「ねぇ安藤さん、あたしどうすればいい?」  
電話越しに問いかける西山の声は必死そのものだ。  
「……とりあえず電話を切ってあたしを眠らせてもらえませんかーーー?  
あたし朝方なんでいつも10時には寝てるんですよ」  
電話越しに答える安藤の声は寝起きそのものだ。  
「そんな、今電話繋がるのは安藤さんしかいないのよ!!!!  
お願いだから助けてよ!!!!」  
 
暗闇を早足で歩く西山は、背後に迫る男の足音を聞きながら安藤に助けを求めた。  
「もしこんな暗い夜道で捕まったら、あたし、あたし……」  
泣きそうな声で、しかし男を刺激せぬよう小声で呼びかける西山。  
「そうですね、とりあえず西山先輩の説明を聞く限り  
 
西山は暗い夜道で、草むらの上に押し倒された。  
「いやあ―――――――」  
不審者を刺激せぬよう、自分で絶望を認めぬよう漏らさずにいた叫び声がついに口から発せられる。  
それが合図であったかのように、不審者は暴漢へと姿を変え、西山の首を締め上げる。  
西山の抵抗は男の腕力の前では紙屑のようなものだった。  
男にいいように体中をまさぐられる行為が、3年間の鍛錬などまるで無駄だったんだよといわれているようで、  
苦痛や絶望以外の感情が胸にこみ上げ、西山の瞳に涙を誘う。  
 
そんな西山の嘆きを知っているのか、胸をはだけさせた状態にした男は  
満足そうな笑みを浮かべ西山を見下ろす。  
「もっと泣けよ」  
そう言い放つと、男はまるで握りつぶすような強さで西山の胸を揉みしだく。  
一部も愛のない愛撫に少女はただ悲鳴を上げて身をよじる事しかできない。  
 
まるで幼稚園児の粘土細工のようにむにむにと形をいびつに変える双丘の感覚を堪能した男は、  
そのまま西山の腰を持ち上げ、スカートの中の下着を引きちぎり、仰向けの西山の身体をひっくり返す。  
西山は泣き叫びながらまるで犬のように這いながら逃げようとするが、  
男の手はがっちりと腰を掴み二人の距離は離れない。  
さらに逃げようと這いずり回る事で西山の腰は僅かに浮き上がり、  
まるで挿入されるのを待つかのようにちょうどいい高さになってしまう。  
そして土を掻き分け前に進もうとする上半身の動きが、  
まるで誘い込むように西山の下半身を左右上下に揺らしてしまう。  
 
「おもしれえな。そんなに突っ込んで欲しいか?」  
そう笑うと男は、何も準備のできていない西山の秘裂へとおのが欲望を一気に突き刺した。  
「いや、いや、いや  
アーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ」  
 
見たいな事になるでしょうね」  
と一息で喋る安藤。  
「なんでそんな長いセリフが一呼吸でいえるの?あなた海女さん?  
ていうかなんで人を不安にさせるようなこと言うのよーーーー!!!!」  
 
「おい、何か前の女泣き始めたぞ」  
電話のむこうの悪友に話しかける清村。  
「多分、清村のこと変質者と思ってるんじゃない?」  
「人聞きの悪い事いうなっつうの」  
「相手はか弱い女性だろう?そんな子が背後からどう見ても不良としか思えない男に  
何十分もつきまとわれたら、普通は泣きたくもなるさ」  
「しかしよう、あの女も結構身長あるし、なんか竹刀ぽっい物抱えてるし。  
足の速さからして運動部っぽいし。  
いくら周りが暗くて民家がないとはいえ、そんな怯えるか?」  
杉小路はやれやれとため息をつく。  
「ほんと君はだめだめだな。いいか清村、君が考える以上に  
女性は男の腕力を恐れ、男の持つ性的な欲求の強さを理解できないんだ。  
……たとえばそうだな、もし君が夜道を一人で歩いていて、  
背後から工藤が歩いてきたらどう思う。想像してごらん」  
 
清村は目をつぶって暗い中背後から工藤が追ってくる様を想像する。  
 
「こえーなおい」  
「だろう。誰もいない場所で、工藤のように恐ろしい力を持って何を考えているか分からない人間が追ってくる。  
今、前を歩く女の子が感じている恐怖は、それと同等、いや、はるかに超えるものだ」  
 
「じゃあさ、やっぱ追いかけるのやめたほーがいいのかなあ」  
「もちろんそれがいいと思うよ。……今日があの日でなければ」  
「…そうだよな、あの日だもんな」  
清村は、携帯を持つ手と反対の手で鞄の中にある物をぎゅっと握る。  
「今日じゃなきゃ、意味がないか」  
「とりあえず、今僕が向かってるから」  
「おお、わりい。車があると助かるわ。しかしあの女マジで足はえーな」  
「ははは、清村が遅いだけじゃない?運動部のくせにまじめに練習しなかったもんね」  
「……誰のせーだ」  
 
「西山先輩、あたしの義理チョコ食べてくれましたー?」  
「それどころじゃないって!!なんかさ、電話で話してる声が聞こえる」  
怯えながら、西山は安藤に報告する。  
「はあ……なんて言ってます?」  
「よく聞こえないけど、なんか車がどうとか……」  
「ああ、それは拉致監禁輪姦されますね」  
「なんでよなんでよどうしてよ!!!!」  
「まず、携帯で連絡を取っているという事は犯人は複数です。  
ご愁傷様です。一人ならまだ逃げ切れる可能性はあったんですけどねーー。  
さらに車まで持ち出してきてるという事は、拉致る気満々です。  
つまり  
 
