戦いが終わった後私とビュウさんは国を捨て小さなラグーンの村の薬屋兼診療所を開きました。。  
私が回復魔法で怪我人や病人を見て、ビュウさんが薬の販売をする。  
お休みが取れたらサラマンダーに乗って薬の材料を集めに行く。  
ささやかながらも私達はとても幸せな生活を過ごしていました。  
・・でも不満はあります、結婚してからもビュウさんは私の体を気遣って、その、夜の・・・してくれないんです。  
そんな不満を解消する為にある日私は一計を案じました。  
 
フ「ビュウさん、ちょっと新しいお薬を作ってみたんです、子供でも平気なように味に工夫したんですけど・・  
 ちょっと試してみてもらえませんか?副作用とかはないですから。」  
ビ「フレデリカの事は信頼してるからこれからはわざわざ副作用の事なんか断らなくても平気だよ」  
ビュウさんは差し出された緑色の液体を手に取ってなんの疑いもなく飲み干しました。  
 
その夜・・  
 
隣のベッドで寝ているビュウさんの息が少し荒い、それもそのはず。  
私が作ったお薬は本当は子供用なんかじゃなくて、夜のお薬でしたから。  
高ぶる気持ちを抑えつつ、頃合を見計らって声をかけます。  
フ「ビュウさん・・?眠れないんですか・・・?」  
まさか起きていると思っていなかったのでしょう、よほど驚いたのかビュウさんは裏返った声で  
ビ「あ、あぁ、ちょっとね」  
なんて曖昧な返事をしました、ここまでは計算通りです。  
心の中でガッツポーズを取りながらビュウさんを追い詰めます。  
フ「私のお薬が間違っていたのかも・・・具合を見せてください、そちらへ行きますね」  
取り乱すビュウさんを無視して私は自分のベッドから降り・・・  
ドテッ!!  
・・・こけました、痛い・・これは計算外です・・・。  
ビ「だ、大丈夫か!?フレデリ・・・」  
ビュウさんが心配してくれます、嬉しいです。  
でもなんだか様子が変だと思って自分の様子を見ると・・  
 
着衣が乱れてあちこちが見えちゃってました。  
計算外なのが良い方に働いたんだけど、やっぱり恥ずかしいです・・。  
フ「え、えっと・・・」  
気を取り直してビュウさんの具合を見ようとすると、今度はビュウさんから声が掛かりました。  
ビ「フレデリカ・・・その・・・今日は一緒に寝ないか・・?」  
その言葉になんだか体中が熱くなって、あれ・・?予定と違・・  
ううん、そんなことよりえっと・・・  
なにがなんだか分からなくなった私はただひたすら頷きました。  
まだ混乱している私をビュウさんは優しくお姫様抱っこしてビュウさんのベッドに乗せてくれます。  
ビ「一応聞くけど・・いいんだね?」  
私は今度はちゃんと答えました。  
フ「はい、私をビュウさんのものにしてください」  
 
〜翌朝〜  
あの後の事はあまりハッキリとは覚えていません。  
覚えている事といったら、  
とてもやさしくしてくれた事とビュウさんも初めてで少しぎこちなかった事くらい。  
だけど私達の距離は本当の意味で零になったのだからとても幸せです。  
だけど私は幸せすぎて大変な事を忘れていました。  
ビ「ところでフレデリカ、結局あの薬はなんだったんだ?  
  子供に飲ませるようなもんじゃなかったと思うんだけど・・」  
フ「え、えっと・・・その・・子供が大人になる薬?ってことで・・・・」  
ビ「・・・・・」  
フ「あ、あの・・・」  
その夜、私は腰が立たなくなるまでお仕置きされてしまいました。  
 
終わり(;;^ω^)  
 

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