「リトルミノスは負傷したか…」  
司令室でサラジンの報告を聞いたブラックゼウスは低くうなった。  
「はい。ドリーメイシャスも軽い傷を負っていますが、しばらくは出撃できないと…」  
「サラジン、貴様を討伐部隊の司令に任命する。」  
そう言うと、ブラックゼウスは続いて言った。  
「だが、勘違いはするなよ。リトルミノスが傷を癒す間だからな。」  
「私のことが信用できないと…?」  
鋭い目つきでブラックゼウスを睨み付け、言ったが彼は平然としていた。  
「貴様は詰めが甘いようだな。独断で歩兵隊や戦車隊を引かせ、自分ひとりだけでフェニックスたちを倒そうと企んだようだな。」  
「はい。」  
独断専行を指摘されたサラジンは頷いて言ったが、腹の底では怒りが煮えたぎっていた。  
「奴らの実力を測ったつもりか、まぁ良かろう。だが、次はそうはいかないぞ。」  
ブラックゼウスが威圧を込めた目つきでサラジンを睨み付け、言った。  
「入れ。」  
司令室のドアが開き、悪魔軍の軍服を着た一人の若い女が入ってきた。  
「クロノスの部下、アマゾアムルだ。」  
「アマゾアムルです。」  
アマゾアムルと名乗る女は魅惑的な笑みを浮かべ、敬礼して言った。  
(監視というわけか…。)  
魅惑的な笑みを浮かべる彼女を尻目にサラジンは内心そう思った。  
 
「臨時部隊の司令副官に任命する。」  
「御意。」  
ブラックゼウスがそう言うと、慇懃な態度で彼女が返事した。  
「不服そうですね、サラジン殿。」  
サラジンの心の中を見透かし、笑みを浮かべアムルが楽しげな口調で言った。  
「不服か…?」  
「いえ…。」  
「本当の事を言え、サラジン!」  
アムルに心の中を見透かされ、ブラックゼウスに詰問されたサラジンは笑みを浮かべた。  
「不服ですな。」  
「ほう…。不服なら、部隊の司令官と副官を決めることをしたらどうかね?」  
ブラックゼウスの詰問が厳しくないのを怪訝に思ったサラジンだが、彼はさらに続いて言った。  
「地下の闘技場で決闘はどうか、サラジン、アムル。」  
「構いませんよ…、ただ暴れたいだけだ。」  
「貴様らしいな。異議は無いか、アムル?」  
彼女はブラックゼウスの口調に笑みを浮かべながら言った。  
「異議はありませんわ。」  
「決まったな…。」  
「失礼致します。」  
サラジンとアムルは敬礼をし、司令室を出た。  
 
翌日。  
地下闘技場の休憩室にサラジンとリトルミノス、車椅子のドリーメイシャスがいた。  
「お前らしいな、副官にケンカ売るなんて。」  
「クロノスの部下だ。」  
「だが、あいつはハーフデビルだ。」  
「ハーフデビルだろうが何だろうが、オレはオレの流儀を示すまでだ。あの女の死体  
をクロノスの元に送り返してやるさ。」  
戦闘形態のサラジンが自身ありげな笑みを浮かべ言うと、ミノスは「死ぬなよ」と呟いた。  
「さて、時間だ。」  
そう言うとサラジンは休憩室を出て闘技場へ向かった。  
 
「懐かしいが、嫌な感じだ。」  
サラジンは闘技場を見て不快そうな表情で呟いた。  
『兵器』として作られたサラジンやリトルミノスは実験と称して同じ『兵器』の悪魔  
と戦った過去があった。  
「早いねぇ、坊や。」  
古くなった培養槽の上で戦闘形態のアムルが挑発する口調で言った。  
手にはサタンソードを持っていた。  
「はじめろ…。」  
ブラックゼウスが命令すると、2人は襲い掛かった。  
決闘のときが迫る!  
 
先に先制を仕掛けたのはサラジンだった。  
「魔炎砂爆波!」  
剣を振り上げた途端、熱砂混じりの風圧がアムルを襲ったが紙一重で避けると、  
片手でサタンソードを頭上でまわし、サラジンに投げつけた。  
丸鋸のように古い培養槽や鉄骨を寸断しながら、サラジンに襲い掛かったが振り上げて  
、サタンソードを地面に落とした。  
「返しておくぜ。」  
サラジンはサタンソードを手にとって、アムルに投げ返した。  
「爆雷撃!」  
サラジンが剣を振り下げ、地面に刺さった途端、凄まじい地割れが地面を走った。  
(飲み込まれろ!)  
「妖狐聖覇斬!」  
彼女のサタンソードから、紫色の妖狐が口を開け、サラジンに襲い掛かった。  
「ちぃ!」  
避けきれないと判断したサラジンはガードで妖狐聖覇斬を受け止めたが、口や腕、  
足には血が出ていた。  
(やばいな…)  
爆雷撃を受けて平然としているアムルの様子を見て、サラジンの背筋に戦慄が走った。  
 
「大した芸を見せてくれるわね。」  
そう言うとアムルは片手でサタンソードを振り回し、サラジンに接近した。  
「チッ!」  
剣でサタンソードを受け止めると、2人の押し合いが始まった。  
サラジンを突き飛ばし、体制を整えようとした彼の隙を突くように彼女が蹴りかかった。  
蹴りはサラジンの腹を掠っただけだったが、腹に隙が出来たのをアムルは見逃すはずも無く、  
手刀で彼の腹を突き刺した。  
「ぐっ!」  
腹から激痛が走ったサラジンは血混じりの胃液を吐いたが、彼の様子にお構いなく、  
第2波を出すかのように妖狐聖覇斬を繰り出した。  
「あぁぁ!」  
直撃を受けたサラジンは地面に倒れこみ、彼の視界に闇が覆った。  
(死ぬのか…オレは…。早く殺せ…)  
 
