「サンダー、よーく見ててね…」
七代目静女天は、恥じらいながらもサンダーに笑みを見せる。
「…う、うん。」
サンダーも、顔を紅く染め上げつつも答えた。
返事を聞いた静女天は、ベッドの端に座っているサンダーの前に立ち、両手を後頭部に当て体を少し
後ろにそらす様にしてポーズを取る。
「はぁぁ……」
静女天のその姿を目の当りにしたサンダーが、体をすこし震わせため息をついた。
何故なら、静女天はブラとパンティーだけしか身に着けておらず、殊更に胸を強調するようポーズを
取っているのだから、純情そのもののサンダーにとってはとても刺激的としか言い様のない光景だった。
「サンダー…、次はブラを取っちゃうからね…、絶対目をそらしちゃ駄目よ…」
返事代わりにサンダーはごくりと生唾を飲み込む。
静女天はフロントホックのブラに手をやり、留め具を外そうとするがうまく外れない。
何とかブラを外そうと、一分ほど格闘を続けたが結局外すことが出来ず。
「…ねぇ…サンダー、手伝って…」
「…!!、手伝う…って言っても…」
静女天に少し甘えた声でたのまれたサンダーは、動揺を隠せずに答えた。
「大丈夫…方法はわかってるから、留め具の下の所をひねるだけだから…ね、お願い。」
「うん…やってみるよ。」
心臓を激しく高鳴らせながら、サンダーはブラジャーに手を伸ばしてゆく。
サンダーは胸に直接手が触れてしまわないようにと、要らぬ遠慮をしながらも留め具を外そうと力を
込めてゆく。
不意にパチッと音がして、ブラが外れての静女天の胸があらわになってしまう。
「あっ……」
二人が同時に声を上げた。
サンダーは手をパッと引っ込めて、顔を少し横に向けて思わず視線を外してしまう。
「駄目っ…ちゃんと見てくれないと…」
静女天は少し拗ねた声を出し、サンダーの顔を両手で包み込むように掴んで正面を向けさせた。
「!!…、うわぁ…」
目に飛び込んできた光景に、サンダーは思わず息を呑んでしまう。
ほんのりと上気した肌に形良く成長した乳房、その桜色の先端は緊張のためにピンと張り心臓の鼓動の
度に細かく震えている。
「どう…綺麗?…」
恥かしさに顔を赤らめ、静女天がたずねる。
「とても…とても綺麗だよ…静女天」
サンダーは激しく息を乱し、うっとりと目の前の乳房に見惚れながらも感想を述べた。
「うふっ…ありがと…」
素直な返事に気を良くした静女天は、よりサンダーを喜ばせようと考え、腕を胸の下で組んで少し体を
前に傾けて、胸の膨らみを強調する様にポーズを取った。
「わっ…あぁ…」
あまりにも刺激的な静女天の姿に、サンダーの心臓はこれ以上は無いというくらい激しく鼓動を打ち、
両手は股間を必死で押さえ、身体を小刻みに震わせた。
静女天は更に、身体をサンダーの方に近づけていった。
「はぁ……はぁ…、…ううっ!!!?」
興奮の息を荒げていたサンダーが、いきなり両手で顔を押さえベッドに倒れこんだ。
「サンダー!!?」
サンダーはベッドの上で身体を硬く震わせていたが、不意に身体の力が抜けてだらりとなった。
「ぅ…、……」
ベッドの上で倒れこんでいるサンダーの手を静女天が退かせると、なんとあまりの興奮のためサンダーは
鼻血を出して失神してしまっていた。
「……もう!!!サンダーってば、せっかくいい所までいったのに、全くもう!」
サンダーの鼻血を、ティッシュで拭きながら更に悪態をつく。
「この段階まで来るのに、5回ぐらい同じ事の繰り返しじゃないの、……いつになったらちゃんと最後まで
出来るのよ?…もう……」
文句を言いながらも静女天はサンダーの鼻血を拭取り、わざわざ布団をかけて寝かしつける。
「何かいい方法は無いかなあ…」
半分あきらめた様な顔をしながらも、サンダーが目を覚ますまで側に居てあげようと静女天は考えていた。