「お、勃っちまった・・・。ここでなら大丈夫だよな」
女と旅してるとつらいなあ。オナニーだって、おちおちできない。
風呂に入りながら、済まそう。・・・飛び散らかさないように手で受けて、
お湯で流せば良いな。
ああ、寒天みたいなのがいっぱい出たよ、ハァ・・・。苦労の結果をつい、
しみじみと眺めてしまう俺。
そのとき、ガラッと戸が開いた。
「タケルぅ、シャンプー切れてなかった?」
げ、ポーチ!!とっさに俺は・・・頭に手を当てていた。
「タケル、何していたの?」
「ん、リンスだよ、リンス。ははは・・・」手をぐしゃぐしゃ動かしてごまかす。
が、じっと見つめるポーチ・・・。
そして・・・、ポーチはけわしい顔をして言った。
「あんまりオナニーをしすぎると、ただでさえバカなあんたがさらにバカになるから注意した方がいいよ〜、タケル。」
あうあう・・・ばれてるよ。
「カンジーには内緒にしておくけど・・・もうちょっと状況をわきまえたら?」
ピシャリ、と戸が閉まる。
ううっ・・・、そんなに俺が悪いのか〜。・・・ぐすん。