 
「く…」  
上半身裸のサラジンが目を覚ますと、彼はベッドの上にいた。  
ベッドのほかには机や椅子があるだけで、何も無かった。  
腹にはアムルの手刀で出来た刺し傷が治っていた。  
「お目覚めかい。」  
胸から下をバスタオルで覆ったアムルが氷の笑みを浮かべて言った。  
「残念だが、あんたの負けだよ。ブラックゼウス様はあんたを副官にし、あたしを  
討伐部隊の隊長に任命したのさ。」  
「ふん、そうかい。」  
サラジンがそう言った途端、ベッドから起き上がり、殴りかかろうとしたが彼女に  
拳を掴まれた。  
「負けたくせに、不意撃ちかい?いい度胸しているわねェ。」  
そう言うと彼女はサラジンに近づき、キスをした。  
「!」  
「罰とご褒美として、楽しませてあげるよ。」  
サラジンはアムルに押し倒され、ベッドに横にならされた。  
 
彼女は胸から下を覆っていたバスタオルを剥いで、大きくて形の良い乳房をサラジン  
の頭に寄せた。  
「感じるでしょ…?」  
慈母のような笑みを浮かべ、アムルは彼の胸を優しくなでた。  
「別におびえる必要は無いのさ…、あんたはバイオ悪魔、あたしはハーフデビル、種類が  
違っても悪魔の一員だよ。  
何、天使の理性とやらにしたがっているのかい?本能に従うこそ悪魔の喜びって言  
うのをあたしが教えてあげるわよ。」  
彼女の指は彼の乳首の根元をつかみ、弄んでいた。  
「うっ」  
乳首を指で弄ばれ、サラジンは低い悲鳴をあげていたが、アムルは彼の様子を構う様子  
も無く、彼のズボンと下着を脱いだ。  
彼のブツは硬くなっており、勃起していた。  
彼女はブツを握り締め、先端を口に入れてアイスクリームを頬張るかのようにブツを  
自分の口の中に入れた。  
彼女の舌が先端や竿、裏を舐めるごとに股間から生じる快楽の衝動に彼は耐えた。  
 
ブツの感じやすい所を彼女の舌で攻められ、彼は精液を彼女の口の中に放出した。  
「もう、出したの…。」  
不服そうな表情でアムルが呟くと「こんどはあんたの番だよ」と言うと花びらを広げ、  
サラジンの顔の上に跨った。  
「ん、んぐ!」  
「あんたの舌で楽しませてもらうよ。あたしがするのは不公平だからね。」  
花びらから溢れた蜜が出ており、滴となって彼の口の中に落ちた。  
彼女の唇の間から精液が少し出ていたが、手で拭った。  
彼の舌が肉の花びらを軽く突くと、彼女はピクッと反応し、舌は肉の花びらから  
包皮に覆われている肉豆に移動すると包皮の上から舐めた。  
「あ、あん…。」  
女の敏感なところを舐められたアムルは喘ぎ、彼女の喘ぎに反応したかのように  
サラジンの舌は花びらと花びらの間を抉じ開け、荒々しく舐めまわした。  
「あ、ああん!」  
 
ピチャピチャ…チュクチュク…  
「あ、ああん!あはっ!だめー!」  
花びらの中を舌で舐められ、彼女は喜悦の叫びを上げた。  
肩で荒く息をしながら、アムルはサラジンの顔から降りて横に寝転がった。  
頬は赤く染まっていた。  
彼の口には唾液や愛液がついており、解放されたサラジンは息を深く吸って深く吐いた。  
「終わりと思っていたのかい?」  
あざける口調で笑みを浮かべて彼女が言うと、彼の上に跨り彼のブツを花びらの中に入れた。  
「うっ!」  
アムルの突然の行為にサラジンは驚いた表情を見せたが彼女は彼の様子を構う様子も無かった。  
「ウフフフ、どう?」  
そこには冷静かつ狡猾な女性将校の姿はなく、快楽を貪るメスと必死に耐えるオスの姿だった…。  
 
「うう、ああ!」  
アムルが激しく腰を上下し、サラジンはうめき声を上げたがこの現実から逃れられること  
はできなかった。  
粘膜と粘膜が擦れあう音とベッドがきしむ音が部屋中を満たし、彼女はそれに合わせるように  
激しく腰を上下した。  
「うう、あ、ああっ!」  
「ああ、熱いのがあたしの中に!!  
あはっ、ああーん!」  
足をガクガクさせ、彼のブツは彼女の中に精液を放出し、果てた。  
「もう、終わり…。  
呆気ないわねェ…。」  
肩で荒く息をしながら、不満そうな表情を浮かべアムルは彼を見下ろして言った。  
彼女はぐったりとした彼の上から降りると、もう1回シャワーを浴びて軍服に着替えた。  
ベッドの上には放心状態のサラジンが意思をなくした目つきで天井を見ていた。  
シーツには2人の攻め合いの痕跡であるシミが残っていた。  
軍服に着替えたアムルは放心状態のサラジンを嘲笑交じりの笑みを浮かべ、見ると  
部屋を出た。  
 
The End  
 

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