リーゼ宮の中庭にて。  
約束通り、ノインはケイオスを連れてトレーネの元にやってきた。  
頑張れよ、と茶目っ気を含んでそう言ったノインを感謝の気持ちで見送ると、  
ひとつ深呼吸をしてケイオスに向き直る。  
「お話は聞きました。ご無事で良かったです」  
「・・・ああ」  
今だ何故トレーネの元に連れられてきたのか分からないケイオスは、  
ただそれだけを言う。二人の間に沈黙が流れる。  
先に口を開いたのはケイオスだった。  
「俺に何か用があるそうだが。なんだ」  
「あ、いえ、その・・・」  
いざとなると、言葉に詰まってしまう。  
 
彼の動向を調べて以来、ずっと彼に謝りたいと思っていた。  
そして、自分のこの思いを伝えたい、と―  
(いざとなると、言えないものね・・・)  
無意識のうちに、顔に朱が昇ってしまう。  
また一つ、深く息を吸ってから、思い切って声を出す。  
「なんと言えば良いのか、自分でもよくわからないのですが」  
ケイオスは黙って耳を傾けている。  
「ずっとあなたに、謝りたいと思っていました」  
「俺に・・・?」  
「はい」  
分からない、という風にケイオスは眉をよせる。トレーネは慎重に次の言葉を捜す。  
「勝手と思いながらも、あなたの事を調べさせてもらいました。」  
「・・・そうか」  
それだけを言うケイオスの表情からは、なんの感情も読み取れない。  
これを言ってよいのか迷い、思案してから口を開く。  
「手記も、見させてもらいました」  
「・・・そうか」  
ケイオスの眉が微かに動いた。  
「俺の事など調べて、どうするつもりだったのだ」  
その声には何の抑揚も無い。  
「私は・・・」  
胸の鼓動がだんだんと早くなる。息をはき、ゆっくりと吸う。  
 
「・・・ずっと、あなたの事を、お慕い申し上げておりました」  
思いもよらない言葉に、ケイオスを眼を見開いた。  
また沈黙が流れる。いたたまれずその場を逃げ出したい気もしたが、それはできない。  
足の震えをなんとか抑え、ただケイオスの返答を待つ。  
 
「悪いが、期待には応えられない」  
何かを言おうと思ったが、喉から声が出せなかった。足の震えがひどくなる。  
やっとの思いで顔を上げるが、視線を彼と合わせることができなかった。  
(分かっていたわ。こう言われるのは・・・)  
「すまない」  
意外な言葉が返ってきたのに驚き、思わず彼と目が合う。  
「・・・いえ、いいんです。こちらこそ、ご迷惑を掛けるような事を言って・・・」  
それだけを告げて、また視線を外す。ケイオスはゆっくりと口を開いた。  
「俺の事を調べたと言ったな」  
「・・・はい」  
視線は戻せず、俯いたまま答える。  
「・・・なら、俺が何をしようとしていたかは知っているだろう」  
「・・・はい」  
ケイオスがため息をつくのが聞こえた。  
「それを知っていてなお、俺の事をそういう風に思えるのか」  
「私は・・・!」  
思わず顔を上げる。ずっと彼のことが気になって止まなかった。初めてあった日から。  
この自分の気持ちの正体が分からず、苛立ちを覚えた日々もあった。  
思いの正体に気付き、彼の事を知りたい、と心の底から願った。  
その思いが、彼女の足をベルクハイデのありとあらゆる場所に運んだのだ。  
そして、彼のことをフェルト達から、彼の手記から知り、彼の思いを知り、  
彼の力になりたい、支えたい、と思った。この気持ちに偽りは無い。今だって。  
「それでも・・・あなたの事が―」  
ケイオスは眼を伏せると、ゆっくりと頭を横に振る。  
「気持ちが嬉しくないわけではない。ただ、俺といた所で、お前が幸せになれるとは  
思えない」  
「そんな事・・・」  
「俺は―」  
その声は微かに震えている。  
「たった一人の命も守る事も出来なかった。そしてその命を助ける為に多くの者も手に掛けてきた」  
トレーネは口を噤んでしまう。  
「だがそれは失敗に終わった。俺のしてきた事は一体なんだったんだろうな」  
「それは・・・」  
自嘲気味に笑うケイオスになんと声を掛けてよいのか分からず、声に詰まってしまう。  
 
