「シン、ここまででいい」
「はっ。お休みなさいませ、ビシャス様」
ビシャスは自室で一人きりになると、床の上の止まり木へ肩の鳥を移した。
その正面に体育座りで腰を下ろし、ボソボソと沈んだ声で呟き始める。
「キューちゃん、俺は、今日も疲れたよ……」
「ギャア?」
「長老達が、俺の言う事をちっとも聞いてくれないのだ。酷い、奴らだとは思わんか?」
「ギャァ、ギャッ!」
「そうだな、その、通りだ。フフッ、やはり私を理解してくれるのは、お前だけだ、キューちゃん……」
「ピギャエェッ!」