メカタートルの甲板でティキは釣り糸を垂れ、当たりが来るのを待っていた。
「ん?」
当たりが来たせいか、ティキは釣竿を上に上げて釣り糸を手にもった。
「またかよ…ったく!」
釣り糸の先には小魚がかかっており、ピチピチと動いていた。
ティキは自分の運の悪さに呆れた成果、深くため息をして釣り針から小魚を放し、
海に放した。
「引っかかるなよ」
そう言うとティキは再び釣り糸を垂れて、しばらく待ったが、いきなり視界が闇に
覆われた。
「うわ!だ、誰だよ!」
「だ〜れ〜だ!」
驚いたティキは後ろに立っている人物の手首を掴み、目から手を離した。
「何だ、マーニャか!ったく…」
自分の後ろに立っている赤毛の少女マーニャの姿を見て、邪険な口調でティキは呟い
たが彼の顔は少し赤く染まっていた。
「釣りしているの?」
「うるせーな。お前には関係ねぇよ。それより、フェニックス達について行かんか
ったのか?」
ティキが釣り糸を垂らしながら言うと、マーニャは「テヘ」と舌をチロっと出した。
「寝坊しちゃった♪」
「…」
「パトラさんも忙しいし、ネモ船長も色々大変だし」
「シェムはどうしたんだ?」
「シェムも忙しいんだって」
ティキは釣り糸を垂らしながら「ふーん」と呟いた途端、ピクっと当たりが来た。
「今度はでかいぞ!」
興奮した口調でティキが言うと、上に引き上げた。
だが、釣り針には先ほどの小魚より大きい魚がかかっていたが小物という感じが否
めなかった。
「け、ここら辺は小さいのしか無いのかよ!」
呆れた表情を浮かべ、彼は釣り糸から魚を放すと、海に放した。
「全然、大物が来ないね」
「けっ、お前が来るからだよ!ポイントを変えるぞ、ついて来るな!」
「ケチ!」
「あー、ケチで悪かったな!この山猿娘!」
「山猿じゃないもん、マーニャはマーニャだもん!」
2人は口喧嘩をしながらポイントを変えていったが、結果は同じだった。
「ったく、ちっとも釣れないぜ!」
ポイントを変えるのを飽きたティキは呆れた表情を浮かべて、最後のポイントで釣り
糸を垂らした。
「それより、銛で魚取ったほうが早くない?」
「銛で?仕方ねぇな!マーニャ、銛とシャークキラーをもってこい!」
「うん!」
マーニャが銛とシャークキラーと呼ばれる水中銃を持ってくる為、船内に姿を消す
のをティキは見ていた。
「ツキがねぇな…」
釣り竿を甲板の上において、ティキは寝転がって空を見た。
「ティ〜キ〜!」
「おう、持ってきたか!」
彼がそう言うとマーニャは1本の銛とシャークキラーと呼ばれる水中銃を甲板の上
に置いた。
「デカいのを狙うぞ」
「うん!」
2人は海の中に入った。
海の中はマーニャにとって、未知の領域だった。
山で獣と同じように駆け回った彼女にとって、海は不思議な世界だった。
底の浅い海底には海藻が風に揺られる森みたいに揺らいでいた。
ティキの視界に1匹の白く大きな鮫が視界に入り、手でマーニャに合図し海面に頭を
出した。
「あれはホワイトクィーン…?おい、マーニャ?ん」
ティキは周囲を見回したが、マーニャの姿は無かった。
「あのガキャー!人に迷惑かけさせやがって!」
頭に血を上らせ、ティキはマーニャを探すため海の中に潜った。
そのころマーニャは片手にシャークキラーと呼ばれる水中銃を持って白く大きな鮫
に接近した。
岩に身を隠し、白く大きな鮫が向こうを向いた途端、シャークキラーのトリガーを
引いた。
銛は白く大きな鮫の背びれを掠め、敵の気配に気づいた鮫は身を翻してマーニャに
襲い掛かった。
マーニャはシャークキラーを捨て、泳いで逃げようとしたが白く大きな鮫はテリト
リーに入った彼女を逃がそうとせず、執拗に追跡した。
ティキはホワイトクィーンと呼ばれる白く大きな鮫がいたところを見回し、探し回
ったがマーニャの姿は無かった。
「?」
海底に落ちていたシャークキラーがティキの視界に入ると、もと来た道へ泳いで戻
った。
白く大きな鮫に追跡されたマーニャは海藻の森に身を隠していた。
マーニャは白く大きな鮫がいないのを見計らい、上がろうとした途端、海藻に足が
絡まっていた。
「う、うぐ!」
彼女は慌てて海面に上がろうとしたが、足に海藻が絡まっており、時間と酸素を消
費するだけだった。
「!」
海藻の森の西側に彼女を追跡した白く大きな鮫が身を翻し、大きな口を開けて襲い
かかろうとしていた。
(ティキ…た、助けて…!ティキ!!)
