「ねぇ、キッスくん。もっとアタシを見てよぉ」
ミルファは大きい胸を揺らしながら、下着姿でキッスの上に四つん這いになった。
「見てって…あっあのさ、こうゆうのは好きな人とするものでしょ?駄目だよ…ミルファ」
キッスは顔を赤らめ、視線を泳がせる。
すると突然目の前が暗くなり、唇に柔らかい感触が当たった。
「んぷ!むむ、む、むぃっむぃうふぁ!!?」
ミルファはキッスの抑止の言葉を無視し、唇を軽く吸ってから再び深く口づける。
熱くぬめる舌は固い歯をこじ開け、その先にある同じく熱い肉の塊を絡めとった。
「んん、ふむ…ぅ」
ミルファのしなやかで細い指がキッスの頬をすべる。
キッスの目の前にあった潤んだ黒い瞳が離れた。
「キッスくん、ほんと鈍すぎ。…それともアタシがイヤ?」
長い睫で縁どられた大きな目は、苦しそうに、悲しそうに細められている。
「ミルファ…」
キッスはミルファを引き寄せて身体を密着させ、首もとに顔を埋めた。