「ユーディット、好きだよ」  
「ちょ、ちょっとアデルベルト、どうしたのよ、こんな所で」  
リサの採取場で、地面にしゃがみ込んで新鮮な魔法の草やはぐるま草を摘んでいた  
ユーディーは、突然後ろからアデルベルトに抱きしめられた。  
「やっ、ダメ」  
覆い被さってくるアデルベルトの勢いに負け、そのまま前のめりに倒れて地面に  
手のひらと膝を突いてしまう。アデルベルトは身体の位置を横にずらすと、四つん這いに  
なっておしりを突き出す格好になったユーディーの上着、スカートをめくり上げ、  
下着越しに形のいいおしりを手のひらでゆっくりとさすった。  
「何なのよ突然、きゃっ」  
下着の縁に指を引っかけ、そのまま白い小さな布を引き下ろしてしまう。肌に少し  
冷たい空気を感じて、ユーディーはぶるっと身を震わせた。  
「あの、えっと、君がしゃがんでる時、下着が見えてて」  
肌の弾力を楽しむように、おしりの丸みの形に合わせたアデルベルトの手のひらが  
ゆっくりと這い回っている。  
「やだっ、エッチ! 下着が見えてたんなら教えてよ、あっ、きゃあっ!」  
伸ばした中指が、ぴとりと割れ目に沿って当てられた。  
「だって、可愛くて、色っぽくて。でも、見てるだけじゃ物足りなくなって……」  
言い訳がましいながらも、指はユーディーの恥ずかしい場所をまさぐり続けている。  
「だからってダメだよこんな所で、誰かに見られちゃったら」  
「誰も来ないよ」  
「モンスターとかに襲われちゃったらどうするの? あっ、ダメだってば」  
指の先で、一番敏感な部分を擦るようになで回されると腰の力が抜けてしまう。  
 
「大丈夫、僕が護ってあげるから」  
「ああ、んっ!」  
周りを灌木に囲まれているとは言え、部屋の中とは違って、壁も仕切もない場所。  
普段と全く違う環境、おまけに時折上がるユーディーの甘い声に欲望を刺激され、  
アデルベルトの指使いはどんどん大胆になっていく。  
「うあっ、ダメ」  
上着の前をはだけられ、アンダーシャツもまくられて小ぶりの乳房を露出させられる。  
「恥ずかしいってば、ダメだよぉ」  
「でもユーディット、ここ、もうぬるぬるだよ」  
興奮したアデルベルトの声。  
「やだぁ、そんな事言わないでよ」  
半泣きになってしまうユーディーのそこは、確かにアデルベルトの指に誘われた  
愛液でとろとろになっている。  
「それに、ダメ……、だよ、お外じゃ手が汚いもん。中にバイキンが入っちゃうよ」  
今更ながら拒んでみせるユーディーだったが、充血する可愛らしい突起を弄ぶ  
アデルベルトの指に合わせ、ゆっくりと腰が動いてしまう。  
「あ、そうか、ごめんね。それじゃ」  
ゆっくりとアデルベルトの指が離れていく。  
「あっ……」  
徐々に高まりつつある快楽を中断されて、ユーディーは涙をためて悲しそうな顔で  
振り向いた。  
「指じゃなくて、舐めるのならいいよね」  
アデルベルトはユーディーの後ろに回り込むと、ユーディーのおしりに両手を当てる。  
「きゃ」  
そのまま腰を高く上げさせ、おしりを左右に開いて中心に顔を寄せた。  
 
「きゃ、あっ!」  
温かく湿った舌で、物欲しげにひくひくと震えている割れ目を舐め上げる。  
「あっ、あぁ」  
舌の先で包皮から顔を出しかけている突起を舐め回し、そこが固くふくらんで  
来たのを感じると、今度はくちびる全体でそこを包み込み、ちゅっ、ちゅっと  
音を立てて吸い上げた。  
「ひっ、くっ……、あ」  
今度はたっぷりと愛液を滴らせている粘膜の入口にくちびるを当て、舌を尖らせて  
狭い入口の中にねじ込もうとする。  
「やだ、やだあ、それ」  
指や、彼自身のモノではない、不思議なやわらかい物がユーディーの入口付近に入り込み、  
そこを焦らすように這い回っている。  
「うっ……、ああ、ん」  
「指、入れなければ汚くないよね。ここ、いじるだけなら」  
熱っぽい声でそれだけ言うと、アデルベルトはまた口をそこに戻す。  
おしりには断続的に彼の熱い吐息が吹きかけられ、自分自身が垂れ流している愛液と  
彼の唾液でどろどろになった突起を指先でこねくり回されていると、ユーディーの  
おなかの奥が切なく疼いてくる。  
「やだっ、ダメえ、もっと」  
甘えた声で、ユーディーはアデルベルトにねだる。  
「おなかの奥まで欲しいよ、舐めるのだけじゃ、足りないの……」  
自分から催促してしまった恥ずかしさに、ユーディーの瞳から涙があふれてしまう。  
「うん、じゃ、入れるね」  
泣きながら自分を欲しがっているユーディーの胎内の熱を今すぐに感じたくて、  
アデルベルトはズボンの腰ひもを手早くほどき、固く大きくなったモノを取り出すと  
その先端をユーディーの中心に当てた。  
 
