マリア「………ただいま…………」
ノア「お帰り我が娘〜♪ そんなにこそこそしてないで、いつも通り『男にモテないずかずか歩き』で入ってくればいいのに♪」
マリア「余計なお世話だ!!」
ノア「もう帰ってこないんじゃなかったのかえ?」
マリア「いや…天魔界のスーパーデビルに『親は大切にしないといかーん』と無理矢理菓子折りを持たせられて」
ノア「ああ、あの上司の…見た目によらず意外に細かい人なのかねえ…あ♪ 好物の六聖温泉卵♪ わーいわーい♪」
マリア「はしゃぐな! っていうかなんてもの温泉卵にしてるんだ…」
ノア「うむ…っ…いやこの中途半端に残ってる理力パワーがまたなかなか…んぐ!」
マリア「がっつくな」
ノア「(お茶を)ズズ〜…さて、マリアや」
マリア「(お茶を)ズズ〜…なんだ」
ノア「もうロココとヤッタかえ?」
ブゥゥゥ――――ッ!!
ノア「ああ、私の顔がびしょびしょに…」
マリア「なななななっ!!」
ノア「いやしかし…実の娘に液体を吹きかけられてあられもなくグショグショに…うむ! これは新しいエロの形かもしれぬなっ!!」
マリア「いやちょっと待て! 人の話を聞…」
ノア「ああ! そう思ったらこの体に久しく忘れていた情欲の灯火がぁぁぁっ!!」
マリア「六聖球ソォ――ド!!」
ノア「ギャァァァァッ!?」
ノア「まったく母は娘をこんな乱暴に育てた覚えはないのに…プンプン」
マリア「むしろ頭に六聖球ソードが刺さっているのになんで全然余裕なんだお前は」
ノア「とりあえず私なりにヘッドロココを調べてみたのに〜」
マリア「よっ…余計なことをするな! 大体ヘッドロココは私が倒すべき敵だ! 好きだのどうだの言う関係では…」
ノア「まず見た目は文句なしに美形じゃな〜♪ さすが我が娘、面食いじゃのう?」
マリア「聞けって!」
ノア「聖フェニックスのときはオカマかなんだかわからなくてキショかったがの〜」
マリア「極端だなおい…まあはじめは私も男か女かわからなかったが…」
ノア「戦闘能力は、お前も知っての通りかなりのモノじゃな」
マリア「あ、当たり前だ」
ノア「だが恋愛のことはからきしとのこと。女性経験は全くなし。童貞どころか女性の手を握った事すらろくにない、って変わった奴だのう」
マリア「…そ……そおか…?」
ノア「良かったの♪ あれなら色気ナッシングのお前でも可能性がないことはないかもしれぬ♪」
マリア「ケンカ売ってるのか!!」
ノア「(お茶を)ズズ〜…しかし問題があるのだえ」
マリア「(お茶を)ズズ〜…な、なにが」
ノア「イチモツが馬並みらしい」
ブゥゥゥ――――ッ!!
ノア「ああ、私の顔がびしょびしょに…」
マリア「なななななっ!!」
ノア「つまりお前がちょっと誘惑すればたちどころに『落とせる』じゃろうが、股を開いたら最後、
そそり立つ肉棒に今度はお前がなす術もなく翻弄されてしまうのだぁぁっ!!」
マリア「ちょっと待てぇぇぇっ!!」
ノア「いやしかし…はじめこそサイズが違いすぎるアレに抵抗するが、やがてはその激しい突き上げに籠絡し、自ら腰を…
うむ! それの展開もなかなかっ!! ああ! そう思ったらこの体に久しく忘れていた情欲の灯火がぁぁぁっ!!」
マリア「六聖球ソォォォォォォォォ――ド!!!!」
ノア「ギャァァァァァァァァァァァァッ!?」
ノア「ひどいのじゃー。愛娘が暴力を振るうのじゃー。ううっ。」
マリア「むしろ六聖球ソードが柄まで頭に刺さりこんでいるのになんで生きているんだお前は」
ノア「うえーん、ノアは悪球エリアの母だからなのじゃー」
マリア「いい年して自分のことを名前で呼ぶなぁぁぁっ!!」
ノア「うー、でもヘッドロココがウブなのは間違いないのじゃ」
マリア「そうかもな…それがどうした!」
ノア「だからお前がちょっと誘惑すれば」
マリア「私がちょっと誘惑すれば」
ノア「あっさり恋に落ちて 優 し く 抱 き し め て く れ る と思うんじゃけど」
マリア「……………………………………………………………………………………………(ボッ!!)」
ノア「…………あ――♪ みーちゃった、みーちゃったー♪ マリア想像して顔真っ赤――――♪ かっわいいー♪」
マリア「…う…うるさいうるさいうるさぁぁ――い!! もうやだ! もう私は行く!! プロト般若リングゥゥゥッ!!」
ギュゥゥゥン!!
ノア「夕食はハンバーグですよ――♪」
マリア「子供扱いするなぁぁぁっ! うわぁぁぁ――――んっ!!」
【続く】