カーナ女王の寝室、眩しい太陽の差し込むベッドの上で
ふたりの男女が絡み合っていた。
カーナ女王は真っ白な肢体を恥ずかしげもなく晒し、
絹の下着を足首にひっかけたまま大きく脚を開いていた。
ウェーブのかかった金髪がかかる乳房を自らの細い指で揉みしだき、
女王は媚びるような甘い声で騎士の名を呼ぶ。
「ねえ…ビュウ、早く入れて…」
女王の上に体を重ね、ナイトが女を抱く正式な順序にのっとって
首筋に唇を這わせていた騎士は、その甘い命令に素直に従った。
手を添えるまでもなく女王自身が導いた肉棒は控えめに見てもかなり太く大きかったが
じゅぷりと水音をたてて易々と彼女の肉壷に呑み込まれる。
「ああっ…おっきい…熱くて…あぁん…」
かつて口付けにさえ頬を染めた清らかな娘は、
彼の手を離れ、再び戻ってきた時にはすっかり淫乱な雌猫に変わっていた。
金色の陰毛に彩られた性器は腫れぼったく熱を持ち、
卑しい液体を涎のように垂らして肉棒をねだる。
美しく気高い女王とはまったく名ばかりの仮の姿で、
一度スイッチが入ると満足するまで狂ったように求め続ける淫女なのだ。
ヨヨはビュウに肉棒を突き入れられ、歓喜の喘ぎ声を上げた。
待ちかねていた大好きなモノが与えられ、喜びに口元を緩ませ、自ら細い腰をくねらせる。
より深い挿入を求めて大きく股を開き、性器を押し付けると
彼のあやつる竜のようにそそり立った肉棒はぐいぐいと膣壁を擦り上げ、
ヨヨは一段と高い声で啼いた。
「っあぁぁん…! 気持ちいいっ…あぁん!」
恋人が遠いグランベロスで凶刃に散ったと聞き、遠いオレルスの空から
呼び付けられた際にはどう声をかけようか途方にくれたものだったが
その夜の閨で心配は無用であったと気づかされる羽目になった。
涙の涸れたヨヨはすがるように俺を求め、そのまま俺たちは身体を重ねた。
それからほぼ1週間、こうして二人は来る日も来る日も昼夜なく、
ただひたすら獣のようにまぐわっている。彼女が求めるままに。
「んっ…あっ…好きよ…ビュウ…」
"好き"という言葉にヨヨがどんな思いをこめているのかわからない。
もしかしたら意味などないのかもしれない。
そう思えるほど、彼女の口から聞くその言葉は重みなく感じた。
(だってよビュウ、俺だったら他の男とやった女を今更抱けねえよ)
脳裏にラッシュの憤懣やるかたないといった顔がよぎる。
(お前は御人好し過ぎるよ。だから"いい人"で終わっちまうんじゃないの)
それでもいい。ヨヨが求めるのなら、俺は応えよう。
俺の代わりにした男が居たとしても、他の男の代わりが俺だとしても。
「ああっ…ビュウっ…なかに欲しいのっ…ああぁぁ!」
主君の望みのまま、ビュウは激しく腰を打ちつけた。
戦で鍛えられたその力は無意識下にも強く、
ヨヨの華奢な身体はベッドの上で壊れんばかりに跳ねた。
「きゃぁん!ぃやぁぁん!すごぃのっ!ビュウっ…あぁぁぁー!!!」
華奢な割りに豊かな乳房がちぎれそうなほどに上下に揺れ、
ヨヨはシーツを握り締めて快感に叫び、のたうった。
結合部からぐちゅぐちゅと淫らな液体が溢れ、陰毛に擦られて白く泡立つ。
ヨヨが求めるのなら、俺は全部応えよう。
極限まで怒張したビュウがひときわ奥深くを突き上げた時、
気高いドラグナーの女王ヨヨはあまりの快感に屈し、ついに悶絶した。
だらしなく涎を垂らし、失神したヨヨの子宮にビュウの白濁液がどくどくと注ぎ込まれる。
失神してもなお子種を搾り取ろうとするかのように収縮する膣に、
ビュウの肉棒は再び硬直を増し、彼は弛緩したヨヨの身体を抱いて再び腰を動かし始める。
彼女が望んだもので、彼が与えられなかったものは何一つない。
彼は彼女の忠実な騎士。