声に出して読むなぁぁぁっ!!」
ヤマト「なんで? …一本釣神帝、なんでうずくまっているんだよ? ほら立ちなよーほら」
一本釣「ちょ…やめれぇぇっ!!(ガバッ)」
フッド「ああ。 若 い も ん な 。」
エンジェル「(///)っ!? きゃーの!! 一本釣神帝さんったら最っ低っですのぉぉぉ!!」
一本釣「ヤ、ヤマト神帝っ! お前のような奴は生きていてはいけないんだぁぁぁぁっ!!」
ヤマト「ちょ…っ!! 聖フックって本気で…ぎゃぁぁぁぁっ!!」
ピーター「…うーん…確かにワンダーマリアがヘッドロココ様のことが気になっているのは…」
フッド「ああ、目を微妙に合わそうとしていない素振りをみればバレバレだよな。どいつもこいつも鈍いだけで。」
ピーター「うん。だからこそ、そんな奥手っぽいワンダーマリアが手紙のようなことをしているとはとても…
そもそも今まで悪魔の郵便なんて聞いたことないし…」
フッド「ノアフォームって以前戦ったときには異常に過保護だったな。」
ピーター「ということは」
フッド「あの手紙はノアフォームがロココ様に見せる為に書いたものだろう。やたら過激だが。」
ピーター「だろうな…うーん、どうしたものか…もしかしたら天使と悪魔が仲直りするきっかけになるかもしれないぞ?」
フッド「ほっとけばいいんじゃないか」
ピーター「いいのか?」
フッド「仲介してやったところで鈍い物同士。また戦いはじめるのが関の山さ。
ま、機が熟すまで、せいぜいおもしろがって見物していようじゃないか」
ピーター「……いいのかなあ…?」
フッド「いいっていいって。恋愛なんて当事者自身が動かないと周囲がどうやっても無駄さ。」
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ノア「(うぷぷぷ〜♪ これでロココさんと会ったら一発じゃ一発〜♪)」
マリア「? なにをニヤニヤしているんだ気持ち悪いな…またなにかたくらんでいるんじゃないだろうな。」
ノア「な〜んにも〜♪」
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ヘッドロココ「皆さん! そんなところでなにをもたもたしているのです! さあ旅を急ぎますよ!!」
ピーター「ああいけない。ヘッドロココ様が呼んでる。」
フッド「ところだな」
ピーター「うん、気になるね。 あ れ 。」
アリババ「あうぅぅんっ! あぁぁ! ワンダーマリア…様…もっとぉぉ…はっ!? 違うぅぅぅっ!
俺は悪魔なんかじゃ…ぁぁぁっ!!?」
ピーター「…顔を赤らめて身もだえながらトリップしてるよ……」
フッド「ゴーストアリババになる過程でなにされたんだあいつ…」
【終わり】