「京介!早くしなさいよ!」  
「……」  
本当、何でこいつはこんなに姦しいのか。  
とても自分と双子だとは思えない。  
口数も、食欲も、何もかも。  
ときどき、実は豊花と自分とは顔のよく似た他人なのではないかと  
考えることがある。あながち間違いだとも思えない。  
「あ、これも欲しい。」  
「そんなに買えるのか?」  
「大丈夫よ。今日のお代は全部京介持ちだから。」  
「……」  
いつものことだ。文句を言っても聞く耳持たないだろう。  
ため息ひとつ。それが今の自分にできる精一杯の抵抗だった。  
 
「はぁー疲れたわねえ。」  
「ああ。」  
やっと買い物から開放された。どうして女って言うのはこんなに…いや、  
最早何も言うまい。今日はいろいろと心がささくれ立つようなことが  
たくさんあったのだから。  
「京介、早く晩御飯の支度しなさいよ。」  
「今日は豊花の番だろ?」  
「私は疲れたの!京介が代わりにやりなさいよ!」  
ふつふつと心のそこからどす黒い感情がわきあがってくるのがわかる。  
今日は、不良どもにやたら目をつけられ、それを追い払ったら  
風紀委員の奴らに見咎められ。それに加えて買い物。自腹。  
この瞬間、自分の中で堪忍袋の緒が切れる音を確かに聞いた。  
「…?京介?」  
急に黙ってしまった自分の様子を不思議がり豊花が声をかける。  
どうして。この女はこんなにも。自分の心を苛むのだろう。  
 
気がつけば自分は豊花をベッドに押し倒していた――  
 
ベッドの上で豊花に馬乗りになった。相変わらず、いやいつもに増して煩い。  
さらには自分をどかそうともがいている。が、まあ力に関しては自分のほうが強いから心配ない。  
…それにしても、どうしてこいつはこうも絶え間なくぎゃあぎゃあとわめき続けられるんだ?  
あまりにも煩いから自分は豊花にお仕置きをすることにした。  
「流れよ、大地を走る輝く女神。……」  
「な、なによっ!?何するつもりなの、京介!?」  
呪文を唱え終わったとき、あたりを金色の光が満たし、  
 
豊花は空中に拘束されていた。  
 
「なっ、こんなことして、ただじゃおかないんだからね!覚えておきなさいよ京介!」  
「……煩い」  
まだわめき続ける豊花に立場を理解させるためスパンキングをしてやることにする。  
スカートの上からだったがパチーンと小気味よい音を立てた。  
二回、三回。  
まさか手をあげられるとは予想だにしていなかったのだろう。  
いっぺんに静かになった。それどころか目に涙を浮かべ……  
 
「ご、ごめんなさいぃ…あ、あやまるから、もう叩かないで…」  
…やばい。  
豊花の泣きながら許しを請う顔はとても色っぽくて。  
自分は豊花を叩いたと言う興奮から覚めていなくて。  
つまり、自分は、双子の豊花に。  
欲情、していた。  
 
「…謝って、許してもらえると、思っているのか?」  
興奮しすぎて頭がくらくらする。それぐらい、豊花の初めて見る表情は色っぽかった。  
「ど、どうすれば許してくれるの、京介…?」  
不安げな顔。涙を浮かべた顔。すべてがいとおしい。  
そして自分は豊花の前へ回り込んで  
「ほら。」  
「・・・え?嘘でしょ、京・・・介・・・?」  
「いまさら冗談なんか言うか。ほら、早く。」  
 
「んっ、ふぅ・・・んぐっ・・・はぁあっ、ちゅぷっ・・・」  
「いいぞ、その調子だ、豊花…」  
目の前では信じられない光景が広がっていた。  
自分の片割れがペニスを口に含んでいる。  
その事実だけで達してしまいそうだった。  
豊花の口の中は信じられないくらい熱くて。  
まるで腰が溶けてしまいそうなほどの快感が襲ってきていた――  
 
「よし…上手だぞ、豊花…」  
「んっ、ふむぅ…ちゅっ、ちゅぱっ、ちゅるるる…」  
豊花の髪の毛を梳きながらささやく。  
俺だって健全な男子高校生。自慰だって普通にするが…  
ここまでの快感はいまだ無いほどのレベルだった。  
やばい、もうすぐ出る。  
下半身がうずく。熱が一箇所に集まっていくようだ。  
そんなことをおぼろげに考えている間も豊花の口淫による快感は  
波のように絶え間なく繰り返し繰り返し俺を襲う。  
そして。  
「でッ、出る!出すぞ、豊花ッ!」  
「んっ!?んっ、んーーッ!!」  
ためにためた欲望を豊かの口の中に吐き出す。  
「こぼすなよ。こぼしたらお仕置きだぞ?」  
お仕置き、という単語が出たとたん体をびくっっと震わせ  
必死に口の中に白濁液を溜め込んでいく豊花。  
長い長い、今まで経験したことが無いほどの長い射精が終わったあと  
俺は豊花に口の中を見せるように命じた。  
「ぷはぁ、ハァハァ…」  
真っ赤な口の中でコントラスト鮮やかな俺の精液。  
「よし…飲み込め。」  
「んっ・・・んんーっ、んっ…げほっ、げほっ…」  
苦しげにしながら白い喉を上下させて俺の精液をけなげにも飲む豊花。  
その姿を見ているだけで、俺は完全に復活していた。  
 