「わかりました・・・」  
しばらく顔を伏せてたトレーネは、やがて思い切ったように顔を上げた。  
「では、最後に一つだけ、わがままを聞いてはもらえないでしょうか」  
「・・・なんだ」  
一度口を噤み、喉の奥から搾り出すような声を出す。  
「一度だけ、抱いてください」  
 
真直ぐにこちらを見つめてくる彼女の顔は紅い。  
「―それはできない」  
間を置いてからケイオスはそう応える。  
「何故ですか・・・」  
今にも涙が零れ落ちそうな瞳でトレーネはケイオスを見返す。その視線に耐えかね、ケイオスは  
ふいと目をそらした。  
「・・・そんな事をしてどうなると言うんだ。傷つくだけだろう」  
「そんな事・・・ないです・・・」  
「お前は俺の何を知っていると言うんだ。何も知らない男の事を、本当に愛せるのか?  
お前になど目も向けていなかった男を?世界を滅ぼしかけた男をか?」  
トレーネが面を伏せる。ケイオスは言葉を続けた。  
「それは気の迷いだ。お前には、俺なんかよりよほどいい男が、国に帰ればいくらで  
もいるだろう」  
面を伏せたまま顔を上げないトレーネの手が僅かに震えているのに気が付く。  
目の前で小さく震えている少女を見ると、胸のどこかがちくりと痛んだ。  
「俺の事は、早く忘れろ。・・・悪いが、これで失礼する」  
 
「待って!」  
踵を返し立ち去ろうとするケイオスに、トレーネは追い縋る。  
「待って下さい・・・お願い、行かないで・・・」  
「トレーネ・・・」  
振り向けば、トレーネの双眸からは涙が溢れ出していた。  
「本当に、一度だけで良いんです。そうしたら、あなたの事は全て忘れます。だから―」  
「・・・」  
しがみついてくるトレーネの身体を押し返すことも出来ず、しばし迷ってから、彼女の背に腕を回す。  
人の温もりが、妙に懐かしかった。そして、その温もりが、妙に恐ろしくもあった。  
 
―その温もりが、いずれ失われてしまうのだと言う事を、自分は嫌と言うほど知っているのだから  
 
「・・・傷つくだけだぞ」  
それでも頭を横に振るトレーネに、ケイオスは諦めたようにため息をついた。  
「・・・分かった。分かったから、もう泣くな・・・」  
親指でトレーネの目元を拭ってやると、驚いたように目を瞬く。  
「それでお前の気が済むと言うのなら・・・」  
 
リーゼ宮の一室―正確にはリーゼ宮に滞在しているトレーネの自室―にあるベッドの縁に腰を掛け、  
膝の上にトレーネを抱いてやると、一つ、二つと彼女の頬に口付けを落とす。  
「ん・・・」  
くすぐったそうに笑う彼女の頬を指で撫でると、今度は唇に直接口付ける。  
始めは軽く、徐々に深く。  
「ん・・・あぁ」  
思い人に口付けてもらえるのが嬉しいのか、またトレーネの瞳に涙が浮かんでくる。  
「泣くなと言っているだろう・・・」  
「・・・ごめんなさい。でも・・・ん」  
唇で彼女の涙を攫うと、頬を通り、また彼女の唇に自分のそれを重ねる。  
 
