「ミヤミヤ、縄ほどいてよ〜」  
「だめよダン君。いい子だから、もうちょっとじっとしててね」  
そう呟くと、全裸で全身を縛られたダンの肉棒を  
にっこりと笑いながら白濁の液で汚れた口に含むミヤミヤ。  
その裏側をちろちろと舌で舐め、びくびくと身体を震わす  
恋人の反応を幸福そうな顔で眺める。  
 
「気持ちいい、ダン君?」  
「気持ちいいよ、良すぎてまた出ちゃうよー」  
「出していいのよ。……それがあたしの狙いなんだから」  
そう呟くと、肉棒の上部の桃色の部分をぱくりと咥え込み、  
口全体の粘膜と高速かつ繊細に動く舌で変幻自在にダンをねぶるミヤミヤ。  
 
「ミヤミヤ、ダメだよ……」  
額に汗をかきながら、下着姿で自らに奉仕する彼女を見下ろすダン。  
そんなダンに上目遣いでウインクすると、ミヤミヤは顔全体を上下左右に  
動かし始め、ダンの鈴口を強烈に吸い始めた。  
「ダメだよ、だめだよ、ああ、でちゃうよ、  
 
あっ」  
小さく叫ぶと、ダンの背が少し震え、全身から力が抜けた。  
目を細め口内の射精を受け止めたミヤミヤはその口をダンから引き抜くと、  
 
ごくり  
 
と音を立て愛しい男の体液を飲み干した。  
 
 
そして数十秒してからミヤミヤはダンの後ろへと回り、その戒めを解く。  
 
すると、いきなりダンはミヤミヤを押し倒す。  
「ダン君……!?」  
「酷いよミヤミヤ……縛ったまま5回も吸い出すなんて」  
そのままショーツとブラジャーを剥ぎ取ると、  
そのショーツの湿り気具合を確認してさらに怒る。  
「俺が動けないのに、自分はこんなに楽しんでるんだもん」  
するとミヤミヤはその豊満な両胸にダンの頭を埋めるように抱きしめ謝った。  
「ごめんね、動けなくて辛かったのに……その分、あたしにどんなことしてもいいよ?」  
「俺はミヤミヤと普通にHできればいいもん」  
そういうとダンは手早くコンドームを装着する。  
「じゃあいれて、今すぐいれて!!今日こそは絶対大丈夫だから」  
「うん、じゃあいくよ」  
そう言うと、ダンはまっすぐにミヤミヤの中へ挿入する。  
 
その肉棒は5回の射精の後だというのに硬さも大きさも幾分も失われていなかった。  
ダン根がずぶとずぶと侵入すると、とたんにミヤミヤのふっくらとした唇から艶やかな吐息が漏れる。  
「あああ………」  
ダンがミヤミヤのくびれたを手でがっちりと固定し腰を振り肉棒が動き擦れ始めると、  
背を反らしたミヤミヤの口から漏れ出す吐息が嬌声へと変わる。  
(そんな……あんなに出してあげたのに……なんでっ  
まだこんなに激しいの……?あ……だめ…こんなんじゃまた)  
 
可憐な少女は焦点の合わぬ目でうわ言のように悲鳴を上げる。  
「ダメ、ダンくん、そんなにつよいと、だめえっっ」  
「アレだけじらされて、やさしくなんてできないよっ」  
もはやダンの腰の動きは「振る」というよりも「打ち付ける」動きに変わっていた。  
 
パンパンとぶつかる肉と肉の衝撃は、  
脂肪の乗った少女の肢体の上をまるで波紋のように伝わり揺さぶり、  
ボリュームのあるお尻が、見るものの目を奪う太股が、美しい半円を描く両胸が  
まるで連動するようにブルンブルンと震え、その表面に浮かび上がる汗を  
まるで小雨のようにあたりに散らす。  
 
口の端から精液と唾液の入り混じった液体をはきながら、  
ミヤミヤの嬌声は悲鳴へと変わる。  
「だめそんなあああもうだめそんなそんあああきもちいいよだめあああだめだめもうだめ  
おねがいだめったらだえだめだえええそんなふかいつよいひもいいいああああああああ  
ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああっ」  
 
ダンに挿入されて1、2分もせぬうちにミヤミヤは激しい絶頂を迎え  
ダンを絞め潰すような力で抱きついたまま大声で意味の無い絶叫をあげ意識を失った。  
 
目を覚ました時、ダンは最中の時のようにミヤミヤの胸に顔を埋めていた。  
そんなダンの頭を優しくなでおろしながら、  
遠くに放置された中身に精液の無い使用済みコンドームを見て  
ミヤミヤは幸せな気持ちを感じると同時にすまない気持ちでいっぱいになった。  
「ごめんね、ダン君」  
「何が、ミヤミヤ?」  
ミヤミヤの謝罪にダンはきょとんとして顔を上げる。  
「……また、あたし一人だけ気持ちよくなって」  
 
そう、今までミヤミヤは数え切れないほどダンとHをしていたが、  
最初のころの数回以降はいつもいつもミヤミヤだけがイった後気絶していた。  
友達に聞いたところそれは異常なことで、  
普通は男だけが気持ちよくなるものであんたは異常だ、とまでも言われた。  
『彼氏きっとあんただけ気持ちよくなって気絶するから欲求不満になってるね』  
その一言が、ミヤミヤの心に重くのしかかった。  
 
「別にいーよ。最初に口でしてもらったし」  
「でも、それって一方的だから……今度こそは、  
ちゃんとダン君を気持ちよくさせたかったのに……」  
「だったら、最初から縛ったりせずに二人でやれば良かったのに」  
「でも、そうしたら結局あたし一人気絶しちゃうでしょ?  
だから、最初にフェラでダン君を弱らせようと思って」  
「……口でするだけなら別に縛る必要ないじゃんかよー」  
するとミヤミヤは頬を染めフフと笑う。  
「だって、普通にフェラしてたらダン君いつも途中で我慢できなくなって  
あたしに襲い掛かってくるじゃない」  
「だって、ミヤミヤのフェラしてる顔とっても可愛いもん。  
我慢なんか出来ないよ」  
「もう、ダン君ったら……」  
「えへへ」  
そう二人で笑い合うと、またダンは顔を双丘に埋めるようにしてミヤミヤに抱きついた。  
そんなダンの頭をさすりながら、ミヤミヤは  
(今度は最初に10回ぐらい抜いてあげないといけないかしら……)  
などと考えていた。  
 
 
 
しかしその後、ミヤミヤがいくら本番前に抜く回数を増やしても  
本番中ミヤミヤが気絶するまでにダンが射精することは無かった。  
 
最初に抜いてからすると精嚢が空っぽになり本番中射精しにくくなることを  
ミヤミヤが友達に教えられたのは最初に抜く回数が50回になった頃で、  
そのころにはダンの顔に死相が現れていたという。  
 
 
終わり  
 
 

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