「行くよ」  
「うん、あっ、うう……っ!」  
浅ましい獣の格好で。赤黒い先端が、ゆっくりとユーディーの中に飲み込まれていく。  
「少し、きついかな」  
「んっ、うっ」  
入口は充分すぎる程濡れているが、中を充分慣らしていなかった為、腰を押し出しても  
なかなかスムーズに入って行かない。  
「きつくても、いい……、もっと、もっとしてっ」  
拳を握りしめたユーディーの身体が小さく震える。それでも自分から腰を振り、  
アデルベルトを奥までくわえ込もうとする。  
「うん、じゃあ、もっと」  
ちゅぷちゅぷ、と水音を立て、結合部分に愛液を絡ませるように軽く前後しながら  
進んでいく。アデルベルトはユーディーの背中に覆い被さると、右手を彼女の股間、  
一番敏感な突起の上に、もう片方の手は頂点の桃色を固く尖らせている乳房に  
持って行った。  
「くっ、ああ」  
腰の動きは休ませず、彼女と自分により多くの快楽を与えるように、アデルベルトは  
小さな突起をこねたりつまんだりする。  
「あっ、そんなに強くしちゃ痛いよぉ、でも」  
快感が高まってくると、少し痛いくらいの感覚も甘く痺れるような感覚に変わっていく。  
「痛かった? ごめん」  
慌てて指を離そうとするアデルベルトに、  
「少しくらいなら、痛くてもいい……から、して」  
熱いため息混じりに話しかける。  
 
「ああ、うん」  
言われるままに刺激を与えようとするが、指を使うのに夢中になると、ユーディーの  
背中にかなりの体重を乗せてしまう事になる。  
「それじゃ」  
「きゃっ!」  
アデルベルトはユーディーの脇に手を回すと、腰を下ろしながら彼女の細く軽い身体を  
抱き上げた。  
「ああ、んっ」  
あぐらをかくアデルベルトの上に、大きく足を開かされたユーディーが乗せられる形になる。  
「これだったら、君の気持ちいい所を可愛がれるね」  
「やっ、そこ……、うあぁっ」  
後ろから身体を抱きしめられ、興奮の余りに張り詰めている乳首と充血した突起を  
指で嬲られる。  
「こんな格好、恥ずかしいよっ」  
自分の重さで身体が沈み込み、いつもより深い場所までアデルベルトのモノに貫かれる。  
「でも可愛いよ、とっても」  
アデルベルトは首を伸ばし、つんと尖ったピンク色の乳首、それから自分がいじくり  
回している彼女の中心、とろとろの愛液にまみれながらつながっている場所までを  
見ようとするが、  
「ここ、ぎちぎちに入ってる? 後ろからじゃよく見えないな」  
まくれ上がって腰に絡まっているスカートに邪魔され、視線が届かずに残念そうな声を出す。  
「やだ、見なくていいよぉ」  
下から突き上げられる度、こらえきれない位の快感がおなかの奥まで響いてきて、  
甘い声と熱い吐息が漏れて止まらなくなる。  
「んっ」  
ユーディーは腕を上げてそれを後ろに回し、アデルベルトの頭を引き寄せて口づける。  
 
「んく、はあっ」  
ぺちゃぺちゃ、と音を立ててねっとりと舌を絡ませる口づけをしながら、自分も  
もっともっと快楽を得ようと腰をくねらせる。  
「ユーディット、気持ちよすぎるよ」  
ぞくぞく、とアデルベルトが全身を震わせた。  
「あ、ん、あたしも、あたしも気持ちいい、ねえ、もっと指、して」  
あふれる愛液にまみれる敏感な突起を指で小刻みに擦られ、汗がほんのり滲んでいる  
ユーディーの足に力が入り、ぴくぴくと引きつってくる。  
「うあっ、気持ち……い、いっちゃう、あたし、いっちゃうの」  
「いって、ユーディット。僕、もう我慢できない」  
中できつく締め付けられ、アデルベルトは息を飲み込んだ。  
「うん、いくね、好き、アデルベルト……、んっ」  
固く目を閉じ、彼に与えられる快楽に意識を集中して、絶頂に向けて息を詰める。  
「んっ、ん……、んんっ」  
そのまま全身を緊張させ、  
「んん、ああぁっ」  
とろけるような甘い声を上げ、おなかの奥からあふれる快楽を噛みしめた。  
「僕も、僕も。好きだよ、大好きだよユーディット」  
くわえ込んでいるモノをきゅううっ、と締め付けてくるユーディーの粘膜に与えられる  
刺激に、その後すぐにアデルベルトは大量の熱い精を放つ。  
「ううっ……、ああん」  
自分の中でびくびくと波打つアデルベルトを感じ、ユーディーは幸せそうなため息を吐いた。  
 
「んんー、ああ、せっかく摘んだ魔法の草が」  
気付かないうちに採取カゴを転がしてしまっていたらしく、中に入っていたアイテムが  
こぼれ出ている。服を直したユーディーは、行為の後でアデルベルトと顔を合わせるのが  
照れくさいのもあり、カゴを拾って、その中に散らばった植物を収めていく。  
「僕も手伝うよ」  
手伝うと言う程の量はないが、アデルベルトも落ちている胡桃やオオオニブドウを  
拾ってはカゴに入れていく。  
「よし、こんなものかな。じゃ、帰ろうか」  
しっかりとカゴを持ち直し、ユーディーはにっこりと笑顔を浮かべた。  
「うん。部屋に帰ったら、きちんと手を洗って……」  
「そ、それはいいよ。もう」  
先ほど、汚れた手を気にしてアデルベルトの指を拒んだ事を思い出し、ユーディーは  
頬を赤く染める。  
「えっ、何で? 外から帰ったら、手を洗わなきゃいけないだろう。……あ」  
アデルベルトは常識の範囲での手洗いの提案をしただけだったが、顔を赤らめている  
ユーディーを見て、彼女が何を想像したのか、何となく理解してしまう。  
「ああ、いや、僕はそういう意味で言ったんじゃなくて、その」  
「うん、手は洗わなきゃいけないよね。じゃ、帰ろっ」  
慌てるアデルベルトの手を握り、ユーディーは街へと続く道に向かって走り出した。  
 

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