ついに……ついにこの日が来た。  
 
「ネアキ……本当にいいの?」  
 
「うん。ユミルになら……いい」  
 
ネアキと恋人同士になってから一体どのくらい日々が過ぎ去っただろうか。  
始めのころは、初々しく恥ずかしがり屋のネアキをまるで兄の如く優しく見守っていた。  
けど、僕だって男だ。  
 
いくら人畜無害だとか、はたまた世間から腹黒いと蔑まれようが溜まるものは溜まる。  
預言書のネアキのページで擦ってしまおうかと真面目に考えたことも一度や二度ではない。  
しかしその努力もようやく報われる……  
 
「ユミル……は、恥ずかしいからあまり見ないで……」  
 
創生の問いEX  
自分の使っているベッド。  
あられもない姿のネアキ。  
 
僕はすぐさま欲望のコードを入れた。  
頬を染め、眉根を寄せて身をよじるネアキ。  
決して大きいとはいいがたい、ひっそりと自己主張する胸が小さく揺れる。  
僕はといえば、間欠泉のように噴出しようとする鼻血をせきとめるので精一杯。  
 
「ネアキ……」  
 
「ユミル……きゃっ」  
 
常にクールな彼女には似つかわしくない声が喉を中途半端に通る。  
何故なら僕がふっくらとしたその唇を無理やり塞いだから。  
 
「んっふ……ぷぁ、ユミ……んぁっ……」  
 
冷たいネアキの口内を、僕の熱い舌が蹂躙する。  
歯列をなぞり、つんつんと舌で催促すると彼女もおずおずと舌を伸ばしてきた。  
おそるおそる近づくそれを、僕は巻き取るように絡めて思いきり吸う。  
一瞬うめき声のようなものが聞こえたけど無視無視。  
くちゅくちゅと粘っこい音をたてながら舌で攪拌すると、  
息が荒くなり、頬も上気し始めた。  
 
「ゆ、ユミっ……待っ……ダメぇ」  
 
ネアキはどう見ても口が弱点だった。  
舌で口内の粘膜をチロチロとするだけで、密着した太ももがガクガクと震える。  
預言書の意思が僕に告げている、もっと嬲れと。  
手持無沙汰な手を胸にそっと這わせると、彼女はビクンと大げさな反応をした。  
ゆっくりと胸を揉み、同時に自己主張している桜色の頂点を刺激する。  
 
「んむっ、ふぁっ!……ぷはっ……んぅ!ふあ、あぁぁ」  
 
苦しくなったのか口を離して息をつく彼女に、休む暇を与えず  
更に深く口づけをする、もっと強く、もっと激しく。  
胸を触っていた手を今度はゆっくりと下のほうへ持っていくと、  
既にそこはぐっしょりと濡れていた。  
少しキツいそこをほぐすために、僕は指を一本入れるとゆっくりとかき回す、  
勿論ネアキの弱点である口の中の粘膜を最大限に刺激することも忘れない。  
 
「ユっ……もっ、やめ……やらっ……ぅんっ」  
 
最早何を言ってるのかすらわからなかった。  
目はトロンと溶けきって、口元からはどちらのものもともわからない涎が零れている。  
 
「可愛いよネアキ。すごく……可愛い。」  
 
しっかりとそう口にすると、もともとピンク色だったネアキの身体が、  
首元から目に見えて赤く染まっていく。その赤さの最たる顔はまるで林檎みたいで、  
真っ赤な青、という矛盾した表現をせざるをえない。  
 
「……ゆ……みる……」  
 
「ん?」  
 
「みなぃ……で……」  
 
瀕死の彼女のとった行動とは、真っ赤な表情をその両手で以て隠すことだった。  
ヤバい。もう限界。可愛すぎるよネアキ。  
僕は隠そうとする彼女の両手を少し強引に掴む。  
 
