「許可も無く、勝手に石版を探して1人占めをしようと企むからこうなるんだよ!」
バシッ!
悪魔軍機動艦ベレス内部の尋問室で両手を鎖に繋がれたリトルミノスに向かって、
ダークヘラが一本鞭で彼の体を打ち付けた。
体中に傷を浮かべ短い悲鳴を上げたが、リトルミノスの表情は不敵さが残っており、
ダークヘラに向かって血混じりの唾を吐きかけた。
「このクソガキが…」
血混じりの唾を拭い、ダークヘラは鞭で彼の体を打ち付けた。
「これで懲りただろう、さっさと吐きな!」
血で汚れたリトルミノスの顎を掴み、ダークヘラは薄ら笑いを浮かべたが彼は怯む
様子や恐怖に震える様子も無く、平然としていた。
「昔から気に食わなかったんだよ、薄汚いバイオ悪魔の分際でデカイ面してさァ!」
「そうだピー!薄汚い、悪魔の面汚しのクセにピー!」
「ここでお前を殺しても構わないが、ここで死ぬとサラジンとメイシャスが取った
石版の行方がわからなくなるんでねェ!」
ダークヘラはサズティックな笑みを浮かべ、舌なめずりをして言ったがリトルミノス
は平然とした態度を崩そうとしなかった。
それどころか、並みの悪魔なら1時間したら口を割るのをリトルミノスは捕えられ
て2週間もしたが、平然としており、口を割ろうとしなかった。
彼の体には鞭で打たれた傷や電気ショックで出来た火傷の跡、殴られた痕跡が痛々
しく残っていたが、体力を奪うほどの傷では無かった。
「わかったよ…」
「ほう、吐く気になったかい」
「水をくれ、喉が乾いた」
不敵な笑みを浮かべ、リトルミノスがそう言うとダークヘラはその言葉にキレて、
持っていた鞭でリトルミノスを激しく叩いた。
鋭い音が尋問室内に響き、治まった頃には鞭で打たれた傷が増えていた。
口からは血が出ており、血は滴となって床に落ちていた。
だが、彼は平然とした態度を崩しておらず、ダークヘラは鞭を魔スターPに渡し、
持っていた真鍮のナックルを握り締めた。
ナックルには短いカギ爪が付いており、殺傷能力が無い分、激痛を与えるのに適
していた。
「一度、その生意気な面にお見舞いしたかったねぇ」
薄ら笑いを浮かべ、ダークヘラが舌なめずりをして言った。
「ヘッヘッヘ、どうしたピー〜♪言うなら今の内だピー〜」
「言う事はねェよ、先輩方。先輩じゃあ、勿体無い。三下だな」
傷を浮かべた表情に笑みを浮かべリトルミノスが蔑む口調で言うと、ダークヘラは
「ブタみたいに悲鳴を上げさせてやるよ!」と興奮した。
彼女の手に握られている真鍮のナックルが鈍く光っていた。
彼女が殴りかかろうとした途端、誰かが尋問室のドアを開けた。
「誰だ、!?」
ドアを開けた若い女の方を振り向いて、ダークヘラが驚いた表情を見せた。
「あんたか、アマゾアムル」
「丈夫ね」
傷だらけのリトルミノスの姿を見て、軍服を着たアムルが涼しげな笑みを浮かべた。
「随分、姿が見えないと思ったらこんなところで会ったわね。可愛い坊や♪」
「フン」
「素直じゃないわね、そこが坊やの良い所よ」
彼女は涼しげな表情に呆れた口調を浮かべた。
「フフ、こんなに可愛がってもらって…」
そう言うと、彼女は指で彼の耳たぶを優しく摘み、撫でた。
「脱走したと思ったら、一足先に石版を探しに行ったの?」
「あんたには関係ねぇよ」
「関係あるわよ、石版探してアノド様を甦らせるのさ。アノド様が甦れば悪魔
の楽園が…」
「ベラベラ喋り過ぎだよ」
2人の会話をダークヘラが割り込み、魔スターPは「そ〜だピー!」とそれに
続いた。
「ひとつ聞きたい」
「何?」
「あんた、ハーフデビルだろ?なぜ、オレ等に…」
「詳しい話は後よ、ダークヘラ、魔スターP!鎖を離してやれ」
アムルの命令にダークヘラは戸惑った表情を見せた。
「釈放するのかい!?」
「釈放反対ピー!」
命令に従おうとしない二人をアムルは刃物のように鋭い目つきで睨みつけた。
刃物のような鋭い目つきで睨まれた二人は、萎縮し、命令に従うかのように、
リトルミノスの手首を縛っていた鎖を外した。
縛めから解放され、リトルミノスに隙が出来たのを見計らうと、アムルは後
ろに回って注射器の針を彼の首に刺し、薬剤を注入した。
「何を…!?」
「魔法の薬よ」
「ぐっ…」
リトルミノスの視界が歪み、次第に闇が覆った。
「魔スターP、坊やをあたしの部屋に連れて行け。ダークヘラ、あんたも手伝いな
さい」
「分かったよ」
彼女は気を失ったリトルミノスを担いで尋問室を出る二人の背中を見ていた。
「…」
目を覚ましたリトルミノスはベッドの上に横になっていた。
部屋はベッドと椅子、机や水槽があるだけで何も無かった。
「目が覚めた様ね」
彼女はシャワーを浴び終え、バスタオルで肩から下を包んで現れた。
右手には鎖を持っていた。
「拷問か、やっても無駄だぜ。慣れているからな」
「フフフ、違うわ」
そう言うと、アムルは鎖を引っ張った。
鎖で引っ張られ、裸になったダークヘラが現れた。
口には猿轡がされており、陰毛の生えたクレヴァスや尻の窄まりにはバイブが根本
まで埋めこまれおり、愛液が滴となって床に落ちていた。
やや大きめの肉豆にはピアスがついていた。
首輪の後には赤色のリボンがしており、頭には犬耳を模したヘアバンドをしていた。
首輪には大き目の鈴がついており、羞恥で涙を流しているダークヘラの表情とアン
バランスだった。
「趣味悪いぜ」
リトルミノスは呆れた表情を浮かべ、四つんばいになっているダークヘラを見た。
「趣味悪いって言われたわね」
彼女は笑みを浮かべ、ちょこんとしゃがむと猿轡を外し、クレヴァスと尻の窄まり
に埋め込まれているバイブを強くした。
ヴビィィィィィィィィィィィィィン!!!
「ヒィ!アァアアアン!」
ダークヘラは尻の窄まりとクレヴァスに埋め込まれているバイブに刺激され、愛液
を垂らし、身を悶えた。
リトルミノスにサズティックな拷問を加えていた彼女の面影はなく、犬みたいに四
つん這いになって肉の人形になっている光景があった。
「アァァアアアン、だ、駄目!」
口から涎をたらし、ダークヘラは軽い絶頂を迎えた。
(薄気味悪いぜ、こいつ…)
アムルが絶頂を迎えぐったりしているダークヘラのクレヴァスを指でかき回し、背
中を頬ずりしている光景を見てリトルミノスは嫌悪感を覚えた。
「や、やめて…」
気弱な声でダークヘラは哀願したが、アムルは笑顔を浮かべ、それを無視して
指で彼女のクレヴァスをかき回した。
「何、遠慮しているの。これからよ…ウフフフフ」
前編 了