舌で軽く唇をくすぐると、トレーネもそれに応え、おずおずと舌を絡めてくる。  
「ん、ふぁ・・・あぁ・・・」  
ケイオスの首に回していた腕にきゅっと力が入る。たっぷりと舌を絡めてから口を離すと、  
銀色の糸が一筋あとを引く。  
トレーネは頬を紅潮させ、うっとりしたように潤んだ瞳でケイオスにしなだれかかった。  
ケイオスはトレーネの首筋に顔をうめると、軽く肌を吸い上げる。  
「は、ぁ・・・っ」  
ぴくぴくと小刻みにトレーネの体が震える。ドレスに手を掛け脱がせようとすると、  
トレーネの手がそれを拒む。  
「自分で、脱ぎ、ます・・・」  
顔を紅潮させたままそう告げると彼の膝から立ち上がり、少し躊躇しながらもドレスに手をかける。  
するする、と白い肢体が露になると  
「ほう・・・」  
ケイオスの口から驚嘆のため息がもれた。  
月の光をうけ輝く藤色の髪。そして照らし出された白い肢体。  
まだどこかあどけなさを残すその顔が、今は妖しくも美しい。  
 
まじまじと見つめられているのが恥ずかしいのか、トレーネは俯いてしまう。  
「あまり見つめないで下さい・・・」  
そう言うと、ケイオスは意地の悪い笑みを浮かべた。  
「今更何を言っているんだ。誘ってきたのはそちらだろう」  
「さそっ・・・」  
顔を真っ赤にするトレーネをケイオスは抱き寄せると、そのままベッドに押し倒す。  
「ん、あ、やぁ・・・っ」  
きゅっ、と薄く色づいている乳首をつまむと、トレーネの口から愛らしい声が漏れた。  
決して大きいとは言えないが形の良い胸を揉んでやると、トレーネの息がだんだんと上がってくる。  
彼女の唇に口付け、顎、首筋、鎖骨と徐々に唇の位置をずらしていく。  
「ひゃっ、あ、あぁ・・・ケイオ、スぅ・・・」  
つんと上を向いている乳首を甘噛みし、もう一方の乳房も念入りに刺激を与える。  
 
たっぷりと刺激を与えてから、少しずつ右手を足の方にずらしていく。  
ふともものラインを確かめるように指先でなぞると、くすぐったいのか、身をよじってそれから逃げよ  
うとする。  
「や、あん・・・くすぐったいです」  
「ああ・・・」  
ケイオスはそれだけ言うと、徐々に指を内股に移し、彼女の中心に近づく。  
それに気付いたのか、トレーネは恥ずかしそうに足を閉じていやいやをする。  
「・・・怖気づいたのか」  
「そんな・・・だって・・・」  
また泣きそうになるトレーネに、仕方なくケイオスは身を起こすと、彼女の頭をできるだけ  
優しく撫でる。  
「嫌なら、やめてもいいんだぞ」  
不思議なほど冷静な自分がなにやらおかしく、ケイオスの口に自嘲するような笑みがもれる。  
そんな彼の様子には気付かず、トレーネはしばらく俯くと、やがておずおずと、  
わずかにだが足を開く。  
「続け、て、下さ・・・い」  
しぼり出すような声だった。ケイオスはトレーネの腰を上げさせると、するりと秘部を覆い隠  
していた布を外してしまう。そこに指を這わせようとすると、トレーネがケイオスの服を掴む。  
「どうした」  
問うと、耳まで赤くしたトレーネが  
「私だけ裸なの、恥ずかしいです・・・あの、だから・・・」  
と、ケイオスとは目を合わせずにそう言う。ケイオスはふっと笑みをもらすと、自分の服も  
床に落としてしまう。  
「これでいいか」  
「あ・・・はい」  
ちらっとだけケイオスを見たものの、やはり恥ずかしいのか、すぐに目を伏せてしまう。  
改めて彼女の割れ目に指を這わせると、そこはもう蜜が溢れ出していた。  
「すごいな」  
耳元でそう囁くと、きゅっと強く眼を閉じてしまう。  
「ん、あ、あ・・・」  
にゅるにゅると蜜を絡めならがら指を滑らすと、トレーネの口から声がもれる。  
「やぁ、っあ、そ・・・こぉ・・・っ」  
「ここか」  
ケイオスの指が敏感な突起に触れると、トレーネの背がびくんと跳ねる。  
「嫌なのか?」  
意地悪くそう訊ねると慌てて首を横に振る。  
「ん、ぁ、ち、がうの・・・いや、じゃ、ない・・・」  
はぁはぁ、と息を荒げ、ため息と共にそう呟く。指をいったん突起から離し割れ目を下っていくと、  
やわらかく湿った穴にたどりつく。くちゅくちゅと音をたてて少しずつ指を忍び込ませる。  
「あ・・・ん、あなたのゆ、び・・・」  
中指を根元まで入れてしまうと、うっとりしたようにトレーネが呟く。  
指の腹で中の壁を擦るようにすると、そのたびに内股の筋肉が痙攣する。もう1本指を入れると、  
さすがにきついのか、少し顔をゆがめてしまう。  
「きついか」  
「ん・・・少し・・・でも良いんです。気持ち良いから、続けて、下さい・・・」  
それに応え、すこし乱暴になかをかき混ぜると、こぷこぷと蜜が溢れかえる。  
「ふぁ・・・あぁ、すごい・・・ケイオスっ・・・」  
 