西山は膣内から流れ落ちる精液を感じ絶望していた。  
一体何人に何回放たれたかは、人数、回数ともに二桁を超えた辺りから数えなくなった。  
いくら涙を流しても行為が終わらないと知って、もはや涙を流す事すら放棄した。  
しかし、男たちは諦観しきった少女から新たな叫びを上げさせるすべを心得ていた。  
新たに場に入ってきた男の亀頭が、少女の肛門に侵入してきたのだ。  
 
まるで人形のように動かなかった少女は、残酷な責め苦に飛び上がるようにして叫び始めた。  
「イやあああーーーーーーーー、そこ、ちがああああ」  
精液まみれの口から海凄生物の匂いを撒き散らしながら西山は絶叫する。  
しかしそんな彼女を見て男たちは爆笑する。  
端正な少女の顔が白濁の液で汚され、恐怖で歪むのがおかしくて仕方がないとでも言わんばかりに。  
力のない不浄の穴に、赤黒い肉棒はずぶりとわけいってゆく。  
それと同時に、本来の下の口にもう一本の肉棒がにゅぷりと入る。  
 
「ちがっ、ちがっイやあ―――――――――――――――――――――――――――――――」  
 
ふたつの陰茎が間にある肉をゴリゴリとこすりながら前後する。  
まるでふたつの肉棒は同じ持ち主であるようにその動きを同調させ、  
かと思えば相反させ、1本のときより快感と苦痛と恥辱を何乗にもして西山の身体に叩き込む。  
 
ガラス細工のような少女の心がそれに耐えられるはずもなく。  
 
「……あはっあははっあはははははははははははははははは  
ははっははっはっははっはははっははっははっははっはははあははっは  
はははははははははははははははははははははははははははははははは  
はははははははははははははははははははははははははははははははは  
はははははははははははははははははははははははははははははははは  
はははははははははははははははははははははははははははははははは  
はははははははははははははははははははははははははははははははは  
はははははははははははははははははははははははははははははははは」  
 
だってこの空間では壊れたほうが正常だから。  
狂ったほうが生き残れるから。  
焦点の合わぬ目で笑い出した少女を、男たちは同じく笑いながら見下ろす。  
 
「ねえ、いれて、おちんぽいれて、いぱっいいれて、  
かれんにいれて、あさまでいれて、よどおしいれて、  
おくちにいれて、おしりもいれて、まえにもいれて、  
おくまでいれて、ずぶずぶいれて、とにかくいれて、  
どんどんいれて、しんでもいれて、しぬまでいれて、  
いれていれていれていれていれていれていれていれていれていれて……」  
 
涙を流しながら笑う少女の周りに男たちが群がりその全身を覆い隠す。  
まるで獣の肢体に群がる軍隊蟻のように。  
 
それから開放されるまでの1週間、少女は眠りながらもその腰の動きを止めなかったという。  
 
みたいな事になるんでしょうね」  
 
「だからなんでそんなセリフ一呼吸でいえるのよーーー!!!!  
あなた団鬼六!?ていうかあたしもういやーーーーー」  
精神的に極限まで追い詰められた西山はついに真後ろまで追いついていた清村を竹刀で滅多打ちにしはじめた。  
「ちょ、待てって、おい、うぎゃあああああああああ」  
 
 
十分後。  
「本当にごめんなさい!」  
謝る西山に、車で駆けつけた杉小路がまあまあとその肩を掴み顔を上げさせる。  
「しょうがないよ、勘違いしても。こんな全身流血したヤツが何十分と後ろをついてきたんだもん」  
「つい十分前までは怪我一つなかったんだがな。ていうか半分以上はお前の車に轢かれたせいだけどな」  
全身から血を流す清村。  
「とにかく、あんたに渡す物があるんだ」  
そう呟くと、清村は鞄の中からチョコを取り出す。  
「これ、あんたが落としただろ」  
「あ、それ……」  
「ああ、やっぱりそうか。…このキティちゃんのラッピング、手づくりだろ?  
やっぱ今日中に渡しとかないと……」  
 
「あたしが捨てようとしたやつです!!」  
「えーーーーーーーーー!!??」  
「どういうこと?」  
「実は西山先輩、同性からもてるんですよ。でも西山先輩にはそういう趣味はないんです。  
だけどヘタレだからもらう時に断れず、いつも人知れない場所でこっそり捨てるんです」  
「で、その場面を遠くから見たどこかのおっちょこちょいが勘違いをした、と」  
「おれの勘違いか……」  
「ごめんなさい、こんな捨てるチョコのために大怪我させて」  
「いや、別にあんたは悪くねーよ。怯えさせたの俺だし」  
「じゃあこうしよう。西山さんは甘党の清村にその要らないチョコをプレゼントする。  
清村は西山さんの廃棄しようとしていたチョコを食べてあげる。  
これで、お互いにタメになる事をして、貸し借りなしとする」  
「だしかにそれが一番丸く収まりそうですねー」  
4人の意見は一致し、それで手を打つ事になった。  
 
「じゃあ、これお願いします」  
「ああ、じゃあもらうわ」  
「……考えてみれば、ヘタレで勇気なしな西山先輩が誰かにチョコを渡すのって、これが初めてじゃありません?」  
「言われてみればそうかも……って、何言ってるのよ」  
「はは、青春だねえ……」  
血を流しならチョコもらうのがどうして青春なんだ。  
ていうかチョコ食って血がさらさらになったらますます出血するんじゃね?  
しかしその疑問を口にするとますます話がもつれそうなので、  
もらったチョコを一口で飲み込む清村。  
その顔色が一気に変わる。  
 
(そういえば、ドッキリで西山先輩と横尾先輩にあげた『いかチョコ』、  
キティちゃんラッピングがしてあったような……ま、いっか)  
安藤は男の断末魔の悲鳴を聞いた気がしたが、無視して携帯を切った。  
 
 
 
 
終わり  
 

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