術を解いてやりベッドに豊花を横たえる。  
「ま、まだ何かするの…?」  
不安げにたずねてくる豊花。  
「ここまで来たんだから…」  
そういいながら俺は豊花の乳房と股間に手を伸ばした――  
 
最初は服の上から、それではだんだん我慢できなくなって  
ブラ越し、さらには直接豊花の胸に触れる。  
大きくは無くて、いったいあれだけ食べたカロリーは  
どこへ消えているのだろうと思ったりもしたが、ピンと  
上を向いたキレイな豊花の乳房。  
触っているうちに乳首が立ってきていた。  
「ふうん…豊花、もしかして無理矢理されてるのに感じてるのか?」  
「ばっ、そ、そんなわけ…!」  
ただでさえ顔を赤くしていたのにもっと真っ赤な顔をする豊花。  
そんな豊花の顔を見ながら乳首を口に含む。  
豊花の味がした。  
「っ!・・・んふっ…ん…ひゃん!」  
すっかり硬くなった乳首を甘噛みしてあげると豊花は  
ついに大きい声を出すことが我慢できなくなったようだ。  
 
胸だけではもう飽き足りなくなった俺は  
太ももを撫で回していた手を豊花の股間にあてがう。  
そこはショーツの上からでもはっきりとわかるぐらい、濡れていた。  
「やっぱり。もう認めたらどうだ?私は無理矢理されて感じるようないんらん――」  
「違うもんっ!わ、私は、相手が京介、だからぁ…ヒック、感じるのぉ…」  
衝撃的な発言とともに堰を切ったように豊花は泣き出してしまった。  
 
「え…?は?豊花が・・・俺のこと、好き?双子なのに?」  
「京介のばかばかばかぁ!血がつながってるとか関係ないもん!」  
歯止めが利かなくなったのか、いつも以上に多弁になる豊花。  
「ずっとずっと好きだったの!もう、女の子に何てこと言わせるのよ!」  
言いたいことを言い終わるととたんに無口になりそっぽを向いてしまう。  
そして、そんな豊花の様子など気にかけられなくなるぐらいに  
この告白は俺の心をかき乱していた。  
けれど。豊花の言葉を。声を。仕草を。  
頭の中で思い描いた瞬間、俺は自分の気持ちに気づいた。  
 
「ごめん…俺、なんてひどいことを…でも、俺、豊花のことが、その…」  
自分の本心を告げようとした瞬間、豊花の指が俺の口をふさぐ。  
「もう…謝ったって許してあげないんだからね。」  
そういいながら豊かは満面の笑みを顔に浮かべている。  
「私は京介、あんたが好き。…京介は?」  
「好きだ…好きだよ、豊花。」  
「ふふ、やっと本心を表したわね…でも、まだ許してあげない。」  
「…どうすればいい?」  
「せ、せっかくここまで来たんだし…その、ちゃんと最後まで…して。」  
真っ赤な顔でおねだりしてくる豊花を目の前にして  
またもや俺の理性は消滅の危機を迎えていた――  
 
まずは優しくキス。そっと豊花の口をふさぐ。  
「んーッ、んぐっ、ん…ちゅ…」  
いったん口を離し豊花の顔を見る。  
自分とそっくりな顔。でも、やはり、どこか違う顔。  
豊花の顔を見て俺の心に飛来した感情は  
いとおしい、だった。  
 
もう一度豊花の唇をふさぐ。  
今度は深く、ねっとりとした濃厚なキス。  
舌の動きで口を明けるように豊花に伝える。  
「ふぇ…?あっ、んーっ、ん、んふぅ…」  
少しだけ開いたところへ舌を侵入させる。  
初めての感覚に始めこそ目を白黒させていた豊花も  
すぐに力が抜けおとなしくなった。  
そうして豊花の口内をいじりながら手を胸元へと下ろす。  
まずは、服の上から、確かめるように、そっと。  
次第に強く。  
豊花から口を離す。  
「んちゅ、ぷはっ、はぁ、はぁー…?」  
少し名残惜しそうに俺を見る豊花。  
「豊花、お前に直に触れたい。いいか?」  
「う、うん――」  
ぷちっ、ぷちっ、っと俺の前でブラウスのボタンをはずしていく。  
そして現れた豊花の肌の美しさに俺はすっかり目を奪われてしまった――  
 

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