一旦指を抜くと、あ、と物足りなさそうな声をトレーネが上げる。ケイオスは自分の指についた  
蜜を舐めとると、トレーネの膝を掴み、大きく開かせる。  
「きゃっ、あ、そんな所、舐めちゃだめです・・・!」  
トレーネが止めるのも聞かず、ケイオスは割れ目に舌を這わす。甘酸っぱい匂いがケイオスの  
鼻をついた。突起を舌でつついてやる。  
「あ、や、すごい・・・こんなの初めてっ」  
びくびくと身体を痙攣させるトレーネには構わず、ケイオスは舌での愛撫を続ける。  
もう一度胎内に指を沈めると、しきりに締め付けてくる。  
「あ、あ、ケイオス・・・私・・・っ」  
絶頂が近づいて来たのか、びくびくと痙攣する内股に力が入る。  
何か言ってやりたかったが、舌の動きを止めるわけにはいかず、黙って愛撫を続ける。  
「ケイオス、ぅ、イ・・・ク・・・ん、あぁぁぁ!」  
ケイオスの黒髪に絡めた指に力が入り、やがてぐったりとシーツに落ちる。  
ケイオスは顔を上げると口元を拭い、一つトレーネの頬を撫でてやる。  
「逝ったか」  
「ん・・・はい・・・」  
ぼんやりした眼でこちらを見つめてくるトレーネに口付けると、嬉しそうに微笑む。  
 
「そろそろ入れるぞ」  
それを聞いたトレーネの眼が僅かに見開かれ、そして伏せられる。  
「はい・・・」  
トレーネの緊張を解きほぐそうと、もう一つ口付けを落とすと、微かに微笑えんだ。  
「来て、下さい・・・私の、なか」  
「・・・ああ」  
自ら足を広げ、ケイオスを招きいれようとする。  
硬くなった自身の先端をあてがうと、蜜を絡めながら、少しずつ、少しずつ奥に進めていく。  
「う・・・つぁ・・・」  
破瓜の痛みを堪えようときつくシーツを握り締めるトレーネを見ると、無理矢理彼女を傷つけ  
ているようで、僅かに胸が痛んだ。  
根元まで入ってしまうと、ケイオスは身体を折りトレーネに口付ける。  
「・・・痛むか」  
頬を優しく撫でると、トレーネは首を横に振る。涙を湛えた瞳でしっかりとケイオスを見つめる。  
「大丈、夫です・・・どうぞ・・・動いて、下さ・・・い」  
否定をしながらも、声は荒い。ふいに、そのいじらしい姿を、愛しい、と思った。  
その浮かんできた感情が自分でも不思議で、思わず目の前の少女を凝視してしまう。  
(・・・情が移ったか)  
その感情を打ち消すように首を振ると、ケイオスはトレーネの耳元で低く囁く。  
「・・・動くぞ」  
「はい・・・」  
少しずつ腰を前後させると、やはり苦しいのか、トレーネの眉間にしわがよる。  
「ん・・・あぁ、はぁ・・・っ」  
唇を噛み締め、固く目つむり痛みに耐えるその姿に、やはり胸のどこかで愛しいと感じてしまう。  
「は、っ、ケイ、オス・・・ケイオスぅぅ・・・」  
 
