「イリスは妹とか弟とが出来るのは嫌かい?ってどういう事なのかな…」  
今朝朝食の後でフェルトから聞かれた問いを反復し考えてみるが  
一向に結論は出そうにない、その場では  
「考えた事もないから少し考えてみる」  
と言ったもののイリスはフェルトが質問をした意図が計りかねていた  
自分ひとりで結論が出ないなら誰かに相談しよう  
そう結論づけイリスは尋ねる相手を考えてみる  
真っ先に思い浮かんだのはヴィーゼだが  
「別に急がないし、無理に返事をくれなくてもいいからね」  
と言っていたのを思い出し候補から除外する、そして  
「ヤッケは…駄目ね子供だし」  
「枢機院長は…目が危ないから駄目」  
「マナの人達は…考え方に違いがありそうだしあまり期待はできないかな」  
当人に聞かれたら明らかに怒られそうな発言をしながら次々に切り捨てて行く  
「あの人しかいないかな…」  
 
リーゼ宮の女王フィーの私室、突然の意外な珍客にフィーは驚いたようだったが  
フェルトの家族という事で、フィーは多忙な時間を割いてでも相談に乗る事にした  
「で、私の所に来たのか、でも何故私なんだ?相談ならグレイの方が好いだろう」  
「おじさんはどこにいるかわからないし」  
「成程な、まあ確かに私がここにいないという事はまずないからな」  
納得がいったようにうなずくと  
「それで肝心の相談というのはのはどんな内容だ?」  
「えっとね『イリスは弟や妹が出来るのは嫌かい』って聞かれたの」  
質問を聞くなり優雅に紅茶を飲んでいたフィーは噴出した  
「なななななななななな」  
「お茶…零れたよ、拭いとくね」  
「あ、ありがとう…ってそ、そんなことより本当にそう聞かれたのか!?」  
「うん」  
「そうか…あれからかなりたっているしそうなるのも当然か…」  
あわてたり、すごい形相で掴みかかってきたり、落ち込んだりと忙しい人だな  
イリスはそう思ったが敢て口には出さなかった  
 
「そうなるのもって事はどう言う意味の質問かフィーお姉ちゃんはわかるの?」  
「ん?ああそ、そのだな新しく弟や妹をフェルト達は持つ可能性があってだな…」  
なるべく「あの事」には触れないようにフィーはイリスに説明する  
「貴方に弟や妹ができる可能性があるから出来た時貴方がどう思うのか?」  
我ながら苦しいなと思いながら、一呼吸置きフィーは続けた  
「それが聞きたかったのだろう、確かに別の意図を疑いたくもなるだろうが…」  
「なんで?お姉ちゃん達がしたくてした事なら別に私は…」  
「今の家族の思いを無視してする事があの二人にできると思うか?」  
「でも…」  
「それだけ二人は貴方の事が大切で愛されているのだ」  
黙り込むイリスの頭に手をおき、よしよしとフィーは撫でながら続けた  
「それが貴方が聞きたがっていた質問の意図だと私は考えるな」  
「うん、ありがとうフィーお姉ちゃん後は自分で考えてみるね」  
晴れやかな顔のイリスを見送りフィーは自室に篭った  
今日の執務は残っているがする気分にならない  
皺寄せは兄に行くだろうが…まあそれはどうでもいい  
 
初めから自分の割り込む間などなかった  
そして私は何もしなかった…この結末は当然の事だ  
フィーは自分に必死にそう言い聞かせる  
「わかっていたはずだ…なのに…何故…こんなに悲しいんだ」  
こみ上げるものを抑えきれずフィーは涙を流す  
「フェルト…ヴィーゼ…フェルトを汚す事を一度だけ許してくれ」  
「アルテナ様…エーゼリン様…戒めを破る事を唯一度お許しください」  
言い放ちフィーは生まれて初めて陰部に指をあてる  
「…んッ…はぁ…」  
下着の上からこすり上げていくと少しづつ湿っていくのがわかる  
「…あッ…フェルト…ふぇると…あん…ふぇるとぉ…」  
愛しい人を思い描きながらフィーは指の動きを早くする  
「んッ…フェルト…好きだ…はあっ…愛して…る…」  
頬が紅潮し肌が火照っていくのを感じフィーは指の動きをさらに早くする  
陰部から溢れた液体が指に絡み付き  
そしてピチャピチャと立てる音もフィーの興奮をさらに高めていく…そして  
「…はあっ…フェルト…あっ…あぁあああん!!」  
フィーは絶頂に達し、ベッドにぐったりと横たわる  
どれほどそうしていただろうか、熱はすっかり引きフィーはポツリとつぶやいた  
「私は…馬鹿だな」  
 

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