「緊張して眠れなかったなぁ……ちゃんと戦えるかなあ……」  
目を擦りながら、パンは小さく溜息を吐いた。  
彼女は、今日初めて実戦に投入されることになったばかりの新米カードだ。  
目覚めの座に急ぐ。デッキのモンスターは、もうとっくに集まっているはずだった。  
「……お、遅れてごめんなさい」  
見知った顔よりも見知らぬ顔の方が多い、初めての目覚めの座。  
キラーレディーやバルキリーの間を縫うようにして、フロアの中寄りに進む。  
女神とアマゾーネの向こうに 見知った顔を見つけ、パンは進む足を早めた。  
「ピックル先生!」  
「あら、パン。あなたも今日からなの?」  
パンに声をかけられ、ピックルは少し驚きながらも優しく微笑んだ。  
何となく安心して、パンの顔にも笑みが浮かぶ。  
戦闘支援の精霊たちをちらちらと横目で見ながら、パンはピックルを見上げた。  
「ねえ先生?デッキっていつもこんな感じなの?」  
「どうしてかしら?」  
「……私、デッキってもっと怖いと思ってたの。攻撃力とか、私達よりずっと高いモンスターばっかり 
がいると思ってた」  
「あらあら……」  
ピックルはくすくすと笑うと、パンの小さな手を取った。  
「そうね、パンはまだウッデン様に面識がなかったのね」  
「ウッデンさま?」  
「ええ、私達に力を与えて下さる……素晴らしい方よ」  
導かれるまま、パンはピックルに手を引かれて進む。  
消滅の精霊の隣にいる、大樹のようなモンスター。彼がウッデンだった。  
「……よ、よろしくお願いします……」  
ぺこりと、パンが頭を下げる。ウッデンはそれを見て、僅かに笑ったようだった。  
パンが何かを言おうと口を開いたが、それは戦闘開始の合図によって掻き消されてしまった。  
 
「これがフィールドかあ……」  
初めて訪れたフィールドに、パンの頬が緩む。  
配置された緑のマスは、なんだかふかふかした草原の匂いがした。  
ちらりと見ただけだけど、いかにも熱そうなマスや、寒そうなマスもあったっけ。  
そんな事を考えていると、ふいに妙な感触に襲われてパンは小さく悲鳴を上げた。  
足元から妙な触手がうねうねと這い上がり、ズボンの裾から侵入してきている。  
「やっ、やだ、何コレ!?」  
泣き声を上げるパンの耳に、見知らぬ声が聞こえてきた。低い。低い声。  
「恐れるな……儂は、力を与える者……」  
「だ、誰!?」  
「我が名はウッデン。さあ、怯えなくともよい、じきに済むからな」  
「力……?済む……?」  
問答を繰り返している間にも、触手はじわじわと伸び、パンの身体に何本も纏わりついた。  
素肌を擦る感覚に、パンが悲鳴を上げる。ウッデンの笑い声が、どこからともなく聞こえた。  
「っあ……ひぁぁっ!」  
服の中、妙な動きをする触手。パンの幼い胸板に絡み、薄く色が付いた程度の乳首を刺激する。  
勿論それだけではない。触手はパンの身体全体を覆うように伸び、下肢にも刺激を与えはじめていた。  
強弱を付け割れ目を擦る触手の動きに、パンは感じた事のない感覚に幼い喘ぎ声を上げた。  
「あ……あああ……や、やだ……怖い、よぉっ……」  
ガクガクと身体を震わせ、パンは軽い絶頂に達した。  
巧みな愛撫で染み出した蜜液が、じっとりとズボンを変色させている。  
濡れた場所を突く感覚と共に、パンはウッデンの笑い声を聞いたような気がした。  
「さあ、これが力だ……受け取れ……!」  
言葉と共に、パンの秘所へ一本の触手が侵入して来る。痛みに身体を仰け反らせ、パンは大きく声を上 
げた。  
「痛……痛い、よぅっ………!」  
 
いやいやと身体を捩る。すると、動きを止めていた他の触手達がまた活動を再開した。  
乳首やクリトリスだけでなく、首筋や指先、口の中にまで伸びてパンを愛撫する。  
痛みと快感がごっちゃになって、パンはもう喘ぐことしかできなくなった。  
「っあああ、ヘン……だよ、気持ちイイ……よ、どうしよ、こんなっ………!」  
刺激が与えられる度に身体を痙攣させるパン。  
そのパンの最奥に、大量の熱液が流し込まれた。今までとは違った感覚に、パンの背がきれいに撓る。  
「っ……お腹……何か、入って………?」  
「……それが力だ」  
はぁはぁと荒く息を吐きながら、パンはそっと自分の下腹部に触れる。……確かに、何だか身体が軽い 
気がする。今なら、自分よりも耐久値の高いモンスターだって倒せそうな気すらした。  
「あ!」  
ふいに、何かに気付いたようにパンがきょろきょろと辺りを見回す。ウッデンの触手は何時の間にかパ 
ンの身体から離れ、じわじわと後退を始めていた。  
「ウッデンさま!」  
地面の中に戻って行く触手に向い、パンは慌てて声をかけた。  
「い、痛いとか怖いとか言ってごめんなさい!」  
ぺこり、頭を下げる。後退して行く触手から、またウッデンの声が聞こえた。  
「……頑張れ、期待しているからな」  
「は、はい!」  
もう一度頭を下げ、パンはぐっと気合いを入れる。  
痛くて、それ以上に気持ちいいウッデンさまのお力。また頂くためには、頑張って成果を出さなくちゃ。  
きっと前を見据え、対立相手がやってくるのを待つ。またどこからか、ウッデンの笑い声が聞こえたよ 
うな気がした。  

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