こんな風に誰かに名前を呼ばれたのを最後に聞いたのは、一体いつだっただろうか。  
自分の事を『愛しい』と感じてくれる者に名を呼ばれるのは。  
「ケイオス・・・好き、です・・・」  
「・・・トレーネ」  
トレーネの口から、苦しそうな息と共にその呟きがもれる。  
胸が掻き乱されるような気がした。  
「ん、んぁ・・・はぁぁぁ・・・ケイオ・・・ス」  
トレーネの腕がケイオスの背に回ってくる。誘われるままに身体を折り彼女に口付けると、  
またふいにさっきの感情が蘇ってきた。  
―これは気の迷いだ。特別な行為での、一時の感情に過ぎないのだ。  
腰の動きを速め、その感情を打ち消そうとする。  
気の迷い、と先ほど彼女に言ったのは自分ではないか。  
「や、あ・・・ん、きもちっ」  
トレーネの顔から一瞬だけ苦痛の色が消え、うっとりしたような表情になる。  
「・・・気持ち良いか」  
耳元でそう囁くと、恥ずかしそうに小さく頷く。  
「いま、あ・・・はぁ、気持ち、良かった・・・です・・・っ」  
「そうか・・・」  
嬉しい、と感じている自分がいる。ケイオスはトレーネのひざを掴むと、一段と動きを速める。  
「あ、ひ・・・っ、あぁ、駄目です、そんなに、っ、動いたら・・・やぁぁっ」  
ぱんぱんと音が出るほど激しく腰を叩きつけると、徐々にケイオスの絶頂も近づいてくる。  
ベッドが泣くように軋む。  
「トレーネ・・・っ」  
「あ・・・」  
トレーネの胎内で達したケイオスのものが脈打つを感じる。  
(出て・・・る。出されてる・・・)  
思い人と一つになれた幸福感と疲労で、トレーネの意識はそこで途絶えた。  
 
柔らかくなったものを抜くと、白濁の液がトロりと流れ出してくる。ぼんやりと、しまったな、  
と考えてからトレーネの顔を覗く。  
「眠ってしまったのか・・・」  
しばらくその寝顔を見つめ、ケイオスは先ほど自分の中に浮かんできた感情を思い返す。  
「・・・気の迷いだ」  
声に出してそう呟く。用は済んだのだから、このまま立ち去っても良いのだが、いま少し、  
彼女をこのまま見つめていたいと思ってしまう。  
「気の迷いだ」  
もう一度、声に出してそう呟く。  
―では、今晩だけは、この気の迷いに気付かない振りをしてもいいだろうか。  
ケイオスはトレーネを優しく抱き寄せると、そのまま眠りについた。  
 
 
 
 
翌朝。  
まだ日の出からさほど時間は経っていないらしく、窓の外は薄暗い。  
ケイオスは身支度を済ませると戸口に向かう。ドアの前に立ち、すこし間を置いてから  
ベッドの傍に戻る。少女はまだ、眠っていた。  
その少女の唇に、一度だけ口付けを落とす。名残惜しげに唇を離すと、頬を指で撫でてやる。  
少女が寝ているのを確認すると、ケイオスは静かに部屋を立ち去った。  
 

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