「やっ……」  
 
「ダメ。せっかく可愛い顔なんだから見せてよ。」  
 
潤んだ目は大粒の涙が溜まり、僕と目線を合わせまいと必死に顔を背ける。  
ネアキの性格上、照れてるだけなのはわかってるけれど、  
さすがにここまでされるとちょっと悲しい。  
だから、おしおきの意味も含めて再び彼女の唇を奪った。  
 
「ん〜っ!ん……む……」  
 
舌先に少し力を込めただけで、ネアキはもうされるがままになってしまった。  
僕は手早くズボンを脱ぐと、もはや洪水状態の彼女のソコに押し当てる。  
正直、爆発寸前で僕の方も長くは持ちそうになかった。  
 
「ごめんネアキ、いい……かな?」  
 
ここで激情に任せて貫くのは男として二流。  
自分が一流だとは間違っても思わないけれど、少なくともスタンドプレイだけは避けたい。  
今すぐにでも全力で押し込みたいのをこらえて、きちんと問いかけた。  
 
「……ユ、ミル……お願い……きて。」  
 
ニコッ  
 
照れたようにはにかむネアキの笑顔を見た瞬間、僕は腰を彼女の中にうずめた。  
勢いに任せて腰を躍動させた分だけ、ネアキの喘ぎ声が耳を撫でていく。  
 
「ゆ、みるっ……ゆみるっ!!」  
 
意識がはっきりとしないのか、突かれながらもネアキは何かを探すように両手を伸ばした。  
その両手をしっかりと握りしめると、今度は彼女の方から深く口付けを求める。  
 
「ぷぁっ……ユミルっ好き!大好きぃっ!!」  
 
背中に回された手は強く突くたびに力がこめられ、隙間がないほどに密着した口からは  
うめき声とも喘ぎ声ともつかないような声が漏れている。  
一方で僕のほうもそろそろ限界が近かった。  
 
「ネアキっ……僕もう!」  
 
「ユミルっ……あっ!ふああああああ!!」  
 
氷の精霊という事実からは信じようもないほど熱いネアキの中に、  
ありったけ出し切ると僕もネアキもそれまでで。  
僕たちは全身に気だるさを感じながらベッドに沈みこんだ。  
 
「はぁ……はぁ……ユミル……。」  
 
「うん。凄い可愛かったよ、ネアキ……」  
 
「……激しすぎ。バカ……ユミルのバカ……」  
 
 
 
「……ん。」  
 
小鳥のさえずりで目を覚ます。  
今が何時かはわからないけれど、今日は特に急ぎの用事もないため  
ゆっくりしていても問題ないはずだ。  
 
「おはよう……ユミル。」  
 
「……おはようネアキ。」  
 
横になったままのネアキと目が合った。  
嬉しそうに緩んだ口元と微かに染まった頬。  
これが無表情、無愛想で有名な氷の精霊ネアキだと言っても誰が信じるだろう。  
いや、でもネアキのこんな姿を知ってるのは僕だけでいいもんね。  
 
「……身体のほうは大丈夫?」  
 
「まだ、ジンジンしてちょっと変な感じがする。」  
 
「かなり乱れてたもんね。」  
 
「○♪Σ&%$◇〒〜〜っ!バカっ」  
 
顔を真っ赤にしてポカポカと叩いてくるネアキを受け止めつつ、  
僕は今感じている幸せに想いを馳せる。こんな日がいつまでも続いてほしいと。  
今の世界であろうと新しい世界であろうと、僕が本当に好きなのはネアキだけだから…  
だから、ギュッとネアキを抱きしめた。  
 
「あ……。ユミル……ずっとずっと、いつまでも一緒……」  
 
「うん、世界が終っても始まっても、僕はネアキと一緒にいるよ。」  
 
目にうっすらと涙を浮かべて「嬉しい…」と呟くネアキの頭を優しく撫でながら、  
僕たちはもう一眠りすることにした。  
ずっと一緒にいるという近い通り、お互い身を寄せ合って……。  
 
 
 
 
 
 
 
 
 
おしまい  
 

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