「ごめんなさい・・・ごめんなさい・・・・・!!」
その場に泣き崩れるレーラにピーターは驚きを隠せなかった。
正直女性に泣かれることは彼にとって、一番の失敗であるからだ。
場合によっては次界に到達できないことより重大であった。
「な、なにも泣くことはないさ!結局みんな無事で旅を続けられるんだし
キミを責めたりなんかしないさ、ボクの仲間は・・・・・・・・・・・」
この言葉が追い打ちをかけた。そう、彼は旅の途中なのだ次界へ行くという
重大な使命をおびた・・・彼と離れるという事実に心が耐えられなかった。
数分すすり泣いて顔を上げてみる。困り顔の青年は指で涙を拭ってくれた。
暖かい指・・・優しい眼差し・・・澄んだ声・・・全てがいとおしくずっと
側にいたいと改めて思った。
「ちょっと待っててくれるかいみんなの手伝い終わらせてくるから。仲間の
中にちょっとうるさいのがいてね。後始末だけだし・・・すぐに戻るよ。」
はっとしたとたんにレーラはとんでもない行動に出てしまった。
ピーターはあっけにとられていた。女性に押し倒されるなど初めての体験
だった。不覚にも驚きで腰が抜けている。
BMマメ知識 ピーターは思ったほど女性経験豊富ではないらしい。
レーラは勢いづいたのか、そのまま彼の唇を奪っていた。いつもの自分では
考えられないことだった。ふいに唇を離すと同時に慌てたピーターが声にな
らない声で騒ぐ。
「なななな一体なにを・・・おほぉあああ!!!?」
先ほどまで自分の唇をふさいでいた感触が急に下半身へと移ったのだ。
レーラの口が分身をくまなく包み込み、舌が蛇のように絡みつく。すでに
彼は理性の上を綱渡りしていた。
「あの・・・私、下手じゃないですか?・・・気持ち、いいですか?」
「もももちろんだよ!・・・じゃなくて・・・うはぁああ!?」
なんとも間が抜けた質疑応答のあと再び衝撃が股間を襲う。彼女は舌の裏を
分身の先端にこすりつけてきたのだ。もう限界だ、もうだめだ。我慢がで・・・
「うっうわぁあああ!!!」(びゅるっぶぢゅぅうっ)
「あん!」(びちゃっ・・・ぺちゃり・・・)
・・・しまった・・・女性の顔にかけてしまった・・・タイミングが・・・
いや気持ちよすぎた・・・そーじゃなくて・・・いきなりだったし溜まって
たし・・・いやいやそういう問題じゃなくて・・・
ピーターはどうしていいか判らなかった。リードするのは慣れているがされる
のは慣れていなかった。