マーニャの視界が闇を覆い、白く大きな鮫は気絶した彼女に襲いかかろうとした途
端、シャークキラーの先端の銛が鮫を横から貫通した。
心臓を刺された鮫は傷口から血を出して死に、ティキはシャークキラーを捨てて、
気絶しているマーニャの足に絡まっている海藻を銛で切ると、戦利品の鮫とマーニ
ャと共に海面に上がった。
目を覚ましたマーニャはベッドの上で寝かされていた。
「ここは…」
「オレの部屋だよ」
シャワーを浴びたティキが上半身裸の姿で現れた。
端麗な顔つきだけではなく、彼の上半身は筋肉質とは言えないがガッシリとしてお
り、背中や胸に傷跡が走っていた。
「ったく、余計な心配かけさせやがって!」
邪険な態度で呟きながら、ティキがそう言うとマーニャは悲しそうな表情を浮かべ
た。
「ご…ごめん…」
「…、オレも悪かったな。欲張ってデカい奴を狙おうとして…」
表情を赤くさせ、言葉を詰まらせたティキの唇とマーニャの唇が重なり合った。
まだ、未熟なキスだった。
2人はベッドで横になると、服とズボンを脱いで裸になった。
彼の舌が彼女の幼い乳房の頂点を突き、マーニャは足をモジモジさせながら、ティ
キの行為に身を任せた。
舌は乳房の頂点から臍、そして彼女のまだ幼い秘所に移動していった。
「う…う…ん…」
彼に敏感なところを舐められ、彼女は女らしく喘いだ。
部屋中に舐める音が響き、マーニャは羞恥で顔を赤く染めた。
「う…ん…、だめ…めちゃくちゃに…なっちゃう…」
マーニャが涙を浮かべ哀願すると、ティキは「じゃあ、やめるよ」と口で彼女の
すべてを味わうのをやめて呟いた。
「いや、やめないでェ」
普段、元気で快活なマーニャの意外な一面を見て、ティキは内心いとおしくなった
分、イタズラしてみようと言う考えが浮かんだ。
(可愛いな)
「じゃあ、どうすればいいんだよ」
ティキはマーニャの出方を伺うため、わざと邪険な表情を浮かべた。
「どうすればいいって…グスッ…」
邪険な態度でティキに言われたマーニャは戸惑った表情を見せ、涙まで浮かべた。
だが、太腿をモジモジさせており、快楽の炎はまだ消えていなかった。
マーニャの態度にティキは呆れた表情を浮かべた。
「そのくらい、自分で考えろよ!」
わざと突き放す態度を見せ、ティキはマーニャの出方を見ようとした。
マーニャは何かが吹っ切れたかのように、彼の股間に顔を埋め、ブツを口の中に入れた。
「あへ」
ティキはマーニャの行動に、目が点になった。
(キターーーーーーーーーー(°∀゜)-----------!!!!)
彼の計算は見事に外れたが、ティキはそんなことはどうでもよかった。
マーニャの舌はティキのブツの敏感な部分を舌で突いたり、舐めたりしていた。
堪えきれなくなったティキのブツはマーニャの口の中に白濁液を放出した。
「にが〜い♪」
初めて味わう苦い味にマーニャは苦い表情を浮かべ、彼のブツを彼女の中へ導く
かのように中に入れた。
「はぁぁん!」
顔を赤くさせ、腰を上下に動かし、マーニャはまだ幼いが女らしい喘ぎを喘いだ。
「マーニャの中、ヌルヌルして…気持ちいい…」
「ティキの大きくて…、あぁん!」
下から突き動かされたマーニャは彼の胸の上に覆い被さり、彼の耳たぶを舌で舐め、
突いた。
「う、くすぐったいぞ!負けてたまるかよ!」
マーニャに耳を刺激され、ティキはマーニャの首筋を軽く噛み、指は彼女の小さ目
の乳房を摘み、指で転がした。
「ティキ、入るよ…!」
2人の行為を知らないアスカがドアを開けると、目を点にして口をあんぐりと開け
てその行為を見た。
「アスカ!」
「何やっているのよ!」
2人の声に我に返ったアスカは顔を赤面させ、「失礼しますた〜」と言ってドアを
静かに閉めた。
追い出されたアスカはニヤリと笑って、ドアに耳を寄せた。
(見ぃ〜ちゃった♪)
「はァ…ん、気持ちいい!」
下から激しく突き上げられ、マーニャは激しく腰を動かした。
マーニャの激しく、妖しい腰使いにティキのブツは耐えられなくなり、さらに下から
激しく突き上げた。
「あ、ぁあああん!だ、だめ、いっちゃう!」
「マーニャ!」
「はぁん、もう駄目!!!」
マーニャの中に白濁液を放出し、ティキとマーニャは互いの唇を合わせ、キスをして
そのまま眠りについた。
しばらくして…。
2人は目を覚まし、着替えると部屋を出た。
「よぉ、どうでした?」
アスカがニヤニヤと笑みを浮かべて言った。
「どうでしたって…」
「聞いていたわね!」
マーニャに指摘され、アスカはギクっとなった。
「こ・の」
「の・ぞ・き・魔!!」
2人にほっぺたを摘まれ、アスカは「痛いよ〜」と言ったが2人は「自業自得だ!」
とアスカに向かって言った。
「自業自得なんて、とほほ〜♪」
THE END